Paris ⅩⅠ



ミュゲとパリの始まり

May 02, 2018

何年も前のパリで、確か5月2日にスズランのブケを貰った。


ミュゲの日に買って用意してたのに渡せなかった・・・って困ったような顔で手渡されたのを憶えてるから le 1er mai の翌日だったんだと思う。

ひとつの人生をそこから始め、ある年グロテスクな思いに駆られた秋の夜にその人生をふつりと終えた。

続くはずだった人生の一部を終えるのは小さな花を手折るかの如くいとも簡単だが、折られた花の血のように流れた茎の汁の香がいつまでも指から拭えないことがあると、スズランの季節に思うのが常だ。


カーポートではカリブラコア・ティフォシーのマウンティングタイプが僅かに咲き広がってきた。


今朝は早い時刻の出発から病院で2つの科を受診してグッタリ疲れ、さっきまで眠ってた。2科の間の待ち時間は *お見舞いの本 を読んでました。

  ヴァルター・ベンヤミン著 "パサージュ論" 1巻
  'パリの原風景' はたまらぬ興奮を呼びました。

 《憂鬱を養分としているボードレールの天才は、アレゴリーの天才である。ボードレールにおいて初めてパリが抒情詩の対象になる。それは、郷土芸術などというものではなく、むしろこの都市を見据えるアレゴリー詩人の視線、疎外された者の視線である。

それは、遊歩者(フラヌール)の視線であって、その生活形式は大都市の住民の未来の悲惨なそれになお一筋の宥和の微光を投げかけている。遊歩者はなお大都市への境界(シユヴーレ)、市民階級への境界の上に立っている。


彼はそのどちらにもまだ打ち任されていないが、そのどちらにも住みついていない。


彼は群衆の中に避難所を求める。群集の観相学への初期の寄与はすでにエンゲルスとポーによってなされているが、群集とは、ヴェールであって、それを通して見ると、遊歩者の目には見慣れた都市が幻像(ファンタスマゴリー)と映ずる。群集の中で都市はあるときは風景となり、またあるときは居間になる。》

       (「すべては僕にとってアレゴリーになる。」
           ボードレール「白鳥」の項より)

             (今西仁司様/大貫敦子様/高橋淳一様
             塚原史様/三島憲一様/村岡晋一様
             山本尤様/横張誠様/与謝野文子様訳)

この年になるまで此の著作を読んでこなかっただなんて
一体何をしていたのでしょうと悔やまれてなりません。

1巻がもう半分以上過ぎてしまったワって悲し~いの。
素晴らしい著書です。また少しずつご紹介しますね。



留意を着込む出会いと、知を脱ぐ別れ

April 29, 2018

ドッグランの空いたスペースを楽しそうに走る。


呼ぶと急ぎ足で戻ってくる。


ワンコが入れるカフェでは床に伏せてじっとしてる。


他のお客様が 'ああごめんなさい! お尻尾を踏んでしまいました' って慌てなさった。居るって気づかれないくらい動かないから。

大丈夫ですよ、痛くなかったみたいですヨって応対しながら、踏まれても動かないので可笑しかった。


広場にお友達が来ると仲良く遊ぶ。
順番にお水を飲んで、また遊ぶ。


社会性を会得した動物は賢く、
信頼する人間のbuddyであるのを愉楽とし、
状況に適した自分の位置とあり方を読む。

素晴らしいと思う。

例えば初めて出会った相手の考えや癖がわからぬ時は
できる限り頭を巡らせて近づき方を模索する。

  印象悪くならないように、
  喧嘩にならないように、
  できれば好き合えるように、
  上手にお友達を作れるワンコが沢山居る。

人間たちも同じかもしれない。
しかしだ。


一定の人間は近づく時には留意の技能を使うのに、


ひとたび揉め事を起こして悪し様に言う時には
感情に任せ善悪と好き嫌いを混同させたまま
自身の狭い視野を発表することへの羞恥心まで棄て去る。

出会い頭はお洒落に着込み
揉めると雑然と脱ぎ散らかし、脱いだ服を踏み散らかして
まるで崩れた裸を晒すかのような醜態を繰り広げ
果ては醜態を見せている自覚も麻痺をする。

留意もへったくれも無くなる。
知性を自ら棄て去る人間の姿は
嘆かわしいより侘しいと感じる。

  だけど正反対の人たちも居る。

出会う時には恐れることなく裸の感情を表し
相手の前に自分を暴き出す。

それは暴かれて何ら臆する事はない自身の存在そのものへの
おおらかな自信の露われのようで、美しい活力として大好きだ。


そして相手への不満が募る時、意地の悪い皮肉にこそ
頭脳的な知を行使できる人間がもっと好きだ。

  *パノラマ


ディドロ然り、バルザック然り。
自らの作品を以ってして、悪感情さえ作品に昇華する。

それでも足りぬとばかり次々と戦いの作品を執筆し続けた文人たちも。高く轟いた名においてサインで締め括る責任を負った論の応酬を読み比べることができる現代の私たちは幸福だ。


あるとき着地点のないクダを巻く女を凍った目で見つめながら、尊敬する文豪たちなら今の光景をどう描くでしょうと夢想した日があった。

クダを巻く日が年に1度や2度あっても悪いと思わない。繰り返される不平に着地点がないことを個人的に好まないだけだ。
しかし私が間違ってた。

知を棄てるのはそもそも知を求めない者だからで
論が着地しないのはそもそも着地を求めない者だからだと
今頃になってようやく理解できた。


■病理組曲関連リンク
*病理組曲
  事の名を呼ぶ人々
    *ほくろぶた
    *空の青
    *自然な枯れ姿?
  *腹巻FP146
  アルマンド
    *自己紹介のパトロジー
  クラント
    ?僕が聞いた言葉遣い
  サラバンド
    *仕事、何してる人?
  エール
    *小鼻と受容
  ガヴォット
    *
  ロンドー
    *水色
  ラ・サノミユーズ
    *ラ・サノミユーズ
  優しく辛辣な女と、田分けた男
    *アルブレヒト
    *森の霧
    *優しく辛辣な女と、田分けた男
  思慮を着込む出会いと知を脱ぐ別れ
    *パノラマ

  *乎Paris1岩風呂のドミノの中に
  *一片の雲



シネマ記録(20)ムード・インディゴ

April 27, 2018

朝8時半予約で病院の日でした。


癌治療の合間にあちこち具合を悪くして、もう1年半近く半端じゃあない医療費で負担をかけて申し訳ないなぁって思ってた。

咽頭科まで増えちゃって、書物に大枚はたいてる場合じゃあないから文庫本にしなきゃって逡巡してると夫が、欲しかったほうのハードカバーの5巻セットをお見舞いに買ってきてくれました。

  *本欲しいなあ

うわ~~い! エリュアールを読み終えたら、ゆっくりじっくり取り組んでゆきましょう。


映画 "ムード・インディゴ うたかたの日々" を観ました。


映像のイマジネイションの楽しさには、現実が夢想であるかのような考え方が挟まれているようで、観客にも其う感じさせるための超現実的描写で奏でられる長めの1楽章。

対して2楽章は短めで、1楽章のテーマが裏返しの音符やリズムで挟まれるコーダ風な短い変奏部分が挿入された変則2楽章形式って感じでした。もし楽曲で申すならネ。

パリでありながらパリじゃない世界は、フランス映画フアンじゃなくても充分楽しめる映像だと思います。


近年の観たい映画を監督で選ぶと、何故かオドレイ・トトゥ嬢がご出演になってる。


"パリは燃えているか" 前後に観た "テレーズ・デスケルウ" で、普段のチャーミングな表情とは打って変わった退廃的で実年齢より老けた女性像をみせてくれたのも彼女でした。

  *シネマ記録(12)パリは燃えているか・他

"ムード・インディゴ" のゴンドリー監督もトトゥ嬢が醸すものがお好きなのですって。

ユゴー、ボードレール、ツァラがお好みと仰るオドレイ・トトゥ様は私たち夫婦もフアンです。出演者を知らずに観始めたからキャ♪ って夫と喜び合った。


当作のミシェル・ゴンドリー監督のインタビューが魅力的だから
こちら にリンクを貼りますネ。


原作の夢の中の出来事のような部分を組み立て直した意味がよく纏められていると思います。筋をお知りになりたくない方は、ネタバレ的なところが含まれるのでどうぞご注意を。

個人的にはストーリーを追う映画じゃあなくて、ストーリーを通して 'その人が見たいものは何か' をスクリーンヴィジュアル対自分って形で問う映画と感じますから、ラストがわかっても大きな問題はないと思えます。

大層魅力的なお話でした。原作もいつか読んでみたい。

(そうそう登場人物が心酔する架空の作家パルトルが、サルトルのお顔の特徴に酷似し過ぎでだいぶ笑いましたヨ)


*シネマ記録(19)大人は判ってくれない
*シネマ記録(18)あこがれ・アムール
*シネマ記録(17)ランジェ公爵夫人
*シネマ記録(16)セラフィーヌの庭
*シネマ記録(15)フランス組曲
*シネマ記録(14)ブルゴーニュ?
  *怒られるわ
*シネマ記録(13)赤と黒・他
*シネマ記録(12)パリは燃えているか・他
*シネマ記録(11)大いなる沈黙へ
*シネマ記録(10)アデルの恋の物語
*シネマ記録(9)カミーユ・クローデル
*シネマ記録(8)ミッドナイト・イン・パリ
*シネマ記録(7) 愛と宿命の泉Part.2
  *フロレットという女性
*シネマ記録(6) 愛と宿命の泉Part.1
*シネマ記録(5)たそがれの女心
*シネマ記録(4)カラヴァッジョ 天才画家の光と影・他
*シネマ記録(3)エゴン・シーレ 愛欲と陶酔の日々・他
*シネマ記録(2)宮廷画家ゴヤは見た
*シネマ記録(1)モンパルナスの灯・他



ダダとプーと苦いコーヒー

April 24, 2018

アンチテーゼを掲げるために、'敢えて' ではなく 'だからこそ' テーゼを謳う。


謳うふりして、おかしな具合に扱う。尤もらしく。

おかしいと気づいた人だけが、'気づき' という見えないメッセージを手にする。"おかしいでしょう? そりゃあそうよ、アンチだもの。" と感じられなければ其れ以上に事を進める意味はない。

曲のお話を例にすると少し外れてしまうけど、たとえば *メロディーに掛かる のようなコト。ブログ上ではごく少ないが実生活には幾らかある。


だから《パリのアヴァンギャルドであるブルトン、アラゴン、スーポー、リブモン=デセーニュなどが寄稿していた。


 この最初の三人は同時にパリで、雑誌『文学(リテラチユール)』を発行したが、そのわざとらしく古典的な題名は〔アンチテーゼ風〕の意図をふくんでいた。》

             (針生一郎様訳)

なんていう彼らのやり方は、パリ風の苦いアクセントが効いていて大好きだ。


苦い味といえば、私的な事柄をつい最近になってお友達に1つ報せたんだった。


【お付き合いで渋々顔を覗かせることがあったコンサートで


単なる感想という意識を持って述べ合うのは周りが不愉快じゃないなら自由だけれど、クソ馬鹿馬鹿しい無根拠な講評紛いを披露したがる人間が居る場から私は判で押したように 'コーヒー飲んでくる' と言って去っていた件について、それはコーヒーが飲めない自分にとって [あり得ないこと] の表現であり(文字通り飲めない故に)、その表現は誰が分かっても誰に分からなくても構いはしない自分の中の遊びである】

っておしゃべりだった。

本当にコーヒーを飲みたがってると思いたい奴は思え。
コーヒーを飲めないと知らない奴も其う思え。
失礼に去る私の態度に誰がどんな感想を抱いたとしても
この忌々しい場に私が抱く憎しみの方が何十倍も強いのさ!

とばかり 'コーヒー飲んでくる' を連発してたナと思い出しつつ
興奮とともに "ダダ 芸術と反芸術" を読み終えた。


パリダダの登場と結びついて展覧会が開かれ、サティ、オーリック、プーたちの音楽が演奏されたとの文章(P271)にスリルを覚えた。


また "ダダ報知" の寄稿者にアラゴンたちと並んでエリュアールが居たと読んで高揚した。本書を読み終えた次にと準備してたのがエリュアール詩集だったから。

鋭角的な苦味を潜ませた楽しい楽しい書物でした。


*ツァラ、にぎやかな絶望
*プレイ
*ダダのお寿司ネタ



ダダのお寿司ネタ

April 21, 2018

ラナイ・ヴィンテージウォッカっていうバーベナが
ちょっと大きくなってきました。


"ダダ 芸術と反芸術" を読みました。時代への愛しさにひどく興奮しながら、ときに涙を滲ませながら。

  *ツァラ、にぎやかな絶望
  *プレイ

ダダの波は世界を旅したのです。


チューリッヒ(1915-1920)・ニューヨーク(1915-1920)・ベルリン(1918-1923)、そしてハノーヴァー、ケルンを経て1919-1922年にパリで花開くところまでを読み進む高揚感は


まるで1等好む一貫のお寿司を食べるために、其れを美味しく味わう順に出てくるネタを口内へ運び入れつつ、頭の半分はじわりじわり近づいてくる 'あのお味! ' を求めて止まず

  嗚呼、嗚呼、次よと、おもむろに指先を拭い喉を潤し
  慎重に摘んで口元に持ってゆき、識るのです。

お寿司は舌で味わうと思ってたワ。本当に好きなネタは唇に一瞬触れるところから味わいが始まっているのねって。

  くだらない例しか浮かばないけど心底ときめいたのです。
  生のお魚を食べられない奴が言うな、ですね。


パリ・ダダの開始は此んな文です。


《1919年末、トリスタン・ツァラがムッシュウ・ダダとしてパリに登場する前に、ダダの波はすでにパリにうちよせていた。かれは1917以来、チューリッヒから、パリの文学仲間と緊密な関係を結び、アポリネールと文通し、ピエール・ルヴェルディの "南北(ノール・シュド)" やアルベール・ビロの "シック" のような前ダダ的雑誌と協力していた。》

             (針生一郎様訳)

拙ブログでさんざ登場するアラゴンやブルトンが早い段階(チューリッヒ・ダダの第4,5号と本書に書かれています)で寄稿してたと知って妙な音声を発してしまった外科のロビー。丁度通られた癌専門相談員の方が私の声にパッと顔を上げられた。

なんでもないです・・・ごめんなさい。



自然な枯れ姿?

April 07, 2018

想定内の疲れ。回復中。


ちゃんとしたお出掛けをしたら3日は寝込むカナ? と予測して
金土日は横になって、月曜の病院に影響ないよう計画した。

今日はまだ想定内の熱を出してるけれど明日は動けそう。回復にかかるのは今回2日で済むかも。

カナリア家のゲート前で此の1枚を写して、綺麗だからブログに出していい? ってLineしようと思ってたら横断歩道でレモンカナリアちゃんにバッタリ会った。出して~♪ ってOKがもらえた。


拙宅と同じラファエロ・ブルーのプランターがあるでしょう?
前に一緒にお揃いで買ったんです♪

レモンカナリアちゃんが植えてるパンジーやビオラは、確かミュシャやヌーヴェル・ヴァーグなど珍しい品種。

  カナリア家のお花はいつ何時も丁寧にお手入れされて、
  前を通ると、お花を通して感じられる行き届いた心遣いに
  明るい気分にさせてもらえる。


私個人は多分お花好きってわけじゃあないのだ。


言ってみればお人がお花にかける愛情を見るのが好き。
そして自分もできる限り其うありたいだけだと思います。

だから放られたお花を目にすると心臓がドスンと痛い。
お花が可哀想だからじゃなく人間の横着に心臓が痛くなるのだ。

野生動物や空高くを飛ぶ大型の鳥類しか居ない場所で枯れたお花ならば、死姿も生命の営みのひとつと感じられるでしょう。

でもコンクリートが群れ建ち並ぶ街なかで、移植されたか或いは僅かに残った手付かずの場を '自然の形' と言い偽って打ち遣る様子を見るのが嫌いだった。

動けないお花が惨めな境遇に置かれてるとしか見えなかった。


だけどそれは必ずしも正しい認識じゃあないって知った。


ある時、病院の待合室で耳に入ってきた会話によると

立ち枯れた植物を見守る小さな町で、街路に植えられた (移植である時点で '自然' じゃあないと私なんかは思ってしまうのだが) 草木を '自然のまま' に (くどいが、お花は環境を変えられてしまったのに? ) 枯れゆくまで手を入れない (咲殼を取り去ったり黄ばんだ葉をカットしたりもしない) 方針があるそう。

自分では思いつきもできない考え方があるのねって感心した。

もし実際に目にしたら私自身はその景観を極めて潤いがないと感じるだろうし、単なる無精の印象を否めないでしょうと推測しつつも、敢えて枯れたまま遺棄した状態を楽しむ場合もあることだけは理解した。

私などには一生わかりもしない東洋的な美の感覚なのねって思いながら聞いてた。


立ち枯れとは言ってもその言葉がそぐわない場も多いから苦手なのかも。


たとえば丁寧に扱わなかった痕のある金網が捩れ、汚れがこびりついて処理のしようがないプラスティックプランターが乱雑に重ねられ、その場凌ぎに立てかけられたつっかえ棒が今や反対に植物をつっかえ棒に息も絶え絶えに凭れかかってるような中で枯れ姿を観賞しろと言われても私には無理だ。

そんな風景が苦手なのは、決して枯れた植物が美しくないからじゃあない。美を軽んじた人間の行動の痕跡があるから苦手なのだって気がついた。


*明るい朝
*人工の庭
*人工と自然

*空の青
*青の深さ・青の無



ツァラ、にぎやかな絶望

March 25, 2018

今年は色んな種類のクリスマスローズが沢山咲いた。
写真の品種はリビダス・マスカット。


昨年切り時には入院してて礼肥の時期も動けなくて、例年のお手入れができなかったのに不思議ね。

昨夜は加減が悪くて眠れなかった。お陰で今朝の体調はひどいけど、昨日は午後に体力を取り戻してたの。

お天気が良くて、ブルゴーニュ君は南のお窓のそばで日向ぼっこを楽しみ、私は身体の調子が上向きになった隙を狙ってお掃除機をかけてお洗濯をして・・・


読み終えたばかりの '佛蘭西自然主義' は随分古びた状態で買ったから、仕舞う前に陽に当てて埃をぬぐい

  *古い型・古い本


崩れそうになってる古紙のケースのまま保管した。

読破した書物を本棚のガラス扉に戻す瞬間って好き。
虫たちが食料を貯蔵するように、大事な糧を蓄える気分。

次に読むのは物凄く楽しみにしてた1冊なのです。
トリスタン・ツァラを巡る著書です。


ご紹介に引用させていただきますね。


 《ヤンコは新しい夜会のために、たくさん仮面をつくった。それらは才気に富むという以上のもので、日本や古代ギリシャの演劇を思わせるけれども、まったく近代的であった。距離の効果を計算してあるので、

(落合註:マルセル・ヤンコのことです。彼が建築を修学していたために可能だった事と思われます)

それらは比較的小さなキャバレー内部では、おどろくべき効果をあげた。ヤンコがかれの仮面をたずさえてきたとき、わたしたちはみんないあわせた。そしてたちまちだれもが、ひとつずつ仮面をかぶっていた。すると奇妙なことがおこったのだ。仮面は即座に衣装を要求したばかりでなく、一定のきわめて悲愴な、それどころか狂気に近い身振りさえ指定したのである。

五分前には思いもよらなかったことだが、わたしたちはめいめいの着想で他人をしのごうとして、意表をつくさまざまのものをぶらさげ、ヒダをつくり、きわめて異様な人物となってうごめいていた。


これらの仮面の迫力はわたしたちのあいだに、おどろくほど抗しがたい勢いで伝染した。


わたしたちは一瞬に、このような仮面が物真似や演劇にとって、どんな意義をもつのかについて教えられたわけである。

仮面はさっそくそれをつけた人に、からだを動かして、悲劇的で不条理な踊りをはじめることを要求した。》


うふふ~♪ あるオブジェなり1つの顔なり1つの表情なりが次の何かを産み落とし、引き起こす魅力。連鎖的な、または連想的な世界がとっても好き。

それはヤンコのような世界観じゃなくても近いところにも潜んでる。うんと小さな存在である 'ぶたぎ' だってきっと [此の種類の何か] を持ってる。

  *居場所


前半は以後の引用に必要な説明として書き出しました。
語りたかった部分は次のところです。


 《わたしたちはそこで、原紙を切り、色を塗り、貼りあわせた物体を正確にみつめて、その一人何役かを演ずる性質から、一連の踊りをとりだした。

わたしはすぐそのひとつひとつに、短い曲を作曲した。

ひとつの踊りを私たちは "蠅とり" と名づけた。
この仮面には、神経にするどくひびくような音楽とともに、ぶかっこうによちよち歩き、急いで何匹かとらえようとして、幅ひろく身がまえる姿勢がふさわしかった。

わたしたちは第二の踊りを "悪夢" と名づけた。
踊り子はおじぎをした位置から、まっすぐ前方にのりだしてゆく。仮面の口は大きくひらき、鼻はぶざまにゆがんでいる。女優のおびやかすようにあげた腕は、特別な管で長くひきのばされている。


第三の踊りをわたしたちは "にぎやかな絶望" と名づけた。


弓なりに曲がった腕には、紙で長く切りぬいた黄金の手がぶらさがっている。この人物は二、三度左右に、それからゆっくりと中心部をまわり、ついに稲妻のようにくずれおちるかと思うと、またゆっくりと最初の動きにもどるのだ。

 わたしたち全体を仮面に熱中させたのは、それが人間的ではなく、人間よりも大きな性格と情熱を体現する、ということである。》

             (針生一郎様訳)

3番目の "にぎやかな絶望" っていう大層魅力的な、そして沢山の近代フランス芸術にその影を見出すことができる此の素敵なタイトルにきゃぁ♪ と嬉しくなって書きたくて、長い引用になりました。

**


昨夜から固形物には手が出ず、ミルク代わりに豆乳を加えた温かい紅茶や甘い野菜ジュースをカロリーにして、ブルゴーニュ君と並んでキーを打った遅い朝。



空の青

March 15, 2018

先日のカーディガンコートよりだいぶ薄手の1着。


いつもと同じに母の手編みを、いつもと同じにお別れ前に撮してみる。

  *冬の野良ちゃん

色は似てるけど、こちらはブルーとグリーンの2色を織込むような模様なの。


テレビのお天気番組だったかな。'日本語は色につけた名前が多くて、日本人はそれだけ色に敏感なんですね' ってフレーズを聞いた。開花情報や紅葉情報に伴って複数回耳にしたと思う。

確かに名付けられた色は多く、
青だけでも千草色・鴨頭草・紅掛空色・・・
私は多くは知らないけれど数あるでしょう。素晴らしいと思う。


だけれど青の味わいを次のように語る人がいる。
色の名もない '空の青' を。(日本の言い方でも'天色' がありますね)


 《空の青を、それについてのイメージのもつ諸価値によって検討しようとすると、それだけでも詳細な研究を必要とするだろう。またそれによって水、火、大地および大気の根本元素に従い、あらゆるタイプの物質的想像力が明確になるであろう。いいかえれば、

空の青というテーマだけによってでも、詩人を次の四つの部類に分類することができるだろう。すなわち、

 不動の空のなかに流れる液体を見、
 ほんの僅かな雲によっても生気をかんじる人々。

 巨大な焔としての青空 --- ノアーユ伯爵夫人がいう
 "燃えるような" 青 le bleu cuisant として、
 これを体験する人々("永遠の力" 119頁)。

 青いつき固められたもの、塗料を塗られた穹窿(きゅうりゅう)
 --- ノアーユ伯爵夫人がまた緊密な堅い碧空といっているもの
 --- として空を眺める人たち(前掲書、154頁)。

 最後に、空の青の大気的本性をほんとうに分有する人たち。


 もちろん、本能から原初的インスピレーションに従う大詩人と並んで、かくも月並みなイメージにかんしては、"空の青" が決して原初的イメージでなく終始概念となっているあらゆる韻文屋たちを暴きだすことは容易であろう。


青空の詩情はこういう指導者たちによってひどく趣きをそがれてしまう。われわれは青という色がばかげた色であるというミュッセの軽蔑をほぼ理解することができる。

少なくともいつわりの詩人たちにとっては、それは気取った純潔さの色、したがってそれはサファイアであり、亜麻の花である。》

             (宇佐見英治様訳)


ガストン・バシュラール '空と夢' 第6章 "青空" です。

'敏感' である (敏感なんて、まったくもって私が触れようするテーマじゃありませんが、ただ開花をめぐりテレビで談笑する言葉を拾ったまでです) とは何かを突き詰めずいるのを好しとしない思想家たちの美しい青に触れたいと思った。


■病理組曲関連リンク
*病理組曲
  *ほくろぶた
  *腹巻FP146
  アルマンド
    *自己紹介のパトロジー
  クラント
    ?僕が聞いた言葉遣い
  サラバンド
    *仕事、何してる人?
  エール
    *小鼻と受容
  ガヴォット
    *
  ロンドー
    *水色
  ラ・サノミユーズ
    *ラ・サノミユーズ
  優しく辛辣な女と、田分けた男
    *アルブレヒト
    *森の霧
    *優しく辛辣な女と、田分けた男
  *乎Paris1岩風呂のドミノの中に
  *一片の雲
  *パノラマ

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■フランス的テーマ関連リンク
*フランス的とは
*村落の花

*ゾラの実
  *ゾラ19世紀の記念碑
  *フランス19世紀の繊細
  *自尊と言語と音楽

*フランスと動物臭


*音楽のひとこま
*曲決めは楽しい (2009年のお答えを兼ねて)

*フランスとヴォルテール
*オーレリア或いは夢と人生
*仏文学を好きなのはネ・・・

*ランボーと抑圧
  *ランボーの田舎

*パリの不合理
  *ミスタンゲットのパリ
    ?僕が見た素面の事件
  *街角が香る
  *街の色
  *サ・セ・パリ
  *"パリ空の下"
  *石灰跡
  *側面

*パリの歩き方
  *フランスのご馳走様
  *フランス菓子をおいしく味わう
  *バカンス風お食事時間
  *偏好

*愛すべきフランス
*怪談の日仏

*重なりの量感
  *FOUJITA展とエネルギー
  *チェックするブログと おしゃべりな家
  *フランス気質と音さがし

*ドイツ民族・フランス音楽
*フランス民族・フランス気質
  *紫陽花の部屋で
  *トイッチュ

*自由
*フランスとルイーズ
*神のないルイーズとフランス

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■フランス音楽関連リンク
*フランス音楽(1)霧の具象
*フランス音楽(2)感情と心象
*フランス音楽(3)失意
*フランス音楽(4)エクリチュール
*フランス音楽(5)さかしま
*フランス音楽(6)トーン変動
*フランス音楽(7)崩壊と慈しみと
  *プーランク "花" 音源up
*フランス音楽(8)感性の求め

*フランスのからくり
  ?僕が見たタニシ
  *くっきーさんとサティ
  ?僕が見てるちゃいちい小鳥

*フランスの特権
*フランス音楽とゲラン
*目眩まし

*尻切れ草履
*沈黙とフランス音楽
*パリとアズナヴール
*サティ "ランピール劇場の歌姫"
*プーと共感

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■イマージュテーマ関連リンク
*美しい白のイマージュ
*イマージュに血が通う
*本質なきイマージュ
*本質とイマージュ
*イマージュと技巧
*切られたイマージュ
*女の子はファンシー好き(6)ルイ・アラゴン
*イマージュのシルエット
*イマージュ
*フランス音楽とイマージュ考
  ?僕が思うパリの風
*審美とイマージュ
*イマージュと食
  *夫の食とバルザック
*キッチンのイマージュ
*夫のコタツ嫌いとイマージュ
*イマージュと朝顔

*人工の庭
*明るい朝
*人工と自然
*お庭と作業台

*モンスリ公園とカードル

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■象徴関連リンク
*象徴(1)月とピエロ
*象徴(2)オコゼ
*象徴(3)花色
*象徴(4)気狂いピエロ
*象徴(5)シニフィエ
*象徴(6) "蝶と花" 落合訳

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■シュレアリスム関連リンク
*フランス、恋の結末、オートマティスム

*海原の娘(1)虚構現実
*海原の娘(2)幻想の意味
*海原の娘(3)普遍性への問い
*謎 -- ラヴェル "永遠の謎"
  ?僕が思うシューレア・クリーム
  ?僕が思う靴下と階段

*ブルトンと散形花

*金魚
  *標題音楽

*パリのプーランク
  *フロランタンと詩と音楽
  *プーランクとシュレアリスム



シネマ記録(19)大人は判ってくれない

February 21, 2018

アンスンエンシスが満開になってきた。


昨日ブログに書いた "あこがれ" とセットDVDだった "大人は判ってくれない" を2度食い入るように観た。

  *シネマ記録(18)あこがれ・アムール

現在なくなってる屋根や、今では修復されて綺麗に変わった建造物がスクリーンに生きてた。

クランクインは1958年11月10日と解説があった。
解説はDVD特典なんでしょう。映画本編を観た時にはなかったと思う。

  プーの晩年に当たる時期。
  日々感じてるたまらない寂しさの正体を
  此の映画によって少しだけ理解した。


タピオカちゃんとパリの古びたシネマ劇場でこの映画を観た日、


片開きの低い扉から外へ出ればスクリーンと同じ消火栓が立っていて、野菜たちは映画と同じ木箱に入って此方に顔を見せ、同じように傾いだ細道があった。

ああそれはなんて贅沢だったことだろう。
私たちはそう上等じゃないカフェに座り、タピオカちゃんはいつものようにエスプレスを私もいつものようにテオレを頼んだ。

何でもないその一コマは、此の映画に対するトリュフォーの考えの変遷 ---

( "アントワーヌの家出" という最初のタイトルから "四つの木曜日" とする案を経て現タイトルへと移っていった)


--- のように自然でいて劇的だったのだと思う。


それは [子供と大人が居る風景] や [映画館のあとに入るカフェ] や [お友達と過ごす土曜日] ほどにも [自然で何でもなく、だから劇的と言える種類の事] である。

最高に劇的な事項はコレを翌1959年に (私にとってもはや '翌年' だ。制作開始年翌年の '今日' の意味だ) 観ることだ。

2度食い入るように観たと書いた。
今日この日、1959年6月21日に観ているつもりで丹念に観た。

6月3日公開は大きなポスターで知ってたけれど、学校の様々で2週以上遅れて観ているのだ。クラスメイトもまだ2人しか行ってなかった。其う思いながら観た。

ほぼキ印なんだろう。でもご心配なく。別に今に始まったことじゃない。


寂しくて泣いた。


人物がまだまだ古い時代のビュット・モンマルトルを走る。
カメラが遠くから追う。
それを見て涙する。寂しくて涙する。

私なんかより何百倍トリュフォーにお詳しい方々は山のように居らっしゃる。だから映画を分かち合えない寂しさじゃない。

もっと言えばトリュフォーフアンの集いに参加させて頂けるような場がもしもあったとしたら (あり得ないが、映画にこんなにも疎い者でも参加して構わない集いが存在すると仮定して) 尚、今の寂しさを増長させるだろう。

そもそも私は映画フアンでさえない。
'パリの' 熱狂的フアンなだけだ。

寂しさの理由は、その集いが1959年ではないからだ。
夫に背中をさすってもらいながら嗚咽するほど悲しいのだ。


主人公が学校で学ばされるÉpitaphe pour un lièvre。


作者のジャン・リシュパンの詩はフォーレ "墓地にて" で触れて訳し幾度も演奏したけれど、私たちは21世紀に好んで・わざわざリシュパンに触れて愛したのであって、映画の子供達のように厭がりながら押し付けられる文学者としてリシュパンが存在する世界に行けないことが寂しいのだ。

  大人は判ってくれないだろう。
  そもそも判ってくれなど思いもしていない。

だから主人公は無茶な家出をしたし、私は無茶を書き殴る。


*シネマ記録(1)モンパルナスの灯・他
*シネマ記録(2)宮廷画家ゴヤは見た
*シネマ記録(3)エゴン・シーレ 愛欲と陶酔の日々・他
*シネマ記録(4)カラヴァッジョ 天才画家の光と影・他
*シネマ記録(5)たそがれの女心
*シネマ記録(6) 愛と宿命の泉Part.1
*シネマ記録(7) 愛と宿命の泉Part.2
  *フロレットという女性
*シネマ記録(8)ミッドナイト・イン・パリ
*シネマ記録(9)カミーユ・クローデル
*シネマ記録(10)アデルの恋の物語
*シネマ記録(11)大いなる沈黙へ
*シネマ記録(12)パリは燃えているか・他
*シネマ記録(13)赤と黒・他
*シネマ記録(14)ブルゴーニュ?
  *怒られるわ
*シネマ記録(15)フランス組曲
*シネマ記録(16)セラフィーヌの庭
*シネマ記録(17)ランジェ公爵夫人
*シネマ記録(18)あこがれ・アムール



シネマ記録(18)あこがれ・アムール

February 20, 2018

可愛い挿絵でしょう?
"お皿監視人 -- あるいはお天気を本当にきめているのはだれか"。


好きなミヒャエル・ゾーヴァが挿絵を担当してるって理由で選んだ1冊はハンス・ツィッパートって作家さんの可愛らしい作品でした。

頭がさっぱり回らない日にベッドで読むのにぴったりだったワ。

フランス一辺倒の自分はジャン・ピエール・ジュネ監督がお選びになったゾーヴァって観点でだけれど、大好きなのには変わりない。


動けなかったから映画DVDも観てました。


トリュフォーに帰ろうって感じで "あこがれ" と "大人は判ってくれない" がセットになったDVDを手に取った。パリ下町の小さな劇場でリバイバルを観たことがあるけれど改めて。

Les Mistons "あこがれ" は処女作のみずみずしさも
役者の名を役名に使ってる若者らしさのような空気感も

自転車で疾走するカーブも
風を孕んだスカートの裾も

青い香りを放って群れ育つ草も
強い陽を跳ね返す小麦色の肌も

まさか、
まさかこれがモノクロ映画とは思えない。
鮮やかな青春の色彩というものだろうか。


"あこがれ" の直前に観てたのがミヒャエル・ハネケ監督の "アムール" (邦題は '愛、アムール' ですが陳腐な連想を避けるため原題のカタカナ表記にしておきます) だったから、2つの映画の対比が大きく感じられた。


オーストリアの監督さんだけど俳優陣がフランス人で言語は仏語(英語吹替えあり)。

ストーリーの中では老老介護を扱ってはいるけれど、お話の道筋を最重要に据える映画じゃあないと思います。

静かに心から空気が漏れ、静かに関係がひずみ、静かに生活が狂ってゆくような・・・負の側面がゆっくりと立ち上がり、近づいてくる描写が大変味わい深かった。


*シネマ記録(1)モンパルナスの灯・他
*シネマ記録(2)宮廷画家ゴヤは見た
*シネマ記録(3)エゴン・シーレ 愛欲と陶酔の日々・他
*シネマ記録(4)カラヴァッジョ 天才画家の光と影・他
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*シネマ記録(6) 愛と宿命の泉Part.1
*シネマ記録(7) 愛と宿命の泉Part.2
  *フロレットという女性
*シネマ記録(8)ミッドナイト・イン・パリ
*シネマ記録(9)カミーユ・クローデル
*シネマ記録(10)アデルの恋の物語
*シネマ記録(11)大いなる沈黙へ
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優しく辛辣な女と、田分けた男

February 10, 2018

ろくな恋愛をしてこなかった。


若い頃、よくわからないくらいお付き合いはしたけれど
今でも尊敬できる人との佳き思い出といえば、パリで婚約して数年を共に暮らした人との恋愛くらいだ。

他の人は文字どおり 'その他' に過ぎず、顔は何となく憶えてるが名前はもう忘れたとか、苗字だけ憶えてる場合はその名を聞くのも気分が悪いほど嫌悪感を持ってるとかだ。

女性にはありがちなパターンで瞬間的に大嫌いになって別れるから、最後の思い出なんて拒絶感しか残らないのだ。

袋一杯ポップコーンを美味しく食べたのに最後の一粒が膨らんでおらず、結局ポップコーンの思い出は 'ガリッとした種が飛び込んできて、歯が欠けたから2度と厭だ' だけで占められるようなものだ。


一部の女の脳はそんなところがあると思う。


賢明な女性のお怒りに触れぬよう言っておくと、すくなくとも私のような馬鹿者の場合は其れだ。そして '一部の女の' なんて書くと、一緒にしないでよと叱られそうなので '一部の明晰な方を除く女の' 脳としよう。

対して男は、歯が欠ける前の事を憶えていて言いたがる。

あの時ポップコーンを食べてた君は・・・などと思い出語りをしたがる。'歯が欠けたのは不幸だったけれど、君はキャラメル味のポップコーンを好きで、あの頃僕は君がポップコーンを食べるのを見てるのが好きだった' なんて心持ちを持ち続ける男は世の中にゴロゴロ存在するらしい。不気味だ。

歯が欠けたことで総てが嫌になったんだ。
欠ける前のことなど知るかよ、と思う。

  第一。嗚呼! 最も大きな嘆息を呼ぶ、その言葉。

私は塩バター味のポップコーンが好きなのだ。
お前が知らないだけだ。キャラメル味も嫌いじゃない。ただ、私がキャラメル味を '1番' 好きだとお前が勝手に勘違いしてるのを否定しなかっただけだ。

理由は面倒くさいからだ。ポップコーンの味で無駄な議論をするより1人で塩バター味のポップコーンを1袋貪り食べるほうが簡単だからだ。


ところでお前は恐らくはキャラメル味ポップコーンを好むタイプの女が好きなのだろう。


そういった薄ら甘いイメージはお前の脳内に留めておくのでたくさんだ。他人におっ被せてきてんじゃないよ、馬~鹿っ!

・・・というのは実話ではないし、
私は膨らみ切らないポップコーンで歯が欠けたこともない。

例えばのお話だ。
アルブレヒト的構造を講じたくなって

  *アルブレヒト
  *森の霧

以降の実話のための前振りでした。

**


昨年元彼とメールを交わした。本ページの最初に記した1人以外は例外なく、其の元彼もクソかよ! 的感情を最後に連絡を取らなくなった相手だったが、個人への悪感情に関わりなくパリについて知りたい事柄があったのだ。

自分にとってパリと、パリの音楽は何より大事だ。


連絡を取ろうとして、御多分にもれず苗字を忘れてた。


過去には幾百回も書いただろうファーストネームの綴りさえ、どう書くんだっけ? と調べる始末。

2度目に書くけれど '一部の明晰な方を除く女の' 脳はそんなものだ。別れた男の名前だの、ましてや漢字や綴りまで憶えてるものか。

兎角も途中までは思った通りに有意義だったし、パリの空気を伝えてもらえるのが有り難かった。

大好きなアラゴン詩が歌詞になった歌に '幸福な愛なんてない' という一節があり、ゴダール監督がその歌に対して '幸福な愛がないなんて嘘だわ、不幸な愛なんてない' と科白を言わせる映画シーンについて教えてもらった。

大好きな、パリっぽい小さく光るキャンディのような逸話を山ほど知ってる人とメールであっても話すのは、病以来身体に差し障りのある外出も会話相手も極端に減らしてた自分には意義深く、其の点は感謝した。


私は優しく返信をした。


"アラゴンよりも、ゴダール監督に賛同するワ" と。

  昔恋人だった女が此ういうのである。

其れはまるで
[一見不幸な終わり方をした私たちの恋愛も、決して不幸なものじゃなかったワ]
と伝えてるようではないか。

等と、
クソ馬鹿馬鹿しい勘違いをしそうなのが、如何にもアルブレヒト系の愚昧な脳味噌ってものだぜな~と思いながら書いた。

当然、正直な気持ちは
[私たちの間にあったのは愛ではない単なる自己満足とエゴイズムだから、お前と付き合ったのは不幸だったが、別の人との本当の愛に関して言うなら '不幸な愛などない' のほうに賛同するワ]
に決まっている。

  それ以外の何であろうか?
  他に何があろうか?

しかし例えば恐ろしいことに
'僕も君の意見に賛成だよ' と [上述の含みをまったく感じ取れずに] つまりは [僕らの愛も今となっては不幸じゃなかったね] 的なニュアンスで答えるとしたら一体どういう脳構造だろう。

  これがアルブレヒト脳だ。

本日のタイトルは尊敬するクープラン第15組曲の6曲目 "優しく辛辣な女 (La douce et piquante) " への賛美を込めて。


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一片の雲

February 09, 2018

2枚目の写真のお人形とおんなじポジションを取ってみたブルゴーニュ君です。


病院から戻ってお休みしながらお部屋の片隅で小さなお飯事をした一瞬の平和な記録写真。

だけどそんなものは何にもなりはしない。
楽しい時間がブルゴーニュ君の中で育まれれば良いのだ。

ブルゴーニュ君2世本人は写真を見はしないから、そもそも写真を撮る意味なんかないんだけどな。もともと拙ブログの写真は、文が読み難くならないための改行効果の役割でしかない。


それでも可愛い小さなうちの子をフレームに収めたくなって、
収めたからといって、愛しく思う気持ちがどこかに帰結するわけじゃない。


  何らかの帰着を、例えば命の帰着をもとより望んでない。
  正反対だ。

ふつりと途切れず、大々的に仰々しくトニックとドミナントを繰り返さなければ気が済まないような野暮ったさを音楽から受けるときの心持ちを憎んでる。
ドビュッシーがどこにも向かわない澱を愛したと病院で思い返しながら追った文字には、愛してやまないシュペルヴィェルの名があった。


相も変わらぬバシュラールです。


《想像的生における力動的想像力の役割を否定しようとするものがあったら、重い雲と軽い雲の、われわれの心を重苦しくする雲とわれわれを天の高みへと引きよせる雲との説明をしてほしいと要求すれば充分であろう。

われわれはまず直接的な弁証法として、シュペルヴィェルの言葉 "わたしにはすべては雲であり、わたしはそのために死ぬ" をかかげ、ついで他方ボードレールの散文詩 --- この詩集を飾る冒頭の詩を書きとめておこう。

--- では、一体お前は何が好きなのか。風変わりな異国の人よ。
--- わたしは雲が・・・ あそこを流れてゆく雲が、
  不可思議な雲が好きなのだ。


なにひとつ描写されずとも、ある雲は直接われわれを引きつけ、或る雲はわれわれをうち倒す。


。"王女マレーヌ" の罪の嵐のように、雲が呪われた館の "穴倉からう屋根裏部屋まで" を震わせるのに雷は必要でない。》

  肝心なのは引用の最後だ。

《雷は必要でない。
一つの世界全体に不幸を重くのしかからせるには一片の黒い雲でこと足りるのだ。》

             (宇佐見英治様訳)

再び病理組曲のピースでした。


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エッセンシャル

February 07, 2018

どこにでもくっついてくるブルゴーニュ君が
キッチンでご用事が済むのを待ってるところ。


ご用が済んで抱っこしてもらえるのを今か今かと待つのです。

今朝はまた1歩前進。元気が出てきました。
昨日長文を書き写すエネルギーが無くて、バシュラールの引用が短くて解り辛かったかも。

  *ガラスと花


昨日書き出したところの前文を書いておきますネ。


《いいかえれば、人々はイメージの不思議な統一に潜む物質的想像力をみずから体得しようとしないのである。そうなると形容詞のひびきあいを思い誤ってしまう。そのわけを示そう。

古いヨーロッパには、明るい、からっとした、悦ばしい国々がある。反対に東方の砂漠の上方には雲がかかっているが、反ヨーロッパ的な知恵、東洋的な知恵について、一層正確には新しい東洋の知恵について瞑想する思想家は物質的想像力に対する激しい激しい偏愛をもって、明るい、愛の空気のなかに生きている雲は、普通の雲のように曇っていないことを知っている。


同様にニーチェ的頂上に落ちかかる水は水中の水ではない。


天の牝牛からしぼられた乳はいわゆる乳でも乳らしいものでもなく、ディオニュソス的なものである。

ちょうどわれわれはここで、われわれの一般的命題を理解してもらうのに好適な例がえられる。》

             (宇佐見英治様訳)

もう楽しくて・・・
自分なんか何一つおしゃべりすべきじゃないと思える。
必要なことは全部彼らの筆で書いてある。

削ぎ落とされ、無駄はないのに豊かさに溢れたEssentialと
極めてフランス的な彼の想念が、今日の元気の源になりました。



乎Paris1岩風呂のドミノの中に

January 27, 2018

シェルフなど小さなスペースに赤いコーナーを作ってる。
年を重ねて益々明るい色が好きになってゆく。


昨日 '大の温泉嫌い' って発言した。

  *ハーシーズと凍結

温泉が得意じゃあないお方もそこそこ居られると思うのだ。

(ぬくもり易いでしょうが)湯疲れ&湯あたりし易いから・(皮膚に良いのでしょうが)ぬめりを気持ち悪く感じるから・(自然の香でお好きな方も多いでしょうが)匂いに強弱はあれどお湯の香が気分が良くないから

等々を括弧の言葉抜きで思ったりする。

全国民が温泉好きなわけじゃあなくても苦手層を取り上げる意味なんてないし、厭なら行かなければ良いだけの簡単なお話だから実際の数なんてわからないものなのでしょうね。


昔々お仕事絡みのお付き合いにグループで出かけたとき、行先で急に温泉に入ることになって苦しい想いをしたことがあった。


行き届いたサービスで清潔な温泉だった。苦しかったのは '温泉は誰だって好きでしょう' って空気のほうだった。

以来温泉のイメージはとても悪くなり、昨日給湯設備の凍結で温泉行きしか方法がないと判って気が塞ぐほどでした。

よく知らないんだからイメージでしかないけれど
悪いイメージってものは巨大な圧力だと思う。


和の空間を是が非でも楽しみなさい、ほら味があるだろう。
って迫られてるような気分になる。


何に? 例えば露天風呂の岩に。
岩が黒っぽいぬめりを見せる斜面は、ほほうと感心しなければならないと威圧してくる。

何に?或いは温泉旅館の奇妙に曲がり角の多い廊下に。
長い廊下は・・・回廊式じゃなく奥まる方へ奥まる方へと閉ざしてゆく廊下は、2つの選択肢を迫ってくる。

廊下はミシリと音を立てながら、'落ち着きますねえ' か 'やっぱり和の空間がいいですねえ' かどちらかを言え、さあ言え! と圧迫してくる。


意地でも口を開くものかとスルーしてると誰かが勧んでそれらの言葉を嬉しげに口にする。良いことだと思う。


岩風呂好きも宿好きも個人の感想だから好きに思えばいい。ポジティヴな感情はどんどん伝えればいい。

だけど個人としてやってくれ。
赤の他人の私まで同意してることにしないでくれ。

"これいいな/ここ好きだな" と話してくれ。
"これいいよね/ここ素敵だよね" の会話形態の意味がわからない。

  1文ずつ主語をつけない言語の中にいると
  多くの主語が [其の場に居る我々] となっていく事実を
  暗黙のうちに強要してると気づけないほど鈍くなるのか。

・・・こんな事を感じ続けたのが過去の温泉の思い出である。

温泉自体はあんまり憶えてない。
温泉を楽しむ人々の横で文章の主語の必要性を執拗に考え続けた記憶だけはっきりある。


さて昨日連れて行ってもらった温泉は其れとは全然違ってた。
近頃は抵抗なく入れる大きなプールみたいな所がたくさんあるって知った。


岩も、奥まってゆく廊下もなかった。
温泉施設の中は好きな回廊式だった。

温泉嫌いが1日で直るくらい気持ち良かった。
行きの車はテンションだだ下がりだったのに
帰りには、また行きたいって思ってた。

ところで本項は "病理組曲" の1ピースであり、タイトルはクープラン組曲 'oo色のドミノの中に' シリーズを模しました。


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*象徴(2)オコゼ
*象徴(3)花色
*象徴(4)気狂いピエロ
*象徴(5)シニフィエ
*象徴(6) "蝶と花" 落合訳

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■シュレアリスム関連リンク
*フランス、恋の結末、オートマティスム

*海原の娘(1)虚構現実
*海原の娘(2)幻想の意味
*海原の娘(3)普遍性への問い
*謎 -- ラヴェル "永遠の謎"
  ?僕が思うシューレア・クリーム
  ?僕が思う靴下と階段

*ブルトンと散形花

*金魚
  *標題音楽

*パリのプーランク
  *フロランタンと詩と音楽
  *プーランクとシュレアリスム




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