Lydia



■ブログ解説記事
*"リディア" 落合訳
*"リディア" 再考
*リディアという女性
*バロックとgalantuelles



《リディア》

                      ルコント・ド・リール
               落合訳

リディア、君の薔薇の頬に 瑞々しい白きうなじに
ほどいた髪が黄金色に煌き流れる

輝く時の眩(まばゆ)さよ
やがて来たる死を忘れ
どうか君のくちづけを、花の如き唇で 花の如き唇で
清き乙女のくちづけを

密なる百合は
君の乳房に絶え間なく甘美な香を零し
若き女神よ、君から涌き出でる
悦楽の波にのまれる

くちづけられた魂は歓喜に震え
愛しの人よ、君を愛して果てる

ああリディア、僕の命を返しておくれ
とめどなく此うして息絶えられるように




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