Au cimetiere



■ブログ解説記事
*"墓地にて" 落合訳
*神戸外国人墓地



《墓地にて》

                   ジャン・リシュパン
            落合訳

此処に死せる者は幸いなり
野の鳥のごとく 友の傍
香り草と歌声に なきがら包まれて
金いろの夢の中 ゆるやかに眠る
陽光のもと友が集い 
永の別れを告げる

親たちは跪き 十字架に涙を零す
遺骨は花々の下 やさしい涙に湿る
黒い森にやってくる誰もが
逝去の年を知り
死を悼み 名を呼ぶのだ

海に死す者がどれ程に残酷か
海原の底深く
故里を遠くに離れ
ああなんと惨い!
蒼の藻だけをまとい
誰にも知られず裸で揺られてる
大きく眼開いたまま!

此処に死せる者は幸いなり
野の鳥のごとく 友の傍
香り草と歌声に なきがら包まれて
■金いろの夢の中 ゆるやかに眠る
陽光のもと友が集い 
永の別れを告げる■




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