Le morceau ⅩⅠ



たまゆらの

September 16, 2018

ピンクのディゴワンにシャインマスカット。
今年初めての福岡産でした。


果汁たっぷりの大きな粒が柔らかで美味しかった。

昨日は目眩が酷くて、自分の目眩に酔うような半日を過ごし、夕刻になってやっとカーポートをお掃除した。


ブルゴーニュ君が優しく案じながら見守ってる。


自由に遊んでれば良いのに、飼い主の調子が悪いと此うしてジッと見てるんです。

後ろにあるのは、レモンカナリアちゃんが注文で作ってもらってプレゼントしてくれた椅子で実際に座れるの。エイジング加工がされてるけれどピカピカの新品です。

出来上がりまで数ヶ月を秘密で待って完成翌日に届けてくれた。


こんな場所でイベールを弾いて遊ぶ日が半月後に近づいてる。


といってもまずは9月の度重なる通院を最後までクリアするほうに一生懸命だから準備が進んでるのでもない。

だけど合間合間に楽曲への自分なりの解答は固めてゆきたいな。


診察を待つ時間ジャンケレヴィチのドビュッシー論を読み返してて、今弾こうとしてる小さな "物語" の曲集に通じる精良な文章を見つけたからメモしましょ。


《彼の前奏曲は、ショパン、スクリャビン、ラフマニノフの場合のように、主観的気分の束の間の状態を描いているのではない。


ドビュッシーが前奏曲と呼ぶ典型的な、静止した絵のような映像は、いかなる心情の吐露とも違って、つねに非個人的、客観的性格を持っている。

ジョゼフ・ジョンゲンの悲壮で気まぐれな前奏曲は、'不安'、'郷愁'、'苦しみ'、'熱情'、'苦悶'、'優しさ' ....と題されているが、ドビュッシーの前奏曲は、感覚的な [束の間の印象]、幻影である。》

             (船山隆様・松橋麻利様訳)


イストワールと重なったポイントは「静止した絵」という点。


例えば水が流れていようとも其れが意思を持って何かを押し流そうとする力ある水じゃなく、また流される運命への悲嘆を湛えてもおらず、

流れる水を '1つの時という点' である瞬間を描いた、謂わば「切り取られた図案」であること。

'止まってしまったもの' '連続性を断たれたもの' '閉じ込められたもの' がもつ儚い息遣いこそ最も耳を欹てたいものということ。

これが、作り話を押し被せて澄んだ音のピエスを覆ってはならないと考える所以です。

たまゆらの小さな瞬きをそのまま掌に包みたい。


*イベールの顔
*イベールにとっての物語



ピアノ弾きたい動画

July 29, 2018

ウサギの '地下足袋' を抱っこしてご機嫌なブルゴーニュ君。

  *地下足袋と七五調


飼い主がお稽古終いをしてると、もう遊べる? って問いかけてきた笑顔なの。

カメラアプリ規定の30秒内に収まる箇所を探してグラナドスを弾いてみた。




台風が近づいてた昨日は気圧の変化で調子を崩して、結局は午後から夜まで寝っ放しになってしまった。

ブルゴーニュ君の隣でうっすら目を開けたのは19時頃。
まだ沈み込みそうにだるかったけど、ピアノが弾きたくて起き出した。


病気になる前は、弾かなきゃ、早くお稽古しなきゃって頑張ってエンジンをかけることも多かった。

今は、ピアノ弾きたい! と鍵盤に指を置きます。



ハノンと恋

March 11, 2018

昔ハノンが辛かったのは、単純作業を繰り返すせいかなって思ってた。

  *ハノンとワンコ写真


それは考え方の順序が逆なんだワって、ある時思い直した。

音楽がしたい筈なのに '単純作業のステップを踏まなければ音楽ができませんよ' って具合に [此れは単純作業である] と間違った変換がされてることに苦しい気分なってたと思う。

この御達しは不思議が過ぎる。音楽の前に必要な事柄を '単純作業' と括るだなんていう趣のない粗略な発想に納得する必要はないと考えた。


ハノンがいけないのじゃあない。


ハノンを単純作業の課題と据えてしまう教師のぞんざいさに納得ゆかない子供達があの頃たくさん居たのねと振り返った。

教師が単純に指の遣い方を教える教材と捉えれば音の種類には無頓着になり、感受性豊かな子供ほど美しくない音が上がったり下がったりする繰り返しに気が変になりそうになる。

じゃあ美しい音でハノンを弾きさえすれば良いのか?
ちがう。そういうことじゃあない。


わかり易く言おう。


上品な例じゃあないけれど音楽になり得るものを粗雑に扱う仕業よりは、下品なほうが幾分マシだから。

ハノンは指の訓練の教材だから我慢しましょうなんていうのは、職業訓練できた効率良く稼げる男だから結婚しなさいって御達しのようなものだ。

次に美しい音で弾けばそれなりに楽しいですよなんて甘言は、そこそこ顔が良い男なら悪寒はしないから取り敢えず付き合いなさいとでも言ってるようなものじゃないか。


ちがう。全然ちがうんだ。
ハノンと結婚したいのでも付き合いたいのでもない。

  私たちはドキドキしたいのだ。
  それが最初じゃあないの?


私はドキドキしないやり方が厭だった。
オブラート(ビニール袋かな?)に包んで申せば、プンプンかよ! って感じだ。


少しなら弾けそうなバッハの易しい曲に、または先で弾けるかもしれないスカルラッティのパッセージにハノンと同じ音形を見つけ、今重ねるお稽古が、いつか憧れのあの曲の1部となるかもしれない期待こそドキドキさせてくれる。

ある時はラモー風、ある時はモーツァルト風・・・
それらはとても有効な練習でもあり、
ドキドキする何かを音から見つければ曲への恋は始まるのだ。

何を '我慢' する必要があるだろう。


恋のために雨に濡れるのは '我慢' だろうか?
そのためにひいた風邪の辛ささえ甘美じゃあないだろうか。

それくらいの恋をすればいい。
我慢をしてハノンを弾かず、ハノンと共通するモチーフに恋を見つけられるといい。



枯れた花のお手紙

January 19, 2018

アンティークのボタンたち。色褪せて、シミも浮き出てる。


何からお話するのが順序かわからないまま、この黄色い '音符' を手に取った。お好きと聞いた文旦の黄色で思いついたボタン。

ボタンと文旦を掛けてるのじゃあない。
それとも掛かってるほうがフランス的だろうか。


ブロカントのお紐で束ねて、おままごとのタスに入れた。


楽曲を手がけるとはそういうことかもしれないと思う。
今自分が何を言おうとしてるか判らなくても、思うままに音に触ってみる。音を触覚で感じてみる。

タスはフライングタイガーさんの現行品。


黄色いアンティークボタンを次々出した。


傷が入ってくすんだボタンは、あの花だ・・・と
ヴィルモランの歌詞を思った。


色褪せた花、砂が降りかかった花、と歌われる。


過去には愛の花だったものだ・・・と、
詩を思い起こしながら気の向くままにボタン穴に通した。

お紐は、花が生きてた頃に瑞々しかった茎に見えてくる。
花が朽ちた後に、茎もこんなに細っていったろう。


小さなボタンは黄色い糸で綴じて
おままごとのシュガーポットに入れた。


死んだ愛の花の骨壷のようでなかなか気に入った。
甚だ不健康なルイーズ詩によくマッチするじゃあないか。


といっても不健康な気分で作業してるのじゃなく


チェコの皮布でボタンを包んだりしてミニチュア荷物を楽しむ。


黄土がかったごく小さなアンティーク布切れも選ぶ。


昨年だったかアンティーク収集家さんから幾枚もセットでお安く譲っていただいたのだ。

コースターにしたり、小物のステージにしたりして楽しんでる切りっぱなしの布片。うちでまだ使わずに仕舞ってた色柄をそのままお箱に入れた。


詩の '花' は燃されるのだ。
暖炉にくべられる。


花は、愛の思い出であり、ひょっとしたらお手紙もあったかもしれず、詩中の女性自身でもあるだろう。

そんな事を想いながら暖炉の火のような赤い布片も出してきた。


燻したような銀色たちは
昔輝いてた愛なのだろうか。


光を失った愛は灰になろうとしてる。


ムートンの綺麗めなケースに、古い愛を乗せる。


花が瑞々しかった頃、男が真っ直ぐに彼女を見つめた頃、
そして彼女の頬が薔薇色だった頃に男から貰ったかもしれないアクセサリーケースだ。

干からび、死んだ愛の残骸を乗せるにふさわしい。


えへへ、ここまで読んでくださった方々は、'え? 今日のブログ何?' って思いなさったかも。
ルイーズ・ド・ヴィルモランの歌詞を読んだ健全な方々のご感想のように。


今日のはね、フランスものでどんな曲がお勧めでしょうと問われたお答えの1つとして、プー '偽りの婚約' の終曲 "花" を思い浮かべた図です。

《フォーレ "リディア" のように歌のメロディーとピアノ伴奏が同じ旋律で進むため、意外と音程が取り易いです。

そしてピアノのハーモニーが曲の雰囲気を随分と手伝ってくれますし(ピアニストの責任は重大ですが) 縦合わせから自由になれて、しかも譜面ヅラよりも難解じゃなく、イマジネーションの中にグッと入り込んで遊べる曲だと思います。》

ナンテ応答を書くよりも、上のよくわからないパッケが届くほうが面白いから。暖炉に焼べて、ルイーズごっこをしてみてください。(変な気化物質が出ると危ないからお外の焚き火のほうがいいかもです)



動画:むはむはマハ

January 18, 2018

飼い主の調子をみながら、優しい優しいお顔で付き添ってくるブルゴーニュ君。


しんどい2日間だったので、ちょっと心配そうな表情で飼い主をピアノ室前まで導いた。

ところが曲を聴くときは変化します。此処が僕の場所! って自由な世界に遊ぶのです。




今日の演奏は完成形じゃあなく、ピアノ弾き的には撮り直したい箇所があるけれどブルゴーニュ君が面白いからこのままupしちゃうワ。

前半は僅かにお耳の中が動いてるのにご注目。そして


クレッシェンドで盛り上がる直前から察知して、お口をむはむはさせて歌い始める。


思いがけず急にピアニシモになると (ブルゴーニュ君にとっては思いがけなかったのね) オヤッ? って薄目を開き、

再び陶酔。むはむは歌います。

寝言かなとも思ったけど動画最後(約1分)のフレーズ仕舞いで 'ハイここで1フレーズ終わりネ︎' ってしっかり目を開ける。

元野犬ちゃんがこんなにお利口になりました。



プリュドムの風景

January 13, 2018

井上究一郎様の訳詩集 "シテールへの旅" がとっても楽しかった。


ロンサール、ユゴー、マラルメなど翻訳が少ない詩も収録されてる価値ある1冊だった。


霜が降りて張りがなくなった花びらが多いエクステリアで
色の賑わいをくれるヒューケラが頼りです。


全国的な寒波の中、恒例行事があった。
バス用の給湯器が凍結で調子悪くなり、ガス会社さんを呼ぶ毎年の拙宅の催し。


昨年の今頃は入院前の検査が忙しく、その後すぐ入院になった。


全館暖房で一定気温に保たれた病棟で過ごした昨冬は給湯器行事のことなんて忘れてたし、それどころじゃあなかった。

面倒だけど土地の気候に根ざすが故に何か愛しい気もする例年の催しを、昨年は夫がしてくれたのかな? 毎日お見舞いに来てくれても其んなお話は耳にしなかった。

ネガティヴなことや心配なことは口にせず、ただただ優しく毎日見舞ってくれてた。


おそらくあっただろう給湯器トラブルを病中話さなかったのは夫らしい仕業だわって思ったのをきっかけに、昨夜は結婚前のことを思い出してた。


プリュドム詩にフォーレが曲をつけた "水のほとりに" のような2人でいたいと話してた事を。

すると折良くフォーレの此の曲をこれから歌われる方からメールをいただいた。

新しい曲の命が生まれそうなお知らせは楽しい。何処かで誰かが何かの曲を愛する事実が卵のように1粒零れて、其処に楽曲の小宇宙が1つ生まれて、中に様々な風景が大切に閉じ籠められる。その素敵な球体を覗き見るのがコンサートなのかなナンテ思った。


此うしたお知らせに私はたとえば '歌うときの彼女は川からどんな距離に居るか' と想像するのが大好きだ。


足許すぐ傍に流れる川か、遠景で見遥かす河か。

その何処かに彼女自身は居るのか、それとも主人公の心の中に入ってゆく形なのか、または並んだ2人の周囲に流れる音楽を写生する画家のような存在として歌うのか。

川の大きさは、深さは、対岸は?

川音は聞こえるのか、聞こえるならどんな風に?
それとも心の窓を隔てて何も聞こえない想像の岸なのか。

水の色は、空の色は、空気の流れは?

曲の想像は楽しい。演奏者の誰がどんな風に '曲の中の位置' を選ぶか知るのもとても楽しい。

心の中で風景をたくさん動かしながら
作るうちに演奏も自分も変わってゆける曲。

それ以外のお返事はまた改めまして・・・と、此んな所に伝言を置く。



メロディーに掛かる

December 21, 2017

ヌガーを見るとつい素通りできなくなる。


メレンゲを加えて作るほうの、甘みを抑えて粘り気も少ないタイプのヌガーは子供時代の駄菓子で、懐かしい感じがする。

今月はじめにブルゴーニュ君が書いた記事をご記憶に留めてくださってるかたが居られるでしょうか・・・

  *僕が見た鼻血

後にフレーズのお話に使いたくて、文章スタイルを試しました。


文字色をワントーン落として原文の一部を貼りますね。


続く下をちょっと見ていただけたら嬉しいです。

**


2人で話してる最中にも一筋血が流れた。
だから蝶番君、焦って早口で言ったの。

  '桜ちゃん鼻血出てる'

慌てて滑舌が悪かったのか、お姉ちゃまには別な風に聞こえっちまった。

  桜ちゃん愛してる、ってさ。

おしゃべりを辞めて嬉しそうに笑った。なにしろ
お話途中で急に愛してるって言われたと思ってるからね。

驚くのは蝶番君さ。
鼻血出したまま笑う女はなかなかシュールだあもの。

蝶番君は前より強い調子でもう1度言った。

  'ねえ! 鼻血出てるよ!'

お姉ちゃま、くすっと笑ってウンって頷いた。なにしろ
強い調子で

  ねえ! 愛してるよ!、って言われたと思ってるからね。


同形式のメロディーを2度重ねる曲ですと下のようになりますね。


(1)流れた。

  '鼻血出てる'

(2)別な風に聞こえっちまった。

  愛してる、ってさ。

(3)笑った。なにしろ
急に愛してるって言われたと思ってるからね。

(4)もう1度言った。

  'ねえ! 鼻血出てるよ!'

(5)別な風に聞こえっちまった。

  ねえ! 愛してるよ!、ってさ。

(6)頷いた。なにしろ
強い調子で愛してるよって言われたと思ってるからね。


だけども全く同じものを並べるのは人の耳にとって必ずしも '快' じゃなかったり、発展が感じられなかったりもしますね。


エステティックの問があったり、語るうちに変化するものの表現でもあったり、他様々な理由でメロディ納めに差異が現れる場合は多いですよね。

それを模して次のように作りました。

(1)流れた。

  '鼻血出てる'

(2)別な風に聞こえっちまった。

  愛してる、ってさ。

(3)笑った。なにしろ
急に愛してるって言われたと思ってるからね。

(4)もう1度言った。

  'ねえ! 鼻血出てるよ!'

(5+6)頷いた。なにしろ
強い調子で

  ねえ! 愛してるよ!って言われたと思ってるからね。


最後に5と6のメロディーを混ぜる(言葉を前後の文に'掛ける' の意味)手法ですが、ポイントは何の色もつけなかった最終行の句点にあるかもしれません。

  ココね➡️「てるよ!って言われたと

水色の2番愛してる、ってさ。
緑の5番ねえ! 愛してるよ!、ってさ。では
句点を使ってます。

ピンクの3番とピンクの6番愛してるって言われたと思ってるからね。は句点を使わない格好で揃えました。

2種類の書き方が5番+6番になって総括される格好です。
一見、此処には [必要ないかに見える句点] が2番3番5番6番みなに掛かるアーティキュレーションになるということ・・・楽曲の中でたくさん見つかりますよネ。


*お散歩とテーマの変容
*ソナタ的お茶の日



小ジワとメロディー

December 01, 2017

先日お出かけした日は久々にしっかりメイクした。

  *メイクアップ


夫とブルゴーニュ君がお迎えに来てくれて3人で帰った。おうちに着くと夫がiPhoneカメラを構えた。

じゃあ髪を写してってお願いした1枚目。
重めのカットを毛先だけ細かく巻いてジェルでくしゃくしゃにして頑張ったのだ。

力入れた毛先写して~
コテを使ったのもメイク同様久方ぶりだったから。


よく揉み込んで、行きには立ち上がりを作ってあったのに
帰る頃にはカールが伸びてつまんないヘアになっちゃった。


雨上がりで湿度が高い日だったのだ。

写してくれたのは電気の真下。此処で撮るとシワが目立たなくて良いかも? とか目の前の夫にしゃべってる2枚目。その代わり顔の凹凸まで光で飛ぶ。

つまるところ其れなんだわ・・・


昨日ピアノを弾いてて


音ムラ (顔写真だと小ジワなどの凹凸) をなくして音粒を揃えると、1フレーズの中のカーブ (目鼻などパーツの線) までぼやけてしまい、音の流れ (顔の輪郭) の中で音の表情が負けてしまうところがあった。

音ムラ (小ジワ) が見えるほうが良いって意味ではない。でも
全体にペンダントライトが当たったようなメロディーの扱いはいただけない。研究してみましょ。

(そのお話のために失敗顔写真を晒すことに夫が大ウケしてます。
リスク高すぎる曲のお話・笑)



プーランク:一篇の。

November 09, 2017

すべらかな細い糸で母が手編みしてくれたカーディガン。


くったりしちゃうまで着つくして、またもやお別れ前のショットになった。いつもボロばっかりです。

  *今日のコーデ?

私も母から習った好きな模様の先っちょに、実が成ったように縫い付けられたパールビーズもコーティングが剥げてきたしね・・・

お下がりを毛布にしたがるブルゴーニュ君が居てくれるから、ちっとも惜しくないのです。

昨日のような記事のお約束のように、頭のはじっこにあったのはプーランク曲でした。

  *


ノヴェレットNo.1が好きでよくこの曲のお話をしていますが
好きな理由を問われれば、'(主義ではなく)愛情でくるんだ新古典だから' です。

上リンクの拙い文は説明のため曲の造りを一部模倣しました。

  [軽いプルオーバー]と[重いコート]の間を隔ててるのは
  現在とパリ時代という '時' です。

過去であるパリ時代に既にコートは古めかしい物だった事実があります。重いコートを手に入れた大過去と、コートを継続して使ってた半過去を重ねる用法のように、楽曲の中で '時の用法が混雑' する感じを面白く思ったのです。


枯葉を踏んで思い出した過去の橋。


つまり橋の上にも枯葉はあったということですが、大過去であるコートを手に入れた時点には文章的には当然枯葉は掛かってないんですね。

だけれど "枯葉はコートの季節ならおそらくどこにでもあっただろう" という推測は可能です。


コートのお話は 'コートとお別れした' ところから始めたのでいきなり過去完了(継続じゃなく点で捉える大過去) ですが、'時間' の流れ的にはコートを破棄したほうが近接過去です。

っていうのが私の中での単一篇の印象。


第2主題に彼が挟んできてるフランス童謡と、1927~1928のプーランクが時を遡って書き付けたバロック調のmoll部分との時間軸を含む一篇を通して、


いずこにでも舞い散る枯葉のような存在が流れそよぎ、時の美しさを見せてもらっているようです。

moll部分に関しては『これをシンプルにネオ・バロックと言ってしまうかどうか問題』が自分の中でくすぶってますが答は出ないまま。


■ブルゴーニュ君のプーランク
*お昼寝の曲
*雨の日のお昼寝動画
*可愛い音符


■クラブ・プーランク関連
*クラブプーランク中間報告
*クラブプーランク延期のお知らせ
*冬のお腹
*裏切者~
*クラブP第6回ありがとうございました
*12月3日クラブP第6回
*クラブP第5回ありがとうございました
*夜道
*チョコメモ、プーランク、師弟
*プーランクの朝
*打合せ
*クラブ・プーランク5eme
*教養と無秩序
*クラブP4emeありがとうございました
*今日は楽しみましょ~♪
*チェロソナタのピアノパート
*プーランクと遊ぼう4eme
*お出迎え
*ファリャとプーランク
*クラブ・プーランク第4回
*クラブP第3回終了デス
*プーランクで遊んでます
*プーランクと遊ぼう
*デートとクラブP
*クラブPのコンセプト
*プーランク遊び
*プーランクと伊達
*プーランクとカミュ
*プーランクの著作権
*プーランクと運命の人?
*クラブ・プーランク


■プーランク楽曲関連
*爛熟、プーランクと爛れ
*腹巻FP146
*カラフルな月
*プー "ノヴェレットNo.1" の生地

*プーランク "ロマンツァ"
  *ロマンツァその後
*フランスとルイーズ
*カフェは難しい・・・
*プーランク x ルイーズ
*神のないルイーズとフランス
*ルイーズのチーズ
*ルイーズの赤
*思い出の硝子瓶 + ルイーズ
*ルイーズのお稽古
*落日の色、ヴィオロン音源up
*プーランク "花" 音源up
*女心とアンドレ婦人
*PJにてプーランク・マズルカ
*ラファエル前派とカードアイコン
*パリのプーランク
*プーランクとシュレアリスム

*プーランクのテクスチャー
*フランスの特権
*プーランク "草むらの中で"
*舌切り雀、Il vole



ある寒い秋の日に

November 03, 2017

10月末、冷え込む日が続いた。


翌月は病院の予定回数が減るのが嬉しかった。時間的には自由になる。それを自由と呼ぶのかどうかはわからないけど。

病気を抱える不自由と読書や音楽に没頭する自由との間を行き来した。



ブルゴーニュ君は夢と現実との間を行き来し、
ショパンは歌と語りとの間を行き来している。



秋だし、しんどいし

October 30, 2017

やさしい表情でお散歩中に立ち止まり、
飼い主と共に夢想するブルゴーニュ君。


飼い主は、体調変化に振り回されるしんどさで病みそうな週末だった。

秋だしね、しんどいしねって
この日のお遊び曲を決めた。

この間からパッと手に取った曲集の中からその日の気分で弾いてみてます。



悩み多く、雨に降り込められた秋のメランコリー。

ブルゴーニュ君が各曲に合わせて顔を作ってみせる役者犬みたいで可笑しいです。



1匹の聴衆

October 26, 2017

嬉しくてゴロゴロ転がりながら甘え中。
すごい顔です(笑)


気持ち良いと目を閉じる癖があるブルゴーニュ君。
ピアノの横でも目を閉じてるけど明らかに目覚めてて聴き入ってる風が面白くって・・・



音楽を理解してるみたいな雰囲気を醸してるのが不思議で
ついブルゴーニュ君を眺めながら弾いてしまいます。

  お尻尾のある、心をゆるした聞き手が傍に居て
  1匹の聴衆の存在を心にとめて弾くことが
  大きな安らぎになっています。


そうそうイクラ先生、トリドリさんへ行ってくれたんだってね~。どうもありがとう。なんかすごく嬉しかったヨ!



お散歩とテーマの変容

October 19, 2017

年若いお父上に楽曲テーマモチーフの変容について急に問われた。


色んな事柄を混乱されてるようで知りたい事が何かわかりにくかったが、多分それが質問したい事みたいだった。

子供さんがヴァイオリンを習ってて尋ねられたそうだが、ネット検索して読んでもよくわからないって事情を説明された。

通りがかりに出会っての軽い質問だったから、私もブルゴーニュ君を連れたまま軽く答えた。


私たちのお散歩は相変わらずペアルックもどきだった。


ブルゴーニュ君の赤いおリボンがカーブを描いてて
飼い主のトレーナーの文字が調性を変えてカーブを描く。

8型に結んだおリボンの1つの輪はトレーナー文字のDに通じ
結び垂らした部分は、Iの文字に現われ見える。

そんなとき、


まぁるく結わえた8型のおリボンが必ずしもOの文字じゃなく
むしろDであることに私は感動したりする。


OとIを足した形がDになると気づくのは喜びだ。
つらつらっと其んな内容を並べてご説明してみた。

たったそれくらいのお話で5千円札を取り出されたのをお断りして(笑)お散歩コースに戻った。

テーマ変容は忘れてしまっても構わないが、発見は喜びだと知ってくれたら嬉しい。



雨の日のお昼寝動画

October 15, 2017

ブルゴーニュ君2世は日を追うにつれ何故か先代ラブラドールに似てきたのです。


遠目だとシルエットがラブラドールの子犬っぽいでしょう?

もちろんラブラドールの血は入ってないし、多犬種が混在したわけがわからないMix具合なのに不思議。

先代を一生懸命真似ようとしてるのかな。


定位置は此処。


自己主張しない子なのに唯一此の場所だけは、絶対此処がいい! と陣取って動かなくなったの。以来ブルゴーニュ君の定位置になったのでした。



ピアノ大好きブルゴーニュ君は映画DVDをかけててもピアノの音がするとじっと画面を見つめます。

ブルゴーニュ君のお昼寝姿をチラ見しながら楽しんで流し弾いてると、一連のノヴェレットが全部お昼寝の曲に思えてきた(笑)




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