L'officielU


茶の湯とピアノ(1)

February 21, 2008

お茶と音楽のお話を書きましょうと思った日、お読みになっていらっしゃるお客様が千家正教授と気が付きました。
そんな中で素人がお茶のお話をするのは大層おこがましいこと。
だからうんと小さな声で申しましょう。ピアノの心の師のお一人は千宗易様です・・・って。


茶の湯と演奏の共通項は多いものだわと感じています。
茶碗、茶勺、蓋置き・・・様々なお道具は 楽曲に当たるかしら。
審美し お道具を扱い切ることは勿論大切ですが、それ以上に心を捉えるのは、宗易様が茶会とお稽古のお道具を区別なさらなかったこと。
私達のお稽古も曲との一期一会と心に留めて・・・。

お掃除マニアっぽいことがちらほら見えるのも、実は宗易様を習ってのことなのでした。
南方録を読むと、清まったお部屋でお稽古したいものだわって思うの。

《宗易へ茶に参れば、必、手水鉢の水を自身手桶にてはこび入らるるほどに、子細を問候へば、易のいわく、露地にて亭主の初の所作に水を運び、客も初の所作に手水をつかふ。これ露地草庵の大本なり。この露地に問ひ問はるる人。たがひに世塵のけがれをすすぐ為の手水ばちなり。寒中にはその寒をいとはず汲みはこび暑気には清涼を催し、ともに皆奔走の一つなり。》

続きはまたの機会に・・・
ちらしの二校が到着する予定。首っ引きで校正の半日になります。

今日のお花は青いジュリアン



頭部像

February 19, 2008

展覧会を終えた岡村哲伸氏の作品です。自分の像って変な気持ち・・・。


岡村氏は今月六甲山の氷の祭典の審査委員長で神戸にお越しになったそうですが お医者様へ行っていてお目にかかれず残念。
好評だったとお電話でご報告だけ伺いました。


立像よりまずは頭部をってご希望なさって作られたものです。頭部にはその人の集約されたものがあるからと。
女性は お洋服やお化粧の印象によって視線を散らせることができるし、素のものと違った顔を持っているものだけれど、あえて本来の形だけで見せたいと何度も仰いました。
お化粧をしていても メイク前の顔を見られている感じが新鮮でもありました。

色を排除し 髪の印象を無くして、徹底して形そのものだけでノーブルであることを求めていらっしゃいました。

とってもナイーブな方で普段は殆ど目も合わせないのに、お仕事の時だけは凝視なさる変わりようが面白くて噴き出したり、とりとめない事から美術のことまで沢山おしゃべりをしたり、楽しい時間を過ごしました。

4月に産経系の雑誌に載るようなことを仰っていましたが、何か忘れちゃった・・・。



消火器内科

February 12, 2008

う・ふ・ふ・・・♪お芋の甘納豆とお豆の甘納豆です。
こんなのがすぐに空っぽになっちゃうんだもの・・・。困った食欲・・・


血液検査表を手に最初にチェックした欄が 血糖とコレステロールだったりして(笑)
あまり外につかないだけに、ひょっとしたら内臓メタボ?って密かに疑ってしまったわ。結果はどちらもちょっと低めの正常値でした。

本当はそんな欄を見ている場合じゃあなくって・・・。
婦人科に通っていたところ、すい臓や胆道などの腫瘍マーカーが高くなっているデータが出て、消化器内科にも通い始めていたのでした。
矢鱈にお医者様へ行く日が多いのは、2つの科の予約があるせいですの。

今はすい臓の腫れもありません。定期的にエコーを撮って血液検査を繰り返し、データの増減を見ていきます。

見ていくのはお医者様のお仕事ネ。私は私のお仕事を進めましょう。
今日はCDブックスの整形について 書籍出版の方との打ち合わせへ行って参りますね。



ぱたぱた

February 06, 2008

静養しなきゃならないのに、少ぅしも休めなくて ぱたぱた・・・。いけないわ。


お医者様の後にCDの打ち合わせへ行って参りました。遅々たる歩みでも、確かに確かに進んでる!って手応えが嬉しいナ。
PAさんのこと、マザーCDの見積もりのこと、スタッフさんのこと、CDブックスの別途見積もりのこと、プレス概算e.t.c.
次にスポンサー様とお会いする前にきちんとまとめておきたい事についてどんどんお話するうちに、タイムアップ。

夜になるまでピアノをさらったらば、リサイタルのちらしデータ作り。夜中3時近くまでかかって ようやっと完成です。

朝一番で、後援して下さる企業様などに次々お電話をして表記確認。前株、後株、仮名遣い等など。確認したデータを印刷工房にお送りして・・・

そんな中、リサイタルの名義後援をして下さるだけの筈だった企業様が 協賛をお申し出下さったり、印刷工房さんがお安くして下さったり、沢山のご協力を得て 少しずつ色んなことが回り始める・・・。

ブルゴーニュ君もね、協力者さんとして頑張っていますよ。
お顔の上側に写っているのはキーボードです。眠たい真夜中のパソコン入力を、ぴったり側にくっついて 一生懸命なお顔で応援してくれています。



神戸市立医療センター中央市民病院

February 02, 2008

デンマークカクタスが咲き揃いました。
可愛いピンクなのに、形はゴツゴツしていて不思議なお花ですね。アンバランスなところが何だか好き・・・♪


お医者様話題が多くなっているかな・・・。うんと沢山通っているから つい増えてしまうのだわ。

私は神戸市立中央市民病院で生まれました。大昔ネ!
親族が開業前 この病院に勤めていた頃のこと、母の分娩の主治医になってくれたのでした。
今お世話になっているのも生まれた場所。だからかな、親近感と安心感があるみたい。
親族の紹介状を持たされて、診察室の中にまで付き添ってきて・・・もう大変(笑)。担当医の先生にご迷惑じゃあないかしら。

待っている間 時々おしゃべり。
「エコーの日、撮るまでご飯食べちゃいけないんですって!」って。「MRの前はお食事制限なかったのにね。」って。

どうしてそんなに食べる話ばっかりするのって呆れられて・・・。
だって食べることって大事でしょう?

エコーの時間まで何にも食べられないの?
飲み物はいいんですってね。
ホットチョコレートもいいのよね?
飲み物だものね。
それじゃ、チョコレートを食べても平気?
よく溶かしながら食べるんだったらいいの?
それってホットチョコレート飲むのと同じじゃない?

食べることばかり言ってる場合じゃないから我慢しなさいって叱られた・・・

いいもん・・・



患者さんミステリー

January 31, 2008

昨日ホテルオークラで芸術文化会議の懇親会がありました。


その前にね、お医者様の診察に行ったんです。
大きな病院のたくさんの患者さん達。お寝間の方もいらっしゃる待合で この格好は・・・ちょっぴりシュールな光景でした。あれは何かしらってミステリーだったかもしれません。

着替えに戻る時間がなかったから致し方ないけれど、お出会いする方がギョッとなさって恥ずかしかったこと。

お医者様の後、会にご出席なさる先生に車で拾って頂きました。先生アッシーして頂戴って、こんな時だけ病人ぶるの。いけませんね。
会場のホテルまで送って下さった先生をご無礼にも放って、懇親会までの時間にロビーでせかせか打ち合わせ。お話がまとまらないうちに開会・・・


舞台裏はいつもバタバタです。よそ様には、なるべく忙しそうな雰囲気をお目にかけないように・・・できたかな?



企画書

January 30, 2008

雪の日のピーチプリンセスFです。派手やかに開ききった姿の明るいこと。


下の変テコなものはね、CDの企画書なんですよ。

100円ショップで買ったスクラップブック。百均のお店のお名前が印刷されていたんだわ(笑)。だからシャンパンラベルや古切手を貼って隠しましたよ。

せんだって、どんな扉が開くか楽しみにお出掛けした日に持っていった企画です。
こうなると良いナと思う方向に 少しだけドアの隙間が開きかけ・・・

一緒に行って下さった方のほうが少し緊張されていたみたい。当の私はどう結果が出てもいいわって その場の雰囲気を楽しんでいました。
自分のベストを尽くした内容は もう企画書に書いてある。
理解されてもされなくても、これが良いものだっていう私の考えは変わらないから・・・。

日常は スムーズにいったように見える事とそうでない事が代わり番こ。でも心の中に心配事は置かないみたい。
心積もりの通りでないからと不安がってみても なんにもならない。
心積もりが転じた後にだって 新しいことが待っているものじゃあないかしら。


叶えば良し。叶わなければ別の扉を。
叶えようとするがための妥協だけはつまらないもの・・・ネ!

頑張りましょ!



4月15日ピアジュリアン

January 25, 2008

ピアジュリアンのクラシックライブが、4月15日に決まりましたよ。

プログラムは以下の通りです。


<第一部>
ショパン  別れのポロネーズNo.15
ワルツNo.2 Op.34
ノクターンNo.19 Op.72-1
バラードNo.4 Op.52
ドビュッシー 英雄の子守唄
風変わりなラヴィーヌ将軍
ダンス
<第二部>
ピアソラ ブエノスアイレスの冬
アルフレッド・ゴッビの肖像
チャイコフスキー クリスマス
プーランク エディット・ピアフに捧ぐ
ラヴェル クープランの墓 プレリュード
フーガ
フォルラーヌ
リゴドン
メヌエット
トッカータ
モンティ チャルダッシュ


お医者様の後 雑用に駆け回りながらピア・ジュリアンにお電話をしました。
そろそろ4月のナイト・ライブ入れて頂こうカナ、って。
「も〜!なんでやねん!」とオーナー。言っていくのが遅いと叱られた(笑)4月はいっぱいになっちゃってるって。まあ・・・もう詰まっちゃったの?

リサイタルが5月3日だから5月1日のライブでは日が近すぎるなって、ちゃんと日にちを憶えていて下さった。それから1晩キャンセルが出ていたかもしれないと思い出して下さって。
ラッキー♪空いた15日に即入れて頂いて決まりです。危なかった〜


今日は 慌しい一日を送ります。
うまくいくと良いナ、キメたいナって望んでることがあるの。
ブルゴーニュ君も、ほら、気合いの入ったお顔(笑)


でも決まらなければ、私の小さな考えなんかより もっと良い流れが先で待ってる筈。

上手くいってもいかなくても、
どちらも何かの扉。
何かの入り口。

今日はどっちが開くかな?
行って参ります。



ラベンダー色

January 21, 2008


思いがけず雪化粧になった朝。
淡いラベンダーの色が好き。大好きなアンドレアの蕾が膨らみ始めて嬉しいな。
お花も小振りなので、小さい鉢植えで育てています。


俯きがちに咲くクリスマスローズも 暖かみあるラベンダー色。
そして最後の写真は、桐朋の恩師関晴子先生が送って下さった ラベンダー色のコットンスカーフ。お寝間になった時、肩元を冷やさないようにとのお心遣いでした。

先日、とっても良い検査結果が出ました。でもこれはね、嬉しいご報告の意味合いじゃあないのです。
良い数字に喜ぶことは、ひとたび悪い数字が出れば落胆する弱さに繋がるわ。
数字一つに左右され 一喜一憂するのは趣味じゃないの。お医者様に淡々とお任せをしておきましょう。

どんなことになるか想像もつかない時に病気かも・・・って公表したのは、もちろん思い余ってのことではありません。
病気になることは 不運でも不幸でもない。病気によって心の揺らぎに振り回されることで 自分を幸福でなくしてしまうだけじゃあないかしらって考えたから・・・
だからそうならない精神生活ができるなら 一端を書いてみたかった。


嬉しいのはラベンダー色が増えたことと バラードが暗譜できそうなこと。
お医者様の仰る数字は、良かれ悪かれ自分の力が関われないところ。でも暗譜の仕上げができる週を迎えられる幸せは 自分の手で掴めるものだから。



7ドット展

January 18, 2008

夏から秋にかけてモデルを勤めさせて頂いていた彫刻。作品は今日から大阪でお目見えするそうです。


7名の芸術家さん達が出展される7ドット展という企画展が 堺私立東文化会館 北野田フェスティバル・ギャラリーで本日より開催されます。
7名様は書・彫刻・竹・陶・洋画・日本画・写真の分野をそれぞれに受け持たれます。

彫刻作品は岡村哲伸氏が作られています。
南海本線堺駅南口広場の南蛮船モニュメントや、堺旧港の龍女神像など岡村氏の作品は街の中でしばしば見ることができます。
龍女神像は、ご存知の方が多いんじゃあないかしら。湾岸線降り口から見える26mの立像です。
神戸では、六甲山記念碑台のアーサー.H.グルーム氏の胸像も岡村氏の作品です。

展示は以下の通りです。

会場/堺市立東文化会館2F
住所/大阪府堺市東区北野田1084-136
会期/2008年1月18日〜1月29日
開館時間/10時〜19時(最終日は18時まで)
休館日 /水曜日
お問い合わせ先tel/072-230-0134

お近くの方はお運び下さいましたら嬉しいです。この度の展示は全て無題になさったそう・・・。件の彫刻は頭部像と呼ばれる顔部分で、「見ればきっとわかるよ」と岡村氏は仰っていました。


今日のお花は頂き物のブーケ。写真のコンサート風景は、お客様の父さん羊様より拝受致しました。ありがとうございました。



スタンス

January 13, 2008

あいうえお作文の「へ」は、今日の話題の前振りでした。
きっとそのうちご親切の一心から お世話様なご提案が出てくるかも・・・。そうなってから一回一回お話するのは面倒なこと。療法上のご提案御無用と書いておきましょうね。


いかに療養の本を読もうとも 人様の体験を聞こうとも、私達は病に関しては素人です。これを大きな事実と捉えています。
こうすると良いわよ、完治した例があったわよ、ってきっときっと仰る方が出てこられることでしょう。
でもね、お化粧品販売一つもご覧になって。

劇的に皺が取れた体験記があり、一方で化学薬品の悪を唱えた自然派のものがあり、はたまた自然派化粧品のお肌への負担を心配する声が上がり・・・キリがないわ。角質を取ることを謳ったり、角質は本来の肌に必要なものと無刺激を謳ったり。・・・どうしましょう、大変ね。

これまでどのお化粧品にも手を出したことがないのですよ。聞き齧っては右へ左へ走り回ることに興味がなかったから。その時間に練習をしてたからって、年相応より特別ひどいお肌になることもないみたい。

世の中に身体に良いものは沢山あるのでしょう。そして弊害も同じ数だけあるのでしょう。合ったものを探したい方の気持ちを否定はしないわ。
ただ私は、治りたい一心で右往左往して 惑いの中で時を過ごそうとは思わない。
そのスタンスは、仮に魔法のお化粧品が販売されても変わらないわ。
一つの完治例は 何者にとっても有効である証明じゃありませんね。逆も然り。
そして統計の数字のマジックに振り回されることは好きじゃあないの。

お医者様も西洋医学の治療法も同じく一長一短あって当然のこと。
だったらば、お任せすることを納得できるかどうかが 自分にとって一番大事ですね。

私は早くに決めているの。治療は 素人の私が考えることじゃあないってことを。無論、本人以外の何の責任も持てない素人の方に考えて頂く必要もないことですね。
そう思うのは、きっとプロフェッショナルのお仕事のありようを信頼しているからだわ。
自分自身も含めて。
私がすべきことは病気について考えたり 多数の民間療法に惑ったりすることじゃあなくて、音楽でプロのお仕事を続けることだけ。


ちょっぴりディープな話題が続いたから、次回はお菓子のお話をしましょうネ。



病気のこと

January 10, 2008

12月からのお医者様通いは、子宮癌検診で引っ掛かったからです。

結果を見て思ったのは、私まだ何もできていない、ってこと。


折角生まれてきて、人様のお役に立ったこともなければ 喜ばれる働きもしていない。このままじゃあいけないんだわと強く感じました。
そして、病気はこれからの時間をもっともっと美しいものにするための きっかけとして与えられたと受け止めました。

悲しいだとか辛いだとか、ちっとも思わない。私にできることを見つめ直させてくれる貴重な体験と捉えます。
できることの一つは、お読みになった方がお一人でも多く検診を受けて下さるように願って記録を書くこと。

音楽ブログが食べ物ブログに傾いて、今度は闘病ブログ・・・?って目まぐるしいことですが、何事をもってしても取り組み方のベースは変わらないから、一人の人間のトータルな生活としてお読み下さると嬉しいな。

昨日の検査は時間がかかって、薬のためか出血のためかフラフラになってしまいました。今もブルゴーニュ君が心配そうに 覗きこむように見ています。今日も出血が止まらなければ縫合しなければならないんだとか。
処置室を出てあんまり気分が悪かったから、これでは帰って練習ができないわと思いました。座り込みながらお電話を取り出して・・・
「後一つで検査が終わるから CDの打ち合わせを今日にしましょう!」って考え付いたの。

遅々たる歩みだったCDが、病気でもっと遅れていました。水面下作業をああでもないこうでもないって密かに進めていましたが、作っては壊す繰り返しでなかなか浮上できずにあるの。
今日はピアノを練習する程の体力はなくっても、打ち合わせくらいなら貧血の頭でもできるんだわって思い立ちました。
気持ちが悪くてゆっくりと 病院から程近い会社に直行。

CDを聞かれる方の予測層とカテゴリーを変更することについて 有意義なお話し合いができて嬉しかった・・・♪
打ち合わせの流れに基づいて、何枚目かになる企画書を今日明日に書き上げてしまいましょう。



集中

December 24, 2007

クリスマスイブの朝の5時。コーヒーを飲みながら ブルゴーニュ君と一緒にゆったりモードです。


昨日のこの時間、楽譜を揃えたりドレスを衣装ケースに仕込んだりしていたのが何日も前のことのように感じます。
コンサートの日は一日がとても長いの。おうちでの自主練習、通勤、長いリハーサル、ソリストとの打ち合わせ、譜捲りちゃんとの打ち合わせ、たくさんの段取りとお約束事・・・いつか終演時間が来るって信じられないほど長い長い時間を走り回る一日です。

大勢のご出演のため リハーサル順と本番順が異なるコンサートでしたから、早朝から頭を抱えながら譜面揃えとテンポ取りをしていた昨日。
合わせも7時間貼り付きで体力勝負でした。マリンバという手持ちで運べない楽器の都合で練習場へ出向いていたから9時間労働の日々でした。

そして出ずっ張りの本番。ソリストはどんどん替わっていくけれどピアノは一人。長丁場で集中が途切れぬよう、曲の切り替えが素早くできるよう、気持ちを一点に集めた2時間15分でした。

田中穂積先生がこんなお話をなさったことがありました。
《集中しなさいと言うと、無我無心の境地のことと考え違いをしている人がいる。思考をしないことだと思う人がいる。
でも無心と集中はまったく違うものです。
集中とは、有る要素すべてに注意を向けて、それらを一点に絞る力です。》

大変納得のいくお話でした。
私達はよく、無心になるために取り去るべき邪念と、集中するために払うべき注意を混同することがありますね。このお話を聞いて、無心であることと集中することとは相反するものじゃあないと 実感を持って演奏会に臨めるようになりました。

昨日のコンサートはとても良い集中ができたよう。


今日は自分を開放してのんびりしたクリスマスイブを過ごします・・・♪
ブルゴーニュ君も、ほら、楽しい気持ちが伝わってお隣ですっかりリラックスして甘えています。

今日のお花はクリスマスローズの一番花です。
 



佐藤梨栄クリスマスコンサート

December 19, 2007

植え替えをしたピーチプリンセスFが土に馴染んで花開いています。スプレー葉牡丹も優しい色合いを見せてくれて・・・。


ピアノ伴奏で出演する「佐藤梨栄クリスマスコンサート」のお知らせです。

日時 2007年12月23日(日)午後2時開演(午後1時30分開場)
場所 神戸市葺合文化センター大ホール(阪急・春日野道駅下車徒歩8分)
入場料 無料
出演 マリンバ・佐藤梨栄 ピアノ・落合桜
主催 日本木琴協会阪神支部・神戸市立葺合文化センター


プログラム前半は 子供さんから音大生・卒業生さんまでの演奏発表です。こちらの伴奏も致します。
プログラム後半に 佐藤梨栄先生のマリンバ演奏です。

もうお一方がマリンバデュオに加わりますが、遠方にお住まいでまだお会いしてないワ・・・(汗)
前日一発合わせカナ(泣)

プログラム変更があり、新しい譜面がFaxで送られてきて困惑。譜読み中です・・・。
そんなわけで曲順や新たな曲がどこに入るかなどは 私もまだ知らないの・・・。
あと3日ですのに、きちんとしたお知らせができなくてごめんなさいね。
リハーサルまで、兎に角曲を組み立てる個人作業に勤しみます。

後半のおよその曲目は以下のようになっています。


クリスマスドリーム  朝吹英一編
二つのギター 朝吹英一編
チャルダッシュ モンティ
アニーローリー幻想曲 スコット
モッキングバード幻想曲 ストビー
金婚式 マリー


前半の生徒ちゃんの演奏は、リストのハンガリー狂詩曲など大曲から 小さな子供さんの弾く10人のインディアンまで 盛り沢山です。
入場無料ですので 覗いてみて下さいね。



クリスマス・マリンバコンサート(2)

November 15, 2007

プリンセスロードが軽やかに花開いています。プリンセスロードはお花の後にローズヒップができて、楽しみが続いてくれる薔薇なのです。


伴奏を勤めさせて頂くクリスマス・マリンバコンサートの詳細がわかりましたのでお知らせ致しますね。

日時:12月9日(日)13時30分開場 14時開演
場所:生田文化会館
入場料:1000円
主催:(財)神戸市民文化振興財団 生田文化会館
後援:神戸マリンバソサエティ・神戸音楽家協会

マリンバ:田邊裕香子・山本葉菜子
ピアノ: 落合桜

プログラムは以下の通りです。


第1部
マリンバ・デュオ アメリカンパトロール ミーチャム
マリンバ・ソロ リトルビーバー ハッチ
ピアノ・ソロ  ポロネーズNo.15 ショパン
ワルツ No.2
マリンバとピアノ 「セビリヤの舞姫」 グルノー
第2部
生田文化会館
マリンバ講座受講生の
皆さんによる演奏
「ほたるこい」
「ラプソディインブルー」
「ラ・クンパルシータ」
マリンバとピアノ 「くるみ割り人形」 チャイコフスキー 行進曲
トレパック
葦笛の踊り
花のワルツ
マリンバとピアノ クリスマス・メドレー サンタが街にやってくる
ジングルベル
そりすべり
赤鼻のトナカイ
 


(マリンバ・ソロの曲目は 連絡を待って後日書き加えます。)

いつもお届けする方へはチラシを郵送致します。お待ち下さいネ。
その他は生田文化会館入り口、そして本日午後からは若干部数が神戸市インフォメーションセンター(神戸市中央区三宮町1-10-1 神戸交通センタービル1F/Tel:078-322-0220)にも置いてございます。

チケット・当日券の詳細は生田文化会館(Tel:078-382-0861)までお問い合わせ下さいませ。

皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。



控え室

November 03, 2007

先月24日のホテル演奏のお仕事、メリケンパークオリエンタルからの気持ちの良い眺めです。懐かしい気分にさせてくれるような潮の香りに誘われて 思わずパチリ。お天気に恵まれた暖かい一日でした。


使用したのはこんなピアノ。隅々まで知り尽くした自分の楽器で演奏できる他楽器が 羨ましくなることもありますけれど、行く先々で色々なピアノに出会うのも また楽しいことです。困ったちゃんも居れば 印象に残ったピアノもあって・・・。
ピアニストは現場のピアノと出来る限り早く仲良くなることが大切ですから、リハーサルで初めて触れる時はちょっとどきどきするんです。


リハーサル前 楽屋に落ち着くより先に、お客様席に荷物を放り出して まずはピアノを開いてみます。ピアノは、本番当日に初めて対面する合わせのお相手なのですものね。


控え室の写真もパチリ。写真撮るの好きなんですかって尋ねられちゃいました。ううんブログのネタなのよ、ナンテ言いながら ギリギリまで譜面を繰ります。
なんだかヨレた写真(笑)控え室の床に座り込んで 散らかしているところなんです。
ソロでは暗譜ですから、伴奏は勝手がちがっています。譜面持ち出しの漏れが無いか、ソリストさんの決めた曲順に揃っているかと、何度も何度も確認。


弾き終わって、使った譜面をおうちで片付ける時が 一番開放感を感じるのです。


12月9日用の楽譜が今週到着しました。練習している間に お庭ではイエスタデイ・イエローが華やかに開花していましたよ。



ゴンタ坊主君

October 23, 2007

スノードルフィンの蕾がほころんできました。薔薇の季節・・・嬉しいわ♪

雨降りの後除湿をしていると ピアノの鍵盤枠が少し動いたらしくって、練習中鍵盤が上がってこない音が一つ、二つ、三つ・・・。


湿度の変化で反っているらしい枠をどうすれば良いかしらと 応急処置法をお尋ねに調律師さんにお電話しました。運良く御宅にいらっしゃって、教えて頂けて良かった。

@鍵盤手前のバーを引き抜いて
Aこんな風に外して
B鍵盤とバーの間に紙を入れる・・・

仰った通り、鍵盤がちゃんと上がってくれました。


ニューヨークの作りの荒さの一つでしょうか、こんなこと よくあるんです。とても良いピアノだけれど 良く言えば野性味を、悪く言えば粗雑さを残しています。
粗雑な(笑)ニューヨークスタンウエイ・・・好きなんだわ。馬だってゴンタ坊主君の方がひとたび走り出すと凄いでしょう?それに、どうしてか分からないけれど 私は御し易いものには何だか興味が涌かないの。

扱いの難しいものの美しさには、簡単に御せるものに持ち得ない尊さを感じるのです。お花にも楽器にも もちろん音楽にも。

調律師さんにはゴンタなピアノがご迷惑をお掛けしています。いつも快く色々と教えてくださって感謝してます。

今日はリハーサルにお出掛けです。



クリスマス・マリンバコンサート(1)

October 19, 2007

クリスマス・マリンバコンサート
12月9日(日曜日)生田文化会館 午後2時開演 入場料1000円


クリスマスコンサートの準備に入る時期になりました。田邊裕香子さんのなさっているクリスマス・マリンバコンサートの伴奏を 年に一度だけ数年間させて頂いています。生田文化会館で田邊さんの伴奏をさせて頂くのは今回8度目になるようです。
曲目は詳細連絡があり次第UP致しますね。どんな譜面が来るかドキドキして待っています。皆さんいらして下さいね!

桐朋時代、弦の多い大学ですのに私は打楽器伴奏が多かったんです。学校の試験などはマリンバオリジナル曲ばかりですから 現代物の手書き譜と格闘しながら打楽器と合わせる楽しさをおぼえました。毎日遅くまで色んな方と合わせばかりした青春時代。今も打楽器伴奏はとっても好きです。

先日合わせをしていた10月24日の本番は別件。小学校から何十年も手取り足取りピアノを教えて頂いた 相愛大学の元教授・徳末悦子先生からお話があったマリンバ伴奏です。こちらはメリケンパーク・オリエンタルホテル内での会員イベントですので 残念ながら一般入場はありません。

写真はベッドの中のブルゴーニュ君



拍手

October 11, 2007

雨降りの朝です。昨日は山シギ山シギとあんまり騒いだので、同行予定者がスケジュールの無理をしてくれました・・・(笑)やったわ!来週山シギに会えることになりました。
ああ嬉しい・・・幸せ♪


HPにショパンのエチュードをUPするために、前後のお話や拍手の間から 音を取り出しました。エチュードはOp.25-No.12。曲が終わると残響が消える前に拍手が鳴っていました。なんとかして曲だけを取り出そうとしても限界があって。ぎりぎりで切っても 一番最後に拍手の音がほんの少し混じりかけるのが聞こえるでしょう?

HPに出すには多少の不便と言えなくはありませんけれど、この拍手ちっともいやじゃありません。飛び込むように拍手して下さった方が大勢いらしたこと、なんだか嬉しいわ。
終わって一呼吸置いて 感じる時間を持つような拍手も、すぐに飛び込んで下さる拍手も どちらも好きです。

興味深く感じるのは、二つの拍手の種類が、皆様お揃いになっていることです。曲の感じ方は お客様それぞれに違っていても、何か共通する印象があるのですね。ファリャを弾くと 皆様が飛び込んで拍手をして下さった。ドビュッシーの「夢」の後は、ふっと息をつく音があってから拍手が聞こえた。
お客様同士が音楽を分かち合って下さったのを感じた瞬間でした。

今日は合わせに出掛かけて参りますね。


上の写真は少し赤みの入ったコンコロール、下はT.カピタータ



第12回プログラム

September 25, 2007

10月伴奏の楽譜がまだ届かない・・・お電話で催促。合わせの日も決まってしまったのに楽譜が一つもナイの〜。泣きたくなります。


先日は調律師さんに 切れていたピアノ弦を張って頂きました。写真は作業中の様子です。
こんなお道具が一杯に詰まった重いお鞄を持った、コンサートの陰の味方が調律師さんですね。
新しい弦で気持ち良く練習しています。
・・・だからお願い・・・早く10月の楽譜を・・・。1ヶ月を切って曲目も分からないのです。大丈夫かしら・・・

楽譜待ちの間に第12回パリの風のおよそのプログラムが決まりました。


<第一部>
ショパン 別れのポロネーズNo.15
ワルツNo.2 Op.34
ノクターンNo.19 Op.72-1
バラードNo.4 Op.52
ドビュッシー 英雄の子守唄
風変わりなラヴィーヌ将軍
ダンス
<第二部>
ピアソラ ブエノスアイレスの冬
アルフレッド・ゴッビの肖像
チャイコフスキー クリスマス
プーランク エディット・ピアフに捧ぐ
ラヴェル クープランの墓 プレリュード
フーガ
フォルラーヌ
リゴドン
メヌエット
トッカータ


いつものリサイタルの通り全て新曲ですので、今のところプログラムは多分こんな感じです・・・としか申すことが出来ない段階。先のことですがお知らせは追って致します。どうぞ聞きにいらして下さいね。
今日のお花はお庭のパンジー。



モデル最後の日

September 12, 2007

雨模様の朝7時前です。お早うございます。
昨日はモデル業最終日でした。後は彫刻家さんお一人の仕上げ作業になります。この2ヶ月、作業を見ながら色々なお話をする時間がとても楽しかったわ。その中で、モデルの形を彫刻にするのではなく 形が主張するものが指し示す事を作品にするのだと 間近で見ながら知ることができました。
音楽も同じことですからそれは当然のことなのでしょうけれど、彫刻のことを何も知らなかったので学びが大きかった気がします。


形を作るというよりノーブルな空気を求めていらっしゃいました。作品は敢えて黒目を入れず、角度や光で驚くほど表情を変えるものになりました・・・。
私はどう作ってほしいという気持ちが最初から最後までありませんでした。オヘチャでも美人でも太っていても痩せていても良く、ただ彫刻家さんの目で見た人間像が作品になるのが面白かった。

作品のモデルには抵抗なく入ることができました。
お友達にも申したことがなかったのに 最近になってお仕事関係の思いがけない方が小磯良平の[T嬢の像]の着物の人って伯母さんかとお尋になったので驚きました。どこで知られたのかしら・・・。祖父の妹なので大伯母ですとお答えし、Tは落合敏子と申しますとお話しました。

T伯母は憧れの人でした。お庭の椅子に座っているだけでも美しい雰囲気のある人でした。日が射してくると帽子についたチュールをスッと目元に落とした指先の動きを今でも憶えているくらい、感動を呼ぶ優雅さをもっていました。
そんな人には勿論適わないけれど 私もちょっと真似事ができて楽しかったワ・・・♪

今日は山ほどの事務仕事をまとめて終わらせてしまうためにお出掛けです。終わったらとっても楽しみなお食事の予定があるのです。ご報告は次回にネ。


写真はパンジーとハートファーン。葉っぱがハートの形をしているんです。



立て直し

September 02, 2007


先日CD曲をI先生に聞いて頂き、先生にもお楽しみ頂けた様相に仕上がっておりました。予定では今頃の時期、録音を始めますとお知らせできるようにと何もかもを放り出して夏中せっせと努めて参ったのですが製作方面の事情で形の上では振り出しに・・・。
これだけに力を注いでいたので皆様が色んないたわりの言葉を仰って下さるのですけれど、私は全然気にしていないの。内容の問題ではないので新たに製作面だけをまとめる作業を致します。
「何もかも一度にうまくいくことなんて無いのよ」「目の前のことから一つずつこなしていけば必ず行き着くわ」と、私が皆様を慰めることになって・・・(笑)

とは言えCDだけに目を向けてコンサートもできず その間副業にしていた彫刻モデルは9月半ばで終わっちゃいますから、早くしなければ財政危機でご飯が食べられなくなっちゃうわ。頑張りましょう。
お花の代わりにお芋を植えている写真が出てきたら CDはピンチだと思ってくださいね。

今日のお花は 涼しい風に揺れ始めたパンジー



調律師さん

August 16, 2007

朝からまた弦が切れちゃった・・・。張替えをお願いする時間が日中になかなか取れないかも・・・。切れた弦は他の弦に当たっていないので急場は凌げています。


個人で音調整のできる楽器の方とちがって、ピアノはコンサートでもおうちでも調律師さんが頼りです。信頼できる調律師さんは何よりも心強いもの。
リサイタルはたった一人きり。ピアノの場合は伴奏楽器もありませんから本当に一人の孤独感があるけれど、いいリサイタルのためにと調律師さんも早くから一生懸命ピアノを整えて下さった後に舞台に出て行くと思うと、励まされているような暖かい気分になることがあります。

弦が切れるといえば、いつだったかピアジュリアンで演奏中に弦が切れたのですって。でもちっとも気が付かなくて・・・。知らなかったものですから自主申告もしていなくて・・・後で言われて「え〜?切ってたの〜?」ってびっくりしました。

今日の写真は観葉植物。上がお部屋のサンスベリア。下はご近所さんに株分けして頂いた木立ベコニア。



CD(3)準備

July 23, 2007

CDに労力を持っていかれてバテ気味で過ごしています。これまでの作業は、コンセプトを決めるところから始まって選曲に譜面選び。
何種類かの改訂版を比べて演奏に使う譜面の選択。
さらい始めてみてからボツになっていく沢山の曲。同じ譜面集から思いがけず見つかる掘り出し物の曲。
決定した古い譜面の現在状況を調べると廃盤で探し直し。
およその曲目が決まってからは並び順の問題に頭を抱え・・・。


ここ数日は内容に関する作業を打ちやって製作のための資料を揃えることに時間を費やしました。
それに纏わる電話事務をまとめて行った時のこと、お電話する先のメモ・リストにチェックを入れながら何件もかけているうち、コールしてる最中にどなたにかけているか分からなくなってしまい・・・
電話に出たお相手は年金安心コールセンター(笑)で、年金記録があることの証明を郵送してもらうお願いをしたかったのでした。

こんな風にあまりロマンチックでない用事にバタバタしています。早く製作事務を終えて練習どっぷりの生活が来ることを夢見ています。
今一番欲しいものはコピー機だったりする自分が居て ちょっとがっかり・・・。そう、書類のコピーばっかり取っているんです。


そんな生活に潤いをくれるお花。フィエスタ・ピンク・ラッフルもこんなに咲き誇っていますよ。
2枚目は千日紅。摘んでも長い間色が変わりません。千日紅は、花をポケットに入れて恋人に会い、枯れないかどうかで恋の行方を占ったのだとか。なかなか枯れない花に希望を託す恋心ですね。

明日は再びモデルの日。疲れた顔の彫刻になりませんように。



モデル・・・?

July 18, 2007

生徒ちゃんのレッスン前に更新します。大阪のアトリエへ行ってきました。彫刻家さんのモデルを務めることになって・・・。本業モデルさんでもない者が分不相応で笑われてしまいそうな報告ですね。でもとっても楽しかった。作っているのは頭部彫像です。
アルフォンス・ミュシャのこと、アール・ヌーヴォーのこと、イタリア美術のこと、ロダンのこと、オルセー美術館のこと、レリーフのこと、本当に取留めなくぽつぽつとお話をしながら作業をする静かな時間でした。


目の前で土の塊がどんどん自分になっていく不思議・・・
人様からはこんな風に見えるのねって、オブジェを通して感じる不思議・・・
どんな彫刻になるのでしょう。また来週行って参ります。
明日は再びCDの打ち合わせ。こちらもどんなものになるのでしょう。


写真はレッスン室のアンスリウム。艶のある仏炎包が綺麗ですね。ピンクの種類は比較的新しいようです。もう一枚はアンスリウムの根元に寝そべって ピアノを聞きながらボーッと寛いでいるブルゴーニュ君。お顔がトロ〜ンとしています。



CD(2)僕の大好きなブルグミュラー


July 10, 2007

CDのお話を受けた時に頭にあったもう一つの事は、子供が一人で開くことのできるものにするということ。
まだレコードの時代だった私の子供の頃、レコードとレコードプレイヤーを与えてもらっても解説を一人で読むことは出来ませんでした。大きなレコードに指紋を付けない様に両手で抱えてプレイヤーに乗せるだけで精一杯の幼児には、漢字が多くて難しかった。何が書いてあるのかなって平仮名だけ拾い読みしていました。


だから昔の自分が欲しかったものを作りたくて、子供に読める解説文にすることを考えました。漢字全部にルビを振り、解説者さんに書いて頂くより ワンコを水先案内として自分の手で書くことを提案しました。
タイトルも練習曲集にしないで「僕の大好きなブルグミュラー」にと。

そして一番やりたかったのは、エチュードとはエチュードの形式に則った一個の楽曲だと表現すること。指機能の練習のためだけに作られた曲ではなく、情緒ある一つの曲がエチュードにもなり得るのだということを伝える目的にもしたかった。
スケートにもバレエにもある基礎訓練は演奏にも必要だけれど、メカニック部分の練習もやはり楽曲を演奏する心と繋がりを持っていてほしい。
なんだかそんな熱い思いで録音に臨んだCDでした。

今日の一枚目の写真はティファニー。ミニ薔薇ですが花は中輪。クラシックな花びらの折り返しが高貴な雰囲気です。
二枚目は今次々に蕾を開いているくちなし。甘くふくよかな香りがします。



CD(1)僕の大好きなブルグミュラー

July 09, 2007

神戸からのお便りになっていますよ。
これからCDの予定があります。詳細を早くお知らせできるようになりたいナ・・・。今はまだまだ山のような作業に埋もれています。
公表がもっと先になる新CDの代わりに、今日は以前のブルグミュラーCDのお話を致しましょう。


何年も前のブルグミュラー練習曲のCDは、楽器店さんからのお話を受けた形で 教材を対象にしたCDでした。教材と聞くとつまらない印象を持つのは、練習曲が練習だけの目的になってしまい楽曲としての力を持たない場合が多いからだと考えました。

上達することは誰にとっても嬉しいこと。上達の目標に夢があれば どれほど練習の支えになるでしょう。綺麗な曲が弾けたらイイナなんていう うんと小さな夢で構わないから持っていてほしい。もしも子供の小さな手がピアノの鍵盤を走る時、指番号と先生の注意書きだけを追っているとすれば悲しいから。
反対にどんなに拙い演奏だったとしても弾いている子供の目に豊かな情景が浮かんでいたら 素敵なことじゃないかしら。

一曲が弾けるようになることは一つのタブローと一つのストーリーを手に入れることに匹敵する気がします。それならうんと広がりのあるものを一例として提示してみたいと考えたことが始まりでした。

続きは明日に。


1枚目の写真はお庭のオレガノ・ケントビューティー。ほんのりと先が桃色に染まった包葉。包葉が集まって房になり 包葉の重なりの間に赤紫の光るような小さな花びらが生まれます。お菓子のような柔らかい色合いが大好き。

2枚目の写真もお庭で盛りのお花。きりりとした姿のアルストロメリアです。



お囃子

June 18, 2007


サロンコンサートの前、機関誌の方が演奏写真の申し入れをされました。終演後は時間の都合がおありなため、開演前にとのこと・・・。
客席はもうだいぶ埋まっている中 舞台に出ると拍手が。開演時間前に登場したのでざわめきも。
セットされていたマイクで、「今日は。演奏はまだなんですよ」と記者の方を指すとドッと笑い声。
カメラの方が仰る通り鍵盤に手を置くとまた拍手。お客様は今度は分かっていらっしゃりながらお囃子の拍手だったよう。


予期せずに演奏前に顔を出すことになったいきさつで、出番前から会場の雰囲気がすっかり和らいでいました。

囃子かたとは 元は松の林をたてる人の意なのですってね。コンサートに木をたてて下さる大事なお役目のお客様でした。

写真はコンサートで頂いたブーケ



風楽山荘落成式

May 30, 2007


いつも側に居てくれる愛犬ブルゴーニュ君を連れて お友達と再度山塩ケ原へのお散歩を計画中。
4月にコンサートをした辺りです。

■神戸新聞さんの記事
■こうべ森の学校さんの記事


皆様のお心尽くしの会場にはピアノの側に桜の花を飾って下さって、会も終始和やかなムードに包まれ 思い出に残るコンサートになりました。
打ち合わせ等で何度か脚を運びながら、横目でお散歩コースのチェック。ブルゴーニュ君を連れて来たいわと思っていました。
帰国したら再度山の遠足を楽しみに・・・。
その前にParisまでブルゴーニュ君と遠足です。

写真はお昼寝中のブルゴーニュ君。ブルグミュラーのCDでは子犬みたいなイラストで登場していましたが、本当はこんな大きな仔なんですよ。お友達からリクエストが多くてとうとうブログにも登場です。



平野小学校

May 23, 2007


リサイタルが終わって20日間。専ら水面下の作業の日々です。
6月9日の平野小学校(関係者のみ)での1時間コンサートのためのプログラムを練習中です。
その後のフランスでのデュオコンサートの譜読みをしたり、ソロプログラムをこつこつと研究し始めたり。
おうちの防水工事に、渡航準備に・・・あっという間に20日が過ぎていこうとしています。


譜読みは時間のかかる作業だけれど楽しい。視覚的なフランス音楽では、一瞬曲の輪郭が見えたと思うと 次の小節で別のものが出現してしまうことがあります。それを捕まえようとページを戻りながら組み立て直すと さっきとは違う色になってしまう。一滴の絵の具のような音符達を追う 気の遠くなる時間を積み重ねていくうちに、絵の隅っこが見えてくるような気がします。

クロード・モネのこんな言葉を思い出しました。

《昨日私が見つけてカンバスに素描した一つの色が再び現れる。急いでその絵を出してもらい、私はできる限り完全にこの光景を描こうとする。
しかしその色はすぐに消えてしまい、別の色が現れる。この色も数日前から私の前に突然現れて別の形で描いていたものだ。
こうして一日が過ぎていく・・・》

写真は先日遠出した丹波白豪寺の藤。甘い香りが漂っていました。




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