Les gateaux X



花鳥園コンサートの日

December 09, 2012

コーヒー味のダコワーズを焼いた。


メレンゲを立て過ぎたのか少し膨らみが大きくなっちゃった。

製作中写真もパチリ。
シフォン型を焼き込んで均そうと近頃この型をよく使ってる。


昨日から風邪をひいてしまった。


加減が悪かった週から体力が落ちてたところ
夜の急な雨でずぶ濡れになってしまったの。

また熱を出して横になってた夕方。
宮城沖地震を今朝になって知った。
どうかもう被害がありませんように。

今日の穏やかで暖かな曲たちに願いを込めて・・・
花鳥園内は全天候型です。
本日のプログラムは此方ですヨ。

  *12.9 花鳥園クラリネット・プログラム

朝ご飯に焼きたてダコワーズを食べて
風邪薬飲んで、行ってきます。



音楽家の卵

December 01, 2012

"あの子のこと気に入ったんだね?
 あんな風に手を差し伸べるなんて。"


蝶番君が問うた。
"あの子" とは、先日のババール合わせの見学者ちゃんのこと。

私たちは新曲の見始めだった。1から曲を作る段階をシロツメ草ちゃんは朝10時から5時間余りピアノ室でずっと聞いてた。

シロツメ草ちゃんはまだ若い若いファゴット吹きちゃん。
音楽家の卵です。蝶番君はまた尋ねた。

  "どうしてあの子だけ気に入ったの? "

**


初めてお話した日にシロツメ草ちゃんを確かに好きになった。
だから見学に誘ったのヨ。

奏者としての身の振り方をどのようにして善いかわからないというシロツメ草ちゃんに、私は一番好きな風におやんなさいと言ったのだった。

一番好きなやり方をするために、ファゴットで成したい一番好きな事をはっきり持つと良いワと言った。

方法や道筋はあとからついてくる。
迷っても、楽器でしたい事を自分の中に揺らがず備えれば、望む処へゆき着く日は来ると思うから。だから彼女に質問をしたの。

  貴女はファゴットで何がやりたい? って問うた。
  音楽家として大切な部分だと思う。

  ファゴットで色んな音を出してみたいのか、
    どんな音楽をするための先生を選びたいのか、
      先生は何を教えてくれる人が一番嬉しいのか、
    吹けるようになりたい曲があるから吹くのか、
  または得た音の色を表現できる曲を知ってみたいのか、
    どんな風に吹けるようになりたいのか、
      どんな風が良いか知るためにお勉強したいのか、

  何でもいいから答えてみて。
  ファゴットで何がしたくて、
  どうしたいから吹くの? と尋ねた。

私は外国文和訳のような質問の仕方をしてしまうから、お年下の娘さんを怯えさせないように気をつけたけれど、一等大切な質問は此んな風になってしまった。

ところがね、たどたどしく自分の半生を話してたシロツメ草ちゃんが、大切な問にはすごくはっきり答えたの。

《自分が思ってる事や考えてることを
全部全部、音楽にしてみたいんです》


  もうね、これ以上の解答はないでしょう?
  本当に素敵な言葉だった。
  幼い文でも名言だと思う。

もし彼女がトップクラスの奏者になることはできなかったとしても、この願いの形だけはどんな状況でも叶えることができる。素敵なことね・・・

**


蝶番君の質問に答えて言った。


シロツメ草ちゃんがこんな風に音楽を望んでるから好きになったし、彼女の参考になることはないカナって思ったのヨ、って。

すると、へぇ其んなことを言ったのかと感心したので脱力しそうになった。蝶番君・・・私と彼女の間に座ってたのに何にも聞いてなかったの?

私は此んなに一緒に過ごしてる相方さんがお利口なのか大ボケなのか未だわからない。

  *相方さんの夢

**


音楽家の卵の空気、新鮮で良かったナ♪ って思い起こす朝。
昨日酷かった体調が少しましになるといいなあ・・・
午後は何とか6日合わせの曲を進めなくちゃね〜



クリスマスコンサートご応募方法

November 30, 2012

サクサク塩キャラメル。昨日のオヤツ。イカリスーパーさんで発見したの。
サクッて砕ける軽いパフのちょっと和風なお味にキャラメル風味。


11月ももう末日に・・・
クリスマスコンサートのご応募方法をお知らせしますネ!


此れは昨年の画像。


クリスマスシーズンに風見鶏の館はこんなライトアップがなされます。

建物内の古めかしい設えも好きなんです・・・♪


12月21日 金曜夜7時半開演の異人館クリスマスコンサート。


ババールは今年3度目の出演になります。

神戸異人館・風見鶏の館は私たちも楽しみにしてる雰囲気良い会場なんです。

昨年皆様が愛して下さったホワイトクリスマス、カッチーニのアヴェマリア、そしてカルメン・ハイライトなどでクリスマスの夜をお楽しみ頂きます。

無料ご招待ご希望のかたは、往復はがきに
1) ご住所
2) ご芳名
3) ご年齢
4) お電話番号
5) ご同伴者様ご芳名

をお書きになって
〒651-0096 神戸市中央区雲井通5-3-1 サンパル8F
神戸市民生協 風見鶏の館コンサート係

までお申し込み下さいませ。
締切りは12月12日(水) です。

たくさんのご応募お待ちしております。

  昨年はね、常連様へお報せメールでのお呼び掛けをしたらば
  ギュウギュウになっちゃって大変でした・・・(涙)

後ろの方に奏者が見えない状況になっちゃった。
だから今年はブログ内だけのお報せに留めますネ。

ご応募多数の場合は抽選になります。
どうぞ奮ってご応募くださいませ・・・♪

そしてクリスマスにお目にかかれますように・・・



白いカップ

November 26, 2012

大好きな白いボウル。


  ぽっこり厚めの釉薬が好きで
  気がつけばぽっこりさんばかり。

上のボウルの50分の1にも満たないチープなカップだって


ほらやっぱりぽっこりさん。


**


ブラックコーヒーばかり飲んでた頃の恋人は
黒のシンプルなマグカップを愛用してた。

  *恋人とカフェオレ

派手さも煌びやかさもない恋人が好む、飾り気ない品々が彼らしくて好きだった。
簡素ですっきりした生活用品は恋人によく似合ってた。

**


  "わぁ可愛い・・・此れどうしたの?"

お茶を淹れて目の前に置かれたカップを指して問うた。
可愛い? って嬉しそうに問い返された。

ぽっこりさんな釉薬と、ぽっこりさんな形。
アイボリーがかった暖かな白。
拙宅の食器棚で一等多い感じのカップのペアだった。

  "うん、すごく可愛い。どうしたの?
   どうして此んなの持ってるの? "

うんと好みなカップが楽しくて重ねて問うた。

桜ちゃんが可愛いって言うだろうなって感じの物が
わかるようになってきたんだと恋人が笑った。

**


  笑顔に私はまた泣きそうになった。

カップを買うとき思い出してくれてありがとう。
自分のおうちで使う品なのに、好きそうだなって選んでくれてありがとう。それから・・・
私を好きになってくれてありがとう。

ありがとうって声に出せなくて、黙ってテーブルを見た。

  同じミルクティを飲むようになった2人の前に
    お揃いのぽっこりさんな白いカップの光景。


*不思議な駅(1)想い出
*     (2)階段の恋
       *バロックと階段
       *一目惚れの理:ケクラン
       ?僕が思う靴下と階段
       ?僕が知ってるシューレア・クリーム
*     (3)見送り
       ?僕が見た変身
*     (4)車窓
       *ドビュッシー "バラード"
       ?僕が見たお別れとリスク
*     (5)プラットホーム
       *音楽のひとこま
*     (6)初めての待ち合わせ
*     (7)ミンティアの味
       ?僕が知ってるアサリ君と恋
       ?僕が見たアサリ君の沈黙
*     (8)チェコの袋
*     (9)人身事故--スケルツォ
*     (10)別れの時刻
       ?僕が見たウザい女
*     (11)2度目の出逢い
       ?僕が知ってる8月の嘘っこ
*     (12)不在
*     (13)ジーンズと携帯

*古い携帯の音
*別れの月光
*揺らめきのドビュッシーバラード
*過去の女性からの手紙
*恋した匂い
       *繋いだ手のしらべ:転調
*ご不浄のやり取り
*白く光る花
*春のおでかけ
*海 -- アストレ
       *楽譜表示:アストレ
       *謎 -- ラヴェル "永遠の謎"
*恋路の花
       ?僕が思うコイビート
       ?僕が聞いたシマシマヒストリー
*デートのキャンセル
       ?僕が見た恥ずかしい旅行
*お土産のエピソード
       ?僕が見た小箱の中身
*ありがとうのお誕生カード
*バレンタインの思い出
*前髪パッツンのわけ
*ポップコーン
*もう一度だけ
*水のほとりの恋
*夜とマカロン
       ?僕が見た素面の事件
       ?ぴょんきち君と僕が知ってる秘密
       ?僕が見た喧嘩
*シフォンのお返し
       ?僕が知ってるオーブン・ヒストリー
*行きます!
*夏の思い出
*相合い傘
*ロールキャベツの夜
*エルミタージュ展in京都
*ピアノ試弾会、他
       ?僕が思う恥ずかしい写真
*女子力がない女
       ?僕が見た焼肉とPJ写真
*枯葉、恋人に会いに
       ?僕が見た倦怠期検索

*恋の問いごと
*頬杖の恋
*タピオカちゃんの呟き
*タピオカちゃんのお手紙

*白木蓮が降った朝
*恋の花びら

*食の開放
       ?僕が見た餃子
*オーブン壊れちゃった
*渡り鮭のパスタ
*泣く女とバジル
*半片の
*料理が下手なやつは
       *フランスのからくり
*恋人とカフェオレ



恋人とカフェオレ

November 12, 2012

どうして・・・嘘っこついたの?
恋人に問うた。


  会話を思い返しながら本を整理した。

背表紙が外れてしまった古書たち。本箱に立てると何の本だかわかんなくって困ってるの。背表紙がない本のうちユゴーと周辺ラインをアイアンラックにまとめて表紙をおもてに入れることにした。


整理を終えて恋人宅からのオミヤ、ブリティッシュ・ビスケットを頬張った。


相変わらずクッキーやビスケットに目がなくて出されたお菓子を食べ込んでると、帰り支度のとき缶ごと持たせてくれたのだった。

**


  嘘? 何のこと?

恋人は不思議そうに問い返した。
ほら、コーヒーのこと。

**


出会った頃、彼はブラックコーヒーしか飲まなかった。少なくとも私の前では其うだった。一等お初の頃だけは・・・

私はコーヒーが殆ど飲めなくて、ミルクたっぷりのカフェ・オ・レをたまに飲むほかは、真っ白になるまでミルクを注いだテ・オ・レばかりで過ごしてた。

拙宅に寄られた日は3点セットで出していた。恋人にストロングコーヒーを淹れたプチボウル。其れをだいぶ薄めた自分用のボウル。煮立てたミルクを気に入りのバターメルターごと。

  幸せな時間だった。
  ボウルの中身がちがう湯気ごしの会話。
  

**


ミルクは要らないのね?
自分のボウルに注ぐ前には問うた。

折り角にフランスのカフェ・オ・レ・のボウルだから少し入れてみようかな、ってボウル好きの私を気遣い無理に3滴ほどのミルクを入れてみせるのも優しくて大好きだった。

**


  嘘なんか言ってないよ。

恋人は笑った。

  嘘っこだわ・・・
  ほら、ブラックコーヒーしか飲まない風に言ったもの。

ずっと以前から問いたかった疑問を並べた。

目の前の恋人はお山ほどもミルクを入れたテ・オ・レを美味しそうに飲んでいた。はじめは私に合わせてくれているかと思ってた。ところがコンビニへ行けばカフェラテを買い、おうちへ行けば甘いカフェ・オ・レが洗い物に残っているのだった。

  ああ、あの頃は・・・
  そう言えばブラックばかりだったねえ。

遠くなった記憶を恋人がぼんやり辿るお顔を眺めた。

  私たちはミルクたっぷりのテ・オ・レをお代わりした。
  ボウルの中身が同じ湯気ごしの会話。


*不思議な駅(1)想い出
*     (2)階段の恋
       *バロックと階段
       *一目惚れの理:ケクラン
       ?僕が思う靴下と階段
       ?僕が知ってるシューレア・クリーム
*     (3)見送り
       ?僕が見た変身
*     (4)車窓
       *ドビュッシー "バラード"
       ?僕が見たお別れとリスク
*     (5)プラットホーム
       *音楽のひとこま
*     (6)初めての待ち合わせ
*     (7)ミンティアの味
       ?僕が知ってるアサリ君と恋
       ?僕が見たアサリ君の沈黙
*     (8)チェコの袋
*     (9)人身事故--スケルツォ
*     (10)別れの時刻
       ?僕が見たウザい女
*     (11)2度目の出逢い
       ?僕が知ってる8月の嘘っこ
*     (12)不在
*     (13)ジーンズと携帯

*古い携帯の音
*別れの月光
*揺らめきのドビュッシーバラード
*過去の女性からの手紙
*恋した匂い
       *繋いだ手のしらべ:転調
*ご不浄のやり取り
*白く光る花
*春のおでかけ
*海 -- アストレ
       *楽譜表示:アストレ
       *謎 -- ラヴェル "永遠の謎"
*恋路の花
       ?僕が思うコイビート
       ?僕が聞いたシマシマヒストリー
*デートのキャンセル
       ?僕が見た恥ずかしい旅行
*お土産のエピソード
       ?僕が見た小箱の中身
*ありがとうのお誕生カード
*バレンタインの思い出
*前髪パッツンのわけ
*ポップコーン
*もう一度だけ
*水のほとりの恋
*夜とマカロン
       ?僕が見た素面の事件
       ?ぴょんきち君と僕が知ってる秘密
       ?僕が見た喧嘩
*シフォンのお返し
       ?僕が知ってるオーブン・ヒストリー
*行きます!
*夏の思い出
*相合い傘
*ロールキャベツの夜
*エルミタージュ展in京都
*ピアノ試弾会、他
       ?僕が思う恥ずかしい写真
*女子力がない女
       ?僕が見た倦怠期検索

*恋の問いごと
*頬杖の恋
*タピオカちゃんの呟き
*タピオカちゃんのお手紙

*白木蓮が降った朝
*恋の花びら

*食の開放
       ?僕が見た餃子
*オーブン壊れちゃった
*渡り鮭のパスタ
*泣く女とバジル
*半片の



抵抗とスムージー

October 23, 2012

暖かい夕だった。


月もとっても綺麗だった。
嬉しくなって月を見てたら夜半から急な本降り。

体中が痛かった1週間が明け少しマシに動けそうな朝。

ヴァントゥイユでひげ様が下さったバターケーキをパチリ。
しっかりした甘さにバターが重い風味で古き良きカステイラのお味がする♪

**


ときどき問われるファゴットの事を今朝はちょこっとまとめてみましょうか・・・

一等はじめにもの凄い勢いで
蝶番君のファゴットに食いついたのは
細管のオールドヘッケルだったからなんです。



例えばスムージーを太いストローと細いストローで飲みなさって?

細管のとき、単純に吸う力が異なるばかりじゃあなくって管内をスムージーが通り動く痕がより知覚でき、其れによって材料ごとのムラも感じ易い。

  楽器の場合、とてもつまらない言葉で申せば音ムラです。
  音楽的に申せば色合い、そして味わいです。

各人のお好み次第。

私の場合は音は、ブレンダー機で全部を滑らかに混ぜ合わせたのちに太いストローで吸いたくないの。其れを "飲み易い" とするなら、スムージーじゃなくってお水にするワって気持ちが働く。

  音とスムージーが違うトコロはね
    固形からクリームそして液体の
      配合の具合を味わいとして
        電動ブレンダーに任せずに
          自身がコントロールしてゆくところ。

**


  色味以前には、もう1つ細管を支持する理由があった。
  作曲者が楽曲に託したものとしての音、って部分です。

嘆きや歓喜や美しさへの感動など感情的なものを
私たち人間は表へあらわすのがとっても下手だワ・・・
言葉で、行為で、表情で、いろんな気持ちを示そうとしても
心のままを表し切れずに誰もが思い悩む。

伝えたい気持ちを表せずに憂いたことがない人は居ない。

作曲家の多くも言葉を操るのが私たちよりもっと下手な人間たちで、彼らが心を託したのは音楽だった。

音の言葉を聴こうとするとき、やはり1人の人間として抱えている逡巡や惑い、そして表すという道筋の中での摩擦、表現したい1点に手を伸ばすに至るまでの抵抗感・・・といったものに私は心惹かれるの。

  細管の抵抗感は心を映し描かれる過程の現れによく似合う。

特に嘆きの表現では、元々に枷を嵌められたような高抵抗の楽器だからこそ出せるものが大きいと感じる。

同量のスムージーを同じ時間内に違う太さのストローで飲み干す場合、細いストローの抵抗が大きい風に・・・

**


細管を通って出てくる音はどんな風? っておしゃべりは、
次回に音源を出して続きとしましょうか・・・


■デュオババール関連リンク
*デュオ相性
*分かち合いと本

*2012年7月のリビングルーム
*紫陽花の部屋で
*マンドリンと中也
*ドビュッシー "木馬" 音源up
*ラヴェル "カディッシュ" 音源upとロラン

*ピアノ室の時計
*自由
*ドビュッシー絵画と過ごしました
  ?僕が知ってるオフィシャル
  ?僕が聞いたお誘い
  ?僕ができなかった球拾い
  ?僕が聞いたiTunes
  ?僕が見たお客様
  ?僕が聞いた常連様との会話
*相方さんの夢

*伴奏者の勘違い
*アンタ、サイコー!
  ?僕が見たリハーサルの隙間

■ファゴット音楽関連リンク
*PJにて。ファゴットの魅力
*サスペンダーの殿方

■ファゴット楽器関連リンク
*試奏の記録
  ?僕が見た試奏会
*ファゴットリードのお話
  ?僕が見たブローチ
  ?僕が見たリード愛
  ?僕が聞いたリードの行方
  ?僕が思うトーテムポール

*やさしい理解とケクラン

  ?僕が見たモツレク
  ?僕が客席で見たこと
  ?お姉ちゃまファゴットを吹く
  ?僕が知った新年の習わし
  ?僕が見たお鍋

■コンサート外関連リンク
*パナソニックな日・・・♪
*Macへ行こう(14)フォトストリーム
*カタツムリ石鹸とマメマメ
*音楽解説書とマメマメ
*10.13写真とマメマメ
  ?僕が見た虫下し



10.13ババールのお客様へお願いデス〜

October 09, 2012

アルザのココットにコロコロのマカロン。
メルスリーひげからやってきたココットでした。


拙ブログに最多登場の広島のお店。

10月13日YMCAのババールコンサート後、楽屋付近へ出演者に会いにいらして下さるお客様に個人的なお願いがあるんです。

此の日久々にお目にかかるメルスリーひげの店主ひげ様は、コンサートが退けたらすぐにバスで広島へ戻らなきゃならないのヨ。それも知らない巨大な大阪で乗り場を探さなきゃならないの。

それでネ、終演後お客様との楽屋前タイムに順番のお譲りをお願いしても良いかしら・・・?

終わったらばすぐに縁の太いお眼鏡でシャカシャカ歩く小熊さん風のかたが、蝶番君と私を短い間独り占めするのを赦してネ!

  メルスリーひげはね、ババールが
  うんとお世話になってるお店なの。

ババールカードを10枚集められたら押すハンコを彫って下さったのもひげ様。お客様もひげ様のハンコをご覧になる運びとなるんです。

そして10枚のカードで貰える景品の1つも、ひげ様がオークションで落としてくださったお品。皆様のお手元へゆくことになるフランスのアンティーク・クロモ。

  *バドンビレーのアンティークとババール景品

  ネ? お帰りが間に合うようどうか横入りさせてあげてね。
  ハンコ、クロモともに追ってご紹介してゆきますネ。

    其んなわけでひげ様、
      心置きなく横入りできるよう
        お願いしてみました。
          あとは乗り場へ急いでネ!

その後、楽屋前へお顔見せにいらして下さる他のお客様とお声を交わすお時間を取れますので・・・♪


デュオ・ババール《ヴァントゥイユを巡って》
10月13日午後3時〜 大阪南YMCAにて

お問い合わせは 大阪南YMCA Tel 06-6779-8370
     (受付時間 平日10:00〜18:00)
〒543-9954 大阪市天王寺区南河堀町9-52


キッチンでお運び前の準備中風景。
ザクッとした大麦タルトを焼いてみた。


フルーツタルトの予定だったのにお味見すると生地に甘さが足りない。山勘レシピの失敗。急遽ホイップクリーム投入で補った。

色んなお菓子を焼いてどんどん食べてる食欲の秋です。


■"ヴァントゥイユを巡って" 関連リンク
*10.13プログラムとコンセプト
*読書記録とヴァントゥイユ



夜とマカロン

August 25, 2012

レモンカナリアちゃんがアンリ・シャルパンティエ夏限定マカロンを届けてくれた。


スイカにラムネ等お初のマカロンだった。

  ポップでなんて可愛い色味かしら。
    レモンカナリアちゃんありがとぉ。

**


レッスンがない日。
午後に恋人に会いにゆける土曜。


今週短く会った日、お別れが近づくのが辛かった。
最終電車の時刻と睨めっこをしながらお話してた。

  もっと一緒に居たかったナ・・・
  土曜のお休みに会いに行ってもいい?

いいよ〜って声と共に目尻にふっと笑い皺が刻まれた。
それを見て私はまた泣き出しそうになった。

会いに行っていい? って問える幸せに揺さぶられた。

片想いしてた僅かな時間の愁いと切なさを
私の涙腺はまだ憶えているみたいだった。

言葉にならない幸福感が込み上げた。
いいよ〜って声をもう1度聞きたくて
そっくり同じ問いをまた投げた。

どうして同じ質問をするの? なんて聞かないのね。
そっくり同じ風に柔らかに微笑んで、
そっくり同じ調子でいいよ〜と答えた。

  いつも変わらない優しい人。
    これまでどれほどの安らぎを
      与えてもらっただろう。

        感謝しています。
          出会ってくれて
            側に居てくれて
              ありがとう。


《夜》

              ウイリアム・ブレイク

日は西にくだり、
近世は光りを増す。
諸鳥はねぐらにひそまり、
私も塒を求めねばならない。
月(しまぼし)は花の如く
高天(たかぞら)の四阿(あづまや)にかかり、
無言のよろこびを含んで
じつと夜の上にほほゑむ。

           (壽岳文章様訳)



**


明日はブルゴーニュ君ね。


*不思議な駅(1)想い出
*     (2)階段の恋
       *バロックと階段
       *一目惚れの理:ケクラン
       ?僕が思う靴下と階段
*     (3)見送り
*     (4)車窓
       *ドビュッシー "バラード"
       ?僕が見たお別れとリスク
*     (5)プラットホーム
       *音楽のひとこま
*     (6)初めての待ち合わせ
*     (7)ミンティアの味
*     (8)チェコの袋
*     (9)人身事故--スケルツォ
*     (10)別れの時刻
       ?僕が見たウザい女
*     (11)2度目の出逢い
       ?僕が知ってる8月の嘘っこ
*     (12)不在

*古い携帯の音
*別れの月光
*揺らめきのドビュッシーバラード
*過去の女性からの手紙
*恋した匂い
       *繋いだ手のしらべ:転調
*ご不浄のやり取り
*白く光る花
*春のおでかけ
*海 -- アストレ
       *楽譜表示:アストレ
*恋路の花
       ?僕が思うコイビート
       ?僕が聞いたシマシマヒストリー
*デートのキャンセル
       ?僕が見た恥ずかしい旅行
*お土産のエピソード
       ?僕が見た小箱の中身
*ありがとうのお誕生カード
*バレンタインの思い出
*前髪パッツンのわけ
*ポップコーン
*もう一度だけ
*水のほとりの恋

*恋の問いごと
*頬杖の恋
*タピオカちゃんの呟き
*タピオカちゃんのお手紙

*白木蓮が降った朝
*恋の花びら

*食の開放
       ?僕が見た餃子
       *オーブン壊れちゃった
*渡り鮭のパスタ
*泣く女とバジル
*半片の



アンタ、サイコー!

July 26, 2012

ババール合わせの朝。
29日ペガサス・サマーコンサートの曲を頑張んなきゃ。


よくローストしたアーモンドでフロランタンを焼いてパチリ。
昨日の続きのおしゃべりです。

**


亡くなった友人くらい長く演奏を聞いてくれてる十姉妹ちゃん。
彼女はお酒が好きで大抵の夜は酔っぱらってる。
呂律が回らない関西弁で音楽の感想を述べる。

  私は十姉妹ちゃんの感想を聞くのが好きだ。
  感覚的で女性的な彼女の感想を一理あると共感してきた。

  彼女はソロには楽しげに印象を話してくれた。
  伴奏やデュオは、私個人への感想に留まった。
  他のペアへの数々の感想も興味深く聞いた。

**


夜のライブも十姉妹ちゃんは来てくれてやはり酔っぱらってた。

いつも通りに私には黙ってハグを交わした。
彼女はアンサンブル感想はまた述べないのだと思った。すると
そのままクルリと蝶番君の方を向き、大きな声でがなった。

  "アンタ、サイコーや!! "

お名前もわかってなかったか酔っぱらって忘れたかは知らない。
いきなりアンタ呼ばわりだった。

  "アンタがお嬢のピアノを一番綺麗に聴かせられる!
  アンタと弾いてるお嬢は気持ち良さそうや!
  お嬢があんな嬉しそうに弾くの見れて良かった〜
  アンタ、サイコー!! アンタ凄い!! "

えっ・・・その観点? って可笑しかった。

十姉妹ちゃんは万歳をして騒ぎ、
"今夜はサイコーや〜♪ " とステップを踏んだ。

  私は噴き出し、
    蝶番君は戸惑い顔で会釈した。

**


そっか・・・。
私がファゴットを上手に響かせてるように勘違いしてた。

  蝶番君がピアノを上手に聴かせてくれるから
    相乗して良い相性の演奏が作れるのねって気がついた。

ピアノは室内楽での持ち場的に、相手楽器を聴かせることは多くても、誰かに聴かせてもらう体験はごく少ない気がする。
とっても幸せな体験をさせてもらってたんだナ・・・


■デュオババール関連リンク
*デュオ相性
*分かち合いと本
*伴奏者の勘違い

*ピアノ室の時計
*自由
*ドビュッシー絵画と過ごしました
  ?僕ができなかった球拾い
*2012年7月のリビングルーム
*紫陽花の部屋で


■"エリュシオンの園" 関連リンク
*ババールちらしデザイン
*8月12日プログラム
*爛熟、プーランクと爛れ

*此れからの予定など・・・



伴奏者の勘違い

July 25, 2012

蒸ショコラを作った。表面はサックリ、中は卵黄のまったり感が生チョコっぽいの。


明日はババール合わせ。
お稽古の前にデュオのお話続きを綴りましょうね。

**


私たちは大きなミステリーを抱え、
長く答が判らなかったナ。


蝶番君はお初にライブをした日に、お客様方から大分長いペアですかって問われたベストパートナー。いいえ今夜が初めてです、の返答が嘘っぽいと私たちも感じるほどだった。
最初から今日までずっと最良のパートナーだと思ってる。

**


どんな楽器を使い、どんな演奏をする人か知らぬままお初に音出しをしてみた日、1曲目に用意したのは "ヴィオロン" だった。8月12日に演奏するプーランク曲。

  *爛熟、プーランクと爛れ

好きでたまらない曲。濃艶な世界。
ファゴットと演奏したい候補曲の筆頭だった。

  一発で参ってしまった。
    匂うばかりの艶めきと風情が溢れて
      なんという潤いと色気だろうと思った。

  魅惑的なファゴットに取り憑かれた。
    たおやかさと色情が渾然一体となったような
      情緒とエレガンスに戸惑うほどだった。

  マタタビを与えられたニャンコのように、
  麗しい艶にふにゃふにゃしそうだった。

もっともっと聴きたくなったからコンサートへ行った。

  そしてね、率直に特別良いとも思わなかったの。
  拍子抜けするほどパッとしなかった。
  ミステリーとは、此の変テコな現象なんです。

**


コンサートは狐につままれたような気がした。
ファゴット演奏に特別に悪い部分はない。でも、
取り立てて感動もない、というのが正直なところだった。

ファゴットだけを取り出して聴けば、美しく歌われて方向性もわかる。それでも自分のお隣で奏でられる麗しのファゴットとは落差があり過ぎた。

音楽の向かいたい処が異なる相手とのアンサンブルでは、音楽がバラける場合や、一方の主張が消されてしまう場合などがあるもの。でもね、聴きに行ったコンサートはどちらでもなかった。

ファゴットがやろうとしてる音楽効果が効果として現れず、ただチグハグな印象だけがクローズアップされていた。

別々に取り出して聴き込めば、どのパートの奏者が楽曲に対してチグハグな方向を示しているかは明白だった。
でも聴衆全員がパート別に分割して聴きながら頭の中にスコアを描き出すわけじゃあない。其の場合単にしっくりまとまらない感触だけを残す。

**


初めのころ聴きにいったコンサートでは特に奇妙な現象に慣れていなかった。私たちペアはふた月も経っていなかったけれど、私は自分の側で聴く抜群に流麗なファゴットしか認識できてなかったから。

  ナンナノコレハ! と客席でイラついてた。

目先しか見ない相手楽器の生煮えの幼児性には疲れたが、それよりも、吟味されない幼稚な音楽のお粗末な疎漏にいちいち翻弄される相方さんが、普段に側で見る姿とかけ離れてるのが不思議だった。

休憩時間を一緒に過ごし、冴えないお顔で相方さんは問うてきた。後半どうしようかと。

相手楽器を "聴かんかい! ボケ! " ってド突くしかないでしょうとシャラッと答えた。聴けないならアレはもう生育不能の音楽のままでしょうと投げた。他に感想はなかった。

或る演奏家さんに寄ると此うした舌鋒は母校桐朋の校風らしい。

  奏者の意識の低さに苛立つ私に蝶番君は、
  耳というものは、"聴くべき" 音を聴くとも限らず、
  自分に "聞こえる" 音だけを聞く奏者は多いのだと
  テンション低〜く答えた。

  表現は対照的でも、同じ風に感じる相方さんだと知った。
  聞こえる音しか聞かないことを "聴けない" と表し
  "聴かんかい!" とは、聴くべき音を聴けの意味だから。

**


  しかしいかんせん無感動なファゴット演奏が続いた。
  不思議ねえと思いながらもコンサートに通い、
  録音も幾つか聴かせてもらい、動画も観た。
  各パートナーの個人技能は多少異なっても
  ファゴットのほうの結果は似たり寄ったりだった。

毎回私は極辛口の感想を述べた。
同時に頭の中はクエスチョンマークだらけだった。

  悪くない。別に悪くはないけれど・・・
  "全く大したこともないファゴット" なのだった。

デリケートな演奏ではあるけれど麗々しさはおろか艶など一向に感じられないままだった。

  最初は調子の波が激しいお人かと考えた。でも違った。

  パッとしなかった本番翌日に合わせるとやはり素晴らしい。
  そして素晴らしかった曲の録音を別の組み合わせで聴くと
  またもや、よくわかんないファゴットになっている。

あんなにまでウエットに叙情的に
しみじみと恋情を訴えるようなファゴットが
パートナーが変わると別人のようで
曲をよく知った者にさえ
何のことやらわからない演奏に聞こえた。


理解できない変貌ぶりを話し合っても結論は出なかった。
伴奏者の私には勿論、ご本人にも理屈がわからない風だった。

  別人のような出来と思っていたけれど、
    ババール演奏のほうだけが
      別人のようとも思われた。

**


だから私は、愚かな伴奏者は、勘違いをしてた。
ものすごく演奏相性が良いことを差し引いても、
もしかしたら私はファゴット伴奏が得意か、
控え目に考えても蝶番君の伴奏に関しては
とても上手に弾けてるのじゃあないかしらって。


でもね、勘違いだったの。
伴奏が上手なのじゃあなかった。
続きはまた明日ネ!


■デュオババール関連リンク
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*8月12日プログラム
*爛熟、プーランクと爛れ

*此れからの予定など・・・



バレンタインの思い出

July 19, 2012

2012年上半期が終わったね、っておしゃべりした。
今年の半分で嬉しかったコトを挙げていった。


たくさんたくさん嬉しいコトがあったけど、
一等嬉しかったのはバレンタインのあとカナ・・・

**


  お馬鹿みたいなチョコを作った。

  バレンタインチョコはダサい手作りが持論。
  如何にもな、これ以上ないくらいベタな、
  ちょっと昭和の入った感じがイイと思ってる。

  映画とポップコーン、海の家と焼きソバ、
  古い喫茶店とホットケーキ・・・みたいに
  ダサい定番、だけど鉄板。

  ハートとピンクのオンパレードのべたべたが
  日本の正しいバレンタインねって思い込んでるの。

**


お馬鹿なチョコを渡した翌日、お家に遊びに行った。
テーブルにチョコのケースが乗っかってた。

  ゴロンと大振りなビスケットチョコはなく、
    小さいハート1つしか残ってなかった。
      びっくりした。

        別れたのは前夜なのに、
          あれからどんな勢いで食べたの?

        茫然とケースを眺めていると、
      恋人は視線に気づいて笑った。

    美味しくて美味しくて、
  あっという間に食べてしまった、って。

**


平和で、あんまり平和で
2月にしては明るい陽が射す正午に

拙宅で飲むミルクティーと
同じのを入れてくれようとして
普段は買い置かないミルクを求め
私が好きなアールグレーを買って
駅に出迎えてくれた人に

お昼ご飯を作ってもらって
一緒に頂きながら、

少し食べるのが遅い私に
取り分けてくれるのを見ながら、

側に居てくれる感謝で切なくなって
フォークが止まってお顔を眺め・・・

  当たり前の風にチョコを受け取って
  その場で開けて食べようとするのを
  びっくりして止めたのに、
  帰ればすぐ食べ尽くしちゃって
  馬鹿だなあ・・・

  可笑しくて幸せで胸がいっぱいになって
  視界がどんどんぼやけて・・・
   
"えっ、ウルウルなってどうしたの? タバスコかけ過ぎた? "

慌てた恋人の
  相変わらずボケた質問に
    首を横に振ると、
      テーブルに涙がポタンと落ちた。




*不思議な駅(1)想い出
*     (2)階段の恋
       *バロックと階段
       *一目惚れの理:ケクラン
       ?僕が思う靴下と階段
*     (3)見送り
*     (4)車窓
       *ドビュッシー "バラード"
       ?僕が見たお別れとリスク
*     (5)プラットホーム
       *音楽のひとこま
*     (6)初めての待ち合わせ
*     (7)ミンティアの味
*     (8)チェコの袋
*     (9)人身事故--スケルツォ
*     (10)別れの時刻
       ?僕が見たウザい女
*     (11)2度目の出逢い

*古い携帯の音
*別れの月光
*揺らめきのドビュッシーバラード
*過去の女性からの手紙
*恋した匂い
       *繋いだ手のしらべ:転調
*ご不浄のやり取り
*白く光る花
*春のおでかけ
*海 -- アストレ
       *楽譜表示:アストレ
*恋路の花
       ?僕が思うコイビート
       ?僕が聞いたシマシマヒストリー
*デートのキャンセル
       ?僕が見た恥ずかしい旅行
*お土産のエピソード
       ?僕が見た小箱の中身
*ありがとうのお誕生カード


*恋の問いごと
*頬杖の恋
*タピオカちゃんの呟き
*タピオカちゃんのお手紙

*白木蓮が降った朝
*恋の花びら

*食の開放
       ?僕が見た餃子
*渡り鮭のパスタ
*泣く女とバジル



8月12日プログラム

July 13, 2012

パンダの里ちゃんにデメルさんのクッキーを頂いた。


デメルさんってザッハトルテは勿論、スミレのお砂糖漬けも香りが良くて可愛いですよね。お初だったクッキーも美味し〜♪

受付に置いた頂き物をカワウソちゃんが持ち帰ってしまい、やっと郵送されてきた。賞味期限はまだまだで良かった♪ パンダの里ちゃんありがとう。

**


昨日のババール合わせで確認できたプログラムをupしますね。

     《エリュシオンの園》

  8月12日(日) 14h開演 (13h30開場)
         兵庫県立美術館アトリエにて


《第一部》

ドビュッシー グリーン (忘れられた小唄 No.5)
木馬 (忘れられた小唄 No.4)
フォーレ 悲しみ Op.6-2
マンドリン Op.58-1
イスパーンの薔薇 Op.39-4
水に漂う花 Op.85-2
ロマンス Op.69
アポロン賛歌 Op.64
セレナード Op.98


《第二部》  

プーランク ヴィオロン (偽りの婚約 No.5)
ホテル (月並 No.2)
 ラヴェル ハバネラ (ヴォカリーズ・エチュード)
カディッシュ (ヘブライの歌 No.1)
永遠の謎 (ヘブライの歌 No.2)
亡き王女のためのパヴァーヌ
道化師の朝の歌 (鏡 No.4)


官能的で麗しい曲たちを集めました。
オールフランス・プログラムで芳醇な香をお楽しみ下さいませ。

  チケットのご注文・お問い合わせはブログ左欄、
  お教室アドレスからどうぞ・・・♪


*ババールちらしデザイン
*デュオ相性



アルザのプチボウル

July 12, 2012

すごい雨・・・ゴミ出しを躊躇するような吹き降りです。
窓から覗くとお庭の薔薇の誘引が台無しになっちゃってる。


カフェオレ味のサブレを焼いた。ダサ可愛いお花型。
ほんのり優しいお味に合わせて柔らかに焼いた。
美味しがってもらえたからオミヤにもちょこっと差し上げた。

メルスリーヒゲで3年も狙ってたアルザのプチボウルに入れた。

すごく小さいのにそこそこお値段が張るから中々買えなかった。やっと手に入れてからも出し惜しみしつつ嬉し〜く使う。

**


今日のババール合わせはエリュシオンの園のプログラム全曲。

5月に青い空ちゃんと一緒に弾いたラヴェル "亡き王女のためのパヴァーヌ" を2部に入れる。デュオ版として悪くないフルート譜を持っている。青い空ちゃんにも使った譜。

でもファゴットでは配置インターバルが変わるからと蝶番君はお気に召さない。午後にスコアを参照しながら配置替え編曲を一緒にしよう。

ひと月前の今は、合わせ兼お勉強会の時期。


7月29日のミニコンサートのチャイコフスキーも、メンデルスゾーンも、配置変更の編曲をしなきゃね〜。


  口がきけなくなるまでお稽古して
    頭が痛くなるまで編曲をしてるのが
      一等幸せだな〜

此の頃気がついたんダ・・・
コンサートのためにお稽古してるのじゃなくって、
お稽古がしたいからコンサートを入れてるみたいねって。

  エリュシオンのプログラムは近くupしますネ!
  ラヴェル、ドビュッシー、プーランク、フォーレですヨ♪

皆様も良い1日を。
何処にも雨の被害がありませんように・・・!



次、井上陽水さん

July 06, 2012

(撮影者:蝶番君)


海岸へ遊びに行ったみたいな格好・・・(汗)
万年の如くの遊び着は、打ち合わせ2本ハシゴの帰り道。

**


7月29日にうんとちっちゃなコンサートがあるの。
デザイン会社母体のペーパークラフト店のなか。

小スペースでお店のサマーコンサートですって。
ご指定曲1曲は井上陽水さんの少年時代。

井上陽水さんの曲、好きヨ。なんとなく知ってる曲が2、3ある中でも少年時代は転調がとっても綺麗ねって思ってた。此ういったコンサート、たまには面白そう。

他はビゼー、チャイコフスキー、フォーレの夏をテーマにした曲も入れますヨ。

  ご入場無料

〒535-0022 大阪府大阪市旭区新森6-3-37
TEL:06-6954-4600 FAX:06-6954-4600

7月29日(日)
ペガサスデザイン・ギャラリーにて。

演奏は11h〜と14h〜 
各30分間 (前後半で異なる曲も入ります)

  お気軽にフラリと覗いてご覧になってネ!

**


昨日は1日おうちで過ごした。


  ソロのお稽古は時間不足だった。
    ババール合わせの譜読みを進めた。
      音出し用の譜面を別途揃えた。

ヨーグルトケーキを焼いた。評判は上々。

  エリュシオンのご案内状をMacで制作した。
    神戸の先生方へご招待を発送した。
      ミュージアムショップ販売チケットも郵送した。

ベイクドマッシュポテト用のおジャガが重たかった。

  ミスターメジロのファゴット伴奏のため
    前後のスケジュール調整を試みた。
      多くない伴奏量なら可能な気がする。
    気がする、だけで動いては無理が来るのを
  幾度反省しても少しも学習できない。

花びらが悪くなってきた紫陽花をドライにすべくカットした。

  マネージメントへ一連のプロフィールを送った。
    6枚指定の写真は選び切れてない。
      モンテーニュを新しい版で少し読み進んだ。

其んな1日。
今日はババール合わせ。



"秘密" 落合訳

June 27, 2012

《秘密》


            シルヴェストル
            落合訳

  夜に打ち明けてしまった名を
    朝は知らずにいてほしい
涙が乾くごとく
夜明けの風に音もなく消えてしまうといい
  
  朝に隠した恋のことを
    昼は噂にのせてほしい
ひとかけの薫香のごとく
憂う気持ちを燃え薫らせてくれるといい

  昼に告げた秘密のことを
    夕べは忘れてしまってほしい
青ざめた衣のひだに隠し
私の恋を運び去ってくれるといい

**


    昨日合わせをしてたフォーレ歌曲。
    美しくて暖かなメロディーです。

スフレを焼く間に訳してみた。


ヒミツって響きがちょっとドキドキする。
歌詞を見てすぐに大好きになったのヨ。


詩の主人公は、好きな人にだけ自分の気持ちをヒミツにしたのじゃあないかな・・・

  気持ちを隠しておきたくて、
    わかってしまえば楽なのにと迷い
      いっそ伝えて、と ”昼" に言い
        やっぱり忘れてと夕空に願い

  夜にこっそり打ち明けて
    明け方に怖くなっておののき
      大陽に勇気を得て幸福を夢見
        また暮れ方には止してしまおうと誓う
      
豊かで包み込むようなハーモニーと
ちょっぴり切なさが混じり揺れるメロディーは
聞いていると幸せな気持ちになって・・・

シルヴェストル詩に明るくないからわからないけれど、
詩の主人公の恋は叶ったのじゃないカナ? って思えて。
そうだとイイナ・・・

"秘密" のお披露目は、
7月1日ムーラン・ド・ラ・ギャレット第2公演にて。


《Le secret》

       Sylvestre

Je veux que le matin l'ignore
Le nom que j'ai dit à la nuit,
Et qu'au vent de l'aube,sans bruit,
Comme un larme il s'évapore.

Je veux que le jour le proclame
L'amour qu'au matin j'ai caché,
Et sur mon coeur ouvert penché
Comme un grain d'encens il l'enflamme.

Je veux que le couchant l'oublie
Le secret que j'ai dit au jour,
Et l'emporte avec mon amour,
Aux plis de sa robe pâlie!




*"ロマンス" 落合訳

*"リディア" 落合訳
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*"月の光" 落合訳
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     *月の光に溶けて消える
     *月の光と母性
     *フォーレ "月の光"

*"イスパーンの薔薇" 落合訳

*"トスカーナのセレナード" 落合訳
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    *フォーレ "トスカーナのセレナード"
    *トスカーナに憑かれて
    *フランス気質と音さがし
    *19世紀の恋情

*"罪の償い" 落合訳
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*"墓地にて" 落合訳
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*"夢のあとに" 落合訳
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*"クリメーヌに" 落合訳
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*"水のほとりに" 落合訳
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*"祈り" 落合訳

*象徴(6) "蝶と花" 落合訳

*"この世にて" 落合訳

*"ゆりかご" 落合訳

*"漁夫の悲歌" 落合訳

*"棄てられた花" 落合訳

*"水に浮かぶ花" 落合訳

*"秋" 落合訳

*"贈り物" 落合訳

*"森の鳩" 落合訳
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お土産のエピソード

June 22, 2012

咳をし過ぎてお腹が筋肉痛。
風邪が今以上悪くならないよう、ゆったり気味に過ごした。


地方土産に餡のお団子を頂いた。
小さい真ん丸がコロコロ連なって可愛い・・・

眺めて味わって・・・ 幾度目のお土産だろう。

**


お初にお土産を頂いた日、本当に嬉しかった。
知らない土地で思い出してもらえるなんて考えもしなかった。
離れてる時間に思い浮かべられたと思うと、それだけで恥ずかしかった。恥ずかしくて幸せな気分だった。

変哲ない地方名菓の、よくある折り箱に入ってた。
ぺらぺらした白っぽい折1つが捨てられなかった。
取り置いて、引出しの整理仕切りに用いた。
そして幾度も引出しを開け閉めして眺めた。

  お土産が嬉しかったとお葉書を書いた。
    何故嬉しいかは書かなかった。
  外箱も使うことにしたと書いた。
    大切だから其うしたかったとは書かなかった。

**


今私の引出しには、地方名菓の折り箱がたくさん増えた。

2県を梯子した時は、2つの県で求めた2つのお箱が届けられた。
2ヶ所の旅は荷も大きいのに・・・と律儀さにキュンとした。

お団子は日帰りの旅で求めてくれたお土産だった。
10数時間の旅なのに・・・? ってまたキュンとした。

  思い出してくれてありがとうって呟きながら
    その度毎に引出しに折り箱仕切りを増やした。

      1つ1つのエピソードがお箱と共に
        私の引き出しに詰まってる。


*不思議な駅(1)想い出
*     (2)階段の恋
       *バロックと階段
       *一目惚れの理:ケクラン
       ?僕が思う靴下と階段
*     (3)見送り
*     (4)車窓
       *ドビュッシー "バラード"
       ?僕が見たお別れとリスク

*     (5)プラットホーム
       *音楽のひとこま
*     (6)初めての待ち合わせ
*     (7)ミンティアの味
*     (8)チェコの袋
*     (9)人身事故--スケルツォ
*     (10)別れの時刻

*古い携帯の音
*別れの月光
*揺らめきのドビュッシーバラード
*過去の女性からの手紙
*恋した匂い
       *繋いだ手のしらべ:転調
*ご不浄のやり取り
*白く光る花
*春のおでかけ
*海 -- アストレ
       *楽譜表示:アストレ
*恋路の花
       ?僕が思うコイビート
       ?僕が聞いたシマシマヒストリー
*デートのキャンセル
       ?僕が見た恥ずかしい旅行


*恋の問いごと
*頬杖の恋
*タピオカちゃんの呟き
*タピオカちゃんのお手紙

*白木蓮が降った朝
*恋の花びら

*食の開放
       ?僕が見た餃子
*渡り鮭のパスタ



薔薇の季節 -- 救済

May 31, 2012

蔓薔薇が這い上がる。


パーゴラに仕立てず大きな石肌を登らせてみてる。
ん〜っと何て薔薇だったかしら? アンジェラかな?

薔薇の季節。姿にも香にもウキウキする。
ヨーグルトチーズケーキも薔薇型に焼いてみた。


1晩を冷蔵庫で寝かせてしっとりさせましょう♪

   (何故って、焦げちゃったところもしっとりなるからヨ)


おうちでおとなしく休んでた昨日、ニーチェ著 "この人を見よ" を読んだ。相変わらず彼方此方で繰り広げるカント批判も、またやってるナって時折笑いながら興味深く進んだ。

ツァラトゥストラを引いた箇所が印象に残った。

**


  お花の季節はニーチェの下文の風に感じませんか?

    散り萎んだ花、落とされた葉、朽ちた枝・・・

      咲く薔薇はそれらが存在した事を謳い、

        それらが枯れ死した過去を救済している。

          そう思えると素敵ね。


《わたしは、未来の断片としての人間たちのあいだを歩いている者なのだ。わたしが観るところのあの未来の。

 そして、断片であり、謎であり、残酷な偶然であるところのものを、"一つのもの" に凝集し、総合すること、これがわたしの努力と試作の一切なのだ。

 人間は詩人でもあり、謎の解明者でもあり、偶然の救済者でもある。もしそうでなければ、どうしてわたしは人間であることに堪えられよう。

 過去に存在したものたちを救済し、いっさいの "そうであった" を "わたしはそう欲したのだ" に造り変えること --- これこそはじめて救済の名にあたいしよう。》

               (手塚富雄様訳)

明日はブルゴーニュ君のブログね!



演奏体力は貴女も大丈夫♪

May 29, 2012

ブール・ド・ネージュを焼いた。
サクサクほろほろ美味しくできました。
形の揃わなさが如何にも家庭風・・・(汗)


160度の軽い焼き。
粗熱が取れたらパウダーシュガーの上を転がして。

**


アマチュアのピアノと管楽器のかた、続けてお2方の演奏体力のお悩みに触れる機会が続いた。

どのようにお話するのが良案かしらと考えてた。
昨日タイムリーなコメントがあった。

ババールの見かけ上が、体力がありそうに見えないって。
うふふ、そうですネ!

生活体力と演奏体力は異なるみたい・・・
そしてね、生活体力が高くなくても演奏は楽に運ぶんだわ。

私個人といえば、大曲が好きだったり長いプログラムを好んだりするけれど、筋骨隆々ってわけじゃあない。

  そうそう24日のブログで40kgになったと書いたけれど
  僅か3日間で終わりました(汗)
  バタバタしたらすぐに減っちゃったわ。う〜ん・・・

それでも練習や本番容量は長時間を楽に保ててたりするんダ。
それはネ、

  ?僕が見た虫取り網

楽器演奏は力の効率を如何に生かすかって部分が大きいから。
物理的な力の効率が良ければ、演奏ってそんなにも疲れるものじゃあないって思うんダ。

楽曲に吸い取られる精神力さえ保てるなら、一時的に息を切らす曲があっても次の曲を弾いてるうちに回復する程度のものだったりする。

  私にとって2時間を無休憩で歩くのは無理があると思う。
  でも2時間を無休憩で弾くのはとってもとっても簡単。

何故って本当はピアノって、一般女性の体力より多少劣っていても大丈夫みたいだから。ブーレーズやプロコやデュティユの大曲でもネ。

ところがね・・・

**


時々耳にするのよ。
お稽古で手が痛くなってしまうのは筋力が足りないかも、って。
だから筋肉運動を頑張りましょうって考え方・・・

  体感としては其うなってしまうのかもしれない。
  バネや力が足りなくて厳しいと感じ、
  だから筋力をつければ楽かも? って。

でもね、ゴルフプレーで球が長距離を大きく伸びるのは、
ガタイの良さや筋肉量に比例するわけじゃあない。

球を力に任せて無理に打つよりも、伸びる球がどんな風に打たれているか知れば楽じゃあないかしら・・・? そして伸びない球は、力が何処で無駄に消えてるか発見できれば良いなあ。

肉体的な力の不足と感じる方々の多くの場合は、
筋肉の使い方や使う場所がちょっと違ってて、
簡単な視点替えで楽に弾けるようになる要素は沢山。

  細部はお教室レッスンで伝授なのですが・・・

管楽器のお悩みも同じ風なコトだったナ。
音を伸ばすのが苦しいと、勘違いしてしまいがち・・・
息を早く使い切ってしまうせいと感じられずに、つい
息が足りない=肺活量が少ないって思い込んでしまうけれど
日常生活ができる肺活量で本来管楽器って吹けちゃうのですね。

楽器の発声や構造によって、音圧や抵抗また体感として息の抵抗と感じるところは異なるとしても、いずれも息が苦し〜! とか、指が痛〜い! って感じたら、本来の力効率が何か違ってるかも? って見直してみたらどうかな・・・

みんな楽に演奏できるようになるといいなあ。
今日のブログはアマチュアのお友達へ個人レターでしたヨ。


こちらはブール・ド・ネージュ製作中写真☆


さて、今日もモデルへお出掛けしてきます。



チーズケーキと奏者の課題

April 09, 2012

好評だったチーズスフレケーキをまた焼いた。
シリコン型は柔らかな生地でも形が綺麗に出て便利ネ。


風邪で早い就寝をした昨夜、ベッドの中でアウグスティヌスの音楽論研究を読んでた。母校桐朋の間々田とし子先生の "知識scientiaとしてのムーシカmusicaをめぐって" というテーマの紀要論文。

分野は何て呼ぶのが正しいカナ・・・、音楽哲学思想史だけれどアウグスティンと切り離せない神学も多く絡む。

  古代思想のmusica ムーシカ、学芸の中の
  音楽定義が説かれた部分を抜粋致しますね。

《舞踏や音の運動は、ただ美と快適を求めて自由に為されるという点で、単なるmotus以上のもの、すなわち "modulatio" を持ち、単なるmovendiなものではなく "bene movendi" なものであるとされる。

そしてmusicaの定義 "modulandi" とはつまり "それ自体を目的とした自由な運動をする bene movendi" という意味であると説かれる。

ここで大切なことは、musica独特の、文法におけるとは違った "modulatio (regular measure) " の存在である。

modulatioはアウグスティヌスが述べている様にmodusという語から由来しているが、その "modus" は彼の思想の核心を成す言葉であり、三位一体の神のうち最高の位置にある父なる神であるところの "summus modus" を反映したものである。

ということはすなわち、自由学芸としてのmusicaは、summus modus (父なる神) に根源を持つ "modus" に由来する "modulato" を持つべきであり、かつ持つことができるという優越性を意味するのである。

さらに、musicaはmodulatioを有してmodulandiであるにとどまらず、"bene modulandi" であるとされている。》

**


4世紀の思想故、続く部分は下部リンクのソクラテスの言と同様に背景からの語弊もあるところ。
けれどbeneとは何かと考えさせる大事な箇所じゃあないカナ。

  倫理を単純に道徳に置き換えず、
  本質である普遍的な正の求めと捉え読みたい。

《musicaの持つ目的は人間の精神を神に近づけてゆくことであるので、単に韻律が誤りなく整っているだけでは不十分であり、また真面目であるべき歌を陽気に唱ったり楽しんだりすることは正しくないことであるとし、そのような倫理的な意味から、時と場所、状況にふさわしくmusicaが実践されなければならないとする。これが "bene" の持つ意味である。》

(中略)


《神への観想のために必要な知識を与えるものが自由学芸であり、それらは理性的な (rationale) 人間が用いる "rationabiles 理性にかなった" ものであると言われる。》

**


昔なんにも知らなくって、アウグスティンって切り口は違うけどソクラテスが語る知や理に類似するものがあるのネ? って思ってた。

ずっと後で彼はプラトニズムの熱烈な信奉者と知ったの。
それって常識でしたの? 音楽論を書いた人なのに私、ちっとも知らなかったの。共通項は至極当然だったのね。

たとえば知の根本は単純な知覚じゃなくて普遍的な最高位の美と正を希む心と精神が司るものだっていう風な・・・

  *ソクラテスと肉体
  *オーブン壊れちゃった
  *人間の愉しみ

アウグスティヌス "デー・ムーシカ De musica" 1巻に奏者について書かれたところがある。

《彼らは模倣によって練習するが、獣でも模倣はできるので模倣は技芸のすべてではなく一部分を構成するにすぎない。》

多く行なっているものが1部分ならば、他の大部分に何が必要か。
私たち奏者の常なる課題かもしれないナ。

**


明日午後に訪ねてくれるアサリ君とお話してみましょっと♪

ん〜月曜朝にあまり面白くないブログ書いちゃいました。
次は柔らかいおしゃべりでなきゃね! ってブルゴーニュ君が待ち構えています。


■アウグスティヌス関連リンク
*見たことないチェロ



人間の愉しみ

March 23, 2012

チェリーパイとハーブティーを頂く時間にクセノフォーン著 "ソークラテースの思い出" を読み終えた。


クセノフォーン他プラトン、クリトンなどソクラテスの言葉をまとめた書物って大好き。強力な一環性にとっても惹かれる。明確な社会概念と、より良く生きるとは何かって探求を貫徹してゆくフロンティア精神に多大な安心感を覚える。

心に残った箇所はお人の愉しみについて。


愉しみに導かれるのはどのような場合かってトコロ。
快楽を目標にした無自制には、人を快楽へと連れて行く力がないってお話なの。

ソクラテスはじめ、とってもしばしば触れているディドロもモンテーニュも、心から好きな哲学者たちは力を語ってくる。自らが求めて目指す快味じゃあなくって、不動の快味へ導く力。

**


自制のみが云うに足る快味を楽しませると語るソクラテスは、
《無自制はもっとも本然の、もっとも継続的な快楽を、真正に楽しむことをさまたげる》とも言っている。

気分を換えたい、楽しみたい、と期待して様々な愉しみを覗いてみても、一時限りの快楽が終わってしまえば以前と変わらず満たされない。楽しんだ筈なのに何かが欠乏したままで補なわれていない。其うして強迫観念のように快楽と思われるものに次々と手を染める人々がゾラの小説にもよく描かれる。

ゾラが負のスパイラルとして描写した一方、
ソクラテスはスパイラルを断つ力を重視したのカナ。


《何か美にして善なることを学び、そして、己れの身体を見事に修め、自らの家政を立派にととのえ、
友人および国家のために有益な人物となり、敵を敗るなど、ただ助けとなるのみか、そこから最大の使いが生まれて来るところのものの、いづれかにはげむ楽しみは、

自制ある人々がこれらのことの実行によって味わうのであるが、
無自制な人々はこれにあずかることができない。

なぜといって、目前の快楽の追求に心を奪われて、こうしたことを実行する力のまるで缺けている人間より、もっとこれらのことに縁のない人間がどこにあると云えようか。》

                 (佐々木理譚様訳)   

義を実行する力。
いつか得られるよう毎日止まずに励みを重ねたい。
もっとも愉しめる人間になるための試み。


*ソクラテスと肉体
*オーブン壊れちゃった



ババールのオヤツ

March 22, 2012

昨日のトリオババールのおやつですヨ。
ババール合わせは手焼きオヤツつきなのデス。


合わせのために2人は拙宅へ来てくれるから、
2人が私のために使う移動時間は、私も2人のために使いたい。

薔薇の形に焼いたオレンジヨーグルト・マフィン♪
たっぷりのヨーグルトとヴァニラオイルを仕込んでます。
中はふるふるで柔らかいの。

手前の茶色っぽいのはカラメル・クルミ。
カワウソちゃんはクルミが好きなので、ローストしたクルミにカラメルをコーティングしたオヤツもね。
アッという間に空っぽになりましたよ。嬉しいナ。また作るわネ!

左側のシンプルな琺瑯カップはファゴットの管のお水を捨てるためのもの。此ういった物たちが一緒くたにテーブルに並ぶトリオババールです。

ルノワールの1881年のお作 "舟遊びをする人たちの昼食" (ワシントン・フィリップス・コレクション) の絵がとっても好きで・・・
3人の楽譜やお菓子やお帳面が楽し気に出揃うと、思い出してしまう絵なんですよ。

トリオ・ババールのお披露目は7月1日 (日)
ルノワールの絵を冠した "ムーラン・ド・ラ・ギャレット" は
たくさんのプログラムでお客様をお迎え致します・・・♪


*ディゴワン&サルグミンヌと
*新しい相方さん
*今朝のウキウキ
*2012年1月
*2012年2月
*ババールの連絡
*7月1日の楽しみ方
*7.1 トリオ道順写真
*カロリー消費
*TVアニメ・象のババール



過去の女性からの手紙

March 19, 2012

ベイクドチーズケーキがしっとり焼き上がってた。


よく見れば土台の焦げ目がむらになってるけれど
それでもとっても美味しく焼けて上機嫌になってた。

フランス絵画集が見たくなった。
手元に図録のない絵のことを少しお勉強したかった。

大好きな人にお願いしてみると、快く貸して下さった。

いつ頃からかとても気に入ってるクールベ。
新鮮に映る初期のモネ。
オルセーで見ている筈だのに憶えがないヴュイヤール。

**


お稽古の休憩に身体を休めながら画集を繰るのが好き。
メンデルスゾーンとファリャのおさらいの合間で
紅茶を前に一人掛けソファに座った。

大好きな人はどの絵が気に入ったのだろうと思いながら
ページを進んだ。

  あるページでハッとして、バタンと画集を閉じた。
  画集に大事そうにお手紙が挟んであった。

閉じがけに目の端を翳めた女性のペン文字。
お花の記念切手。

  ツキンと痛みが走った。
  何でもないワ・・・
  昔の女性だもの。
  うっかりと挟んで忘れてるだけね。

もう画集は開けられなかった。
お稽古に戻る気持ちにもなれなくて。

問えば教えて下さるかもしれない。
今は何でもないってわかるけれど・・・

  好きだと言ってた画集に挟んであることに
  少しだけ拘ってしまった。

  その時々に読んでる本に何気なく挟むより
  大切に扱う空気を感じてしまったの。

**


お稽古を止してしまった。
早過ぎる時刻にお風呂に入った。

湯船で目を閉じた。

何でもないワ、って言い聞かせた。
見たって何も良い事は起きないし
自分の品位が問われるときだもの。
このままアリガトウって画集はお返してしまおう。

閉じた瞼の奥に、お手紙の残像が蘇った。
お花の切手をわざわざ求めて、お手紙を送る女性。
彼をとっても大切に思ってたのね。
たくさん文字が並んでた風だった。
彼のこと大好きで、伝えたい事がたくさんあったの?

画集に挟んで仕舞ってもらえたお手紙の主・・・

コンタクトレンズをつけてなかったし一瞬だったけれど
几帳面に丁寧に書きつけられた紙面には
一目で感じられるほどウエットな雰囲気が漂ってた。

  考えないでおこうと思うほどに、残像は鮮明になって。

宛先には縁取りまでが描かれてた。
確かクレパスのような線で。

  クレパス?

  何かが引っ掛かった。

  カチリと頭の中で音がした。
  
髪の滴もよく拭わないままピアノ室へ急いだ。
もう開くまいと決めたばかりの画集を広げた。

  差出人サインは Sacra
  1年以上前に私が出したお手紙だった。

    可笑しくて嬉しくて
    ちょっと泣き笑い。



揺らめきのドビュッシーバラード

March 12, 2012

ドビュッシー・バラードの揺らめきの音律に思い出したシーン。


前の冬だった。
芽吹きの季節が訪れるずっと前。
寂しい冬枯れのお庭に、クリスマスローズだけが咲いてた。

  小さなストーブで暖をとった。
    今日の風にお菓子を焼いたのだった。
      今朝はブルーベリーパウンド。
        あの日は多分胡桃を使ったのだった。

  2つの音が揺れるように繰り返されるバラードに、
    眩しい予感と 小さく怯える心が蘇る。

くぐもるような甘い和音。
あの時の気持ちと同じ。

    ストーブ前の暖かいお席をお客様に勧めた。
    熱が届かない離れた処へ座った私は
    段々に身体が冷えてしまった。

    寒いナ・・・って思いながら
    おしゃべりしてた。

ピアニシモの希いのようなメロディ。
左手の優しいアルペジオ。

  何をお話したのかな。
  側近く声を聞くのが
  ただ嬉しくて・・・

細い高音の問いかけ。
問いたい心と言い淀んだ休符。
  
    優しい目で見られている気がして、
    うろたえて知らぬふりした。

ふっと転調する。
不思議な浮遊感。

  一気に椅子ごと引き寄せられた。
  椅子と一緒に身体が浮いた。
  何が起きたかわからないまま気がつけば
  ストーブ風を受ける暖かい場所に座ってた。

溶けそうに柔らかな5連音符が続く。

    そのまま静かなおしゃべりを続けた。
    距離が近づいた分、少しだけ小さな声になって。

**


ドビュッシー "バラード" のお披露目は、
4月20日7時半〜ピアジュリアン・ファーストステージ
または5月3日2時〜森のホール・パリの風リサイタルにて。
  

*不思議な駅(1)想い出
*     (2)階段の恋
*     (3)見送り
*     (4)車窓
        *ドビュッシー "バラード"
*     (5)プラットホーム
        *音楽のひとこま

*古い携帯の音
*別れの月光

        *繋いだ手のしらべ:転調

*恋の問いごと
*頬杖の恋
*タピオカちゃんの呟き
*タピオカちゃんのお手紙

*白木蓮が降った朝
*恋の花びら



ブール・ド・ネージュ

March 09, 2012

ブール・ド・ネージュを焼きました。
お皿で冷ましてるところをパチリ。


ブール・ド・ネージュは英国ではスノーボール、アンダルシアではポルポローネって呼びますネ。アーモンドパウダーが入ったホロホロと口溶けが良いお菓子。

温かいうちに粉砂糖の上で転がしますヨ。
焼きたての生地は柔らかいから崩さないよう気をつけながらネ。

**


コロコロまぁるく形成しながら、またアッツォリーニ氏のバロックを聴いてた。私がファゴットに求める全てを備えてらっしゃるようで大好きです。

楽器特性の音の立上がりの良さがヴィヴァルディの特質に絡んで迫るような艶っぽい低音。鮮やかなコントラスト。

抜けのある中音域の語りは優しく、1語ずつ拾い聴きたくなる。
マニアックにスピーカーにくっついて、リードの軋みや1音の中の僅かなムラが表情を醸すのを聴き込んだ。

口中の息の量のコントロールがスゴイの。曲のテンションが上がる処はファゴットと思えない息のスピードで表現して・・・

高音域の色っぽさは、もう何て表せば良いのかしら。

凛々しさを持っていてもヒロイックじゃあないの。
ヒロイズムが時に陥る横暴さ(作品によってはある面で私もとても好むものでもあります) や老巧からは遠くって。

  この上なく高い技術なのに青い。
  少年風の瑞々しさを保つ大人の色気です♪
  清涼ゆえの痛々しさに女心が惑ってしまうのヨ。

**


イチオシのCDです。

長年フランス音楽ばかりを推奨してきた者が
此れをお薦めするって変テコだけれど、
奏者様の魅力を分かち合えたら幸せです。


Vivaldi: Bassoon & Oboe Concertos
ヴィヴァルディ:ファゴットとオーボエのための協奏曲集
Fg.セルジオ・アッツォリーニ

*PJにて。ファゴットの魅力
*試奏の記録
*恋した音楽
*ファゴットリードのお話



TVアニメ・象のババール

March 04, 2012

"桜さんと私って似てますよねっ! "

カワウソちゃんが其の日5、6回繰返した科白に笑みで賛成した。


でしょ〜♪

カワウソちゃんと一緒に演奏することになる前から蝶番君に話してたんダ。カワウソちゃんと私はきっと似た人種よって。

音楽も人間の印象も、出てくるものが大きく違うから、お客様にはとても不思議な組合わせのよう。皆様が想像もつかないと仰った。音楽もペアの息も、どんな風になるか全く読めない組合わせって。

当人たちは少しも違和感なく、似てるね〜って言いながら、
たまたまお揃いだったスケジュール帳で日にち合わせをして、
たまたまお揃いだったお皿でお菓子を食べて弾いてます。
うふふ。

**


蝶番君とは象のババールのアニメを観ましたヨ!
アメリカのTVアニメ版を録画しておいてくれたの。
嬉しかった〜♪

ネルバナ社が1989年に制作したThe Story of Babar。

時期が古いせいもあってかジブリのような日本の優れたアニメーションに比べて絵数がとても少なくて動きや表情がぎこちないけれど、そこがまた味。

おでこに皺を描くお年寄り描写は目にしますね。
象さんがお年をとるとお鼻にも皺が入ってるのよ〜。
独特の描写が可笑しくって。

**


  舞台裏は平和でお気楽なババールなのでした。
  ほのぼの感がお客様に伝わるとよいナ♪

7月1日をどうぞお楽しみになさってくださいませネ。

**


  トリオババールのチケットご予約は、
  ブログ左欄のお教室メールにてお申込み下さいませ。

お振込みでのお客様も既にご入金確認できております。

メガババールお申し込みの大阪Y様、東京I様、
スタンダードババール5枚お申し込みの神戸T様、
どうもありがとうございます・・・♪

** お申込み頂きましたら番号付きチケットを振込先と共に
 ご郵送致します。
 ご入金が確認でき次第チケット番号が有効となります。

** 後にライブなどでお目にかかれる常連様は、
 ご予約番号のみ控えさせて頂きましてご予約完了とし、
 お会いした際のチケット引換え清算に致しましょうネ。

**


さあソロのお稽古はじめましょうか。


*ディゴワン&サルグミンヌと
*新しい相方さん
*今朝のウキウキ
*2012年1月
*2012年2月
*ババールの連絡
*7月1日の楽しみ方
*7.1 トリオ道順写真
*カロリー消費



古い携帯の音

February 17, 2012

バレンタイン用に使ったチョコ材料が余った。


残りでチョコレートスフレを焼いた。

ほわって溶ける。上手に出来た。
それから古い携帯の着信音をMacへ取込んだ。

ずっと使ってたdocomo携帯の着信音。
iPhone に変えてから聞けなくなった音。

**


お1人だけメール着信音を変えていた。
大好きな音だった。
鳴るととっても嬉しかった。

その音は直接に心臓を動かした。

音を聞くごと心臓は、
  自分の席を離れて
    胃の中へ入ってしまったり
      喉の方まで遊びに出たりした。

大好きな音を聞く回数は段々に増えた。
それでもちっとも慣れなくて
高揚のあまり携帯をしばしば取り落とした。

**


久しぶりに古い携帯の電源を入れた。
Macへ移す音を確認に鳴らした。

耳にしただけで息がもつれた。
その音は、嬉しくて切なくて、
いつも恋のはじめの気持ちになる。



年頭の記録2012

January 07, 2012

クリームを上手に絞れずに歪んじゃいましたジェノワーズ。


身体は元気になってると思う。
年頭の記録です。

カウントダウンライブを後にしたのは1月1日午前1時半を回ってた。ノベルティ君と青い空ちゃん同乗のタクシーを拙宅前で降りたのが午前2時。

家内へ入ると大好きな人から年はじめのお電話があった。
PJで幾度もメールを交わしたから帰宅時刻は知れていた。
皆で過ごした1日の事をたくさんおしゃべりして、受話器を置いたのは午前4時だった。

お化粧だけ落としてベッドに滑り込んだ。

**


元旦は遅くに目が覚めた。
シャワーを浴びた。
だるくてダラダラと家内でおしゃべりして過ごしてた。
お昼ご飯の後、機械的に手を動かす事ならできそうって思った。

お年賀をお送りしたリストに受け取った方の番号を印づけ。来年のお年賀リストとして取置くためネ。書き漏らした方のも急ぎ投函に行った。

前夜お会いした方の名刺仕分けとアドレス登録。
ライブで終えた楽譜を整理して譜面棚に返した。

まだまだだるい。もう一度眠りたい。
でも譜面貼りを済ませてからネ。
週末のババール合わせの音出し用譜面を作ってしまいたかった。
ソファに落ちついて淡々と貼ってった。

譜面を見てると弾きたくなるけれど体中ぎしぎしいってる。
横になって誰がために鐘は鳴るをずぅっと読んでしまった。

元旦夜は疲れが出ちゃってどうにも起きられず、
ぼんやり食べて眠るだけで終わってしまった。

**


2日も8時まで熟睡してた。頭が猛烈に痛かったけれど、骨髄炎の鎮痛剤で一緒に痛みは退いた。

リサイタルの後援申請を書き上げた。例年からの継続なので書類は比較的楽だった。

後援関連手続きを早く済ませてしまわなければ、後援元を載せるチラシの校正に影響するので急いでた。
此の日も頂いてご返事に追加したお年賀と共に投函に行った。

12月早々に発送してたタピオカちゃんへのクリスマスプレゼントが到着せずに、郵便局で揉めていた。年明けにようやっと届いたそうで安心した。

  *屋根裏のプレゼント

リサイタルチラシのデータをまとめた。作業量が多いので年末からコツコツと始めてた。印刷所さんが開いたらばすぐ見て頂けるよう送った。

ソロを緩めにさらい始めた。
まだまだ疲れているようで休憩が多かった。

カワウソちゃんとコンサート打ち合わせの件でメールを交わす。
カワウソちゃんは文面も元気がいい。

蝶番君は元旦も2日もリード作りに励んでた。何処のメーカーのものを何本組んで、何処のメーカーのものを糸留めしたなど教えて下さった。

公演をクラシック--モダンにプログラムを分けたいナって思ってて、ならばコンサート各部でリードの幅を替えてみたいと提案した。

**


3、4、5日は来客でおさらい時間が食われてた。
6日用伴奏仕事の練習とソロと週末のババール譜読みできゅうきゅうだった。

後援申請に捺印を落としてる箇所があるとお電話がかかって送り直したり、PDF申請の桐朋会とやり取りをしたり。

昨日練習伴奏のお仕事を終えるとダウン気味。
今日は新実先生がお集りにお誘い下さったのに

  *火垂るの墓
  ?僕が見た火垂の墓

時間の隙間もなくって悲しいわ。次は行けますように。

**


明日はババール合わせ。
お正月に選曲した譜面は大量。
音出しをしながら曲を絞ったり加えたりの1日になるでしょう。

だいぶヘトヘトで迎えてる新年1週目。
でも昨年より炎症の回数が減った。
元気になってる。


*2011年11月
*2011年12月



大晦日2011

December 31, 2011

クリスマス前から少しずつ頂くシュトーレンの今年5本目。


フランスfaiencerie d'onnaing nordのお皿。1821年創設の窯で、1938年に閉鎖されたのだとか。大戦で工場に大きな被害があって閉めてしまったのですって。

其んな時代の窯だから此のお皿もとっても古い。Narcisses っていう当時のシリーズ。フォーレが生きた時を刻んだお皿ネ。

**


昨夜の会もとっても楽しかった。
和やかな笑い絶えない時間だった。
素敵な人達のお仲間に入れてもらって嬉しかった。
今年も心安らぐ年末をありがとう。

ロンサール詩を思い浮かべてた。

そのあたり、一本(ひともと)の柳のかげに、草を敷き、
親しき友と語りつつ、しばしば花にまどろみぬ。
あるいはまた、書物をひろげ、そのなかに
わが再生の道を求めぬ。

                (井上究一様訳)


今夜はPJでノベルティ君が吹くサックスのシャンソン伴奏。
どんな風になるカナ・・・?

今夜お会いする方、お目文字来年になる方、皆々様どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。

皆様と2011年に心からありがとう。



傷口、縫合しました

November 25, 2011

ネコヤナギ君が

柿を沢山差し入れてくれた。


今月半ばから骨髄炎の痛みが酷かった。

安静が必要な病気だけれど、慢性化してしまった私の場合は期間が長いからそうもゆかず・・・。緩く動くよう努めても、免疫が下がると立ちどころに症状が出る。

  骨の周りに膿胞が形成され、組織を掻爬した。
  1ヶ所は上手に取れ、もう1ヶ所は困難だった。

骨と癒着してしまった膿胞の除去が困難で、後に再生する程度に骨ごと削った。

傷を縫合し抗生物質を摂取するものの、年を渡って使い続けた抗生物質は効き難くなってゆく。

やだナ・・・

**


やなコトがあると おさらいするの。
抜糸を残し、結構腫れてもいるけれどピアノは弾ける。

明るい気分になれるサンサーンス。
先回合わせで益々好きになったファゴットソナタの愛らしさ。

弾いてると、骨髄炎も何とかなりそうな気分になる。

休憩はお椅子に座って身体を休めながら柿のコンポートを煮た。
此方も頂戴した北海道ワイナリーの蜂蜜を加えた。完熟するまで待った遅い採蜜で草花が混じり合って複雑なお味になるって説明書にあった。

甘いサンサーンスと甘いおやつ。
縫合後の血も止まり、痛みも和らいだ。

週末の合わせの曲、おさらいしよう。
抜糸は来週。



サクサク、パイ生地

November 20, 2011

朝のキッチン。オーブンから立ちのぼるバターの香り。
パイ生地、サクサクに焼けました・・・♪


今日は大切なお出迎えの日だからオヤツ準備ネ!
中にブルーベリーの甘いフィリングを詰めれば出来上がり。
ブルーベリーは小鍋で甘くトロトロに煮えてる。

秋冬はときたまパイを焼く。バジル風味の茄子と挽肉を詰めたギリシャ風だったり、リエットを層に挟み込んだり。甘いパイは久々の挑戦です。

嬉しくてお稽古が手につきそうになくて、落ちつきたい一心で小麦粉の袋を抱えた。

  長かったナ・・・
  虚ろな週を過ごしてしまったナ・・・

  レッスンしてても おさらいしてても
  なんだか悲しかった。

  無くて当たり前だった筈のものが与えられると
  手の中にある事を恐れたり、失う事に怯えたり
  弱くなっちゃうの? って。

  私、此んなに情けなかったカナ・・・

大切なものを大切にしながら怖れず強く居るって難しいのカナ。
 




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