Vaguement ⅩⅡ



レモン・フィナンシェと呟き

October 10, 2019

夏が終わって手放した物。
昔に母のお古で貰った帽子。


名古屋の林八百吉商店さんの昔々のお帽子。
天然草で作られていて、幾十年を経て焼けて色むらが出てきても丈夫でいつまででも使うことができた。


良い品って、捨てどきがわからない・・・


新しい物を求めないほうだと余計に、穴が空いたり壊れたりするまで使ってしまう。

近頃その癖を少し改めようとしてるの。

2世紀前みたいな物の保持の仕方をしてきた自分は、一生に物との出会いがとても少ないかも...? って気がついた。


大切な物をちょっとだけ。


それで良いけど、
それが良いって考えてきたけど、
全部の面でそうでなくてもいいのかも? って。


レモン・フィナンシェを焼きながら
ぼんやりそう考えた。


そうそうフィナンシェ作りで卵白を混ぜるとき絶対に泡が立っちゃダメって教わったワ。押すように根気よく馴染ませるととってもしっとり仕上がった。


お皿は長く使ってる大のお気に入り。


ドビュッシーが生まれた年に創業した窯元だから
特別思い入れてしまう。

やっぱり '大切な物をちょっとだけ' が向いてるのかな。


材料も余しません。


レモンの皮を摩り下ろして生地にたっぷり混ぜ込んだらば

外の皮がなくなったレモンは蜂蜜に漬けました。


それから卵も。


使ったのは卵白だけだから、余った卵黄で卵焼き。
黄身だけだと硬くしなやかさが足りなくて巻きにく~い。

私は実は鶏卵が身体に合わない。鶉・鵞鳥・烏骨鶏などの卵は平気。ということは鶏卵の餌が原因の可能性もあるかなぁ。

お菓子生地に練りこまれてる卵くらいの分量は平気だけど、鶏卵を単独で食べると昔から胃痛を起こすので、卵焼きは夫のご飯に追加です。



雑多ないろいろ

October 09, 2019

今週通院は2回。問題は色々あれど本当に楽になったと思う。


飼い主が元気だとブルゴーニュ君もすごく楽しそうにふざけてくる。加減が悪いと音を立てずにそうっと寄り添うの。

元野犬ちゃんの心の、なんと豊かで繊細な表現なんでしょうって毎日感動する。


写真の場所はピアノのお尻尾あたり。


此処をどんな風に遊ばせて良いかわからなくって...
吸音のために布製品を置きたくて試行錯誤してました。

やっと何となく纏まったかな・・・?


置く '物' がそもそも無いため、「此処に何置くの?」って自問がものすごくアバウトになり答が出なかった。今もだけどね。


とりあえずファブリックで埋める計画はうまくゆかなかったから断念し、2枚目の写真のように椅子を置いてみた。


CDもまた断捨離を進めました。


ルネサンス大好きで一部の中世音楽も大好きだから 'アーリーミュージック' のワードに惹かれたんだけど、個人的好みの路線に照らすと曲目セレクトが「早すぎる」感...

時代も美学的にも自分の好みよりはプリミティヴ要素が強すぎたかな。


同じ理由でこちらも。


ルネサンスダンス大好きで、お勉強に役立ったCDです。

でも心を休ませるお部屋に流しておくには私にとっては此のCDで扱われてる曲たちが「文明的に早すぎた」ので、名残を惜しんでお別れです。


今年もたくさん食べた大好物の葡萄も季節が終わり
最後の最後のシナノスマイル。


サンタマンのカップで楽しみました。



夫の話し方

September 25, 2019

お友達とお友達のご主人様との会話が話題になることなどは割合少ない生活を送ってる気がする。ネガティヴな意味合いでのその手の話は得意じゃない。


でも時々は耳にする。聞いてるとお友達のご主人様は押し並べてすごく優しいなあと思う。何十年間、言い合いもしたことがないっていう知人が珍しくない。


私の夫は決して外に向けて多くの人に愛情を持ってるタイプじゃあないけれど、だからこそリラックスする家族が大事なのかな。
お友達みんなのご主人様と同じくおうちですごく優しいです。


先日 タルトの投稿をした日、ブログリンクしてるfacebookにキャプションをつけた。

プリンタルトが最高に好きって食べてたけど別のを焼くたび毎回これが一番好きって言うから、どれが好きだかわかんないって内容でした。


件のプリンタルトはとてもサックリ焼き上がり、サクサク好きの夫は大層喜んで食べました。


「プリンは柔らかいのに、タルト地のサクサクがプリンの水分にまったく侵されてないよね~!」っていうのが主な褒め言葉だった筈。

まあ焼き上がってすぐってこともあって、2層が巧い具合にそれぞれの仕事をしてました。その日はネ。


冷蔵庫で一晩おいた翌日。
何回もLineで、今日もタルト楽しみ♪ とか何とか書いてました。


そして夜、前日と同じように大層喜びつつ咀嚼してた。

主な褒め言葉は、「昨日はそれぞれの美味しさが際立って2つの食感がクリアなのが良かったけど、融合って観点では今日のが最高だよネ」でした・・・ ん?


結局なんでもいいんだネ。


本当はどんなお菓子が1等好きなのかしらん? って思ってたけど
自分の奥さんがお菓子焼いてる処へ帰るって環境が好きみたい。

おうちの中に、オーブンから漏れたバニラの香りが漂ってると
ものすごくテンション上げる夫です。



扇子について

September 20, 2019

お昼寝のあとホワ~ンとお寝ぼけ顔のブルゴーニュ君。
気の抜けた表情が面白くってカメラを向けた。


私と同じで彼女も気圧変動に弱く雨の日はテンションが低い。


連休明けまで通院ナシ。


この頃は目眩さえ酷くなければ午前にお稽古できることが多く1日の能率が上がった。

丸一日座ってるか横になってるかしかなかった日も多かった前年に比べたら別人のような生活リズムです。


ブルゴーニュ君の秋のお洋服によく合うハーネス生地を見つけてオーダーしたのが届いたり


他にはすぐ切らしてしまうアーモンドパウダーやバニラビーンズなど、地味~なお買い物が幾つか。


鮮やかな光をくれた夏が去ったのは寂しいけれど涼しくなって身体は楽かな。それに何より電車での不快が和らいだ。


電車で扇子を使う人間を見かけない季節になったのだ。万歳。

何なんでしょう... としばしば思う。吐いた息だとか、臭わなくても汗が酸化した風だとかを他人に平気で送りつける行為が解せない。

昔に車内の天井についてた扇風機や窓からの風で自然とそうなってしまうのとは意味が違う。


風そのものよりも、自分から出た空気をわざわざバタバタと他人に送って浴びせる格好になっている事実に無頓着な「あの神経」こそが、風に乗せて散布されては最も困るブツだと感じる。


品良く扇子を忍ばせてらっしゃるご婦人は、周囲にお人がいない時に取出し、たとえば他所のお家へ上がる前に汗で見苦しくないようにと、お人のために使われるものだが

電車でぎゅうぎゅう詰めだろうが隣に人が座っていようがお構い無しに、バッタバッタと仰いでおしろい臭だのポマード臭だの撒き散らし、手首が固いのか体まで揺らせて、椅子を振動させつつ使うものじゃあないのではと思ってしまう。

隣の扇子とバトルを繰り広げる夏が終わります。


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お医者様の表現

September 05, 2019

8月のPET検査で、癌の転移や手術個所の再発などを調べたの。


結果は良くないところがあって、でもそのお話よりドクターの仰り方がちょっと面白かったからブログネタにします。

炎症や悪性腫瘍がある場合に明るく光って見えるPET診断画像を見せてくださりながら、此処は光ってませんね、此処も以前より回復してますね、など説明された。


「で。え~っと、
どこも全く光ってないかというと、そういうわけでもなくて。」


最大限に気を遣った仰り方なのですが・・・ 遠回しでも真実は変わらないのに、お話がお得意なほうじゃないかたが頑張って言い回しを考えてくださった感じが面白かった。


できることを頑張ります。


病人やるのもう倦き倦きしたな・・・とがっかりしそうになったけれど、もっともっと長い方々がいらっしゃるのに、これくらいで我慢した気になっちゃいけませんね。

今元気なので息抜きしながら頑張ります。


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カルチャーショックというもの

August 14, 2019

窓男 が普通じゃないと感じた理由は2つあり、1つ目は私には窓にぶら下がる習慣がないからです。


窓ガラス。窓ガラスって抱きつく対象なのか?

もちろん愛らしいニャーだのワンコだのアライグマだのが肉球で登って遊ぶなら、窓くらいどうなっても気にせずムービー撮って喜ぶだろう。

しかし160cm 75kg超のオッサンが脂じみた手の平でベタベタ痕をつけながら全体重をかけて窓にむしゃぶりついてきたのだ。嫌悪で鳥肌が立った。蹴り落とす以外何ができるだろう。


理由の2つ目は彼が訪問業務に従事しているからだ。


1日何軒も他人の住居に入るお仕事なら最低限意識を向けるべき事項があると思うが、彼が何もクリアしてないのが信じられなかったのだ。

入った家の物を傷めない・汚さない・触らないは不可欠じゃないのか。

窓にぶら下られ、従って窓桟に75kg超の負荷をかけられるとか、作業中の手を洗わずに淡いピンクの壁紙をさすりながら昇降されるとか、持ち主にとってどんなに大切か知り得ない物に不用意に触れられるとかは耐え難かった。


しかし、正常ではないと感じるのは何も本当に窓男が正常の域にないからではない。


彼からすれば「他人の家の窓にぶら下がったくらいで絶叫して、コアラみたいに掴まってるボクチャンを汚い物を見るような目で睨みつけて怒り狂うなんてどうかしてる」となるだろう。

「この人はじめからゲートもすぐ開けずガンとばしてきて普通じゃなかった」かもしれない。

もっともだ。お互い様なのだ。
ただしコアラに謝れ。

更には「失礼なっ74kgなのにっ」もあり得るし、その74kgの肉塊は「ぽっちゃりがカワイイってキャバクラのお姉ちゃんに褒められたもん」と自慢である可能性も十分残してる。


この手の不調和は結局のところカルチャーショックだ。


考え方の不一致ではなく、習慣の不一致なのであり、
考え方の不一致が含まれるのは、双方の '習慣の中で' 培われる考え方の部分だ。

私側の違和感の理由の2つ目はもっともらしく聞こえるし、窓男が業務で拙宅を訪問した事実の元には、私の言い分も何パーセントかは肯定される事が含まれてると思う。

でもカルチャーショックは、'尤もな言い分' なんてもので説明されるところに根っこがあるのではない。

カルチャーショックはもっと醜く、もっと嫌悪に満ちた感情に繋がるものだ。


でなければ病理でも何でもない。仕事上無能で非常識なケースに当たったに過ぎない。


そうじゃない。私は窓男のカルチャーを憎んだのだ。

理由2ではなく、実のところ理由1という '尤もだとばかりも言えない感情的なもの' のほうがずっと大きかった。

仕事柄多数の器具やツールを使うにも関わらず曲がる時にいちいちぶつける窓男の空間認識能力の低さを憎み、階段壁の手垢に配慮しない無神経を憎んだと思う。

そして不注意と粗放な行為の数々は、デリケートに愛寵する対象を持たない窓男の背景を示すようで、そこをもっとも厭わしく感じたと思う。

カルチャーショックの感情にはそうしたところがある。


■病理組曲関連リンク
*病理組曲

  事の名を呼ぶ人々
    *ほくろぶた
    *空の青
    *自然な枯れ姿?

  アルマンド
    *自己紹介のパトロジー

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    ?僕が聞いた言葉遣い

  サラバンド
    *仕事、何してる人?
    *入口・出口

  エール
    *小鼻と受容

  ガヴォット
    *

  ロンドー
    *水色

  ラ・サノミユーズ
    *ラ・サノミユーズ

  優しく辛辣な女と、田分けた男
    *アルブレヒト
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    *優しく辛辣な女と、田分けた男

  思慮を着込む出会いと、知を脱ぐ別れ
    *パノラマ
    *留意を着込む出会いと、知を脱ぐ別れ
    *夢のお話(2)キャンディプールと後悔
    *ムンクの震慄

  パスピエ
    *一片の雲
    *'ふと' とボードレール
    *パスピエと雲とシフォンケーキ

  トロワイヨン
    *ボードレールの挑発と真意と音楽
    *夏の恐怖体験
    *トロワイヨン
    *模倣者についての補足

  八方夫人、またはお化け
    *ミセス・ハッポウ
    *音楽の本を読んでないお話
      *本と想像の隙間
    *使えない音楽
    *閉じる・開く。トライアル失敗
      *和は360°
      *未決のままお茶を飲む
    *隠す・見せる。トライアル失敗
    *影法師

    *ポジティヴお化け
      *本棚
    *幸せお化け
      *嘘とお庭とホース
      *錆びた日の答      
    *八方塞がり

  木端微塵、またはブーケ
    *テレーズ再読後のメモ
      *クラッカーと読書
    *ブーケと紫陽花クラス

  ラ・フォリア
    *招かれざる客


(今後のピース)
  *腹巻FP146
  *乎Paris1岩風呂のドミノの中に
  *チラシ写真の大きさ



招かれざる客

August 12, 2019

サヴィニャック展の日の写真が3つだけ未整理になってた。


2次元なのに空間全体にに命を宿すような勢いが素敵だった。反対に、有り難くないものが空間を管するのはなかなか堪え難い。

この人は有り難くないものを発してるナと感じる内容は人によってすごく違いますね。


'自分で作る' 時の人間関係なら接触を断れない相手は居ないが

---- もし拒否することに僅かなリスクがあるとしても、其れさえ負えば洪大な自由を手にでき、おまけに大概の予想に反してリスクなど先ずもって無いものだ。あったとて、美々しいリバティの前にそれが何だというのだ。と考える。

aに義理立てするための間接的なbの人間関係であれ、義理を立てたいaとの関係を取るも捨てるも本人の選択と言えるため、'断れない' と言表す種類のものじゃなさそうだ ----

避けられない義務で相手を選べないことは幾らもありますよね。


エアコン設置とか、ガス点検とか、大物家電の回収とかの、お人を選べない状況で不運な人選に当たる鬱憤は大きいかな。


工事のお方は基本的に選べないものだが、予めごり押しで希望を出すこともある。近年はSNS普及のプラス面なのか、お仕事そのものでは無茶苦茶に下手くそとか・異常に要領が悪いとか・打つ手がないほど不器用とか・救いようなく手際が悪いなんてお方は居らっしゃらない。

居らっしゃらないけれど、2人の他人が顔を合わせるのだから稀にソリが合わないことがある。


僅かな時間の接点でも相手の良いところを引出して対話できたら... と一応思ってはいるのです。でもねぇ・・・


室外機だったか給湯器だったか過去のことで忘れちゃったな。屋外と室内を行き来する作業だったから多分そのどちらか。

迎えたゲート。派遣先の名を出して自己紹介する数秒で、手持ちのお道具鞄がガッチャンガッチャンと普通じゃない音を立てた。

運動神経が極端に悪い感じに加えて、無駄な動きが多い。
その無駄な動きの度に金属音が鳴ることに全く無頓着。
恐ろしい2条件。


お腹が痛いフリして帰ってもらおうかとゲートを開けないままジロジロねめつけたが、その日中に作業を終えてもらいたい都合を優先してしまった。


作業中、彼は幾度か階段を上り下りした。


我が家の階段はこんな音がしただろうか? と疑問になった。
ドタ足で階段にぶつけるように踏むのだ。
外で使うお道具のゴムか何かの黒色がついた指で壁紙を触りながら降りるのを辞めさせるのに2度注意しなければならなかった。
曲がる時に腰の金属道具をドアーにぶつけた。

ガサツさが吐き気がするほど嫌いだが、お部屋でも移動先でもずっと彼の傍に居た。こんな粗雑な輩から目を離して部屋内に1人でおいておけない。

特別狭い部屋でもないのに彼は彼方此方に引っかかり、ぶつかり、音を立て、お道具をガチャガチャ鳴らした。比例して私の舌打ちと文句の回数も増した。

ただならぬ悪い雰囲気になったが、嫌ならトロトロせんと終わらせろや! と睨んで待った。


作業の最後に彼は腰窓を跨いで部屋内に入ろうとした。
サイズ的に到底跨げると思えなかったのでとても驚いた。
目算を誤って失敗する動物ムービーは愛くるしいが、オッサンでは寒いだけで正視できない。

コントロール悪くバタンバタン上げる足は丈が足りない上に贅肉が邪魔をするので、もっと低い所も跨げないのは明らかだった。それより窓周りの白い外壁に靴の底を当てるのが我慢ならず注意した。

またもや怒られ慌てた彼は、あろうことか窓にむしゃぶりついた。桟に嵌っている「窓」に、である。目を疑った。

響き渡る声で叫んだ。
ゲートで帰ってもらうんだったと何年も後悔してる。


■病理組曲関連リンク
*病理組曲

  事の名を呼ぶ人々
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  アルマンド
    *自己紹介のパトロジー

  クラント
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  サラバンド
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    *入口・出口

  エール
    *小鼻と受容

  ガヴォット
    *

  ロンドー
    *水色

  ラ・サノミユーズ
    *ラ・サノミユーズ

  優しく辛辣な女と、田分けた男
    *アルブレヒト
    *森の霧
    *優しく辛辣な女と、田分けた男

  思慮を着込む出会いと、知を脱ぐ別れ
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    *留意を着込む出会いと、知を脱ぐ別れ
    *夢のお話(2)キャンディプールと後悔
    *ムンクの震慄

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    *'ふと' とボードレール
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    *テレーズ再読後のメモ
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夏の2世ちゃん動画 (+モツ)

August 10, 2019

ブルゴーニュ君が我が家に来た嬉しい記念の日が近づいてる。
特別な感慨をもって感謝しつつ彼女の第2のお誕生日を迎えます。


生まれた日ともう1つある第2のお誕生日・・・洗礼記念日の存在に似てるワって考えてた。

だからかな、フォーレ作曲 "イヴの歌" に関するジャンケレヴィチの文が気持ちに響いた。


《総てはこの朝に始まり、イヴに言葉をかけられた被創造物たちは、名前を呼ばれて原初のカオスからようやく目覚めるのであった。


そしてこのような天地創造における大いなる「イントロイトゥス」とは、他ならぬ魂そのものの自らの運命への予見を意味しているのではあるまいか。》

          (宮川文子様・稲垣孝子様・大谷千正様訳)

偶々買ったお林檎写真がシャレみたいになっちゃったね。


ブルゴーニュ君2世ちゃんも・・・ 先代から引き継いだお名前で呼ばれた日に彼女の新しい人生が始まったなら、私たちはこの上なく幸せに思います。


彼女のムービーにピアノを弾いて併せてみるのが楽しくなっちゃって、今日もやってみたヨ。





この夏を楽しんでくれてるといいな。


■ジャンケレヴィッチ関連リンク
*フランスと4.20PJ写真(2)演奏中
*グッゲンハイム道順とババールカードVol.12
*お席数限定ラ・クロワ
*音とお庭
*間際の悩み
*七夕はPJへ
*裏口のカードル
*延期
*ダサいお菓子
*西宮ミュージックパーティー
*七夕ライブ
*七夕PJ、星灯りのプログラム
*優しき歌とリディア
*ババールカードVol.14と優しき歌
*ゆりかご
*夜鳴きうぐいす
*沈黙とフランス音楽
*フォーレとヴォルフ
*鏡像
*フォーレ "本当に恐ろしいほど" ラスト
*フェルメールとフォーレ
*好きな音楽
*フォーレのセンシビリティ
*どこへ行くのか
*眠る物たち
*西風の2度
*行き止まり
*宿怨
*たまゆらの
*望みとドビュッシー
*お掃除機とワンコとプー
*作用



作用

August 09, 2019

週末からのお休みは通院がないです。そう思うと体力温存しなくても大丈夫ネ~って開放されて、病院のあと三ノ宮へ行きました。


ビゴさんでフィセル (皮やはじっこが好きだから、バゲット1本よりフィセル2本を買って外皮を楽しむ派) やオリーブのフォカッチャやサバランなど安定のロングセラーを求めて、すぐ側の神戸スパイスさんでお味付きナッツ類を幾つか。

それからPLAZAでレッスンノートを購入して、至極実質的なお買い物はオシマイ。行動範囲狭~い。


たったこれだけで街に出た感を味わって、ブルゴーニュ君が力一杯待ってるから、サッと冷たいものを飲んだらすぐ帰りました。


帰宅してジャンケレヴィッチを読み返してた。
'カルメンのような女性' とされる存在について書きつけている文章がありました。

《客体の中で捉えたと思った時には主体の中に現れ、主体の中に探そうとすると客観的な存在に戻ってしまうのであり、とどのつまりは、客体の中にだけ、あるいは主体の中にだけあるのではなく、主体から客体に移行する動きの中にあるものだと言えよう。

つまり、それは存在しているものではなく、作用しているものなのだ。


したがって、「カルメン」とは、本質的には一つの作用そのもののことなのであり、あたかも魔術師の "業 (わざ) " の如く、何らかの影響を及ぼしていると考えられる。


つまり、それ自体では何物でもなくとも、それは 作用を及ぼしているもの なのだ。

 また逆に、魅力に欠ける美しさというものも存在はするが、こちらの方は、影響を及ぼすということはない。見つめられ、人を感嘆はさせても、とりこにすることはないのだ。

我々はそのような美しさを、命を持たない人形や、生彩のない偶像を愛でるようにしか眺めてはいない。そしてこのような美は、いくばくかの魅力を余分に持たない限り、決して "作用" するようなことはないのである。》

             (大谷千正様訳)


ジャンケレヴィッチらしい明晰さと、最後は著者の時代には無かった盛りアプリ(?) や現代の加工写真にも通じるようで、彼の聡明さにまた痺れましたヨ。


■ジャンケレヴィッチ関連リンク
*フランスと4.20PJ写真(2)演奏中
*グッゲンハイム道順とババールカードVol.12
*お席数限定ラ・クロワ
*音とお庭
*間際の悩み
*七夕はPJへ
*裏口のカードル
*延期
*ダサいお菓子
*西宮ミュージックパーティー
*七夕ライブ
*七夕PJ、星灯りのプログラム
*優しき歌とリディア
*ババールカードVol.14と優しき歌
*ゆりかご
*夜鳴きうぐいす
*沈黙とフランス音楽
*フォーレとヴォルフ
*鏡像
*フォーレ "本当に恐ろしいほど" ラスト
*フェルメールとフォーレ
*好きな音楽
*フォーレのセンシビリティ
*どこへ行くのか
*眠る物たち
*西風の2度
*行き止まり
*宿怨
*たまゆらの
*望みとドビュッシー
*お掃除機とワンコとプー



CMと女の子について

July 16, 2019

"女の子ってホントに楽しい" ってセリフのコマーシャルが流れてた。


わわっ! スゴイぞ~っと思った。

キャッチコピーをツヤツヤの唇で仰ってるタレントさんはとっても可愛く、女の子として生きてきたからこそ楽しく在れると思わせるお姿で、まさに '女の子って楽しい' そのままのお方だった。


彼女のように楽しい女の子人生を歩まれてそうな方にこのセリフを言わせたらば、[女の子は楽しい] ばかりか [女の子だから楽しい] までもが本当になる。


CMを観たのが私たちオバサンなら、いやいやそりゃあ貴女のように可愛らしければ女の子人生が楽しいに決まってますよネ、って笑ってしまうけれど、商品対象者と思われる年若い女子にはその言葉は言えない。


何故って、"貴女のように綺麗な女子の場合は楽しいでしょうね" はイコール自分の場合は違うと示してしまうことになるから、お年頃のお嬢さんは其うは言いたくない。CMを否認できない。


女の子であることを謳歌するのを奨励するセリフは、
非を唱えた途端、[女の子を楽しめない組] の烙印になり
是と唱えれば、[羨まれる女の子組] の花丸が貰える。

是認に加えてタレントさんと同じように "女の子ってホントに楽しい" って言えば、自分もピカピカ女子の枠に入ってる感じがする。


実際女の子の可愛さなんて好みが大きく左右するところで
絶対値なんてありはしない。


現実には点数がなくても見えない基準とか反対に烙印とか
ステレオタイプの安心感とか個性という名の戦いとか
女の子を取り巻く環境は多分過酷で、

点数はないのにヒエラルキーは存在する。
其の心理を見事に突いたCMだなあって単純に面白かったです。


■ナニガシについて関連リンク

*お初のブログ考
  *スマホの拙ブログ考
  *顔が壊れる件について

*今日のコーデ?
*美人。どうでもいいお話
*お年賀と誕生日
*テレビのお話
*好きな女優さん

*西太后2つの勘違い

*ソース論
  *ソースから実地

*音楽の本を読んでないお話
  *使えない音楽
  *本と想像の隙間



慰めと失敗の日々

July 06, 2019

ブルゴーニュ君はこの1月半くらいでまたまた変わってきました。


何でも聞き分けて良い子にしてくれる性質はそのままに、心が自由になってきてる感じがする。

懸命に飼い主に寄り添わなければと必死さが滲む雰囲気だった子が、引き取られて2年を前にして大いなる安定を得てる。どんな風でも飼い主が愛してくれるって自信かな?


優しくされるのを黙って待ってたブルゴーニュ君が、今では撫でてねって要求の瞳をよく見せてくれるようになった。


お顔だって日々変化してゆく。元野犬ちゃんのなんて奥深いことでしょう。

益々離れ難く、通院で数時間お別れするのが2人ともとっても悲しい。帰ると抱き合って癒し合うのです。


お爪を切って、お耳掃除をして、コートもいつものように先の丸い柔らかなソフトスリッカーをかけてから細かな所をコームで梳かす。


白い子は涙焼けが目立ちやすいからお目々周りもお手入れして
全身スッキリで気持ち良さそうな我が子を見るのが嬉しい。
この子の存在がどんなに大きな慰めになってるでしょう。


副作用の特殊な貧血に因るめまいが悪化して以来、夫が心配してお散歩は3人になってる。ブルゴーニュ君のためにこうした小さな運動やお世話をしたいから、1日のエネルギーを集めて集めて使う。

再び身体が動かしにくなり、1日がとても短くなっちゃってる。
波が小さくなるのを待たなきゃなのかな。

体調を整えたくてもコロコロ変わって加減もわからない。どれくらい頑張って筋力回復したらいいか、どれくらい休まなきゃならないか、測りかねては失敗してる。



頭痛とユートピア

June 26, 2019

またちょっと体調下向きの数日。
昨夜休んでる時間にベンヤミン "パサージュ論" 4巻を読み終わりました。


前3巻に比べて予備知識のない事柄が多かった巻で、新鮮でもあり私には難解でもありました。

フランス社会思想家シャルル・フーリエについても自分は全く明るくなかったのですが、ジークムント・エングレンダー "フランス労働者アソシアシオンの歴史" Ⅰ.より引用の幻想的な一節に心惹かれた。


《彼の描写では、海水がレモネードに変わるやいなや、人間は大洋からカスピ海、アラル海、黒海へ魚を運ぶだろう。


なぜなら、北極光はこの塩分の多い海水に対しては、大洋に対するよりずっと柔和な作用を及ぼすだろうし、またそうなれば海の魚は徐々にレモネードに慣れて、ついには人間はそれを再び大洋に連れ戻すことができるだろうからである。》

             (今村仁司様/大貫敦子様/高橋順一様
             塚原史様/三島憲一様/村岡晋一様
             山本尤様/横張誠様/與謝野文子様訳)


'方法としてのユートピア' というサブタイトルに添ったユートピア論風の文に目を通しながら、連想してたのはシュレアリスムをユートピア的に捉える方法でした。


同書に

《ブルトンとル・コルビジェを包みこむこと ---- ということは、現在のフランスの精神を弓を張るような緊張で満たすことである。この張られた弓から認識の矢で瞬間の心臓が射止められるのだ》

って引用もあったと思い出し・・・ 巻の始めには深く捉えることができなかった此の部分を、1冊を終えた時に噛み締められたのです。


楽曲把握にも直結する、視点の置き方を教えてくれた巻になりました。


私たちはいつだって何らかのフィルターを通して物事を見てて、
楽曲と向き合う際はフィルターを外すことに躍起になるけれど

そればかりを続けるのじゃなく、時に別のフィルターに付け替えるってやり方で事象を捉えるのも音楽に近づくための一案かしらなんて思いながら読みました。


雨が強まり、頭痛は雨音のように増し、


もっと引用したいところがあって曲のお話がしたかったのに散漫なまま画面を閉じる後悔を拭い、リンパ浮腫の緩和へ行く時刻までやはり横になりましょうと決めた。

ブルゴーニュ君がくたっと女の子らしい格好で寛いでるこのソファも、頭痛の垣根を巡らされたユートピア。


*~*~*~*~*


■ベンヤミン関連リンク

1巻
*本欲しいなあ
*ミュゲとパリの始まり
*地球儀と室内と解放
*カラビナ・日常・本
?僕んちのどうぶつ達
*息詰まるフリーク
*1919
*
*楽譜のページの向こう
*ステップ
*監獄・アンチつるつる
(1巻のご紹介に際しまして訳者様の今村仁司様と高橋順一様のお名前に文字の誤りがあったと後に気がつきました。大変申し訳ありません)

2巻
*夏のおやつと本
*ボードレールの挑発と真意と音楽
*'ふと' とボードレール
?僕のホームセンター記録
*トロワイヨン
*少年の本当と嘘
*調和と追放
*ダリア
*人間
*リビングのお掃除

3巻
*炎症と再発見
*漁港へ
*家事記録など
*音楽遊び計画とルソー
*ポジティヴお化け
*パサージュの売り子さん
*名前は楽しい
*クラッカーと読書


■ダダ関連リンク
*ツァラ、にぎやかな絶望
*プレイ
*ダダのお寿司ネタ
*ダダとプーと苦いコーヒー

■ちょっとだけアラゴン
*パノラマ
*優しく辛辣な女と、田分けた男



テレーズ再読後のメモ

June 06, 2019

わからない事・纏まらない事のメモ。


ミセス・ハッポウについてを書きはじめた日は像が定まってなかった。なにせトロワイヨンとの区別も明確じゃないんだものね。

はじめに自己評価と周囲からの目に大分ズレがあるオバちゃんって輪郭があり、それも真実でありながら内側はもっとグロテスクな顔があるとも考えられた。

ミセス・ハッポウが持つ2つの人格を分けてみようと思った。


必ずしも一己の人間の二つの面というところではなく、内に妖怪を飼っているミセス・ハッポウと、どこを切っても単純な欲求しか出てこないミセス・ハッポウの2種類の人種と仮定してみました。


後者、禍々しいものを心に飼っているほうから思い巡らせた。

昨日病院でテレーズラカンを読み終わり、

  *クラッカーと読書

そもそも何がゾラの文学に重なって読み返そうと思ったのか自問したんでした。


はじめはテレーズとミセス・ハッポウの強烈なエゴイズムとが重なるのかしら? って思いました。


テレーズは自分の再婚の幸せのために不要になった人間を葬ります。

ミセス・ハッポウという欲深いところ多いキャラクターは心を失ったテレーズと同一因子を持ってる風だけれど、それならば此の小説に限定しなくていい筈なのよね... あらすじだけ見れば沢山あるお話ですものね。

だからポイントは其処じゃあなくって、テレーズが元夫の母であり叔母でもあるラカン夫人に、夫人の息子を殺した仕業を嘆くシーンのほうかな?


体が利かず手足を動かす事も儘ならなくなった老女の前で拷問のように息子の死を掻き口説きます。


言葉を発することができない夫人に耐え難い思いをさせながら、偏に良心の呵責から逃れたいがため気休めのために儀式のようにそれは行なわれ、

言葉を発することができないのをいいことに、まるで許されたかに振る舞い憐れみを受けたかのストーリーを自分の中に作り出して口に乗せる。

新しい相手のために邪魔になった家族を消したことよりも
加害者である事実を放棄したい心理から、物言わぬ被害者家族を利用して赦されたと思い込もうとする罪深さが、ゾラの筆を通すと毒々しく抉り出されるのでした。


声で発した偽りの自覚がある告白によって、いつしか無自覚に彼女自身が騙されるという、


何でも彼女が望んだ展開にもってゆく我欲は、'使えるモノ・使えないモノ' とを嗅ぎ分けるがめつさと緊密な関係かも... と、考えの隅を整理中です。

私自身まだ組み立てが分かってないから、今日はとりあえずメモを書きつけました。


■病理組曲関連リンク
*病理組曲

  事の名を呼ぶ人々
    *ほくろぶた
    *空の青
    *自然な枯れ姿?

  アルマンド
    *自己紹介のパトロジー

  クラント
    ?僕が聞いた言葉遣い

  サラバンド
    *仕事、何してる人?
    *入口・出口

  エール
    *小鼻と受容

  ガヴォット
    *

  ロンドー
    *水色

  ラ・サノミユーズ
    *ラ・サノミユーズ

  優しく辛辣な女と、田分けた男
    *アルブレヒト
    *森の霧
    *優しく辛辣な女と、田分けた男

  思慮を着込む出会いと知を脱ぐ別れ
    *パノラマ
    *留意を着込む出会いと、知を脱ぐ別れ
    *夢のお話(2)キャンディプールと後悔
    *ムンクの震慄

  パスピエ
    *一片の雲
    *'ふと' とボードレール
    *パスピエと雲とシフォンケーキ

  トロワイヨン
    *ボードレールの挑発と真意と音楽
    *夏の恐怖体験
    *トロワイヨン
    *模倣者についての補足

  八方夫人、またはお化け
    *ミセス・ハッポウ
    *音楽の本を読んでないお話
      *本と想像の隙間
    *使えない音楽
    *閉じる・開く。トライアル失敗
      *未決のままお茶を飲む
      *クラッカーと読書

    *ポジティヴお化け
    *幸せお化け

  *嘘とお庭とホース
  *本棚
  *和は360°
  *錆びた日の答


(今後のピース)
  *腹巻FP146
  *乎Paris1岩風呂のドミノの中に
  *チラシ写真の大きさ



2つのゴミ

June 05, 2019

捨てる前の記念写真シリーズ。


綺麗な時に撮らなきゃオンボロばかり並ぶページになっちゃうね。

夫はカラーネクタイをしめる場は少ないけど、それでも幾本かは古びて処分になったから写しました。

このネクタイは元は父の物で、新品のまま置いてたのを夫が使い古したところ。
昭和を物語るタグの縫取り・・・レトロ過ぎて笑っちゃった。


飼い主の古物が減り、代わりにブルゴーニュ君グッズが増えたのは幸せな感覚です。


物を長く使うのは好きだけど、物が纏う空気が感傷の澱で汚れないうちにお別れするのも大事かな。

使って傷んだ物の写真を撮って、2Dに形を変えてもうしばらく一緒に居るのもいいね。


蝶番君は物を増やさずスッキリ暮らすから整理も楽です。


お洗濯済みの夫の衣類を見良いように仕舞い
買ってきたお茶を小袋に区分し
乾物をブックエンドで揃え立てて収納して

好きな家事を身体に負担ない範囲でするのはとても楽しく
特に整頓は清涼剤の役割をしてる。


しかし家事の憂いはやはり、プラスティックゴミの出方です。


我が家は出来合い品の購入が少ないほうだけれど、材料だけでもただならぬ量の不要物がついてくる。

見栄えのため、ワンタッチにするため、嵩増しのため。
もうビニールやプラのゴミで盛った図に騙される人なんか居ないでしょうに。


なるべくバイオ素材の容器を用いた製品を選び、今以上の環境汚染に繋がるパッケージの物は中身が欲しくても購入しないことにしてるのに、それでもゴミの出方が尋常じゃない。


古物を惜しむ気持ちを整理して軽くするのと
今スーパーから持ち込んだ不要物をすぐさま汚染物質として外に出さなければならないのとは、大きく違う事なのに。


*屋根裏の心の整理
*物のお別れと未来

  *コートとボタン
  *くたっとした布たち
  *眠る物たち
  *なきもの
  *古い本にさよなら

  *ラックとスカスカの収納



太ること

May 10, 2019

広場で走り回るための長~いリードを何か勘違いしてるブルゴーニュ君の4コマ写真をupしながら、ブログは「太る」のおしゃべりです。


飼い主は徐々に体重を増やし、
いちばん体重が落ちてた時より2kg重くなりました。

本当に楽になりました! 35kg未満の中での2kg増は太ったパーセンテージが大きくて、体感が全く違います。


痩せてる時は、椅子に座るのが痛くてたまらなかったの。


お尻の骨が出てしまってると椅子に当たって痛過ぎて、腰を下ろすのが泣きたいくらい苦痛でした。

今はクッションを椅子におけば座れてる。
ピアノ椅子 (上面に元々クッションがある) にはボリュームあるショールを重ねてクッション代わりにするくらいで痛みが軽減されてます。


前はベッドで横になる時も結構痛かったんです。


膝の内側の骨が飛び出して、横臥すると自分の膝の骨でもう一方の膝内を傷つけてしまって辛かったし、

仰臥すると背中や腰の骨がベッドに当たって痛くて・・・
向きを変えてばかりで全然ぐっすり眠れなかった。


2kgの脂肪がついて今本当に楽ちん。眠れる!


まだ骨が当たって多少内出血はするけれど、座ることの地獄がなくなって生活がスムーズになりました。

余計な苦痛が減ると、ただ座ってるだけでも痛さの我慢が積み重なってた日々に比べて気分的にも楽。

この体重キープしましょう。



ゆるいゴールデンウィーク

April 29, 2019

のっぺりしたゴールデンウイーク。
病院がない間、弱ってた内臓の回復に当てる感じ。


素晴らしく気分が悪く寒気と吐気はありながらも、ほのぼのと嬉しいことは幾つも見つかる。

昨日、帰ってきた夫がお玄関扉を開くなりハッピーバースデイを歌ってくれた。"おめでとう! 今日お誕生日にしたよ"。

たまにこんな日がある。およそ月に3回くらいかな~
蝶番君オリジナルの方式なのです。


他人様からお仕着せの誕生祝いの言葉をいただくのは申し訳ないのと... (別にお目出度いと感じてないのにハイハイオメデト~ってことにして20秒後その人のことなど心にナイなんてことは誰だってあるから) お互いに必要なやり取りに思えず誕生日も公表してないけれど


心から存在を喜んでくれてる親しい人や身内などに祝われるなら嬉しいな。自然に誕生日を知り合える間柄の。

夫はそういう気分をわかってくれてか、いつとも決めずに、生まれてきてくれて良かったヨって示しくれる日がある。


夫が歌い、ブルゴーニュ君が嬉しそうに2人を見上げ
私は聞きながらブルゴーニュ君の玩具を洗ってた。


一生懸命遊んで初めて歯で穴開けちゃった玩具。ふわふわな感触が大のお気に入りでお部屋からお部屋へと咥えて運んでました。

中が出ちゃわないうちに綺麗に洗った。ぼろぼろ具合も可愛らしいから記念にしばらくとっておきたいのです。


平和だったのはここまで。


割と普通に動いてて、予期せず急に具合が悪くなるパターンを2日連続で踏んでます。

疲れたのでもなく変わったものを食べたのでもなく、普通に歩いてて深い溝に落ちるくらい唐突に体調が変化するのに慣れられないな。

悪くなる予兆がないから心の準備もできず困惑・・・夕方急に2時間ほどを苦しんじゃった。う~ん...

落ち着いてきた隙にとりあえずブログ更新。
今夜はご飯もピアノも無理かもしれないな...
夫に簡単なお夕食を作るだけになるかなぁ。



消耗。火災の日

April 16, 2019

朝、洗った髪を乾かす間テレビのスイッチを入れてノートルダム・ド・パリ火災のニュースを知った。涙がこみ上げ流れ落ちた。


テレビと同時に立ち上げたMacにも尖塔が崩れた静止画が写ってたけれど、よくある悪ふざけ画像かとページを閉じたんだった。まさか現実だなんて。

フランスカトリックの宝であり、ヨーロッパ史そのものであり、生活のシンボルであり、当に母なるものが・・・


フランス国民と世界中のカトリック教徒ほかたくさんの人々の想いを受ける形で、これから修復とメモリーの保持に力が注がれるんですね。


ドビュッシーが見、ヴァレリーが歩き、ユトリロが描いたパリが良い形で蘇りますように。

**


カテドラル火災が悲しい以外はまずまず体調は良かったのにね...
普段パンが食べやすく色んな種類のパンを食べるのですが、今日のは身体が受け付けなくて散々でした。


せっかく美味しく頂いたものを吐きたくなくて、苦しみながら頑張った末に無駄になっちゃった。


さっさと諦めたほうが消耗せずに済んだかも~。
久々にパンに塗ってみたマーガリンが障ったかな・・・

飼い主が具合悪くなると毎回の如くブルゴーニュ君が心配してふるふる震えて可哀想でした。私も吐いちゃうと身体が冷たくなって寒くなるから、しばらく抱き合って揃ってふるふるしてた。

患者だもの... こんな日もあるよね。
今日はちゃんとしたおしゃべりもできそうにない。


*無形に出会う
*ガラスと花
*古い型・古い本


*フラット
  *与えられた中で
  *今の日常
  ?僕が思うヘアケア
  *それぞれの目標
  *薔薇の機会
  *難しいこと


  *行きたいな
  *つまらないお出かけ写真
  *貧血と熱でぽ~っと・・・
  *2017年クリスマス
  *熱とおままごと
  *熱と眠りとm&m's
  *元気が出ない日
  *酷く疲れた日
  *ちょっと後悔


  *アイボリーのリネン
  *チェリービー
  *抗癌剤のこと
  *グロッグ的熱
  *狭い世界
  *熱の1日
  *不協和音だらけ
  *汚いこと


  *地球と散歩
  *監獄・アンチつるつる
  *メレンゲとエンゼルフード
  *からっぽ
  *2019年2月の通院

  *本と想像の隙間
  *シネマ記録(34)パリ20区 僕たちのクラス
  *お茶のあいだに
  *疲れちゃった
  *釣り人
  *病院と井戸の改良

____________

*震えるワンコ
  *雪の日の病院
  *病院のあと
  *ワンコのフレームと願い
  *焼き芋
  *ハノンとワンコ写真
  *病気の休憩
  *お掃除機動画
  *胃の不調と、泣くワンコ
  *mollの1日
  *エフがゴネる

____________

*病状経過
  *通院治療前・・・
  *FBのお庭の扉
  *入院前とメッセージ
  *お招き
  *今年初めてのお客様
  *お茶と紫陽花イベント
  ?僕が見た鼻血
  *歯医者さんに行けました
  *眠ってます
  *桜の花と難所
  *2018年3月最終の通院


  *始まって終わった
  *喉と赤いお食事
  *咽頭ファイバースコープ
  *元気色
  *ゼリーの境界


  *悩み、寝込み、望み
  *入院を考える


  *この夏最後の海の家
  *良くない結果
  *いい時間。お掃除の嬉しさ
  *身体の異常。そして安静
  *安静にする1日?
  *連続CTの後


  *気胸
  *2日間の日記


  *2018年10月の引き篭り
  *今週の3日間
  *吐きたくない
  *2世ちゃんのぬいぐるみ
  *炎症と再発見

____________

*怪我と包帯とミルク
  *怪我の原因は鏡
  *ただいまとスヤスヤ

____________

*プーランクで麻酔
  ?僕が知ってる麻酔のオチ
  *こんなお出かけ
  *ヴルスト先生


*涙が拭けたら
  ?僕と回復とスカウサギ
  *居場所
  *怪我の功名
  *伸びとビーズバンド


*強弱
  *内視鏡の苦痛と歌
  *意識が戻って
  *アッパーシェルフ
  *動物と人間と不安
  *MRIのイメージング
  *出張

  *人より遅れるということ

____________

*ピアノを弾いた日(1)
  *ピアノを弾いた日(2)
  *2017年5月3日
  *副作用のこと(1)1日半の悩み
  *副作用のこと(2)ピアノと共に
  *幸せなピアノ時間
  *アンサンブルをありがとう
  *いったん最後のコンサート
  *1日だけピアニスト
  *自由なピアノの日
  *どうぶつお迎え日
  *斜め者のやすらぎ

____________

*幸福 -- 重なり
  *幸福 -- 家庭
  *結婚したい
  *ずっとご飯を作りたい
  *微風
  *長いひと月
  *スイカ
  *ちっちゃなスイカ

____________

*友達
  *気持ちが折れる
  *友達の夢
  *旅立ち
  *哀悼
  *四十九日

____________

*出戻りです
  ?僕が聞いたポッキリ
  *降格
  *2度目の冒険
  *回診用メモ
  ?僕が見た回診ごっこ


*病棟の朝
  *学生ホール
  *動物広場
  ?僕が聞いた楽しいコト
  *細い人って・・・


*ベッド周り
  *ピンク・ピンク
  *病室の天井
  *合わせ目
  *モチクリーム


*院内生活
  ?僕が聞いた踵のお話
  *すみません
  *オペカン
  *"綺麗ですね"
  *慣れないこと
  *悪い癖
  *病院の前後
  *自分を大嫌いになるとき
  *下らない自慢話
  *褒められた自慢のアレが
  *いいですね


*病人と香り
  *2人の看護師さん

  *針と採血
  *個人情報
  *血圧と台風
  *ギャップ

____________

*お食事のこと
  *セルクル・ド・ブフ
  *あり合わせシノワーズとお掃除跡
  *ボルドレーズ
  *ピールサラダ
  *治療中のお食事
  *ある日の食卓
  *パンばっかり
  *体重戻そう
  ?僕が見た 'ナ' のつく食べ物
  *パンばっかり(2)
  *フィット
  *タンパク質
  *小さな副作用とプー
  *海で朝ごはん
  *夏のおやつと本
  *ジャスミンとイヴ
  *パンに逆戻り
  *消化
  *1kgと夢とムービー
  *2018年12月最後の日

____________

*生きたい理由
  *死にたくない理由
  *今日の続き
  *歩く
  *カプチーノ
  *軽トラのシートベルト
  *たんぽぽ
  *ワンコの笑顔


*病者の秘跡
  *病者の塗油
  *ブルーシェルフ
  *祈る朝に
  *イースターうさぎ


*病気
  *夫が怖かった
  *病気が判った日
  *お祈りを感謝します
  *諦めずに
  *過去の肺炎
  *コーナーアングル
  *Macへ行こう(19)未来を買う



時はあふれる

April 09, 2019

熱でぽーっとしてる時間がある2日間。ピアノは弾ける程度。


ブルゴーニュ君は飼い主の通院にすぐに勘付く。
普段ノーメイクの顔に何やら色を施すからか、雰囲気で悟るのかわからないけど。

そして寂しそうで不満気な表情をする。
瞳が、どうして1人で行っちゃうのかわからないって言ってる。


一生離れないって言ったのに3時間も4時間も独りにするなんてって、無言で訴えてくる。


やさしくて静かな子が、この時ばかりは圧をかけてくる。
"置いてくなんて聞いてないよ。一緒に居たいよ" って。

エアコンかけて、ふかふかの毛布やタオルケットを揃えて、お水をたっぷり入れて、わんこガムを脇に置いても飼い主が帰るまで手もつけずに頑張ってる。

帰宅した途端に毛布の上を転がり回って、ガム咥えて歓喜のダンスが始まる。


数時間どんなに寂しくどんなに心配だったか訴えてくる。
お庭を跳び回り、飼い主に抱きついて甲高い声をあげる。

道で吠えられてもフワフワ笑顔を返して無言で通り過ぎるブルゴーニュ君が声を発するのはこの瞬間だけです。

隠れて暮らしてた野良っ子の時に抑えてた感情をどんどん出せるようになった。ブルゴーニュ君は美しい時を持ち、成長しました。


今はエリュアールの生活について読んでます。


妻ヌーシュが急死して打ち拉がれたエリュアールは、悲劇から抜け出すために追悼詩集を出版します。しかしその思いを人に知られたくないと強く希望して、ディディエ・ロッシュの偽名で "時はあふれる" を発表したそうです。

    (フランス詩の研究者でいらした高村智様の解説より)

出版準備をしながら、知られたくないという彼の複雑な思いに心を寄せたくなりました。彼にとって知られたくないとは、新しい自分の形態を報知したい気持ちカナ?


近しい人の死に遭って、なお時の密度を高めてゆく彼に生への強い肯定を感じます。そして自省しました。


死は生の敵じゃないという心持ちで、自分の癌さえ知らない場所の余所事のように傍観してきたナ... って。

ドクターのお言いつけは守りそのための努力は普通に行なったけれど、そこから抜け出したい気持ちは著しく欠けてるって気がつきました。

エリュアールのように踠くこともまた美しいものだなと。



どう言えば良かったのか

March 28, 2019

放射線科を受診してきました。


お会計前の手続きに並んでると、'あの~すみません' と後ろから声をかけられました。

振り返ると弱々しい雰囲気の、ほっそりしたおばあちゃまでした。つい手助けしたくなる感じがして、自分の振向き方を後悔しました。

ん~... と、あまり日本的じゃあないかもしれませんが声を掛けられると "あ? なんか文句あんの? " 的に振り返っちゃうのでした・・・


感じ良く振り返ってピストルを当てられてると知ってから立ち向かうより、感じ悪く振り向いて善意が見えれば上方修正のほうが面倒がないんだもの... 習い性なのかな。いけませんね。


幸いおばあちゃまは振り返りざまに睨まれた事には気づかれず、'あの~後ろにどなたか来られますか? ' と問いなさいました。

いいえ誰も来ませんから此処へお並びくださいと言い置いて前を向くと、再び 'あの~すみません' って。


2回目の質問は 'あの~ここで診察券を見せたらいいんですか? ' と。


ぐんとお年上だけれど可愛らしい空気に心が和む感じがした。診察券と・保険証と、もし月の初回でしたら高額医療の証明なども... えーっと保険証はお持ちですか? など会話して再び前に向き直りました。

幾度かそうしたやり取りがあって何度目かの 'あの~すみません' の後に、'あの~、この番号の窓口はひとつですか? ' とか細い声がしました。


種別でたくさん窓口が並ぶ中、お会計前の手続きは1つの番号の窓口です。でも順番待ちが長くならないよう複数のオペレーターさんが居られます。


多分その事が不思議なのかな? と思い、お答えしました。
「この番号は複数窓口がありますけど、どれも同じ事をするから此処に並んでて大丈夫ですよ。」


それが多分分かりにくかったんですね・・・
次の 'あの~すみません' では思わぬ質問になってしまいました。

'あの~右の窓口の横に00番って書いてあるのは見えるんですけど、左の窓口に00番っていうのは私には見えないんです。あっちも本当に00番でしょうか? '


ああそっか!


番号数字が下がってて、数字の両脇が窓口っていうのがおそらく彼女には分かりにくく、左右の窓口に同じように番号が振られてないのが不安要素になっちゃったのかな? と推測しました。

「コノ番号とアノ窓口が繋がってて、コノ番号はアッチの窓口とも繋がってる」というのを身振り手振り交えて伝えたのですが、説明し切らないうちに順番が来てしまいました。

どう言えば良かったのかな・・・って考えながら自分の手続きを済ませ、彼女がなさりたい事は滞りなく進んでるか気になって大急ぎで探すと未だ途中にありました。

オペレーターさんの長いご説明を聞き終えた彼女の疑問に再び応じつつ、数字の両側に窓口があるのを何とも思わなかった自分を省みました。

[あの窓口の数字が私には見えない] ってとっても瑞々しい感覚だナ。



疲れちゃった

March 23, 2019

疲れちゃった。


一昨日からまたすごく熱が出て、苦しがってるだけで日が暮れて夜が明けた。

健康体なら偶の熱は体内の悪いものを出す機会になって、熱のあとスッキリすることがある。でも私たちは違う。ただ弱るだけって痛感した。


昨日は目眩が酷くて動けず、ソファクッションを枕に横になってるしかなかった。


まだupしてないフォルダ内の写真を見てた。今よりコートが短かった昨年のブルゴーニュ君。可愛くて画面を撫で、次に本物を撫でた。

昨春、遠くへお散歩の足を延ばしたら迷子になったんだったワって思い出した。抜け道を探してブルゴーニュ君とたくさん歩いて楽しかった。体調がとってもいい日だった。

自分の中の無根拠な予想では写真の日より快復してる筈だったのにな。遅れちゃった。


急いで帰るからね、頑張ってねって何回もLineをくれてた夫が帰宅した。


ブルゴーニュ君と私がお玄関へ出迎えに行けない日も手洗いうがいを真っ先にしてねってお願いしてる。弱ってるときの菌はそこそこ怖いから。

夫は洗い場でお約束を守ってから '穴' へ走り上がってきて、またすぐスポーツ飲料を買いに走ってくれた。

発病する前からペットボトルは一旦栓を開けてから軽く締めて手渡してくれる。力を込めなくて済むようにって。


普段気づかないような夫の心遣いを改めて振返られたのは良かったな。他にも気づけてない厚意が沢山あるんだろうな。


2Lボトルを半分近く一気に飲んだ。ペットボトルが重たいからいつものように夫が手を添えてくれてる。

水分で少し気分が良くなって、せんに訪れたドッグランの写真を見せた。


ランエリア近くの無造作でナチュラルな花壇と、ブルゴーニュ君がベンチにつけた足跡・・・


とっくに乾いて消えた足跡を写真に留めておけたのが嬉しくて、飼い主2人はしげしげと足跡を眺めて楽しんだ。

長い時間、ソファと飼い主の隙間に入り込んでピッタリ寄り添ってたブルゴーニュ君は、飼い主が上体を起こすようになった夜、嬉しそうに笑ってた。

今日熱は少し下がった。
続く不良に身体が疲れちゃってる。


*無形に出会う
*ガラスと花
*古い型・古い本


*フラット
  *与えられた中で
  *今の日常
  ?僕が思うヘアケア
  *それぞれの目標
  *薔薇の機会
  *難しいこと


  *行きたいな
  *つまらないお出かけ写真
  *貧血と熱でぽ~っと・・・
  *2017年クリスマス
  *熱とおままごと
  *熱と眠りとm&m's
  *元気が出ない日
  *酷く疲れた日
  *ちょっと後悔


  *アイボリーのリネン
  *チェリービー
  *抗癌剤のこと
  *グロッグ的熱
  *狭い世界
  *熱の1日
  *不協和音だらけ
  *汚いこと


  *地球と散歩
  *監獄・アンチつるつる
  *メレンゲとエンゼルフード
  *からっぽ
  *2019年2月の通院

  *本と想像の隙間
  *シネマ記録(34)パリ20区 僕たちのクラス
  *お茶のあいだに

____________

*震えるワンコ
  *雪の日の病院
  *病院のあと
  *ワンコのフレームと願い
  *焼き芋
  *ハノンとワンコ写真
  *病気の休憩
  *お掃除機動画
  *胃の不調と、泣くワンコ
  *mollの1日
  *エフがゴネる

____________

*病状経過
  *通院治療前・・・
  *FBのお庭の扉
  *入院前とメッセージ
  *お招き
  *今年初めてのお客様
  *お茶と紫陽花イベント
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  *歯医者さんに行けました
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  *桜の花と難所
  *2018年3月最終の通院


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  *安静にする1日?
  *連続CTの後


  *気胸
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  *2018年10月の引き篭り
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  *吐きたくない
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  *ピアノを弾いた日(2)
  *2017年5月3日
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  *副作用のこと(2)ピアノと共に
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  *1kgと夢とムービー
  *2018年12月最後の日

____________

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  *お祈りを感謝します
  *諦めずに
  *過去の肺炎
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  *Macへ行こう(19)未来を買う



母の読み聞かせ

March 22, 2019

修復中のファゴットケースをupしつつ・・・


幼いころ母は、毎日毎夜本を読み聞かせてくれた。現在たくさん眠る私は当時不眠症の子供で、物心つくまで読み聞かせしてもらった時間はとても長かったと思う。

本の内容よりも母の考えのほうが鮮明に心に刻まれた。


「子供に本を読んだ後、'だから00をしなきゃね' or 'だから00しちゃダメなのね' と親や教師がつい口にしたくなる教育的纏めを絶対に言わない」という母の強い主義。


娘の前で決して口にしなかっただけじゃなくて、心理学研究のかたと其う話してるのを聞いたんだったと思う。(不眠症の子供は夜中の大人のお話をこっそり聞く機会多し)


大人にとって纏めたり要約したりはとても簡単で


それが「判り易い」かもしれない。大人が '自分はこれこれを教えた' と自己満足できる判り易い形という点で。

音楽においても 'あなたはこれを学びましたよ' と判り易い形にすることに今も怖気が走るのは、ガストン・バシュラールが語るところの [時間の引き伸し] を軽視した方法だからだろう。

  *本と想像の隙間
  *音楽の本を読んでないお話
  *使えない音楽


文に纏める・絵に纏める... 何であれ「仕立てる」ことは本質への階段外し、一時の満足で終わる。否、満足を得たような錯覚で終わる。


終わってしまう。得てはいないのに。

何故って [得る] のは「・そ・れ・(某またはLE)」が行なわれたずっと後だから。その時を待たずして [形] を求めて作り立てるのは虚しいばかりか、其処に音楽的なセンシビリティは皆無だ。

時間の芸術教育で時間を短縮するなんてイカレてる。


母から譲られた感覚なのか、其うした主義の元に育ったせいかはわからないけれど、自分が教える時に絶対に守りたい条項は、


成果を目に見える形にしないこと。
目に見えた時には別のものになってしまうほどデリケートなものこそ、伝えたい音楽だから。


小さな子が声を聞いた温室のお花も、もし大人がこれを用いて、これを利用して、人に見せられる形にしようと摘んだ瞬間に枯れるのだ。



好きな女優さん

March 15, 2019

いいお天気。
気温は低くても窓から外を見てると気持ち良い。


こんな日は他愛ないおしゃべりを。
日本人で好きな女優さんって多数存在します。

お若い大人気女優さん達も好き。昔から大好きな仲間由紀恵さん、綾瀬はるかさん、新垣結衣さん、竹内結子さんの透明感ってスゴイなぁと思う。

御姿拝見だけでも気分が明るくなる。


少し頑固なイメージの女優さんも大層好きで


広瀬すずさん、戸田恵梨香さんの雰囲気は清々しくて物凄く好みだったり。

生の色が濃いような感じがとても素敵・・・


お年若い頃にアイドルっぽいタレントさんだった方も好きです。


小倉優子さん、深田恭子さんなども拝見すると嬉しくなる。
世代は違ってもこんな女の子時代が過ごせたお人ってどんなにハッピーでしょうって想像が楽しいから。可愛くあることに大きなエネルギーを使うってどんな感じなんでしょう? って想い描く。描けないけど。

木下優樹菜さんの言動に共感したり、主に対人面に関して '何の力でソコへもっていけるの? ' って尊敬対象はハイヒールモモコさんだったり。


いわゆる人工的な感じのお顔立ちの方も姿形が好きな方は沢山いる。人工的に見えるほど綺麗なお顔で生きたら人生楽しいだろうなあって空想に胸弾むから。


女優さんとして永遠の1番の存在は田中裕子さん。
賢く聡明なかただなあと感心するのは黒木華さん。

生まれる時にもしも姿を選べるものならこの方が良かった~って虚しく願う理想は山本美月さん。

一貫性もなくとても色々な女優さん・タレントさんを好きです。


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夢のお話(8)豚, と座・カウント7,8

February 16, 2019

ブルゴーニュ君のクッションを数えながら。カウント7と8です。


今週は連続の通院がきつくって、金曜には動けなくなりそうだった。

あと1日... って頑張って、終わった瞬間にヨロヨロになった。
そう遠くない距離を帰る間もぞくぞく・・・

気が抜けて、血液検査結果の悪さにガッカリもして熱を出した。

其うして夢を見ました。


お利口そうな表情のダチョウ達が、球根のようなものの仕分け作業をしてた。


先日夫と湯船に浸かりながら鳥についておしゃべりし、夫はダチョウやキーウィ達が特に好きと言ってたのが夢に出てきた。

ダチョウ達は個別にカートに入り、その中でお仕事をしてた。
頭の横に識別プレートをつけられてた。

識別用なら不自由や痛みを伴わない場所もやり方も他に有ろうに、愛情ない鑑別が痛々しかった。


ダチョウのすぐ側には見物する有料コースがあるようだった。


実践的なお仕事をダチョウに強いて利益を得て、次は其処へ入場する料金を取り観光ビジネスにする浅ましさに暗い気持ちになった。

一挙両得という考えは賢くも何ともないなと思った。
踏みにじられる生き物の存在が人の得に圧されてあるなら卑しいばかりだ。

得が他者(人間に限らず)の未来のためなら素敵だけれど。
それが智慧というものじゃないのか。


道を進むとコンクリートとガラスでできた無機質なビルディングが聳えてた。


道はビルの脚元をくぐるように続いてる。

豚コレラの始末が此処で行われ、もう蔓延はないから大丈夫と水先案内人が話した。

現実世界で先日、豚コレラの発生確認前後のニュースを聞いたんだった。

  *家族の風邪と畜産

ながらテレビのうろ覚えだし聞きたくないニュースだったから正確ではないけれど '豚に元気がない' という報告を上げたにも関わらず行政が動かずにいるうちに広がったというニュースと、数日後 '殺処分は全て終わったが処理方法は検討中' の後に '埋めるなどして処理予定' というヨタヨタの流れがレポートされてたと思う。


行政も、ワクチンを躊躇する向き(ワクチンを打つことによって伝染病発生が国際的に認定されるのをためらう)も不手際が過ぎると思ったが、それによって苦しみから逃れられないのは結局弱い命だと、人間として恥入ったのが夢になった。


水先案内人が言う '大丈夫' は何だ? 防疫できれば '大丈夫' なのか?
豚コレラの '始末' とは、人間の伝染病の際みたいな病原菌の始末じゃないのか?

夢の中で憤懣を抱いた。

密閉を謳う建物の中では、管理し切れなかった糞尿と血と遺骸が
一緒くたに折り重なり、饐えていた。


もし其の近未来的建物が腐敗や菌で侵されることがあるとしたら
驕った人間(特定の畜産農家ではなく行政も消費者も含む人間全般)の傲慢こそ病原体だと思った。


ビルディングの下をくぐる時、ピチョンピチョンと水音がした。

コンクリートのスカイスクレイパーを夢ではじめに見た時から怖いような想いがしてた。強さと技術力を誇示する建て方が慢心を表してた。破滅の匂いがした。

水音は豚たちの尿や血や、悲しみの涙や、怯えた唾液や鼻水だった。それをごちゃ混ぜで封じ込めようとしたのは人間だが、

施工には常道のごとく問題があり、
豚たちは人間の '想定外' の多量の涙を流して訴えた。

**


夢にちっともファンタジーがない。
今日は熱のせい。平熱のときは性格のせい。


*夢のお話(7)パンジーのタトゥ
*夢のお話(6)トイレの前後
*夢のお話(5)海老とアンコウ
*夢のお話(4)アジフライ
*夢のお話(3)シトデ
*夢のお話(2)キャンディプールと後悔
*夢のお話(1)ハミルとミンネ

*カオスになってるお話
*地球と散歩
*僕のホームセンター記録
*脚の形
*
*がるー属と音楽



結婚式でイカる新婦

January 22, 2019

イチゴが並ぶブルゴーニュ君のニット、可愛いな~


前面のアラン編みはイチゴ色で、タグもイチゴ。ハンドメイド販売のお洋服です。

南の島の子だから寒がりさん。寒い日のお外ではお洋服が必要なのです。

**


先日、結婚式を思い出すきっかけがあった。
嬉しい思い出じゃないけど書いてみます。

結婚式は、夫に怒った日だった。
初めて彼の腕を抓り上げた日だった。


式の前、神父様のご説明を伺いました。


伺った内容を夫との間で確認し合う事項も幾つか。たとえば神父様が "奏楽がはじまったら2人でゆっくり歩いて入場を" と仰ったくだりについても。

デュオが多かった私たちにとって「出(で)」のカウントを打ち合わせるのは日常だった。

演奏する時の癖で夫もテンポ設定を正確にしたかったよう。扉の前でも夫は指をパチンパチンって鳴らして2拍子を示した。


扉が開いた。


夫は何故か相談してたテンポじゃなく、奏楽の速度に合わせて歩き始めたのでした。はあああぁぁ?!

え? どんな間抜けっぷりですか?

決定速度に基づいて出るピアニストと違い、夫は指揮者が示すテンポに添うのが日常とは言え、1度ならず相談し了解し合ったテンポと全く違うのはデュオとしてあり得ない。イラッっときて拘ってしまった。

  ヴァージンロードで立ち止まったろか?!

奏楽は歩く速度指示のための音楽じゃないから、合わせて脚を動かすと遅過ぎて進まない。なんじゃコリャ?


打ち合わせと違うテンポで出やがった! だけが脳内に渦巻いた。


コンサートでソリストが出遅れたなら幾らでもピアノで引っ張ることができるのに、新婦とは何と無力でつまらないのかと思った。

腹が立ってギュイイイーーーッと腕を引っ張った次の瞬間。


奏楽はフレーズ終いにリタルダンド。
夫はなんと奏楽のrit.に足並みを合わせてしまったんです。

  阿呆か!!
  目ぇ醒ませ、ウスノロ。

心の中で悪態はつくが状況的に声出すわけにゆかないから腕を抓り上げながら歩いた。

メロディーが戻っても夫は相変わらず奏楽テンポでの~ろのろ。
次のフレーズ終いも夫の足取りはリタルダンドで...転んじまえ!!


祭壇前に着くまでの間、コイツと結婚するの辞めてやろうか? ってずっと思ってた。だってこんな間抜けな歩き方ってないでしょう? 3拍子の奏楽だったら3拍子で歩くんかい。


あとで聞くと緊張して思わず奏楽に合わせてしまった挙句
私がキリキリ爪を立てて腕を無理矢理引っ張ってくるのは
緊張して必死で掴まってしがみ付いてると思ったそう。

目出度い奴。んなわけないでしょ! ヴァージンロード歩くだけで何を緊張するのよ? ハタチの女子かよ! と怒り心頭で脅した式の後。


記念日嫌いで式の日にちを憶えてないけど(秋でした。10月か11月) 'テンポが違う' でカーッとなったままで式内容もしっかり憶えてないところが多いなぁって気がつきました。

以来アンサンブル・テンポを任せるのを辞めましたってお話。



スマホの拙ブログ考

January 17, 2019

ブルゴーニュ君は毎月、うちの子になってくれた17日を月誕生日にしてる。でも1月だけは震災メモリアルの日を外してます。


今日は2度目のブログ考。

スマホで見てくださるお方はご覧になりにくいでしょう?
ごめんなさい。

ブラウザによって写真と行の詰め方や改行が大きく変わってしまうの。スマホモード閲覧設定が不十分なのです。


私はねMacBookで書いてて、スマホからブログをいじることってないのです。


老眼だからスマホ閲覧はちょっとした調べ物くらいで、決まって見るページもないし... 自分がスマホ仕様に興味薄なため、拙ブログは長い間PCモード設定だけでした。

その頃はスマホ普及率は今ほどじゃなく、ガラケーユーザーも一定数以上居らした。今もガラケーモード設定が別に存在してるみたい・・・開いたことなくて未設定です。


ある日管理ページにスマホモード設定があるって気がついてテンプレートを選択しました。


カスタマイズする情熱はないから自動配列ね。しかしテンプレはブラウザごとの細かな設定は無理みたい。

Macで書いてSafariで画面確認するのが自分のデフォルトです。写真ソフトなど使いにWinへ行きInternet Explorerでたまに開くと写真と文字の間隔が空き気味でがっかり・・・

ところがスマホのSafariだと反対に空白が全くないのね。写真と文字がギュッと詰まって読みづらかったり、よく分かんないタイミングでグンと空いてたり。う~ん


皆様綺麗に揃った画面を出していらっしゃるのに拙ページはスマホのSafari (他にも多分グーグル以外の未検証ブラウザも)だと読み辛くて申し訳ないです。


そのうち簡単に設定できるようになるかな~って放り出してから何年経つやら。

多分ねぇ今すぐ表示設定に時間と労力を費やしたって、閲覧者個々人様の環境設定・ブラウザでも変わってきちゃうから [確定の先に新たな不確定が起こりうる事に関して] 何もするまいと '激しく選択' してるの。


第二共和制を指してマルクスが、真理なき熱情(他)と説明して


《唯一の原動力がカレンダーであるような発展であり、
同じ緊張と弛緩が常に繰り返されるためにひとを憔悴させる》
って言ってるそう。

なるほどと思う。
スマホ設定に何か共通項を思い、放置のまま数年目を過ごす。


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シネマ記録(29)アデルの迷路

January 12, 2019

見えるかな?


お出かけ先でブルゴーニュ君は光のオブジェになった動物さんの置物にご挨拶してるんです。

ぬいぐるみさんにもよくご挨拶に行く子は、お初に見るオブジェもお友達かと思ったのかな。

4歳を過ぎたっていうのに幼い仕草でオブジェのお耳を嗅いだり
そうっと下からお腹を匂いに行ったりしてました。


頑是ない子の写真は 'イルミネーション迷路' で写しました。


6回に分けて書いてきたアデル映画で、迷路のように感じる謎があるの。

  *シネマ記録(23)アデルの生涯
  *シネマ記録(24)アデルの気後れ
  *シネマ記録(25)アデルの門
  *シネマ記録(26)アデルの茫漠
  *シネマ記録(27)アデルのブルー
  *シネマ記録(28)アデルとティレシアス

監督のご出身地である過去のチュニジアと、アデルが周囲と自分自身の気持ちに翻弄されるのを重ねて観始めたけれど、決定的な謎はアデルという人物に対する監督の情を感じないところでした。


無論アデル・エグザルホプロスと仰るとんでもない才能の女優さんへの敬意は大きいのでしょう。しかし彼女の名を用いたフィルム内のアデルに対しては、それはそれは愚鈍な人物像の描出が重なります。


常に半開きの唇は、食と性という本能の欲求を量で満たそうとするかのように貪る人物の像を象徴するのかもしれません。

注意して見てるとアデルが常時半開きにしてる口をキュッと結ぶシーンもある。トマにセックスが良くなかったか問われて、良かったと軽い嘘をつくのを皮切りに幾度か出てくる。

ブルーのマニキュアの子に可愛さを褒められ、次に赤くなったと囃された時も。

嘘をつくには自覚が要る。
自分の中の本当は何か手繰り寄せられる自覚。
自覚が唇を閉じさせる・・・そんな風に見えた。

映画はよくわからない者の感想だから、女優さんの才能が
計算されたものに感じさせただけかもしれない。


基。


「何を探してるか自分でもわからない」アデルが「これじゃないのは確かだ」と、間接的かつ消極的な理解ではあっても何かを確かに理解し、理解故に自分の行動と抱いてる気持ちが相反すると自覚できた時によく口を結んでる。

数少ないそんなシーンだけが [確かなアデル] だった。
人として独立した女が浮かび上がる時だった。残念ながらその瞬間は彼女の人生時間に対してうんと短い。

常日頃の唇半開きの彼女は、社会運動デモまで参加者の様子に左右される。

論意じゃなく感情で加わってる彼女は、慣れた仲間との行列では自由に振舞い、初めて列に加わった性差別に関わる行進ではあやふやな気分で様子を見つつ、傍のエマを真似ながら徐々に慣れてゆく。

  ここでも意思じゃなく
  [慣れた事柄か否か] が問になる。


習慣に沿って単調に行動する家庭 --- それは [習慣] だと家族内では考えられてるが、事の是非を問うのを怠った惰性と言える習慣 ---
に育ったアデルの根源的な惰性。


人々の中で慣れを感じるかどうかは、アデルにとって受け入れられている安心感らしい。受け入れられてると感じられれば彼女は楽しめる。

それは美しい心理構造とは言い難いが仕方がない。彼女はそうなのだし、美を求めてもない。求めてれば万事が惰性に陥らない。


彼女にとって必要だったかどうかわからない性差別デモも、恋人が参加するから加わってみる。そこにいるのを受け入れてもらえたから徐々に楽しみ始める。


自分の誕生日さえ同様のスタンスだった。

集まった友人知人の前で少し気恥ずかしく戸惑い、しかしダンスが始まりしばらくすると調子がついてくる。

意味を考えず、連帯感を楽しんでた。
その時々で何によって結ばれ連帯してるかは検証しないまま
連帯してることを悦びにし、テンションを上げる。

彼女はずっと半開きの迷路の中だが出ようとは試みない。


こんなアデルを見てると、彼女が受けたアンティゴネの授業中に先生が "悲劇から逃れられない" と説明した言葉が重なってしまった。


ギリシャ悲劇のアンテイゴネをヘーゲルが家族意識を用いて説明したが・・・

ヘーゲルは国家の体現のように家族が存在するような書き方だと思うけど (あまりにもザックリ過ぎて哲学系の方々に叱られそう。目的はフランス映画観賞ノートゆえご容赦ください) ならばアデルは、アデルの両親の在り方を準えるのだろうと思わせるシーンが散りばめられる。

張り巡らされた哲学への迷路が面白くてならない映画です。
まだ続くヨ。


*シネマ記録(28)アデルとティレシアス
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*シネマ記録(10)アデルの恋の物語
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*シネマ記録(2)宮廷画家ゴヤは見た
*シネマ記録(1)モンパルナスの灯・他



ただいまとスヤスヤ

January 11, 2019

内科受診日でした。


飼い主が居ない間寂しくて眠れないブルゴーニュ君は、ただいまをすると安心してドッと疲れが出たように眠りこけるの。先代もそうだった。

さて、足の怪我は思ったより治りが早くて助かったのですが

  *怪我と包帯とミルク
  *怪我の原因は鏡

変なループに入っちゃった・・・


まだ少し痛む足を庇って歩いたせいで背骨を痛めたみたい。
骨や関節は元々強くないから、すぐ影響が出ちゃうのかな。


昨日急ぎ、木曜でも空いてるところに飛び込んだけど合わなかったよう。ちゃんとした病院へ行き直します。

でも今日は背中を庇いつつ内科の予約を果たさねばならず、形成外科か何かを廻る余力は無かったワ・・・


病院の後また病院って気分が塞ぎそうで...


気持ちを元気に保たないと今はやってけないから、今日のところは背中痛いよ~って言いながら休んでるほうを選びました。

もお何かしら、色んなトコロが傷んでくループは?! 悪循環に早く終わりが来ますように。


悪い事の中には良い事もあって


飼い主が病院を2つ行かなかったお陰でブルゴーニュ君はご機嫌です。私の指をチュウチュウ吸って赤ちゃん返りして甘えたら、スヤスヤ眠りに落ちました。

私もこの子と一緒に少し眠ります。
朝8時半から検査室に入れられてて疲労困憊。


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  *狭い世界
  *熱の1日
  *不協和音だらけ
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  *地球と散歩
  *監獄・アンチつるつる
  *メレンゲとエンゼルフード
  *からっぽ

____________

*震えるワンコ
  *雪の日の病院
  *病院のあと
  *ワンコのフレームと願い
  *焼き芋
  *ハノンとワンコ写真
  *病気の休憩
  *お掃除機動画
  *胃の不調と、泣くワンコ
  *mollの1日
  *エフがゴネる

____________

*病状経過
  *通院治療前・・・
  *FBのお庭の扉
  *入院前とメッセージ
  *お招き
  *今年初めてのお客様
  *お茶と紫陽花イベント
  ?僕が見た鼻血
  *歯医者さんに行けました
  *眠ってます
  *桜の花と難所
  *2018年3月最終の通院


  *始まって終わった
  *喉と赤いお食事
  *咽頭ファイバースコープ
  *元気色
  *ゼリーの境界


  *悩み、寝込み、望み
  *入院を考える


  *この夏最後の海の家
  *良くない結果
  *いい時間。お掃除の嬉しさ
  *身体の異常。そして安静
  *安静にする1日?
  *連続CTの後


  *気胸
  *2日間の日記


  *2018年10月の引き篭り
  *今週の3日間
  *吐きたくない

____________

*怪我と包帯とミルク
  *怪我の原因は鏡

____________

*プーランクで麻酔
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  *ヴルスト先生


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____________

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レッスン記録:ラムネアイス

December 29, 2018

黒の葉牡丹。
'光子ブラックスワン' っていうんですって。


黒やチョコレート色のリーフって大好き。
じんわり沁みる美し色です。

艶やかな黒リーフはハッとさせられるから好き。
'黒はダメになった葉の色' って思い込みを変えてくれる。


怪我した足のせいで読書時間が多い数日、夢中になってるのはポール・エリュアールです。彼の詩が今ほど心動かした日はこれまでなかった。


奥側の玉のような葉をもつのはユーカリ 'ポポラス' って品種で
エリュアールの詩みたいに表面はカサコソ音を立て、内に水脈を湛えてる。


今年失敗したレッスン課題を反省材料にupします。


'音の作文' 課題でラムネアイスを食べた作文を作ってきてくれたの。夏だったのでしょうね。


ご覧の通り素晴らしい出来栄えだった。

舐めて、溶けて、なくなってゆくアイスを下行音形で描いてる。
カリッと軽い歯ざわりのラムネが所々散りばめられてる様子は
ラムネアイスを食べたことがない私でもわかる。

装飾音がラムネ♪
ラムネアイスのラムネはフレーズの装飾音の役割なのね。
素晴らしいワ!


生徒ちゃんが素敵な曲を書いてくれたというのに先生がとてもいけなかったのが、2ページ目に顕れてる・・・


食べ終わりの感想の音もイイ。
溶けるアイスの下行と反行形で、気持ちは上行をとるのも素敵。

でも残念... 私の失敗が書かれてる。
前週、作文構造の例をあげて導いてゆく際、たぶん私はうっかり '爽やか' って言葉を使ってしまったのでしょう。

あくまでも質問の形だった筈。'甘ったるかった? それとも爽やかだった?' って風に。大失敗だった。


誘導では鍵になる言葉を使っちゃいけないと思う。
生徒ちゃんは限りなく素直で、すぐ先生の真似をしちゃうから。


ラムネの曲に 'さわやかでつめたくて' って書いてしまった。
小学校低学年のボキャブラリーじゃない。

彼女たちはアイスを食べて第1に '爽やか' とは思わない。
アイスに爽やかさを求めない。それは大人の感覚だ。

嘘を書かせてしまった。

  *少年の本当と嘘
  *ニュートラルなエリンギ

大人のちょっとした [ニュートラルな表現] は子供達にとって、そして音楽にとって、しばしば《嘘》である。
恥ずかしい記録だけど嘘を探ってゆく一例に役立てよう。


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夢のお話(6)トイレの前後

December 15, 2018

スーパーへ行くたび相変わらずアジフライを見つめる。


アジフライは大きく開いた口をパクパクさせていないし
苦しんで口を開いてるのじゃないともわかる。
そもそもお尻尾の反対側は口じゃあないと頭は知ってる。

  *夢のお話(4)アジフライ

それでも何か恐ろしい気がして手が出せない。


アジフライのお隣にイワシの天麩羅と書かれた籠もあった。アジフライと同じく今までの人生で食べたことがないもの。試す勇気もない。


衣に阻まれ中が見えないと怖く感じる。
食の安全の観点と違う。巨大化したイマジネーションに本人がついてゆけなくなる馬鹿馬鹿しい構造。

迷いつつアジフライとイワシの天麩羅の辺りをうろうろして、やっぱり止した。

うろついた割にスーパーでの1コマは夢に反映されなかった。
そんなにお魚の夢ばかり見ないものだわネ。


夢の中で、小綺麗で新しめの建物の中に居た。
私立学校か少々お洒落系に整えた公共施設の雰囲気だった。


私は御不浄を探してた。
ドアーを開くとグレーのカーペット敷きの大きな会議室があり、御不浄はその奥にしかないって聞いてた。

室内に入ると名ばかりの音楽家大御所たちが一斉に振り向いた。
彼らの中には当たり前のように廃車ダイセンセーも居た。

  *夏の恐怖体験

会議をしてたらしい。お前らの会議が音楽の話だったことは1度たりとも無いよな? と失笑した。


この人たちの顔を見るとヤル気の着火を抑えるのに苦労する。


"トイレ行きまーす" と彼らの傍を通り過ぎた。
通過ぎ狭間にバッグを座った頭にぶつけてやろうかというアイディアを控えるのに苦心した。

あなたっ今会議してるのよっ! 後にしなさい! と、鼻の穴を膨らませて大仰にしゃべる癖のある固太りのごついババアが下品な声を出した。

御不浄に向かってスタスタ歩きながら私は大声で返答した。

"アンタ相変わらず耳と頭が悪いね~。行っていいですか、って聞いたんじゃないのよ。行くって言ったの。意味ワカル? " と吐き捨て部屋を突っ切り、御不浄の個室に入った。


入ってから、ドアーを開け放して用を足すのだったと後悔した。
会議室は廃車の掃き溜めなのだから排泄に適した場所なのにうっかり個室の扉を閉めちゃったぜと思った。


個室を退いた。
会議室へ入ったのと反対側の奥のドアーを出ると、見知らぬJKさんらが4,5人ずつ塊になってた。

  ババア、と声がかかった。

私が嫌いな年上をババアと呼ぶように、彼女たちも私をババアと指すのだと思った。

  ババア、トイレ近っ!

しかし彼女たちの言葉は年上への厭わしさというより
日常の鬱憤を通りすがりの個人に向けただけに思われた。


こうした時、日頃から無視という形の学びがあまり為されてなくて、何らかの言葉を発する癖があるが夢の中でも同じだった。


"そうよ。あなたたちさ、ババアになるとみんなどんどん浄化されて綺麗になっていくから (自分自身がババアと呼ぶ対象である鼻の穴膨らませ婆などへの皮肉) トイレにも行かないと思った?

それがね、行くのよ~。あなたたちと同じなのよ。
あなたたちは、あなたたちが憎む対象と同じなのよ。"


夢で声を張り上げスッキリ目覚めたのだが、普段から好意を持ってる下の世代にまくし立てたのは現実とは異なるところで合点がゆかなかった。

でも夢で口にした最後の行は、目覚めて考えるべき事のようだ。


*夢のお話(5)海老とアンコウ
*夢のお話(4)アジフライ
*夢のお話(3)シトデ
*夢のお話(2)キャンディプールと後悔
*夢のお話(1)ハミルとミンネ

*カオスになってるお話
*地球と散歩
*僕のホームセンター記録
*脚の形
*
*がるー属と音楽



映画DVD

November 24, 2018

肌寒い春にブルゴーニュ君とお出かけした写真の整理がてら。


初めて生えただろう冬毛をまだ残してる頃。
途中小雨が降ってきた。ブルゴーニュ君が1等残念そうだった。
凹む子を慰めながら雨宿りに急いだ日。


雨は残念だったけど、前年に比べてブルゴーニュ君がたくさん表情を出せるようになったのを喜んでた。


感じることを怖がらなくなった証だった。
感じたい嬉しいことが多くなった証明だった。

お出かけしながら夫やブルゴーニュ君の表情を楽しむ。
私はブルゴーニュ君に視線の殆どを費やしちゃうけれど、夫は妻が自分を見るよりもずっと妻の表情に心を砕いてるでしょう。

  海へ行くことより、家族一緒に行くのが大事。
  多くのご家族が感じなさる共通の想いでしょう。


目的地が大事なのじゃあなくて共に到着する楽しさのほうがずっと得難いもの。


ある恋人と別れて別の恋人を持った日にも思ったんだった。

若かったその頃、自分はまだまだ結婚なんて考えてはなかったけれど、恋人同士も家族も同じ定義だわって個人的な心うちを確認した出来事。

別れたのは、彼となら行先は何処でも良いって気分が薄れたと気がついたから。何処へ行きたいかのほうが大事になったから。

場所や事柄は仲立ちで、ただ一緒に居たくなった相手が新しい恋人になった。

我が家ではいつも夫婦で映画を観ます。
どちらかが1人で観ることはない。


お約束したわけじゃなくて自然にそうなってた。
DVDを借りて3,4日で少しずつ観るから、先が楽しみになる。

だけど1人で続きを観ることはしない。
自分的にはあり得ない。

続きが知りたいなら先に観たらと人に言われてびっくりした。
思いつきもしなかった。もしそう考える時は夫と別れる時だろうと思った。


映画観賞をしたいなら1人で観ればいいけど
夫婦で映画を観るって、そうじゃないよネ。


相手がこのシーンでどういう風に思うのかしらって、映画と相手を何割かずつ見てる。

夫はしょっ中上映をポーズボタンで止める。同じ瞬間に相手が見たものや感じたことを重ね合わせたくて、今の何? どう思う? って話してくる。大事な会話。

楽器同士を合わせるのと同じなのねと思いながら夫を見る。
3秒の音を2時間討議するように納得するまで話し
瞬間の音と映像を分かち合う楽しさに埋没する。


'早く続きを観たいね、楽しみね' ってLINEやお電話で会話して
一緒に焦れる。映画が楽しみなのか並んで食べるおやつが楽しみなのか、2人とも区別はついてない。


ただ楽しい時間であることは間違いない。趣味じゃない映画に当たったとしても。

夫と共に暮らしてるうちは1人で映画を観ることはないかも。
昔は映画が好きだった。今は2人で観る映画しか好きじゃない。

1人で観たらつまらないと感じるに違いない自分が居る。




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