Les gateaux Y



ギャレットと待ち合わせ

January 07, 2014

コンサート後の夫と待ち合わせした。


朝送り出した人と夕に会うのにドキドキした。
30日も31日も一緒にお出掛けしてお正月はずっと一緒に過ごしたのにドキドキした。

待ち合わせはキリストの御公現祭にギャレットを買うためだった。

昨年もエピファニーに一緒にギャレットを頂いたと思い出話をしながら歩いた。ノイローゼ気味に怯えるお正月をやり過ごし御公現の日には毎年ちょっとハイになる。実に被害妄想のようだけれどお正月は異文化の中で虐げられてる異邦人気分になっているから、エピファニーが来るとホームグラウンドに帰った気がするのだ。

神戸大丸地下でジャンボンやチーズやオリーヴに目移りしながら着いたPaul。フェーブはキリストの象徴のお魚を選んだ。

今年も夜に2人で典礼書を開いて御公現の項を読みギャレットを切り分けた。昨年と同じお部屋で同じ典礼個所。


お夕食も昨年と同じお店だった。前年を思い出して涙が出た。


昨年、同じお店の同じテーブルではしゃいでた。お食事あと恋人のお泊まりが楽しみだった。2人一緒に居られる夜。でも幸福はずっと続きはしないのだった。翌朝には恋人は大阪でリハーサルが待っていて、夜は声しか聞けなくなってしまうんだった。

嬉しい事と、嬉しい事の次にある寂しい事。
ずぅっと一緒に居たかった。
たくさん一緒に過ごしたかった。

解決法はあんまりにも簡単だった。
さっさと結婚すれば良かったんだ。

外食のテーブルで夫の手を取ってつまらない呟きをした。

朝一緒に起きて、夕に待ち合わせて、一緒にご飯食べて、夜一緒に帰るの? そうしたらまた明日の朝まで一緒で、夜にお帰りなさいって言って、一緒にご飯食べて・・・。1日2回ずつ会えるの。すごいね、私幸せね。

  (そろそろブルゴーニュ君に突っ込まれますね。)



ビスコッティと日々と

December 23, 2013

お玄関アプローチに桜草を植え足した。


日中は時間がないから暗い時刻にショールをぐるぐる巻いてお外作業。


マダム・ビスコッティがお手焼きくださったビスコッティがいつも通り絶品だった。
夫と一緒につまんで、あっという間にお腹へと消えてしまった。


結婚以来スイーツ男子と化してる夫は家焼きのお菓子があると幸せそう。昨夜のキッチンでもオーブンを点けました。

**


お年賀状はようやく投函を終えた。事務作業は早めに片づけて年末から年始は音楽に集中したいのだ。今年は連名だから、共通のお仕事の知り合いは元旦到着を望んで私の方の投函分に入れた。

夫の分も印刷だけは終えてあるけれど宛名書きは真っ白みたい。ゆったりさんの夫に任せてある関係のほうはいつ書いてくれるやら。

**


リサイタルプログラムをぎりぎりまで迷った。

ある程度形にならないと秒数が計れず、タイムが出て曲数が確定しないとリーフレットが作れない。リーフレットの外枠作りに時間を取られるとお稽古時間が足りなくなってタイム計測に至らない。

パラドックスに嵌って苦しむのも例年のことと諦めながら糸口を探す。何事もできるところから積み重ねるしかない。相変わらず時間が足りない。

**


其んな中ありがたいのは夫の存在だ。

亡くなった恩師の奥方様へお年賀状を書きながら思い出してた。
奥方様はお師匠様のことを "この人となら一生音楽の話をして生きていけると思ったから結婚しました。" って仰ったんだった。

お気持ちがとってもよくわかる。奥方様はお師匠様との語らいに音楽的刺激を受けながら暮らすのを望まれ、雑事を一大事にする価値観を遠ざけられたのだろう。

夫も、生活事項と人生事項が直結してる風な考えを嫌うお陰で私はとっても助かってるって思う。もしも日常の瑣末事を多く口にする人が側に居たらば音楽に集中できなくなってただろう。

夫の静かな声とお話はいつも音楽気分を与えてくれる。



2013年年末間近

December 14, 2013

エンゼルケーキを作るのを見て夫の目がテンになった。


左手で生地を均しながら右手でフライパンを操ってただけだ。
管楽器奏者にとっては奇抜な光景でもピアノ奏者なら割合当たり前に見ると思うわよって答えた。同時進行で時間を節約しなくちゃ何も進まないのだ。

形の悪さはホイップ掛けちゃうから誤摩化せるでしょうって不真面目極まるお菓子になった。


冷たいゼリーをあまり作らない季節になって、棚のプレートに出してたゼリー型をバスケットに仕舞った。


12月ももう半ばになってしまってどうしたら良いんダロ・・・

お年賀状はプリントと宛名までは完了した。
干支は例年通り使わない。ト占にも用いられた支配方向のシンボルはカトリック的じゃないしどうにも苦手だからだ。

毎年此の季節はナーバスだ。
スーパーマーケットのお正月食材コーナーでは歳ガミサマ解説ビデオが1日中流されてる。スーパーは行かなければ良い。けれども他の部分も個々人の信仰如何で状況を自由に選ぶことができない暴力的な季節と感じるのも毎年のことだ。

例年似たような愚痴ばかり書いてる。
幾つになってもお正月とお盆の空気に対応ができない。する気もないのだ。そもそもやりすごすしか対処法がないほどデリカシーなく行事一色の気配が押し寄せることがイライラ炸裂の原因なのだ。

例年のお正月ノイローゼがもう始まってます。


数日中にお年賀に一筆添えて投函準備ができたらすぐに、ちらしのゲラにかからなくちゃ。


レッスン前後に確保する短時間のお稽古は進みが悪い。
べったりとピアノ室籠もりの半日を過ごしたいなあ。

12月30日までの練習計画をきっちり立てよう。
31日カウントダウンライブ後は年が明けてから帰宅になる例年。
寄って1月1日だけはただ昏々と眠って過ごし、2日から夫と合わせにかかる。逆算して個人練習の予定を決めよう。


*2011年11月
*2011年12月
*年頭の記録2012
*2012年1月
*2012年2月
*2012年3月
*2012年4月
*ちょこっと凝集
*異常食欲、2012年5月
*2012年5月末
*2012年6月
*2012年7月冒頭
*2012年7月のリビングルーム
*2012年8月の本番翌日
*Macへ行こう(12)8月とLion
       ?僕が知ってる8月の嘘っこ
*PJバーベキュー2012と8月末
*2012年9月のペンキ塗り
*2012年10月ヴァントゥイユ当日
*2012年10月のベッドルーム
*2012年11月 ピアノ室とババールカードVol.10
*冬の予定など・・・
*2012年12月のクローゼット
*2012年12月の反省
*年頭2013
*2013年1月とお針ごと
*2013年2月のデスク
*春、副業、代り映えナシ
*2013年3月のシーツ
*2013年4月のカーテン
*2013年5月初旬の1日
*2013年6月はじめ
*2013年7月の家事
*2013年8月の音楽生活
*2013年9月のガラス掃除
*2013年10月のキャネット
*2013年11月夫の好きな秋物
*2013年12月のお菓子と悩み



クランベリーケーキと柚子の枝

December 13, 2013

クランベリーとレーズンのケーキを焼いた。


ブランデーに漬け込んだドライフルーツと頂き物のバニラビーンズを混ぜ込んだ。夫の大のお気に入りで食後お腹がいっぱいでも大きなモルソーを平らげてしまった。


2種の柚子枝をたくさん頂いて、枝から外すも量が多過ぎてぼんやりしてしまった。


カフェオレを飲みながらちょっと休憩。


本柚子は一緒に頂いたキウイと盛っておき・・・


でもまだまだ花柚子が残ってるわ〜って途方に暮れてたら


ファゴットルームから出てきた夫が手伝ってくれました。


枝の棘に後ろ向きな私と違って夫はプチンプチン速いです。


あっという間に完了。


お礼に夫のために柚子のジャムを煮よう。



2013年12月のお菓子と悩み

December 02, 2013

小さなカヌレ。100円です〜


小さめのブリキピッチャーと比べてもミニミニサイズのカヌレはサルバドールさんにて。


キッチンではカルバドスのケーキを試作。


ココア部分のほうがカルバドスの香りに合うようだから次はココア分量を増やしてみようって考えてたり、ベリーの種類を色々試したり。

ケーキを乗せた古いお皿は出自不明な子。
おそらく1870年前後のクレイユを模した19世紀終わりか20世紀初頭のPexonne製では? って教えて頂いたけれど私にはわかんない。


もう12月だなんて信じられないナ・・・


驚く間もないほど日々が早く過ぎてしまって、するべき事がぜんぜん追いつかない。

練習は余裕なしで、お勉強も少しずつしか進まない。
だのに楽しそうだった編曲仕事を受けてしまった。


ちょっとは後先考えましょうねえって自分に嫌気がさしてる。


身体もガタピシしてるし、以降しばらくは無理なくお稽古に専念できる時間割りを組みましょって今度こそ決心した矢先。

ババール外で夫蝶番君のソロ演奏があるのは知ってたけれど、応援してれば良いのねって思い込んでた。他人事と励まして、返ってきた言葉にびっくりした。

-- あれ? 桜ちゃんが弾いてくれるんでしょ?
 僕は当然そのつもりで・・・

    え〜? なんですって?
    私今から譜読みしなきゃならないってこと?

**


はい、譜読み中です。
どうなるの・・・ 2013年最後の月。



お休みの2日間

October 17, 2013

"ほたて" ってネーミング。


パイを焼いてホイップクリームを挟んだだけの自家製おやつ。

まだグズグズと体調定まらず。
丸2日をよく休んだ。

  *最終電車

11月21日、ボジョレーヌーヴォー解禁日にPJでほやほやのボジョレーを飲める会がある。その企画をすることになったのは夏だった。

今月は結婚式に忙殺され、真っ白ノープランのまま昨日はシャンソンの曲目だけ決め始めた。

同じく2日間お休みがあった夫と音出しをしながら曲順を相談したり、お洗濯したりお料理したり、台風のあとの落ち葉をお片づけしたり、ゆっくりおうち時間を過ごした。

弛い1日に関わらず、溜まった疲れのせいか急に体温調節ができなくなる感じがあって困った日だった。


突然ガタガタ震えてただただ寒く全身が冷たくなったり、お腹が強く痛んだり。横になって1時間もすればどちらもおさまるんだった。

激しく疲れ過ぎかしらん・・・って力半分で過ごした。
横になっている間にも仕事だけはメールで入ってきた。

今日は昨日より少しマシになった。
お休みはオシマイ。熱い紅茶で暖まったらレッスン3コマとお稽古の日。


寝ている時間に読んだショウペンハウエル著 "自殺について"。
印象に残ったトコロの読書メモです。


 《認識は、それ自体においては、いつも苦痛を離れたものである。苦痛は意志だけにかかわるものなのであり、意志が抑圧されたり妨害されたり遮断されたりするところに苦痛が成立する。

但し、苦痛が感じられるためには、かかる抑圧に認識がともなっていることが必要である。それはちょうど、光はそれを反射する物体が空間のなかに存在している場合にのみ、空間を照らしうるようなものである。同様に音声は反響を必要とする。一般に音響は、振動している空気の波が固い物体にあたって砕けることによってのみ、遠くまで聞えるようになりうるものである。孤立している山の頂きでは音響がいちじるしく弱くなるのもそのためであるし、早い話が、戸外での唱歌はもう弱い印象しか与ええない。

------ ちょうどそのように、意志の抑圧も苦痛として感ぜられるためには、認識がそれにともなうことが必要なのである。但しこの認識は、それ自体においては、一切の苦痛に無縁のものである。》

             (斉藤信治様訳)



キッチンテーブル

October 15, 2013

寒くなって彼方此方にカーペットを敷いてる。


此処はキッチン。テーブルを入れ替えた。

お料理作業台代わりのテーブルで80cm角と小振りだけれど
分厚い分厚い無垢の素材で信じられないくらい重い。
移動のためにお引っ越し業者を頼まなきゃならなかった。

使い込んで馴染んだ木のいい表情。
古いけれど誇らしげな顔。


冬のキッチンで暖かいものを乗せてくれるテーブルになります。


お茶の時間に今よく使ってるのはフランス PILLIVUYT。


安価な現行品で使い易いの。


昔、輸出用に作られたと聞いたレリーフのお皿は


暖かなフルーツモチーフのためか秋に使いたくなる。


嬉しいことにクッキーの頂き物が続いて食べ込んだ週はじめ。


いろんな白のお皿がやっぱり大好きです。

**


夫がお休みでワクワクする朝♪
昨日は送り出すと夜までメールしかできなくて寂しかった〜

今日はずっと一緒に居られて嬉しい・・・!
ウザイお嫁になって1日中くっついておきます。



割れたコーヒー瓶

October 03, 2013

サルビア・レウカンサがガレージの顔になる秋。


寝る前のおやつ時間に冷たいドリンクを飲んでた夏が過ぎて
お鍋で焚き出す熱いロイヤルミルクティに変わった。


肌寒い夜のお茶時間は濃い色味のお花模様が嬉しい。


テーブルクロスも秋用に取り替えた。


ミートローフ型に便利な陶器のオーブン容器で
この日は夫にパウンドケーキを焼いた。


バニラオイルの香りが立ちこめるキッチンで
コーヒー瓶の蓋が割れてしまってるのを発見・・・

インスタントコーヒーを買った時の普通の瓶だけれど
捻って開き、ワンタッチで押し込めば閉まる密封瓶が便利で
好きだったのに・・・


ほらね、蓋が割れたみたい。
上側に白い筋が・・・


捻て開けるから寿命がきたのかな。

  夫に見せて嘆いた。

捨てる前に記念に写真撮ろうね。
ずっと使ってたのに残念ね。

  "割れてないよ。"
  笑いながら夫が蓋を指した。

**


指されたほうへ目を移すと、割れ目に見えた白い線は銀紙がくっ付いてただけでした。

くつくつ笑う夫の声が心地良く響いた。
コーヒーよりずっと好きな声。



お稽古で泣く女と、ババールカードVol.15

September 21, 2013

バターたっぷりシュケットを焼いた。
不揃いは見逃されてネ・・・


夫は焼きたて熱々のお菓子が好きで
此んなものを喜んで食べてくれる。

合わせが終わったあとの一口おやつ。


秋用にクロスを掛けたばかりのダイニングルームに
乾燥させてお茶を作るゲンノショウコの小さなお花。


  明後日23日はいよいよラ・クロワのコンサートです。

  練習の度に大泣きしてました。

お稽古が辛いんじゃあないのヨ。
僅か数10日の片想いを思い出しちゃったんダ。

ラクロワのプログラムにはトスカーナのセレナードはじめ
昔一緒にお稽古した曲が入るのです・・・

出会ってすぐ、それはそれは心乱される片想いをした。
片想いと思い込んでたのは実際はごく僅かな日数だったけれど
私にとっては長い時間だった。

セレナードを演奏するとその頃の気持ちを思い出し
切なさが甦って・・・


  一緒に弾くのが楽しくて
    その分なおさら辛くなっちゃって

      うんと側で聴く幸せを噛みしめながら
        反面では近くに居ることが辛くって

トスカーナのセレナードの主人公のように
いつか此の恋のために力尽きてしまうのかなって
胸が締め付けられたものだった。

同じ曲を運良く結婚のご披露で弾くことになって
幸せで幸せでセレナードの度に泣いちゃって

何度もお稽古したのは本番で泣かないための練習だったみたい。


9月23日1h30開演 (1h開場)
北野町クレオールにて


ババールカードVol.15とラ・クロワのプログラムが
お待ちしております。

  完全予約制 前売り2500円 (当日3000円)
  チケットのお求めはババールアドレス
  etre_babar@yahoo.co.jp へどうぞ


*お席数限定ラ・クロワ
?僕が見たクレオール
*9.23ラ・クロワ残り席
*悲恋 9.23 ラクロワ・プログラム
*9.23 ラクロワと夏のお花



暴風雨と熱

September 16, 2013

すごい暴風雨・・・
被害が多いのじゃないかしらって心配です。


雨風の音で眠れなかったか熱のせいかわからない。
月曜日が来るごとダウンなんて情けないワ。


夫が自家製ダクワーズにハマってるのでオーブンを回しながら家事してた。


形成しないままの焼き。夫は生地の食感が楽しい様子。

疲れて帰った夜のおやつも焼いておいた。


夫は卵白の焼き菓子が好きらしくって、卵白ビスケットにメープルシロップをかけてつまんだり。

**


昨日は外出の用が重なった。
前夜も遅かった。
結婚式用の合唱曲やオルガン曲をリストから選んでしまわなきゃならなかった。

早起きをして午前中にラ・クロワの全曲通しと合わせを終えてしまうところから1日が始まった。

お昼を掻き込んで雨の中を教会へ。
移動中はコンサートの解説相談・トーク練習。

"僧院の廃墟にて" など、詩背景の設定が複雑な曲を巡って話し合いながら教会に着いた。

事務局でお式の段取りのことでやり取りした。
式次をして下さる神父様が決まったとのこと。嬉し〜♪

2人とも朦朧としながら曲目リスト提出を済ませた。
何だかいつでもどこでもファイルを持って曲目のお話をしてるみたい・・・今回のは式中の署名や神父様のお言葉のあと挿入する規定の曲で、聖歌隊が歌って下さる曲のリスト。

それから結婚講座へ。2時間あまりの講座中に加減が悪くなってた。進行のかたが気にして下さって空調を切ったりして下さったけれど、多分この時には熱が出始めてた。

**


結婚式に要り用のお買い物も済ませなければならず、体調が悪いまま講座のあと大丸へ廻った。

傘をさしてちょっと横断歩道を渡るだけでずぶ濡れになる暴風雨。濡れたまま入ったデパートの空調ですっかりやられちゃいました。

**


そうそう折角だからと一応はお洋服も覗きましたよ。
でも見つからなかったワ〜

  *結婚式のブーケ

きちんとしたワンピースは7号だと直しを入れなきゃならず面倒で。5号サイズはあまり置いてなかった。結局、大き過ぎてもおかしくない普段のグダグダ木綿の方が誤摩化しがきくみたい。

さあさ熱冷まし飲みましょ・・・



2013年9月

September 11, 2013

栗のお菓子が出回る季節ですね。


暑すぎた夏が遠退いて、爽やかな風を感じるようになった。
エアコンに手を伸ばす回数が減って、窓が開いてる時間が長くなった。


冷凍引き出しにアイスクリームが減って
秋の果物がテーブルに置かれるようになった。


前の季節を振り返り、何をしてたんだろうって悔やむのだけは変わらない。

**


1年生と2年生。比べれば随分大きく成長して
2年生と3年生は気持ちも意識も変化を遂げて

歳を重ねれば1年前と其う変わらなくても仕方ないなんて
いつから諦めたのかな・・・

事を進める目標だけ持って、成長を望むのを忘れてたって
季節の変わり目ごとに反省する。


夏の間しばしば作ったドクダミやゲンノショウコのお茶を
冬を越す分まで仕込んでおこうと乾かした。


プリントが終わった9月23日ラ・クロワのババールカードは
複数ページになるので糸で綴じ始めるところへ漕ぎつけた。

家事の間に秋のお花を少し植え替えて
ババール合わせでデュパルク曲をまだ悩んでみた。

個別練習部分をチェックして
結婚式の相談をほんの少し進めた。そして

成長しないなあ、昨シーズンと同じ所に留まってるなあって
後悔しながら秋のレッスンとお稽古の計画を始めた。

来期こそ少しは満足できるようになっていきたい。



フランスの刺繍テーブルクロス

August 26, 2013

アイボリーとペールグレーのリネンのテーブルクロスがツボでツボで・・・


ノベルティ夫妻がご旅行に行かれたピレネーのオミヤでした。


4角の美しい大きな刺繍。真ん中にはドロンワーク。


ノベルティ夫妻からの贈り物はハズレ無しです。
3月のノルマンディーのオミヤも、此れ以上ないほどストライクだったナ・・・

  *オフホワイトの洗面


その上テーブルリネンまで沢山。
うっとり・・・なんて綺麗なんでしょう。


新婚さんのティータイムにネってマダム・ノベルティ。
もう有難くって・・・


テーブルクロスはピアノ室のテーブルにぴったりサイズだから
生徒ちゃんやお母様たちにも使って頂ける・・・♪


ああ、まだオマケが入ってる。
ピレネーの珍しい円型タオル。

それからメインの結婚祝いまで・・・
こんなにも素敵なフランスのテーブルクロス・セットで充分結婚祝いのようなのに・・・

  ノベルティ君&マダム・ノベルティ
  本当にありがとうございました。


イチジクの季節のお茶に早速セルヴィエットを使ってみた。


パリッと爽やかな手触りは洗い込んでゆくとクッタリ優しく変わるんだワ・・・♪


刺繍のイメージに合わせてカトラリーは燻し色の古い型押しを選んだ。


此れからまたお茶時間が楽しくなりそうです。



コーヒーとLINE

August 11, 2013

細い紫陽花を集めたドライ、何処へ飾ろうカナ・・・


迷っているとキッチンからゴリゴリ音が聞こえてきた。

夫が持ってきたコーヒーミルの音。

  *最後のお別れ

歯車をペンチで調整し、コーヒー豆に合わせて粗く挽けるよう変えていた。其れからハンドルを回すごとに良い香りが立っていった。


私は夫を見てるのが好きだ。


最初の日に吸い寄せられるような体験をしてからずっと。

  *階段の恋、顛末

ただコーヒー豆を挽く仕草を見てたくて、
洗い物を放っぽって眺めた。


お茶のあとは各々の作業のために別々のお部屋へ別れた。


夫からLINEがかかってきた。
頭痛はまだ治らない? って優しい声だった。

独身時代は毎日LINEやFaceTimeを繋ぎっ放して距離を埋めた。
今はお部屋同士離れるのが寂しくて家内でLINEばかりしてる。

  独身時代と変わったのは
    LINE中に会いたくなれば
      いつでもドアーをノックできること。



最後のお別れ

July 17, 2013

夫がマンションから運んできた荷にあったコーヒーミル。


箱詰め前に選ってごく少量にしたキッチン用品の1つだった。

コーヒーを飲みながら朝、久しぶりに塞いだ気持ちになった。
お別れの時刻が迫ったのだった。

恋人時代はお別れの度に泣きたくなった。
どれほど一緒に居ても別れがたかった。

  *不思議な駅(10)別れの時刻

3度目の春も、離れてる時間が辛かった。
3度目の夏を迎える前に私たちは結婚した。

結婚して一緒に暮らせば、1日半ほどの別れは何でもなくなるのかと思ってた。


膝が触れるまでダイニングルームの椅子を寄せ合いながら
もうすぐお別れねと言った。


カーテンも外してしまったマンションへ夫は1人戻るのだ。

お引っ越し前日。エアコンの取外し業者が来たり、最終の粗大ゴミ引取り業者が来たり、大型家電リサイクル業者が来たりでマンションに在宅を余儀なくされる。

私は時計を気にしながら右手で腕を取り、左手で手を取り、額を肩に乗せ、少しでも側に近づきたくて貼り付いた。

  最後のお別れだね。

夫が言った。

  最後の・・・? そっか! お別れは今日で最後!
  もうお別れは無いのね? そっか! 最後♪

急に浮き立って、文にならない言葉を発し笑った。

  此れからはずっとお別れが無いのネ?!

嬉しくて同じ事を繰り返した。

  桜ちゃんが僕をイヤになるまでは無いよ。

夫が静かに答えた。

          最後のお別れの日・・・♪
          最後だ〜♪ わ〜い♪

       わ〜〜〜い♪♪



なんにもナイけれど

May 31, 2013

朝開いた薔薇を順に摘んではドライ用に吊るすのが日課になってる。
残る花びらが雨で散ってしまいませんように・・・


寝不足が過ぎて目が痛い日が続く中、昨日は1日ババール合わせでした。

PJプログラムは昨日のお稽古で一旦取置き。
多忙が過ぎて此の後10日ほどはデュオどころじゃあないナ・・・

今週、来週と1件ずつ絵画モデルが入る。
日曜はフルートソロ会だから其の分のおさらい時間を確保して

ソロ会が終わったら恋人の両親に挨拶をしに遠方の旅行。
帰神した来週末、神戸での油絵モデルは詳細メールの返信もできてない。

何より間の時間を見繕ってソロの譜読みを開始しなきゃならないのに少しも隙間がない・・・

どうにかして・・・って思いつつ、実は結婚のためにはあまり時間を使ってない。


結婚の準備項目のコト、呟いてみる・・・


披露宴は止したい旨を伝えてた。それでも恋人は1度くらいウエディングドレスを纏いたいのじゃあないかと推量ってた。歳が歳とはいえ一応女子なので気持ちを慮ってくれたのだった。

披露宴がなくても結婚式ではドレスを着るの? ナンテお電話で問うてた。本当はウエディングドレスに憧れる乙女心くらい持ってるかもしれないナって、繊細に心遣いを重ねるのは彼らしいところだった。

  そんなもの着ませんヨ・・・って笑った。
    残念なことに乙女心の持ち合わせもなければ
      結婚式にドレスが必要な筈がないからだった。

式は私たちにとってはただただ神様の前の誓いの場。だから着飾るものじゃなく、寧ろなるべく抑えて謙遜なものでありたい。
神父様が居らっしゃって家族の立会いがあれば事足りるのだ。装いはシンプルできちんとしたワンピースで充分と伝えた。

見せるための飾りは要らない。
気持ちに一等即したものだけ備えたい。

すると所謂準備の項目のものは何にも要らなくなってきて・・・

一瞬指輪を探してみたけれどテンション上がらないったら。


ピアノを弾く都度外さなきゃならないから1ヶ月で失くしそう。
彼方此方のピアノの中にハンカチを忘れてきちゃうように

  *黄色いハンカチーフとマメマメ

指輪だってすぐにお外のピアノに置いてきちゃうに決まってる。

  ん〜・・・要らないかも?

**


此うして必要なものがなくなっていった。そしてね、
なんにも要らないワって感じられる事を幸せに思った。

私たちは別に、なんにもなくってもいいカナ。


恋人が好きなラヴェンダーをせっせと挿芽して増やしてる。


此んな事がとても楽しい結婚準備になってる。


*アンジェラ
  ?僕が知ってるお別れ紛い
*恋した街
*
最後の手紙
*結婚準備
  ?僕が思う女子力欠落



コンプレックス最終駄話

May 11, 2013

"そりゃあ、ろくな男じゃないよ。"
チャイコフスキー先生が笑った。


"ショパンの音楽は素晴らしい。だけどね男としては最悪な 'ボクチャンね、ボクチャンね' のナルシストだよ。僕だってボクチャンにはぞっとする。

ただね、ナルシシズムは音楽家にとって絶対不可欠。そうじゃないとあそこまでの曲は書けないから。"

**


今日はショパン関連駄話の最終回。
ボクチャンっていうボキャブラリーはなかったけれど、楽曲と共に人物像が露と見えるのがネックだった。

作品に伏在する人物の気息を大切に取り扱えば、坊主憎くて袈裟だけ愛するわけにゆかなくなってくる。

演奏するなら愛さなきゃいけないから、そのために1つ1つ理解するところから始めましょう、って考えた。


定まらぬ内の細かな心情を枚挙に遑なく吐露したいって、どんな心境なんだろう?


わからないなら実際にやってみようって、ショパン的じゃない思いつきを実行した。

  恋のお話シリーズです。

コンスタンツィア・グラドコフスカ嬢はじめ意中の女性となかなか口も聞けないまま片思いを重ねるショパンの、傍らで見れば笑ってしまいそうな振舞いに興味をもった。

音楽ブログだからこそ成立する方法で覚書メモにしてゆきたかった。

私自身は心情的な事に煩わしさを感じて好まないほうだった。


物事なんて心情がどうあれ行使か放棄かの2択でしょう、と女性らしさに欠けた考えをしてる。ショパン的じゃないこと甚だしい。

それでもショパンの心情風を知るにつれ自分も変わってゆけるかも? そうすればいつか本当にコンプレックスも消えるかも?

数分のできごとをひねくり回して、ごく小さな感情にスポットを当てて書き出してみる恋のお話。

ショパン風の思いのはしを辿るのは難しいけれど、恋のお話は多分まだまだ続きます。
ショパンを本当にわかるまで色んな方法を試してみましょう!

  ナンテ誠にショパン的じゃない〆でした。

**


バタバタした日々を過ごし、昨日は舞子・大阪間の移動でダウン気味。今日はお稽古もギュウギュウ詰めずに時間の余裕をもって過ごそう。


*苦手だったショパン
*コンプレックス消化
*コンプレックスの内実
*コンプレックス私生活風



コンプレックス私生活風

May 10, 2013

夜急にシュークリームが食べたくなってコンビニで求めた。


ゲーテ詩集を読み終わった日の写真。


下リンク記事の写真と雰囲気が似たコーヒーセットは
ドイツ Arzberg アルツベルクの磁器。


  *グレン・グールド論から

知人が亡くなって、クルーザーに積んでいた食器を譲りうけたの。薄く硬く、なるほどお船の中でも使い勝手が良さそう。

**


過去のショパン・コンプレックスの続きです。

気短かでうざったがりの人間は、きっぱりしたお人の作品を好んだりもする。ラ・グリュのプログラムで何百回お稽古しても決して倦むことがなかったドビュッシー&プロコフィエフは、力技的な威力に惹かれてた。

作曲家が、此の美しさを聞きなさいとちょっと上から目線で話し掛けてくるような、此の美意識が解らないのなら君はもう結構だと言いそうな・・・ 申し換えれば高慢な優越性を示してくる雰囲気が大好きだった。

彼らは音楽を記すと同時に美学を記した。
技量と、傲然たるトラストに惹かれた。

彼らとおしゃべりするのは本当に興味深かった。
彼らは信念と、彼らが考える美の原理を語った。


彼らの言葉を聞き逃すまいとメモを取り取り熱心に聞いてた。
すると壁に映る影法師。ショパンだ。


プロコフィエフ、ドビュッシーと同じくパリに住まった作曲家として、パリの括りの中でショパンの影法師は付き纏う。

通りかかる彼に挨拶するか気づかないフリをするか一瞬迷う。
何故って、ご機嫌如何? なんて尋ねようものなら、いつものアレが始まるのだ。彼は実に丁寧に、優しい小声で言う。

"一昨日から鼻風邪をひいて、先日冷やした脚が少し痛い気がします。一昨日からと言っても3日前の夜中に寒気がしてたから鼻風邪は其の時からだったかもしれません。風邪が脚を傷めたわけでなくっても、風邪は関節に響きますし、およそ風邪の日に僕は大抵脚が痛いんです。とは言え、冷やして脚が痛くなったと申しましたが冷やしたから風邪をひいたのですね・・・この頃は気候が安定しなくってこんな曇り空を見ると気が塞ぎます。もっとも天候良い空は思い出の中にしかなく、心の中の晴れた空を見てもやはり今の僕と比べて気が塞ぎます。気が塞ぐ日の鼻風邪は堪えますね・・・"

ほら始まったと思う。どこで終わるやらわからぬ話し振りは特定部分のフレージングと似てるのだ。途切れもせず畳み掛けるでなく綿綿と小声で語り、静やかに方向転換して一見別話題を挟んだ調子になり、いつしか戻ってくる。戻った時にどうして此の方は、まんま同じメロディーでまた1から繰り言を言い直すんでしょうと白い目をしたくなることがあった。ドビュッシーなら最も効果的な一打で時空と人の気持ちを精妙に転換させてくれるのに、って。

挨拶するんじゃなかった・・・と私はすぐにイライラしてつい顰め面で言いたくなった。

"めんどくさ。ソーシャビリティのない奴ね。挨拶されただけで聞いてもない症状をいちいちボヤいてどうする気? そんなのどうでもいいから結論は何なの。 "
其してお腹の中で思う。"このタイプ生理的に無理だわ。"

おふざけが過ぎるようだけれどあくまで私生活の場合。
勿論音楽家が音楽で私生活と同じにならぬよう
自分にない要素を捜し当てようと躍起になった。


ウエットなロマンチシズムを描く時のプロコフィエフは、前に提示した枠組みと半ばで見せた心情とが後に統合されてゆく筋道をしっかりと見せながら物語を運んでくれる。

浮遊を描く時のドビュッシーは、彼自身にはっきりと着地点が見えているのは勿論のこと、浮揚と上昇の空気の1粒までも掌握している。その上で目に見えぬ空気感を描き出すのに必要な手技を欠けず余さず使う。

彼らの方式に慣れてゆくとショパンは果たして本人が風邪話の終着点なり結論なりに見識を持って話しているのかとさえ疑心暗鬼になってくる。

そんな疑いを抱くのはそもそも間違えだった。
作曲家の即興性を頭ではわかりながら、どこかでは此んな観点で求めを抱いてしまうのは愚かだった。

**


馬鹿馬鹿しい物語、次回が最終回カナ。

今日は長い1日になりそう。神戸の西の方へ行ったり大阪へ行ったり、移動距離も長い日です。


*苦手だったショパン
*コンプレックス消化
*コンプレックスの内実



コンプレックスの内実

May 09, 2013

キッチンのローリングピン。


大理石で冷たいからお菓子生地を冷えたまま伸せるけれど、ものすごく重いワ・・・。洗う時が大変です。

タルト地を捏ねたり、シフォンを焼いたり
譜読みに疲れると数十分の休憩にお菓子を作りおく。


昨日の続きのおしゃべりにしますね。


**


今まで・・・
旋律が溢れ出すショパンの才能には敬意を抱いてた。
音楽を称賛する気持ちと違ったところで、お人の性状には隔たりを感じた。それが唯一の、また総ての原因だった。

演奏者が楽曲や作曲者を知ってゆくほど理解が深まる通常例と違ってて、知るほどに不承諾をおぼえるパラドクスに入ってしまうのだった。

オブラートに包んだ表現ができないけれど平たい言葉で喩えると、私生活で合理的じゃない思考の持主と気が合わない。一等側に居るのは考えが明瞭で決断が早い人が多かったりする。

惑いや尻込みが苦手だから自然気っ風の良い人とお仲間になったりする。お仲間のタイプは自分の悪い性質の現れでもある。たとえば策を求めるお人の相談には乗るけれど、進展ない悩み話が2度出ると止してしまう。

同じところを同じように考えても埒は明かないから、本人が突破するつもりがないなら第3者まで時間を消費するまでもないと放り出す悪癖がある。

  悪癖の数は限りないけれど、悪癖の理由はどれも似てる。
  生産性がない思考に時間を浪費する忍耐がないのだと思う。

此んなところで不名誉な私などがお名前を出して大層申し訳ないことだけれど、判り良い例として挙げさせて頂くとヴァイオリンの高嶋ちさ子ちゃん。大学の同窓生だ。


よく知られる彼女の血気にはやった性急さ短気さと法外な闘争心を我が身と省みるほど (80年代後半の桐朋生はどうにも私たちの手合いが多かった。実に楽しかった。) 気短かと苛ちの面で大差なく・・・


早く言えば逡巡から抜け出せないショパンの一面に対しては、猛烈な苛立ちを覚えた幾十年だった。

**


オブラートの持ち合わせがなくて身も蓋もない申し方を重ねると、昨日のおしゃべりは "この男は愛せない。それでも作品は愛さなくちゃならない" って風な、過去の褒められない心境の事。

  其うして今昨日の冒頭に戻ると

何が満足って、スケルツォ4番は他3つのスケルツォよりも精神的に開放的で、解き明かされたもの・清算しうるもので形作られてるところが多いってこと・・・ 要するに楽曲に満足しているんです。

**


補足として対照的なドビュッシーとの向き合い方は、再度下品な物言いをすれば "この男を愛する。そして作品も愛する" の図式だった。

繊細な箇所も迷いない創造性で練られた作品群。
音の機を狙うかのように確信をもったセレクトが成されて混迷を感じない。

ジャンケレヴィッチがドビュッシーの頭脳と旺盛な興味、音に対する貪欲さを挙げている通りに、彼の強壮な精神を愛してきた。

  *音とお庭

ショパンをドビュッシーと同じだけ愛するには此んな自分を変え、視点を変える以外に方法がなかったと思う。

続きはまた今度ネ。


*苦手だったショパン
*コンプレックス消化



コンプレックス消化

May 08, 2013

マダム・ビスコッティに頂いたベリーのスポンジケーキ。


目まぐるしさに消耗しても、甘いものがあるとすぐ元気になっちゃいます・・・♪


スズメちゃんから頂戴したボン・ヌーヴェルさんのマカロンはキャフェ・ノワのお味が好き。


**


今朝はリサイタルの思い出を少し。

先日のあの性能の楽器はラ・グリュの曲たちにとってはヘビーな環境だったけれど

  *楽器とPJ写真(3)終演後

あの性能の楽器であのプログラムを弾かなければならない場合のピアニストとしての問題がなかったことには大きな満足感がある。

自身をある程度認め充足してリサイタルを振り返ることができるのは初めてかもしれない。

重ね重ねたお稽古と案出が輪郭をもったと感じることができた。
内1つはショパン演奏に対するメンタル部分のこと・・・

**


今日のタイトルは昇華じゃあない。あくまでも消化の範囲でしかない私のレベルのおしゃべりです。

消化、つまり微々たる進歩に過ぎないけれど、何十年苦心したものを何らかの形で掴み次の段階に進められる気がする事は、自分の中で (だけ) は取れ高あるものになった。


初めてピアノ発表会でショパンを弾いた小学校から数えて長い長い年月が流れた。


その間ショパン・コンプレックスを感じない時はなかった。
若い頃は学内でも外部オーディションでも事ある毎にピアノ弾きにとっては外せないショパンに大きな不調和を感じてきた。

年をとってからはリサイタルでバラード全曲、スケルツォ全曲、ワルツ全曲ほか沢山ショパン曲をプログラムにのせながら、齟齬から逃れられなかった。

ショパン・コンプレックスとは要するに
他のピアニストさん達に対するものじゃなく
フレデリック・ショパンその人に対してだった。


性質上の不調和をおぼえながら、言うなれば不和の間柄で其の作曲家の芸術だけは愛するナンテ矛盾の中に居るなら、自分なんかが弾いて良いと思えない・・・ 此んな物言いが、今までの年では実際と近い感覚だったと思う。

  *苦手だったショパン

続きはまた今度ネ!



4分の1仮病

April 27, 2013

このお味、嵌ります。
TOOTH TOOTHさんのタルト・ペカン。


風邪でもおやつもしっかり頂いてた。熱で弱るのが怖くって、食べなくっちゃって気持ちが働くのか普段よりたくさん。

ナッツたっぷりの生地にキャラメルを練り込んだ苦みのある層を重ねて、上にもピーカンナッツがごろんごろん。

重くてどっしりしたタルトが大好きだから、キャラメルクリーム+ナッツはとっても好み。

ボリュームたっぷりのタルトにシュー・パリジャン2個も加えちゃった。どう考えても食べ過ぎ・・・軽く一食分になりそう。


甘いもの摂り過ぎかしらんって反省をして、翌日のおやつはフルーツパウンドとマドレーヌだけにした。


お皿はアウガルテンのマリアテレジア。
此方のウインナーローズと柄違い。

ところがやっぱり物足りなくて、夜に気分が良くなった間にタルトを焼いた。おやつを控えた意味ナシ。


恋人が風邪のお見舞いに来てくれた。
丸4日会ってなかった。


みっともない風邪顔を見せるのが恥ずかしくて、前日もお見舞いに行こうか? って言葉を流したのだった。

恋人は、最近本人も気に入ってるエルメさんのマカロンを携えて現れた。荷を置いてしばらく話すと、買出しに行ってくると言った。

折角来て下さったのに離れたくなくて、私もついてゆくと言い張った。どんなに長く一緒に居たとしても、共に過ごせる時ははじめと変わらずとてもとても大切だった。

着膨れて、すぐ側のスーパーマーケットまで一緒にゆっくり歩いていった。お稽古もしてお買い物にも行けるくせに、帰るとわざわざベッドでご飯を食べた。病人にしては食べ過ぎだった。

風邪はだいぶ良くなってた。
甘えたくて4分の1だけ仮病。


*不思議な駅(1)想い出
*不思議な駅(2)階段の恋
       *バロックと階段
       *一目惚れの理:ケクラン
         ?僕が思う靴下と階段
         ?僕が知ってるシューレア・クリーム
*不思議な駅(3)見送り
         ?僕が見た変身
*不思議な駅(4)車窓
       *ドビュッシー "バラード"
         ?僕が見たお別れとリスク
*不思議な駅(5)プラットホーム
       *音楽のひとこま
*不思議な駅(6)初めての待ち合わせ
*不思議な駅(7)ミンティアの味
         ?僕が知ってるアサリ君と恋
         ?僕が見たアサリ君の沈黙
*不思議な駅(8)チェコの袋
       *パリぶらり
*不思議な駅(9)人身事故--スケルツォ
       *ショパンへのアプローチ
*不思議な駅(10)別れの時刻
         ?僕が見たウザい女
*不思議な駅(11)2度目の出逢い
         ?僕が知ってる8月の嘘っこ
*不思議な駅(12)不在
       *後悔
*不思議な駅(13)ジーンズと携帯
*不思議な駅(14)恋に気づくとき
*不思議な駅(15)好きなもの
*不思議な駅(16)馴れ馴れしい男
       *ピアソラのタイトル

*古い携帯の音
*別れの月光
*揺らめきのドビュッシーバラード
*過去の女性からの手紙
*恋した匂い
       *繋いだ手のしらべ:転調
*ご不浄のやり取り
*白く光る花
*春のおでかけ
*海 -- アストレ
       *楽譜表示:アストレ
       *謎 -- ラヴェル "永遠の謎"
*恋路の花
         ?僕が思うコイビート
         ?僕が聞いたシマシマヒストリー
*デートのキャンセル
         ?僕が見た恥ずかしい旅行
*お土産のエピソード
         ?僕が見た小箱の中身
*ありがとうのお誕生カード
*バレンタインの思い出
*前髪パッツンのわけ
*ポップコーン
*もう一度だけ
*水のほとりの恋
*夜とマカロン
         ?僕が見た素面の事件
         ?ぴょんきち君と僕が知ってる秘密
         ?僕が見た喧嘩
*シフォンのお返し
         ?僕が知ってるオーブン・ヒストリー
*行きます!
*夏の思い出
*相合い傘
*ロールキャベツの夜
*エルミタージュ展in京都
*ピアノ試弾会、他
         ?僕が思う恥ずかしい写真
*女子力がない女
         ?僕が見た焼肉とPJ写真
*枯葉、恋人に会いに
       *ショパン・スケルツォNo.4
       *スケ4 動画
         ?僕が見た倦怠期検索
       *2012年12月のクローゼット
*見知らぬ駅
*サプライズをする男
*スリッパ
*飛行機に乗りたい
       *浮き雲
*マフラーとお山靴
*着物えらびとPJカウントダウン
*年頭2013
*ロンサールの想い
       *ショパン・ワルツNo.18
*ミトンとフードプロセッサー
*優しいお出掛け
         ?僕が嫌いなFaceTime
*恋人の好みが気になって
         ?僕が見た残念な女の人
*心の形
         ?僕が見てるこの頃のコト
         ?僕が見たお洗濯
*雪降る帰路
       *フォーレ "クリメーヌに"
*また春が来て
         ?僕が知ってるおにぎり
*花びら

*恋の問いごと
*頬杖の恋
*タピオカちゃんの呟き
*タピオカちゃんのお手紙

*白木蓮が降った朝
*恋の花びら

*食の開放
         ?僕が見た餃子
*オーブン壊れちゃった
*渡り鮭のパスタ
*泣く女とバジル
       *苦手だったショパン
*半片の
*料理が下手なやつは
       *フランスのからくり
*恋人とカフェオレ
*白いカップ
*カフェテーブルで
*白い湯気
*フレンチトーストの朝
*ブフ・ブルギニヨン
         ?僕が見たモテない男の子君のバレンタイン
         ?僕が見たマカロン妄想



ティータイム

April 19, 2013

プレーリードッグちゃんにカファレルのお菓子を頂いた。


カファレルはね、今まで生菓子だけって決めてたの。

神戸北野本店と東京駅グランスタ店でしか味わえない1日個数限定のジャンドゥーヤはじめ、個人的にとっても好みなのはレモンのブリュレ。

お味が良いのは絶対に生のドルチェのほう! って感じてきた。
だから手を出さなかった同店の焼き菓子やチョコだけれど、お箱の可愛さにやられちゃいそう。

クラッときちゃうイラストです。


また大事に取り置いてしまうカナ。

ダイニングテーブルでコースターを入れておくのも良いかも。


自家製では恋人の大好物、サブレを再び。


お皿はアウガルテンのウィンナーローズですって。

ウイーンものはよく知らないからネット情報で・・・
1718年に開いたウイーンの窯で、1744年マリア・テレジアの勅命でインペリアル・ウィーン磁器工房として皇室直属の窯になったんですって。

だから薔薇シリーズがハプスブルク家の伝統の柄として有名になったそう。現在も全て手作業で作られ続けてるってビックリね。

  下手っぴなウサギ・サブレ入れちゃって台無し〜


オーブンの中では新たな生地が・・・


**


さあ、お茶を飲んだらお稽古です。

明日7h30〜ピアジュリアン・ナイトライブです。
ご予約はTel 078-391-8081 までどうぞ!



ミントンとシフォンとダウン

March 27, 2013

MintonハドンホールとWedgwoodワイルドストロベリーを一緒に使うってナシな感じでしょうか・・・う〜ん。


長方形プレートを数持っていないの。だから無理矢理。


ご近所さんからカファレルのチョコレートを頂いて
丁度なプレートが足りなくなり変てこセッティングは
数日前の写真です。



**


日中に無休憩だと夜の作業時にはクタクタで進まなくなる。

  もし1日に人が集中できる時間が限られてても
    頭を働かせることができる時間の枠が
      お人に寄って違うなら
        鍛錬次第で枠を広げてゆける筈って
          思ってきたけれど・・・

  それも限界? って感じの週だった。

自宅で生徒ちゃんの不定期弾き合い会をしてたり
緊急でMr.Bに弦張り替え要望でご迷惑を掛けたり

お昼間が一杯一杯で夜には頭の芯が疲れきり、音を出すのを止してからの作業やお勉強が何にも進まなくなっちゃってた。

此んなのじゃあ駄目だわって落ち込みながら、仕方なく何にもできない時間を使って幾度かシフォンを焼いたり。


其して疑問・・・


大きい気泡を入れないようにと高い所から注いでも
時々ぽこっと大きな泡ができちゃいます。

此れってね、どうするのが正しいのカナ・・・?
シフォンは空気抜きをしちゃ駄目というから、揺すって抜くと良くないの? スプーンで気泡に穴開けちゃうなら平気なの?

疑問ねえ・・・で通り過ぎたまま年が経ってます。

**


昨日折角相方さんが来て下さったのに夜にはダウン。
今日は弛めの1日にします。



グレン・グールド論から

March 22, 2013

ドリップコーヒーでお馴染みのメリタが国内で出してたカップみたい。


詳しい出自はぜんぜん知らない。
丈夫そうで軽く使い易いナ。


何でもないカップに、型押しラインがぽっこりのソーサーが何となく可愛い。


**


昨日の続きです。
プログラム1連の中に各楽曲の立ち位置を設けたい・・・
其う考えるようになったのは、随分と遡る大学生の時でした。

  *赤いグラスとお稽古の記録

音響学・音楽環境学の西岡龍彦先生の授業を受けてた。

"グレン・グールド研究" と銘打たれた授業で、グールドが提起した問題を、演奏法・演奏解釈、またグールド自身を通して現代芸術全般を考えるゼミナールだった。

  春に開始の授業の初期に西岡先生が提議された事柄が
  強い印象として残った。

議題はグールドのレコード録音についてで、確かNHKの音響の方が授業補佐にいらっしゃった日だった。一頻りレコーディング解説をされた後、先生が私たち学生へ問い掛けなさった。

どんな言い回しか忘れてしまったけれど、1枚のレコードを独立した曲の集合と考えるべきか、1枚を1作品とすべきかって内容だった。

今思えばレコーディングに関わらないお人だって当然の風に考えることを、恥ずかしながら10代後半のその日まで思い至らなかった。

実家に居た時に聴いてたレコードは、1枚に奏者の好みで小曲を集めたものがごく少なくて・・・

父の趣味でベートーヴェンのシンフォニー全集だったりブルックナーのシンフォニー全集だったり。また10代までの私が教材として聴いてたのはバッハの平均率曲集やモーツアルトのソナタ全曲といった具合で、作曲者のコンセプトは明らかでも奏者の趣味で並べ替えるタイプのものじゃあなかった。

経験不足で考え足らずの学生に先生は良い機会を与えてくださった。フランス小品を演奏するようになってからは外せない問になって、20歳前の1時限の授業を有難く振り返る。

**


今ではコンサートプログラムも一続きの物語でありたいナって思いも強く・・・ まだまだ物語を紡ぐ力はないままに、いつか叶う日を夢見ます。



レモンタルトとメンデルスゾーン

March 08, 2013

レモンタルトを焼いた。


タルト地の縁が形が悪いったら・・・
お味は良かったけれどサイズを大きく焼くといつも形が整わないです。


レモンクリームは全卵1:卵黄1 の具合にした。


年期の入ったストレーナーは大小の目が2重になったネット。
クリームを漉すのに便利カナ? って、クリームものが多くなる冬場はよくキッチンに出てました。

**


今朝は作曲家さんのおしゃべりネ。
パリの風で演奏してるフランス外作品のコト。

他国の作曲家でもフランスで刊行された作品だったり、作品の言語国籍がフランスだったりと各楽曲を挿入した理由の様々はコンサートでお話してきた。

  今回入ってるメンデルスゾーンについてはね
  フォーレが大好きな作曲家だったんです。

フォーレ研究の第一人者ジャン・ミシェル・ネクトゥー氏も
《フォーレが、生涯その作品と様式を称賛してやまなかった作曲家、フェリックス・メンデルスゾーン》(大谷千正様訳) って書かれてる。フォーレにはメンデルスゾーンに捧げられた作品もありますネ。

少女期から馴染み深かったメンデルスゾーンをフォーレが敬愛し様式に共鳴していたとなれば勿論のようにパリの風シリーズを構成する作曲家に入っちゃいます。

  きっとね、フォーレをお好きな方は
  メンデルスゾーンもお好みじゃあないかしら。
  私もお2人ともが大好きなんです。
  おんなじ♪ って方がいらっしゃったら嬉しい。



アンティーク楽譜をめぐって

February 17, 2013

情けなかった。
頂いた楽譜に吐き気がしたのは初めてだった。


書出して幾日も考えながら迷った後、やはり・・・

  *フランス古書の油紙
  *本の背表紙

今後のために自分のスタンスを示しておく方を選ぶ今日。


悲しい出来事と前後してタピオカちゃんから楽譜が届いてた。


フォーレの愛弟子で後にパリ音楽院でフォーレの後任教授になったジャン・ロジェ・デュカスの譜面。デッドストックだったのか譜の印刷は古めで、中は湿り気を帯びたような紙質。

フォーレのお弟子さんの珍しい譜。
とっても悩んで選んでくれたと思う。

何故って近代フランス譜は拙宅に多く揃えてると知っていて
だからきっと迷い迷って、おそらく所持してないだろう楽譜を探してくれたのだもの。

持ってたらどうしよう、どうか未だ持っていませんように!
ってドキドキして送ってくれたのでしょう。

  タピオカちゃんありがとうってしみじみ感謝した頃
  別の便が今度は国内から到着したのだった。


送付元はお友達じゃなくアンティーク品でご商売をされているネットショップだった。


数年間のうちに2、3度利用したお店だったけれど
私は1度もブログに其処のリンクを貼らなかった。

**


毎朝の書殴り日記に過ぎない拙ブログだけれど、リンクを貼ってご紹介するものには自分なりの主義基準があった。

以前素晴らしい女性歌手の動画音源をご紹介したかった時は同演奏内でコンマスはじめヴァイオリンが酷過ぎたので、良い演奏と挙げるのは憚られ断念したことがあった。

出向いたコンサートに関してはわざわざ苦言を書くのは無風流でつまらないと思ってる。生演奏の難しさは知ってるつもりだから楽曲への取り組みが不真面目でない限り、またパートナー選択その他で自分の仕事に関わってこない限りは私如きが批評家気取りになる必要も必然性もない。

感心しない場合はぎりぎり "行ってきました" と報告だけか、または行かなかったことにして触れないかのどちらかで通してきた。

結果的に音楽ブログにも関わらず、ここ2年を見れば行って良かったと称賛を書き残したのがフルーティスト森本君の記事だけという少なさに終わってる。

  *北野異人館コンサート

相方さん出演のコンサートさえ感想も記録しない現実になってる。"相方さんの演奏を聴きに行ってました。" と、ファゴット拾出しで聴く以外術がなかったと顕すに終始する結果だ。

取り上げても無意味なものは
取り上げないスタンスということ。

そして此んな拙いブログでも
熱心に読んで下さるお方がいらっしゃる限り
安心してお勧めできないものには触れない。

ごく単純な方法を守ってた。


**


ネットショップのリンク貼りもしなかったのは悪い商品だからじゃあなかった。むしろ出所確かな物が比較的多く稀少な品揃えの傾向だった。

品物が良質だったからお買い物をした。ご紹介できなかった理由は主観をたくさん述べてもしょうがない。私が苦手に感じるところを反対にお好きな方も多いだろうからだ。

だから聖品と古書の扱いが目に余り、実を伴わない意識に綻びが目立つ、という理由だけにする。

  よくあることだから、そこまではスルーで構わなかった。

年に1度もお買い物をしないネットのお店で、購入以外の接点は持たなかったし、アンティークショップの多くはそういうものと諦めて目的のお品以外を見ないようにすれば済むことだった。

ディスプレイ用にバラバラにされ、可哀想な酷い姿になったアンティーク楽譜をお店からのプレゼントに頂くまでは。

弾いてあげることも、どうすることもできない悲しい楽譜が、よりによって私の手の中に届いてしまい、見ないで済ませる方式を崩してしまうまでは。

続きはまた今度ね。


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*フランスの古本
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*19世紀のフランス古書
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フランス菓子をおいしく味わう

February 14, 2013

ヴァイオリニストのメガネヤマネ君と久々にお顔を合わせた。


世間話に好きな季節のパリを問われた。

どのようにお答えできるか定かじゃないまま
季節は巡るものだと当たり前を言った。

とてつもなく暗い冬の後の4月だから眩しく
鮮やかな夏のあとの10月だから美しいと答えた。

月の巡りから切り分けては語れず
季節の味わいは何年もを暮らし重ね
時の流れに痛みをおぼえながら感じるもの。
違ってるかしら・・・

**


食も其ういったものじゃあないカナ。

お食事で未だ満たされてないお味をデセールで補って
前のデセールと違った種類の満足を次のお食事に求めて。

外国菓子が日本人には甘過ぎる・強過ぎるっていわれるけれど
[日本人には] は間違いで、[日本食の生活には] じゃあないかな?

餅米が材料のまったりしたみりんの甘さをお食事で摂ったらば
すっきりな甘味で流したくなる、ってお話はよく言われてる。

その通りね。ただ、前のお食事との関連だけじゃあないかも。

  味覚と嗜好は重ね備わってゆくものだから

    日々の食卓、
      若い頃の日常食、
        子供時代の嗜好、

          また寒い地方で脂身を多く摂るなど
        自然環境に左右されるもの。
      特産物や土地柄で習慣化される材料など
    周辺環境が色濃いもの。

合わさってできた習慣が個人の舌を作ってて
だからね、長い世紀に培われたお菓子を
美味・不味とその日その時感じるだけで
決めてしまうのはもったいないって思う。

  不味と感じる自分の舌は
  何を味わうために
  如何にして作られてきて
  同じ物を美味と感じるお人の味覚は
  何によって作り上げられたか

其う考えるほうがきっと食卓は広がるのだ。

**


楽曲の嗜好が食の周回に似てる気がして
おうちでは其んなお話をした。

フランス菓子を美味しく頂く方法は多々あろうけれど
一等単純な事の1つは僅々素朴な食習慣の問だと思う。

甘いデセールを受け入れる胃袋を残すことになる、直接的にお砂糖を用いない日本国外のお料理感覚だったり

フルーツがたくさん入ったお菓子を頂く前に、お米原料の日本酒を用いた煮物じゃなくてフルーティーなワインが使われたお料理がお腹に入ってることだったり

お菓子の土台の小麦を味わう前に主食のパンに慣れている生活習慣だったり

  生活を呼び水としてお菓子を味わえば
  美味しく感じるお菓子がどんなに増えるだろう。

    音楽も然りで耳も舌と同じ風に
    重ねる日々が、その人の欲しい音を
    作ってゆくような気がする。



洋書の1ページ

January 17, 2013

お客様の疑問に答えてアサリ君のお話をすることになった。


  雑誌類を本って呼ぶのを耳にすると
  ものすごく違和感を覚える、とお客様。

みんな同じ風に感じてるのね、って思いながら
せんにアサリ君から教わった経緯をお話しした。

**


  【洋書の1ページみたい。】

一昔前には時々耳にしたこの文句がよく飲み込めず
まだ日本に居たアサリ君に問うたことがあった。

  本好きな人間ならまず口にしない表現。
  洋書を読む人間は "洋書の1ページ" と言いはしない。
  作者と題名を普通に述べるだろう。

洋楽の1フレーズみたい。
洋絵画の1後景みたい。

其んな与太事を言うお人は居ない筈だのに。
洋書の1ページは単純に意味がわからなかった。

  アサリ君は此処での洋書とは
  "本" じゃないと答えた。

**


"本が1冊2冊" と数えられるのは、元々は "書が1本2本" と勘定された後の形のようで、規範の原理を説いたものから転じた書物を指すのが本来的で

残念ながら洋書の1ページと口にする場合は、
"本" ではないもの・規範様式がないものを指している。

そしてもっと残念なことに文章表現の綴じ物でもなく、大方は室内雑誌の類いだと。

また現在の国際基準で "本" は非定期刊行物でなければならないので、定期刊行の雑誌などその意味でも本じゃあないと。

即ち洋書の1ページとは、間違いを重ねた上のちゃらんぽらんな物言いなので意味をわかる必要などないと断じた。

**


問いなさったお客様へアサリ君に聞いたままを話した。

私なんか足許にも及ばない読書家のお方。違和感の種類を説明された。

書籍ならぬものを指して "本" と言う様子が寒心に堪えず、それは本を読み愛さない人だからこそと感じたからと嘆かれた。
アサリ君の談で、間違いと判ってすっきり解消したと喜ばれた。

お茶時間は短く過ぎた。


チエホフ&イプセンを読み終えた。


短編集も収録されて、"嫁入り支度" "接吻" "ねむい" "グーセフ" "可愛い女" "イオーヌィチ" "犬を連れた奥さん" 等とても面白かった。

帝政ロシアの反動をヒューマニズムに置き換えた作家と評されるそう・・・私はどちらかというと、星回りを抜け出せない無力を作家でなく運命がシニカルに見守る風なところが好きだナ。


読後お片づけをしながら、またいっぱいになりつつある本箱から祖父の本を処分用に抜き出した。


欲しがってた方のお手元へ。


*古書と優雅
*フランスの古本
*使い込まれた古書♪
*19世紀のフランス古書
*背表紙が取れたフランス古書
*フランス古書の油紙



19世紀フランスお花のお皿

December 23, 2012

19世紀の珍しいお皿を手に入れてしまった。


絵柄のなんて綺麗なことでしょう。

フランスの陶器会社デザイン。
イギリスに注文して焼かれ
フランスで売られたお皿。
バックスタンプは焼かれたイギリス窯。


フォーレの時代のお皿ネ・・・♪


この頃はイギリスの窯にわざわざ注文してでも
乗せたい絵付けや色が時々あったのかしら。

美味しく頂いてるのは1957年創業、シフォンケーキで有名なくるみやさんのマドレーヌ。みっちりした生地のハード気味な食感にキャラメル・サレのお味が何だか後を引く。

シロツメ草ちゃんご馳走様でした♪
美味しかったヨ!


風邪が本格的になってしまった。


昨日は予定してた編曲に手がつけられず、
内科から戻ると生徒ちゃんが来るまで眠ってしまった。

数時間ベッドで過ごしてイプセンを読んだ。
読書の殆どをフランス文学で過ごしているけれど
たまの北欧文学もとっても面白いのネ。

本もお皿も、やっぱり大好きな19世紀。

**


熱冷ましを飲んでもなんだか膝がぐらぐらするけれど
今日はソロのお稽古を少しは進めなきゃいよいよヤバイわ。

1つコンサートが終わってもすぐに次の準備。
お稽古をお休みする暇はない。

それはとっても幸せなコトね・・・
感謝して頑張りましょう。



飛行機に乗りたい

December 18, 2012

風邪をくすぶらせてる恋人へ卵カップケーキを焼いて渡した。


この際お菓子でも良いから栄養摂ってほしくって卵黄タップリ〜

食への興味が薄く心配な恋人も、此うして作ってあげさえすれば
喜んでとてもよく食べるのだ。

もうせんお付き合いを始めたばかりの頃、
無花果を苦手と知らずに無花果マフィンを焼いてしまった。

知らなかったのを謝った。別のを焼くから食べないでネって。

恋人は、苦手だったのが嘘みたいに美味しいと平らげた。
可笑しかった。人の食欲なんてそんなものかもしれない。

だからできるだけ沢山作って食べてほしいのだ。


上に掛かるのは蜜煮じゃあなくってフルーツゼリーよ〜


甘くなくて食感が良いの。
消化が良くて彼好みに食感もあるものを探した。


綺麗に火が通ったカナ? って確かめてからラッピング。


**


おしゃべりしながら昨年の今頃の会話を思い出してた。

  恋人が何処に行きたい? って問い、
  私は飛行機に乗りたいと答えたのだった。

  飛行機でどこまで?
  勿論そう問い返された。

どこでも良いの。長〜い時間ただ飛行機に乗りたい。
お別れ時刻を気にしないで何時間も何時間も。
飛行機に乗ってる限り何にも邪魔されないで
お隣の席でずっと好きなだけ一緒に居られて

もう話すことないから早く着かないかな〜って
1度でいいから思ってみたい。

  1年前のその日、別れの時刻はすぐにきて
  涙を溜めてさよならを言った。

  1年後のカップケーキの日、やはり別れは早く
  咳き込む背中を涙を溜めて見送った。

飛行機に乗りたいなあ。

お尻が痛くなるくらい
ずっとお隣に座っていたい。


*不思議な駅(1)想い出
*     (2)階段の恋
       *バロックと階段
       *一目惚れの理:ケクラン
       ?僕が思う靴下と階段
       ?僕が知ってるシューレア・クリーム
*     (3)見送り
       ?僕が見た変身
*     (4)車窓
       *ドビュッシー "バラード"
       ?僕が見たお別れとリスク
*     (5)プラットホーム
       *音楽のひとこま
*     (6)初めての待ち合わせ
*     (7)ミンティアの味
       ?僕が知ってるアサリ君と恋
       ?僕が見たアサリ君の沈黙
*     (8)チェコの袋
*     (9)人身事故--スケルツォ
*     (10)別れの時刻
       ?僕が見たウザい女
*     (11)2度目の出逢い
       ?僕が知ってる8月の嘘っこ
*     (12)不在
*     (13)ジーンズと携帯
*     (14)恋に気づくとき

*古い携帯の音
*別れの月光
*揺らめきのドビュッシーバラード
*過去の女性からの手紙
*恋した匂い
       *繋いだ手のしらべ:転調
*ご不浄のやり取り
*白く光る花
*春のおでかけ
*海 -- アストレ
       *楽譜表示:アストレ
       *謎 -- ラヴェル "永遠の謎"
*恋路の花
       ?僕が思うコイビート
       ?僕が聞いたシマシマヒストリー
*デートのキャンセル
       ?僕が見た恥ずかしい旅行
*お土産のエピソード
       ?僕が見た小箱の中身
*ありがとうのお誕生カード
*バレンタインの思い出
*前髪パッツンのわけ
*ポップコーン
*もう一度だけ
*水のほとりの恋
*夜とマカロン
       ?僕が見た素面の事件
       ?ぴょんきち君と僕が知ってる秘密
       ?僕が見た喧嘩
*シフォンのお返し
       ?僕が知ってるオーブン・ヒストリー
*行きます!
*夏の思い出
*相合い傘
*ロールキャベツの夜
*エルミタージュ展in京都
*ピアノ試弾会、他
       ?僕が思う恥ずかしい写真
*女子力がない女
       ?僕が見た焼肉とPJ写真
*枯葉、恋人に会いに
       ?僕が見た倦怠期検索
       *2012年12月のクローゼット
*見知らぬ駅
*サプライズをする男
*スリッパ

*恋の問いごと
*頬杖の恋
*タピオカちゃんの呟き
*タピオカちゃんのお手紙

*白木蓮が降った朝
*恋の花びら

*食の開放
       ?僕が見た餃子
*オーブン壊れちゃった
*渡り鮭のパスタ
*泣く女とバジル
*半片の
*料理が下手なやつは
       *フランスのからくり
*恋人とカフェオレ
*白いカップ



サプライズをする男

December 14, 2012

恋人は私が作る拙い自家製パイを気に入ってて嬉しい。


少し前の休日のこと。

1人分サイズのアップルパイをこしらえて一緒にお茶をした。
ストーブの前で一緒に焼き立てを頬張った。
一口齧って恋人は満足そうに "うん! " と頷いた。


お林檎は大好きなコットン蜂蜜とレモンで香り良く煮た。
恋人の好み通りに歯ごたえを残して火を通した。


パイのあと簡単なお料理をこしらえた。
お鍋に向いながら背中で恋人と話した。

  本当に思い浮かんだままに
  全く一方的な個人的趣味のお話。

**


私、お洒落さんな男性と同じくらい
サプライズをする男性を好かないナ、って
おナマなおしゃべりだった。

  *不思議な駅(13)ジーンズと携帯

一言でサプライズって表してしまうと語弊があるかもしれない。
おしゃべりしたのは、いわゆるステレオタイプのサプライズ。

  はじめ優しい気持ちから出たことも
  驚かせるのが目的になってくうちに
  イベントめくのは好むことができないとか、

  男性側が相手女性への思いやりよりも
  自身の評価を狙う仕様になってゆく形とか、

  普段知る事ができない部分の男性の気持ちを
  良い機会に見てみたいナって女性側の想いも、
  サプライズを要望したり待ったりしてしまえば
  もう本来のサプライズプレゼントにはなり得ないとか、

クリスマス前の時節柄、奇妙に恋人同士のサプライズイベントのお話を多く耳にして何だか疲れて愚痴った形だった。

喜ばなくっちゃと義務感でいっぱいになる風な手が込んで高額をかけたサプライズ・プレゼントの数々を思い出すからカナ・・・

男性からブーイングを買う覚悟で言えば、喜ぶだろうと送り手が期待満々見つめる感じに当初面倒くさいなあって気持ちが先立ったものだった。

  良くしてもらうほど恩知らずな思いに暮れた。
  裸の気持ちが自然に動く事だけを求めてて・・・

    なんにもいらないから
      物や金銭にひとつも頼らずに
        この心を動かしてみて頂戴って
          望んでいたのカナ・・・?

**


恋人はたくさんのサプライズをしてくれた。
物を何も使わず心を動かしてくれた。

本人は自分がしてる事もよくわかってない。
私がどんなに喜び驚いてるかも知らない。

わかってない人に心からの感謝を伝えようとする。
けれど伝えた時はもう彼の中で忘却の彼方にある。
あれ? そうだった? って間の抜けた返事をする。
してくれたことを懇切に説明しなければ思い出さない。
初めて聞くお話のようにキョトンと聞いている。
そして "そんなのが嬉しかったの? " と不思議そうにする。

  なんにも考えてないのだ。

なんにも考えないで驚くほどの優しさを見せて、
そして自分がした事をすぐに忘れてしまうのだ。

恋人にいつだって驚かされてる。

    サプライズ・プレゼントって
      思いもかけない愛情への感謝に
        心臓がトクントクン高鳴る・・・
          ただそれだけの事なのかも。


*不思議な駅(1)想い出
*     (2)階段の恋
       *バロックと階段
       *一目惚れの理:ケクラン
       ?僕が思う靴下と階段
       ?僕が知ってるシューレア・クリーム
*     (3)見送り
       ?僕が見た変身
*     (4)車窓
       *ドビュッシー "バラード"
       ?僕が見たお別れとリスク
*     (5)プラットホーム
       *音楽のひとこま
*     (6)初めての待ち合わせ
*     (7)ミンティアの味
       ?僕が知ってるアサリ君と恋
       ?僕が見たアサリ君の沈黙
*     (8)チェコの袋
*     (9)人身事故--スケルツォ
*     (10)別れの時刻
       ?僕が見たウザい女
*     (11)2度目の出逢い
       ?僕が知ってる8月の嘘っこ
*     (12)不在
*     (13)ジーンズと携帯
*     (14)恋に気づくとき

*古い携帯の音
*別れの月光
*揺らめきのドビュッシーバラード
*過去の女性からの手紙
*恋した匂い
       *繋いだ手のしらべ:転調
*ご不浄のやり取り
*白く光る花
*春のおでかけ
*海 -- アストレ
       *楽譜表示:アストレ
       *謎 -- ラヴェル "永遠の謎"
*恋路の花
       ?僕が思うコイビート
       ?僕が聞いたシマシマヒストリー
*デートのキャンセル
       ?僕が見た恥ずかしい旅行
*お土産のエピソード
       ?僕が見た小箱の中身
*ありがとうのお誕生カード
*バレンタインの思い出
*前髪パッツンのわけ
*ポップコーン
*もう一度だけ
*水のほとりの恋
*夜とマカロン
       ?僕が見た素面の事件
       ?ぴょんきち君と僕が知ってる秘密
       ?僕が見た喧嘩
*シフォンのお返し
       ?僕が知ってるオーブン・ヒストリー
*行きます!
*夏の思い出
*相合い傘
*ロールキャベツの夜
*エルミタージュ展in京都
*ピアノ試弾会、他
       ?僕が思う恥ずかしい写真
*女子力がない女
       ?僕が見た焼肉とPJ写真
*枯葉、恋人に会いに
       ?僕が見た倦怠期検索
       *2012年12月のクローゼット
*見知らぬ駅

*恋の問いごと
*頬杖の恋
*タピオカちゃんの呟き
*タピオカちゃんのお手紙

*白木蓮が降った朝
*恋の花びら

*食の開放
       ?僕が見た餃子
*オーブン壊れちゃった
*渡り鮭のパスタ
*泣く女とバジル
*半片の
*料理が下手なやつは
       *フランスのからくり
*恋人とカフェオレ
*白いカップ




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