Veilles-tu,senteur de soleil?




《目覚めているか、太陽の如き私の香よ》

             レルベルグ
              落合訳

目覚めているか、太陽の如き私の香よ
亜麻色の花蜜のような私の芳(かぐわ)しさよ
お前はうつし世を漂うのか
私のやわらかな蜜の匂いよ

夜の静寂(しじま)に
私の歩(ほ)が彷徨う時
私のリラの香よ、私の熱き薔薇の香よ、
お前は導いてくれるのか

葉の内に隠れ
姿を見出す事はできぬのに
闇の中に薫香を放つ
果実の房のような私なのか?

ほどきかけた髪が
息づき始める今この時を
彼は知っているだろうか?
大地の上で感じているだろうか?

私が腕を広げているのを
彼には届かぬ声が
私の谷の百合の香気に満ちているのを
彼は感じているだろうか




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