Les gateaux Ⅸ



ホワイトチョコでお菓子

October 05, 2016

ほわほわしっとり美味しかった焼き菓子。


210℃のポーブンで表面を固めてから170~180℃に落として中に火入れしました。様子を見ながら微調整したからはっきりわからないけれど温度を下げてから16,7分だったでしょうか。

クグロフ型を使ったけれど、これクグロフじゃあないんです。


クッキーを焼いた余りのホワイトチョコが300g近く塊であったから、使い終えるために作っただけ。


ホワイトチョコってカカオバターと乳成分だからベースの便利な隠し技になりますね。

湯煎でトロンと溶けたホワイトチョコを冷ましながら卵黄を加えてホイッパーで混ぜると、ぷく~んと張りが出る。あの感触と共に美味しいものへの期待までぷく~んと膨らむ感じが好き。



レッスン記録:感じがする

October 01, 2016

小さな小さなアンティーク缶。


直径も高さも3cmに満たないミニサイズの中に
味のあるフォントが描かれてて可愛いなあ。

**


ヴェルレーヌ "グリーン" のレッスンで紆余曲折した事が面白いから記録しておきましょう。

此の生徒ちゃんは初め、"グリーン" に書かれてることは全部妄想だって思ったのでしたね。

  *レッスン記録:君が眼に

そのように考えた経緯を尋ねてみました。


冒頭の


  果実(このみ)あり、
  花あり、
  葉あり、
  小枝(さえだ)あり。

を木の下から眺めてる様子に捉えたのですって。
しかも長時間其処に佇んでいる、と。

  風冷やかにわが額(ぬか)に玉と凍(こほ)りぬ。

は、長い時間を外に居たために冷えきってしまったのだって。

片想いが妄想に発展した男性は社会生活もうちやって木の下に座り込み、ぼんやりと枝を見上げて身体が冷えきっても想い人との迷夢を彷徨う・・・

興味深いです。読むとどうしてもドビュッシーがこの詩につけた楽曲が頭の中で鳴り響く者にとっては、此んな読み方がされる可能性は考えなかったですもの。だけど、それ違うねって形で解答を与えてしまいたくはない。


詩の中の妄想ストーカー男は暴走を続け、


果ては自分自身を貴女へのプレゼントだと主張する変質者ぶりに、生徒ちゃんと2人くつくつ笑いが止まらないレッスンを経たのですが

ある日よくよく詩を読み込んできた彼女が "急にすごく爽やかな感じがしてきました" って言ったんです。こうした突然降ってくる感覚って大事だな。


単語や文章を判かろう、解こう、としてる時は
自分のボキャブラリーパターンから抜け切れずに
対象の詩から遠い現代日本の感覚で読んでることもある。

彼女が行き着いたのは、苦心する時間を重ねたからこそだけれど

厭きるほど読んだときに言葉が音楽となって
パターン化された狭い範囲のボキャブラリーが作った枠を越えて
ふと、詩そのものの印象を伝えてくる時がある。


'--- な感じがする' って生徒ちゃんが思ったときはそれをうんと大事にしたいな。其うして何故 '感じがした' のか理由が解き明かされるように、詩が持つ音楽にそっと手引きしてゆきたい。


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(グリーン)
*レッスン記録:君が眼に



壺プリン

September 30, 2016

大好き、神戸フランツさんの壺プリ~ン♪


キャンドルみたいですよね。

トロトロクリーミーな舌触りとほろにがソースのアクセントがたまりません。


割れないように大事に持ち帰って
えっ? ってくらいの小ささのポットを取り出して


普段使わないような小さなスプーンで惜しみながらいただく。

空いたポットはキッチンの窓辺へ・・・


カナン地方の巡礼のお土産のミニポットと並べて
お庭のパセリを挿しましょうか。

**


読書メモ。
壺プリンを膝に、モーパッサン短編 "ジュール叔父" 他2作を読んだ電車の中でした。



レッスン記録:次回のピアノ課題

September 22, 2016

ピアノレッスン前にちょっとずつお勉強する[読み取り]授業には答を設けてないんです。


[読み解き]時の意味とどんなに隔たっていても、生徒ちゃんの思うままに進めてもらう課題です。

型に嵌めず伸び伸び読んでもらいながら徐々に文面を解くほうへ漕ぎ着けるよう軌道をそうっと調整する役目に徹したい。

生徒ちゃんが帰ってからスプレーンの課題を見ながら考えた。


生徒ちゃんの癖をどんなやり方で良い方へ向けてゆくのが楽しいでしょうねって。

  *レッスン記録:フェルマータの場所


写真でお判りでしょうか。

  センティメンタルと表示して '空の色はあまりに碧く'
  スビトピアノで '恐れます'
  スフォルツアンドの 'むごく'

対単語で表示記号をつけるパターンが多いのが見て取れますね。

文章フレーズを捉える癖って楽曲理解にも通じますね。
対単語で見る癖がある場合は、1箇所ごとのアーティキュレーションに忠実だったりします。だけれど小さなアーティキュレーションが全体の何を成してるかに繋がり難かったりなども起きますね。


文章の中の単語であると考えるより単語のきつさ・曖昧さの区別に先に目が行って、小さな単位の強弱感覚が強い場合は、


読解時のそうした癖をよく説明しながら直していって、ピアノ譜の見方にも共通する癖を並べてみると生徒ちゃんにとって判り易いかも?

そんな事を考えながら、カップ片手にレッスンのお片づけをした。


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合わせ、楽しかった

September 15, 2016

子供のころから居るぬいぐるみ君をお風呂に入れた。
泡立てたタオルで丁寧に洗ってサッパリ。


ドライヤーで乾かしてる図です。
擦り切れたお尻尾は、一緒に居た時間の長さを物語ってる。


頑是ない姿。


お鼻の横っちょも擦り切れてる。沢山抱っこされた証です。

**


昨日は2度目のソプラノ合わせ♪
楽しかった~

ドビュッシー&フォーレ歌曲はやっぱり好きだなあ。低音楽器との歌い回しを完全に変えて、ソプラノが生きる曲づくりが新鮮で楽しい。

サティは間奏アレンジと譜面づくりを済ませておいたのを元にお芝居に繋げる形を相談したり

ピアノソロと台本を合わせてみたり。

グノーのオペラも2度目の昨日は歌手さんの感覚の細かい部分もよく感じ取れた。


ソファに座ったこの小さいクマさんのようにリラックスして、お茶してお持たせのシュークリームを頂いて、


ドレスクローゼットを一緒に覗いてドレスを決めて、衣装替えの相談をして・・・

女子力なんてものから遥か遠い暮らしの中に、彼女が数時間華やかな風を送り込んでくれた。

同級の女の子と一緒に帰る楽しみを知ったばかりの中学男子の気持ちがわかった気分。キレイ女子が居るっていいものだわって思いつつお稽古を楽しんだ午後でした。


  *久々の歌



レッスン記録:異名同音

September 10, 2016

青い実のイメージで揃えたティータイム。
サルグミンヌのシュクリエをボンボニエールに転用してます。


小さい生徒ちゃんのお箱遊びは発展して、
この日は鍵盤上でおぼえた異名同音の復習でした。

  *レッスン記録:雪のパーツ遊び
  *レッスン記録:お箱遊び


夏休みらしい8月のお箱の中。


パパとママと行った水族館のチケットや、水を象った折紙など、水中シリーズのようです。

ブルーの玉みたいなチョコはもうケースしか残っていないけど
生徒ちゃんの気持ちの中では水中の気泡のように今も水玉が立ちのぼってるのでしょうネ。


ヒトデの玩具が此の回では異名同音の鍵になります。


お水シリーズだからと持ってきてくれたヒトデは他の物の名前でも表わせますよね。

  同じ格好の物が、ヒトデと呼ばれたり
  お星と呼ばれたりする。

  同じ音が、ミのフラットと呼ばれたり
  レのシャープと呼ばれたりする。

  異名同音の理解の手始めです。


宿題は、ヒトデを別の物=お星に見立てて
お箱の中を作ってくるコトでした。


光るお星
形が似てるエックス
エックスと同じ色繋がりの青いボール
ボール繋がりの赤いボール
お星と光る繋がり/かつ青赤ボウルと色繋がりのパトカー
パトカーのサイレンと同じ光るオレンジのスティック。

本当にお箱遊びがどんどん上手になってますネ。
このお遊びはまだまだ発展してゆくんです。


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ティールームと小物

September 07, 2016

ティールームのお掃除がてら、ちょこっと小物の置換えをした。


ある年うっかり割っちゃって泣いたアイティークボウルが、グラスの前で小物入れとしてちゃっかり復活してるコーナーをお水拭きして


ハンギングトレイにスパニッシュモスを置いた。


アイアンのハンギングは高い位置に吊るすつもりで求めたんだけど、下面の塗りを端折ってあって真下から見るとぜんぜん可愛くなかったの。

なにせプチプラだものね~って諦めて、下がり天井部に引っ掛けて横から見る感じに変更。


アトリエ側から見たトコロ。


夫が買ってくれた食品パッケージのミニチュアが並んでる。

サイドテーブルの下側についてる一段棚にカトラリートレイを隠し置いてみた。


上に書けた小さいハンカチを取ると、年をかけて1本ずつ増えていったヴィンテージカトラリーが顔を出します。選び易いけれど取りづらいかな? しばらく試してみましょ。


さてと伴奏のお稽古の朝です。



レッスン記録:君が眼に

September 04, 2016

お隣さんからシシトウが枝つきのまま差し入れられた。
キッチンテーブルで夫と一緒に捥いでゆきました。


ヴェルレーヌの読み取りレッスンで思わぬ事になった記録です。
生徒ちゃんが "グリーン" の絵を描いてくれました。

木のもとに独り座る男性。
想い人への慕情を抱きしめているのでしょうか。

グリーンの葉色や赤い果実と対照的に、男性は孤独そうな色に塗られてます。


詩を読んで感じたことを絵にあらわすって素敵ですよね。


でも私が感じたグリーンの詩の中では見た事がない光景のようだったから、色々と話してもらいましたヨ。


詩を正しく読み取るのは第1目的じゃあないから初めはどんな読み方でも良いんです。

心に映ったまんまを字や色で表わしてゆくうちに、読み方も意味理解も自然に変化してゆくからゆっくり親しんでゆきます。

彼女は "グリーン" を片想い男性の妄想の中の出来事って想定したのでした。


斬新な発想。


だけどヴェルレーヌには多分にその気質がありますから、もしかしたら彼女は詩の意味の外にそうした雰囲気を感じたのかもしれませんね。

だから勿論これも間違いにはしません。

主人公が、もし彼女が思ったような男性だったとしたらどういう情景に受け取れるでしょうね? って、本人の理解ありきのところから進めようと思いました。

生徒ちゃんは '君が眼' の箇所で妄想に思えたんですって答えてた。


Et qu'a vox yeux si beaux l'humble present soit doux.
鈴木信太郎様訳の(当訳では "グリイン" の表記)一節です。


  美(うるは)しの君が眼(まなこ)に
  つつましきこの贈物
  床しとこそ。

'君が眼' の [が] は連帯修飾格で、'君の瞳' って意味ですよね。

生徒ちゃんは

  美しの君が
  眼につつまれし(つつましきの誤読)
  この贈物床しとこそ

って読んじゃった。面白いワ!


つまり完璧な妄想ストーカー男が、本当は顔を合わせていない女性に対して、孤独に木の下でこのように言うのです。


  片想いの美しい君が
  僕の眼に包まれてる(慎ましきの勘違い)
  僕という者が君への贈り物だ。


怖過ぎる~! (笑)

そして次行 'われは来ぬ' では、僕を君に贈ると思い詰めるのです。

生徒ちゃんはうっかり考えついちゃった場面のあまりのホラーっぷりに大笑いして、私も笑いが我慢できずに詩の時間は此処まででした。


さあて、どんな風にこの詩を導いてゆきましょうか。
その前にもう少し生徒ちゃんが思い描いたストーリーを解読してみましょうか。


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September 02, 2016

サンタマンのお皿とサリンズのボウルを合わせてみた。


合わせモノは楽しいです。
ピアノレッスンと詩の読み取りレッスンも合わせてゆきます。

先日の "スプレーン" の最終行で生徒ちゃんから質問がありました。

  *レッスン記録:記号の意図

長い間を空けるには、どう書けばいいですか?


スプレーンの最終行、'僕はもうあきました' の文についてでした。


音楽記号を挟む前に文字の大小濃淡や字体で詩を顕す授業をしてました。それは、一旦自分の中で噛み砕いて '何をどんな風に' 表現したいかをはっきりと持ってもらうためです。

生徒ちゃんは '僕はもう' と 'あきました' の間に空白を設けていました。その空間を本段階では音楽記号になおしてみましょうって流れです。


彼女の中でこの空白は何なのか整理してみるよう促しました。


  気持ちが動かない空虚な間合い
  大きな感情を表わし切れないが故の無言
  閉ざした心の反抗の印
  立ち返って自問する空白
  大切な想いを温める時間

[空白] の理由は幾らでも考えられるでしょう。

同じように、休符の空白・全音符で延びた音が減少してゆく空白に始まり表示記号にも幾つも候補がありますね。


話し合って彼女が感じている空白はフェルマータに近いものって結論して書き込んでもらいました。

"音符も休符も何にもないところにフェルマータを書いていいんですか? " って生徒ちゃん。


音符の上にフェルマータを書く場合と、音符のないところに書き入れる場合のニュアンスに気づいてもらうチャンスがやってきました。


詩のあとのピアノ時間に彼女が弾いてるプーランクのアンプロヴィザシオンNo.2を開いてもらいましたヨ。ほ~らほら♪

音符の上に記したフェルマータとはニュアンスが違うのがわかりますよね。

見てたのに気づかなかったです・・・って生徒ちゃん。そうなの、注視していないと意外に記号の意味って捉え損ねるものです。


自分の手で詩にフェルマータを書き入れた生徒ちゃんには
書かれてある場所によっても記号のニュアンスを感じようとするアンテナができました。


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レッスン記録:記号の意図

August 31, 2016

ボンヌママンのタルトレットって、数年前のある時期からパッケージ空け口の方向が変わりましたネ。


切り替わった時期にたまたま両方があったから気づいたけれど、でなければ何となく違うカナ? くらいで気に留めなかったと思う。

見慣れてるようで仕様を曖昧に理解してるものって沢山ある。
記譜記号なんかもそうじゃあないカナ。


ずっと続けてる詩の読み取りを、半年以上前の"スプレーン"の題材に戻ってお勉強してる生徒ちゃんが居ます。


  *レッスン記録:読み取り開始

たくさんの詩に触れるよりも1つの詩に色んな方向から触れるほうを目的として、今段階は文字を音楽のように考えてゆくのが課題なんです。

  *レッスン記録:楽語


生徒ちゃんは 'むごく' にsFと装飾音を加えてますね。
此処を考えてみるよう促しました。


彼女の記入を楽譜として見ますと一目瞭然、鋭く強い音(言葉)を求めて装飾記号を加えてるってわかりますよね。


発音スピード=鋭さと考えて[速い音]である装飾記号にしたんですね。

でも考えてみて? ってお話したのは、楽譜を見る側に果たして意図が伝わるかどうかの問題についてです。装飾音符を[華麗な軽さをもって]演奏するほうに受け取る奏者が居た場合、短い音の勢いと鋭さの意は伝わり難いですね。

また、装飾は淡い音を求められてるって考えてスフォルツァンドとのミスマッチに悩む・・・なんてことも往々にして起ります。


前後を見て、此処での装飾記号の意味は[軽さと速さ]じゃあないって判る奏者ばかりなら良いけれども、見る側のスキルは実に様々だってことを見越して、誰もに伝わる表示が良いねって話した。

**


間違えたり正しかったりしながら一生懸命考えて頭を捻って1つの記号を書き入れてゆく体験をしてる生徒ちゃんは、作曲家が記載した記号の意図を考えられるようになってきました。

詩のあとのピアノ時間に早速成果があらわれて嬉しかった。


■お教室関連リンク
*レッスン記録:音符イチゴ
*レッスン前の時間
*レッスン記録:オクターブ
*レッスン記録:メダカのドレミ
*レッスン記録:スタッカート

*レッスン記録:楽譜を作ろう!
*レッスン記録:上の音
*レッスン記録:痩せたメダカ
*レッスン記録:カタツムリ
*レッスンの成り行き
*レッスン記録:イチゴのタイ
*レッスン記録:指番号
*レッスン記録:音の実

*レッスン記録:復習とカメ
*レッスン記録:音ブロックで曲を弾こう
*レッスン記録:好きな曲を作ろう!
  *緊張するレッスン
  *泣いちゃダメ?
  *レッスン記録:下地(1)色
  *レッスン記録:下地(2)味

*レッスン記録:ト音記号
*レッスン記録:音符の長さを憶えよう
  *子供の絵、母の悩み
  *レッスンと色

*レッスン記録:十六分音符
*レッスン記録:床の五線
*レッスン記録:紙粘土
  *先生の真似

*7ヶ月でカバレフスキー
*レッスン記録:リズム解き
*レッスン記録:食べ物カード
*レッスン記録:楽語とリズム
*レッスン記録:記憶の拡張

*レッスン記録:香りレッスン
*レッスン記録:ハーモニー体験

*レッスン記録:はじめての暗譜
*レッスン記録:楽譜の道筋
  *1年間のレッスン記録

*お庭レッスン

*レッスン記録:音階練習
*レッスン記録:指遣いのカリキュラム
レッスン記録:音階と和音

*レッスン記録:はじめての聴音
*レッスン記録:寒暖の和音

*レッスン記録:臨時記号
*レッスン記録:アウフタクトの導入
*レッスン記録:アウフタクト実践例
  *レッスンこぼれ話:ピンクのうさぎ
*レッスン記録:なめこぐま
*レッスン記録:はじめてのバラード
*レッスン記録:ぬるぬる

*レッスン記録:お菓子パーティー

*レッスン記録:雪のパーツ遊び
*レッスン記録:お箱遊び

*レッスン記録:鍵盤でお絵描き
*レッスン記録:太陽のトリル
*レッスン記録:お豆コロコロ
*レッスン記録:ぶどうポロポロ
*レッスン記録:イチゴのたね

*レッスン記録:付箋を使う

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*ピアノレッスンの主張
*レッスン記録:Dur
*ラヴェル音源とドビュッシーのフェイント
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*レッスン記録:ドレミ
*レッスン記録:カメラータ
*レッスン記録:モノディと公会議周辺
*レッスン記録:純正律
*レッスン記録:ピタゴラス音律

*レッスン記録:読み取り開始
*レッスン記録:噴水
*レッスン記録:2冊目
*レッスン記録:人の文字
  *レッスン記録:衣装の絵
*レッスン記録:不離一体

*レッスン記録:カッサンドル13
*レッスン記録:カッサンドルそして・・・
*レッスン記録:楽語



プーランクの朝

August 26, 2016

ご近所さんから頂いたケーキ箱を覗き込んでパチリ。


明日の朝はプーランクを合わせようねって話しながら眠った一夜が明け、昨日はチェロソナタの合わせで午前を過ごした。

9月4日のクラブプーランクで他所様が演奏する曲相談にかまけてて、あと10日もないのに自分たちの演奏にはまるで手が回ってなかったの。

いくら遊びの会とはいっても、もういい加減ちょこっとはお稽古しなきゃねえ。


フランスのエスプリとプーランクのエスプリに触れてゆくのも目的の会だから、ロップイヤーちゃんの演奏でやってみるひとくち講座もスパイス的なもののお話ができたらナって思う。


  *打合せ

ロップイヤーちゃんとは合わせナシのぶっつけでどんな感じのコーナーになるか全然わからないけど、聞かれる方が楽しい風にできるといいなあ。


2時間ばかり合わせたらジャンクなチョコを食べながらパート譜のガイド用にスコアを貼ったり。平和な朝でした。


プーランクに触れてみようかなってお思いのどなた様でもご参加頂ける同好会です。
演奏を聞くだけでも、演奏にトライしても一律千円。

小さなスペースですので、ご参加ご希望のかたは予めFBメッセージorメールにてご予約くださいね。

  9月4日(日)16h~
  にしむら珈琲御影店 フレンドサロンにて。
  音楽のお遊び会です。


■クラブ・プーランク
*打合せ
*クラブ・プーランク5eme
*教養と無秩序
*クラブP4emeありがとうございました
*今日は楽しみましょ~♪
*チェロソナタのピアノパート
*プーランクと遊ぼう4eme
*お出迎え
*ファリャとプーランク
*クラブ・プーランク第4回
*クラブP第3回終了デス
*プーランクで遊んでます
*プーランクと遊ぼう
*デートとクラブP
*クラブPのコンセプト
*プーランク遊び
*プーランクと伊達
*プーランクとカミュ
*プーランクの著作権
*プーランクと運命の人?
*クラブ・プーランク


■プーランク関連リンク
*爛熟、プーランクと爛れ
*プーランク "ロマンツァ"
  *ロマンツァその後
*フランスとルイーズ
*カフェは難しい・・・
*プーランク x ルイーズ
*神のないルイーズとフランス
*ルイーズのチーズ
*ルイーズの赤
*思い出の硝子瓶 + ルイーズ
*ルイーズのお稽古
*落日の色、ヴィオロン音源up
*プーランク "花" 音源up
*女心とアンドレ婦人
*PJにてプーランク・マズルカ
*ラファエル前派とカードアイコン
*パリのプーランク
*プーランクとシュレアリスム

*プーランクのテクスチャー
*フランスの特権
*プーランク "草むらの中で"



デフォルト

July 10, 2016

グリルの反対側から写してみた。
普段見てる風景と異なってる。


立つ場所が変わったら景色が違うのは当たり前。それなのに
日々が培う無意識は、なんて鈍感な主観の塊でしょう。

反省しきり。


独身時代の最後のほうで、ある女性演奏家さんがご結婚されたって聞いた。


びっくりして、えって声が出てしまった。其して教えてくれた人に珍しいわねえって呟いたんだった。

個人に対する感想じゃあなくて演奏家全般への目線でした。

彼女のことを何も知らないくせに、ご活躍されてる演奏家さんが家庭に入ってしまわれるのを残念に思う気持ちが起こったのでした。本当に大きなお世話。

人は・・・と言ってまずければ、私のような愚かな者はと言い換えるが

  概ね身の回りの統計しか日頃は見えてないのだ。
  自身が身を置く狭い狭い世界をデフォルトだと疑わない。
  迂愚にも程がある。


そのとき彼女は多分50歳くらいで私は40歳をとっくに過ぎてた。


全国的に見れば50歳女性が既婚者で何ら不思議はないのに、その瞬間は自分や自分の周囲と違ってる事が目についてしまった。


演奏家さんのご結婚を教えてくれて、私が残念そうなニュアンスで呟いた相手は後に夫になる人だった。


結婚後のある日、顔見知りのベテラン女流演奏家さんが独身を通されてるってお友達から聞いた。


今度は夫と2人声を揃えて、えって発してしまった。
結婚生活を経た私たちには、熟年期までずっと未婚の生活を想像できなかったが故の声だった。数年前ならごく自然に感じてたのに。

  立つ場所が変わっただけで見る風景への感想が一変する。

  無意識に標準と思い込む内容が180度変わるからだ。
  我ながらぞっとした。
  愚か過ぎる。

人様の人生に'えっ' なんて反応をする矮小な主観は金輪際捨てたいと猛省した。



お菓子のわがまま

July 09, 2016

今年の夏ギフトで嬉しかったエス小山さんのマカロン。


どれから食べようかなって迷って、片面ずつ異なる2色マカロンから手を伸ばした。

パッション&Wベリー~木苺・カシスや、インドネシアコーヒー&ライチフランボワーズなどどれも楽しい。此方のお店はコンフィチュールも美味しいですね。

  何が好き? って問われる機会があると
    決まってマカロンって答える。

      何故ってマカロンは
      色んなお店の色んなお味を楽しむのが
      大好きだからなんです。


他のお菓子全般にはわがままみたいでお店の好みがはっきりしてる。


サブレもスコーンもポルポローネもギモーヴもそれぞれに此うあってほしいってお味と食感と口溶けとフレーバーの好みが強くあるんだと思う。

トフィはSee'sと決めてたり、マロングラッセはジャン・ミエのファンだったり (麗しのボワシエは敷居が高過ぎて手が出せません~) キャラメルはエヴァンの6種に目がなかったり・・・

どのお菓子もピンポイントの愛好になっちゃってる。

マカロンだけは理想型を自分の中に持ってないから、知る楽しさが先にくる。どんなのを食べても嬉しくなる。


エス小山さんのマカロンは冒険心に溢れててイイナ。
サダハルアオキやジョエルデュランやラデュレみたいなヴィオレのお味のマカロンも発売してくれないかなあ・・・



レッスン記録:楽語とリズム

July 06, 2016

チェリーパイ、今季3度目のリピ。


さくらんぼの季節にしか焼かれないから、あるうちに食べ込まなきゃって言い訳して食べ過ぎてる。

さて小さい生徒ちゃんのレッスン初期にリズム解きを行なってました。

  *レッスン記録:リズム解き
  *レッスン記録:食べ物カード

のちに楽語と表現の2つのテーマに繋がる課題だったんです。


小さい手で並べてくれた折紙の八分+四分+八分の組み合わせは、食べ物カードではクリームのリズムでしたね。


  でも次段階ではもうクリームじゃあないんです。
  これはねえ、テヌートですよ。

今段階で出てくる楽語も一緒に憶えちゃう方法です。

上からテヌート、スタッカート、スラー。


スラーは食べ物カードではシチューでした。
テヌート&スラーは生徒ちゃんにとって 'クリーム・シチュー' でよく見知ってるリズム並びと一緒ですね。

  食べ物カードから発展した部分は、
  楽語の音型を憶えるだけじゃなくって
  楽語内容を実践するところです。


テヌートって言いながら、テヌートのリズムをテヌートで弾きます。


スタッカートもスラーも、表現表示通りの弾き方をします。
1単語でもよいから音楽用語に沿って音を出すお稽古の始まりになりました。


■お教室関連リンク
*レッスン記録:音符イチゴ
*レッスン前の時間
*レッスン記録:オクターブ
*レッスン記録:メダカのドレミ
*レッスン記録:スタッカート

*レッスン記録:楽譜を作ろう!
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  *緊張するレッスン
  *泣いちゃダメ?
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  *レッスン記録:下地(2)味

*レッスン記録:ト音記号
*レッスン記録:音符の長さを憶えよう
  *子供の絵、母の悩み
  *レッスンと色

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*レッスン記録:リズム解き
*レッスン記録:食べ物カード
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  *1年間のレッスン記録

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レッスン記録:音階と和音

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*レッスン記録:臨時記号
*レッスン記録:アウフタクトの導入
*レッスン記録:アウフタクト実践例
  *レッスンこぼれ話:ピンクのうさぎ
*レッスン記録:なめこぐま
*レッスン記録:はじめてのバラード
*レッスン記録:ぬるぬる

*レッスン記録:お菓子パーティー

*レッスン記録:雪のパーツ遊び

*レッスン記録:鍵盤でお絵描き
*レッスン記録:太陽のトリル
*レッスン記録:お豆コロコロ
*レッスン記録:ぶどうポロポロ
*レッスン記録:イチゴのたね

*レッスン記録:付箋を使う

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  *レッスン記録:衣装の絵
*レッスン記録:不離一体

*レッスン記録:カッサンドル13
*レッスン記録:カッサンドルそして・・・



お茶の時間に

July 04, 2016

重ねて仕舞えない変形小皿たち。
この頃は薔薇模様たちがサイドテーブルを定位置にしてます。


アンティークもヴィンテージも、バザーで300円で買ったのも。


ポニーテールちゃんのパパからお裾分けの
素朴で美味しいバームや


先輩ピアニストさんに頂いたピアノ型のチョコや
マダムビスコティが沢山焼いてくださったビスコッティや

お友達からのお心遣いや拙宅で焼くお菓子が、その時々に小皿に乗るのが楽しい。何でもない平和。


ブルゴーニュ君の変てこ連載に結論はないんです。


  ?僕が思う紫陽花クラス(1)ロンド
  ?僕が思う紫陽花クラス(2)養成所
  ?僕が思う紫陽花クラス(3)ヒエラルキー


夫が咲き終えたプランターを運んでくれながら
この鉢は冬を越して来年また頑張って咲くんだねって言ったのをきっかけに、面白がってお庭事情物語をご飯時間におしゃべりしてただけ。

  どこにでも転がってるお話。
  モデルケースがあるわけでもない。

  それに私自身は全く通ってこなかった世界。
  でも周囲には溢れてる。


色んな年に色んな場所で笛歩き物語を耳にするたびに、ナスタチウムの存在が気になってた。


古く社会制度に組み込まれてきたものや何世紀の歴史が重ねられた支配層が現存する階級制度から出た意識習慣とは違って、本来なら何の拘束力もない事柄で笛を吹かれて翻弄されるナスタチウムが気掛かりだった。

  理由は単純。
  ナスタチウムが苦しそうだからだ。

他のお花たちよりナスタチウムの苦しみの量が多いと言うのじゃあない。分量なんて比べても無意味だ。ただナスタチウムの苦しさの種類が昔から心に掛かって仕方なかった。


小手毬・小さい紫陽花・ドクダミには各自スタンスがある。


小手毬は栄誉を好み自負を抱く。言動の善悪や志の尊卑は取置いて、笛を吹くことには満足してる。

紫陽花クラスに参加してる小さい紫陽花は希望を形にしようとする点では努力家って言い方もできて、動いている充実感があるだろう。


ドクダミは強固な意志をもって、決して列に加わらない。


万能の十薬としてウイルス活動さえ抑える強健な力は、彼女たちの精神をも強く保つ助けになる。屈しない経験の積み重ねは彼女たちを一層強くする。

小手毬の笛を一蹴して何事もなかったように歌を歌い、平安の内に生きている。


三者三様に、笛に対するスタンスは決まってるのだ。

  でもナスタチウムは
  紫陽花クラスに参加しても、しなくても、
  どちらも苦しそうだ。



ディルタイを読んで

June 20, 2016

期間限定で焼かれる大好きなチェリーパイ。


昨日はホールで。美味しくってカットピースじゃあ胃袋の隙間が埋まらない。


お菓子を食べながらディルタイ著 "哲学の本質" を2度目に読んでみた。


ソクラテスの弁《哲學といふものは智ではなくて、智への愛、智の追求である。》に共感したり、キケロの轉向に於ける《(哲學は)人生の教師、法則の發見者、あらゆる徳への誘導者》に納得したりしてから


  いつもながら反省すべきは此の受け取り方だと思った。

本を読むとき共感や反意を極力視ないよう努めても、どうしたって著者の意見内容への好みが頭を擡げてくる。


共感する時は実は自身の代弁者の意見をなぞって安心しているに過ぎないことを忘れ、逆に反意を覚えればムッとしさえする自分をとてもつまらないと思う。


異論と感じるのは著者故じゃあなくて本当は自分自身の問題だ。
何に対して何故反感をもつのかを省みるところからしか、新しい感覚、新しい考え、新しい世界を得ることはできないのに・・・

それなのになかなか理想的な本の読み方には行き着かないな。


実際、ミケランジェロの人物とベートーヴェン(本書ではベートーフェンの記載)楽曲が《しつかりしたもの、力強いもの、どつしりしたもの、ひき絞つたもの》と、ふんわりし過ぎた書き方をされているところでは内心突っ込みを入れることを止められなかった。


詩人の人生観と哲學' の章ゆえに芸術の引用が必要だったと理解していてさえである。


けれども読み進めば帰結するところは興味深いのだ。


《哲學は、人生觀をつくらうとする。
詩の最も内的な仕事のなかへ迫つてゆく。
哲學は、出来上つた概念と、世界觀の完結した類型とを詩に提供する。》

             (カッコ内すべて戸田三郎様訳)

そこで改めて反省した。


1冊の書物内で此れは是で、此れは非と、
読む過程で仕分けをしないで


著者の世界観を一旦丸ごと受け取ってみる読み方をしたいものだ。


ナンテ努めていれば、いつの日か
お人に対しても其んな風に受けとめられるようになるかしらと
淡い期待を抱いてみたりする。



最後の来日コンサートへ

June 14, 2016

泣きました。
チケット予約が取れた瞬間・・・


コマーシャルで来日を知って冷静さを失った。
すぐMacの前へ走ったら脚が縺れた。

どきどき・どきどきして
なんとしても予約を取らなきゃって慌てちゃって震えちゃって
2回も失敗した予約が完了したとき、泣いた。


S席しか残ってなかった。
自腹でS席って人生でお初かも。


普段なら買わない料金のチケットだけど此の度は安いと思った。
倍額でも構わなかった。

セブンでお支払いしてチケットを受け取ったとき、また泣いた。


最後の来日公演。


たいへんなご高齢だから・・・ご体調次第で沢山は歌ってもらえなかったとしても少しも構わないって思った。

同じ空間で空気を吸える。それだけでも充分。
'生きたパリ' の歴史のような存在が見られるだけで充分。


わなわなしてお稽古にならなくて、眠れなくて、夫に笑われた。


髪色が気に入らなくて前夜遅く染め始めたら夫が噴き出した。
自分のコンサートだと髪なんて平気で放っぽらかすくせに
憧れの人の歌を聴きに行く日は別なのだ。


脚が震えるくらい舞い上がって、開演前に醜態を演じてしまった。


ホールに到着してドアーをくぐっただけで感極まってしまい、涙が出はじめたのだ。

さすがに開演30分前から泣いてるお人は居なかった。


続きはまた明日に。



今日は楽しみましょ~♪

June 01, 2016

今日のクラブプーランクはちょこっと人数が増えてます。


ウズラちゃん、マダム・ノベルティも初参加に加わりました。

みんなでワイワイ楽しくやりましょ~♪

"6月1日が東京の会議になっちゃって。" と、ゆりかもめ君。
普通ならアレ~欠席? なのですが、早く切り上げて新幹線に飛び乗るそう。

ゆりかもめ君がクラブプーランクのために東京から駆けつけてくれるのは今日で二度目。温かい友情に感謝です。


6歳になるうちの生徒君も初参加、そして初演奏です。


プーランクの恩師の1人ヴィニェスが、弟子のプーランクのために自分のコンサートで毎回毎回演奏して有名にした逸話のあるムヴマン・ペルペテュエルNo.1を演奏してくれます。

ピアノを始めて僅か2年。
オクターヴなんて勿論届かない小さな手で、9度音程を含めて動き止まない常動曲を弾いてくれます。

大人ばかりの中で緊張しちゃうと思いますが、いっぱい拍手をあげてくださいね。


そしてフォーレやプーランクをレパートリーに活躍されてる美女声楽家様もご登場です。


お茶を飲みながらたくさん楽しみましょ~

本日6時半より
にしむら珈琲御影店3Fサロンにて。

  そうそう譜面台はカタヨセが持ち込みますから
  みんなで使い回しましょうネ。



女子会

May 17, 2016

古い時代の、味と温かみあるウエッジウッドを中心にして女子会のお菓子を並べましょ。


レッスンが済んだ午後4時に、レモンカナリアちゃんとポニーテールちゃんがお茶に来てくれました。夫が帰ってきて合わせをする間の2時間強をとっても楽しく過ごさせてもらった。

ぴったりの時刻にチャイムが鳴ったけれど・・・
彼女たちはチャイムは要らないって気づいてないかな?


道の向こうからキャピキャピッ♪ キャピキャピッ♪ って囀りが近づいてくるから到着は1分も前からわかるのだ。お陰で招き入れる前から楽しい気分を貰ってる。


ピアニストさんが郵送してくださったイタリアのピアノ型チョコや、クッキーやギモーヴを並べてササッと準備。


前夜にキッチンエイドを回しておいた手づくりお菓子が好評で嬉しい。


ロゼのスパークリングワインはビターチョコ用。


お茶大好きなお友達だから紅茶の葉も幾つか揃えて


ショコラバウムに、メープルのラスクに・・・食べ過ぎよね。


笑ってばかりの楽しい時間はすぐ過ぎて、お稽古と合わせに戻りました。


甘いもののオンパレードだからもしもお菓子を持ってきてくれてカブっちゃったらどうしましょって思ってた。でもよくよく解ってる彼女たちのお土産はお肉! でしたヨ。ヤッタ~。



ピアノの音

May 08, 2016

クレマチス 'シルバームーン' が開く瞬間。


ふっくらした蕾には産毛があってとても愛らしい。
薄紫色を覗かせた内部は肉感的で、開く様子はまるで歌を歌い始めるかのようだった。

口内のような中心部から音楽が聞こえそう。


5月4日、春色のア・ラ・カンパーニュさんのケーキを前に
こんなゆっくりしたお茶時間がほしいってコンサート前は切望してたなって思い返した。


お稽古に追いまくられて、それでも日常はどんどん進んでいって、一杯一杯に動いてもいつも時間が足りなくて、なんにも考えない休息の時を5月4日は手に入れるんだわって何ヶ月も願って・・・だから


完全オフ! って決め込んでたコンサート翌日。
予定ではダラダラ10時くらいまで眠るつもりだった。


前の日に随分飲んじゃったし

  *食べ食べ飲み飲み

1日は練習しないでゆっくりしましょうって思ってたのに
溜まった用をこなしながら夕方になると、半日ピアノの音を聞いてないのが寂しくてたまらずに・・・エイって新しい楽譜を買いに行ってしまった。

これから譜読みするぞ~のプーランク譜でした。
買っちゃうと興味津々で弾きたくなって結局お稽古。

ピアノの音、本当に好きだな。



お茶とテーブルクロス

April 22, 2016

1日中雨が降ってた。


細い首に力一杯の大きなお花のラナンキュラスが、降りかかった水滴の重みに堪えかねてた。可哀想でカットして室内へ・・・


オカメインコちゃんが持って来てくれたマリアージュフレールのアッサム・アルムッティー (ハルムッティー農園の葉なんですね) の封を切った。


すっきりした苦みと富んだコク。ミルクティーで頂いた。
オカメインコちゃんありがとう! 美味しいヨ。


サメビタキ先輩からのお菓子も。
フルーツ系の焼き菓子は久しぶり。アッサムによく合いました。


そうそうモーパッサンにテーブルクロスの記述があったんです。
本当は晴れ着や装身具が好きだけど持ってない女性がたくさん空想する場面だった。

お夕飯のときは安月給の夫との家庭でお目にかかれないような晩餐を夢に描いてみる彼女は、実際には《三日も洗わないテーブル掛けのかけてある円いテーブルの前に》座ってるって叙述。

きゃ~・・・私、3日くらいテーブルクロスを洗わないなんてよくあります。3日で取り替えることのほうが少ないかも!

ポンポンってパン屑をお庭ではたくくらいで、特に汚れ目がなければ6日ももたせてることだってザラにある。


おかしい? テーブルクロスって3日洗わないのはすごくダメなことだったの?

モーパッサンではそれって貧弱な生活スタイルのシンボルの1つのように描かれてて、ショックを受けながらもっと洗いましょうと反省した日。



春の疲れ

March 23, 2016

春が近づいてくるとピンクやお花柄が使いたくなる。


サンタマンのお皿にディゴワンのカップを合わせてみました。
お稽古中のピアノ脇のテーブルです。

雑に置いちゃってるチョコが慌ただしさを示してる。


お稽古後に倉庫のゴミバケツ置き場へゴミを出して
スーパーマーケットへ買い出しに行こうって思った。


  *倉庫前と模様替え

スーパーの中でふと気がつくとゴミが入ったポリ袋を手に持ってた。疲れ過ぎ。恥ずかし過ぎ。



ロップイヤー、声と音

March 08, 2016

フランス・バドンビレーのお皿とオーストリア・アウガルテンのお皿。同じ薔薇なのに絵付けがすごく違ってるのを楽しみながら・・・


声と、その人が演奏で出す音は似てるっていう。

声は人が作り出す1等身近な音環境。
無意識の声が作り上げた音習慣を、楽器を持った時にも無意識になぞる部分もあるでしょうし、意識的に求めてる音に声と楽器の両方が添ってゆくところもあるのでしょう。

1人の人間が作る日常の声と音楽の音が似通っているのは必然かもしれないな。


声は生まれつきの因子ばかりじゃあない。
声の出し方、息の入れ方で随分と色合いは変わる。声域内のどの音域をおしゃべり声に使うかは当人の選択であり、選択した人の感覚をも表す。

緊張すれば上擦り、悪態をつく時は下のほうの声を使う。みな自然なことだ。同じ人物が日本語と外国語で使う声域が違いもする。

自分の感覚に拠れば、声は人物を大きく表してる気がする。


そして声や話し方が好みの人が奏でる音楽は心地良い。


落ち着いた声を出す演奏家は安定した音を出し、散らかった話し方をする人は散らかった音楽になっていると感じられてならない。少なくとも自分の周囲に於いては整合するようだ。

夫の声や話し方がとっても好きで、その生理的な好みは夫が楽器で出す音への好みにも通じてる。

今回トリオに参加してくれるロップイヤーうさぎちゃんも、初めソフトな声の出し方を好きだナって思ったんだった。一生懸命語ってる時でもちゃんと綺麗な音(声) を保ってた。其うした日常の習慣は楽器にも顕れてくる部分だ。

小さい声でも息の当たりや息の抜けが心地良かった。
演奏を聴いてみるとやはり好みのタイプの音だった。

楽しい一致。そして必然の一致だろうと思う。


*合わせでした



グノーとコント動画

February 05, 2016

オペラと違う雰囲気でカバー曲のようなグノーのワルツは置いておき、メイン動画は最後の数秒です。


フォーレ "五月" の演奏後、コードが絡まって一瞬コントみたい。
そして何事もなかったかのように解説開始・・・

関西人としては、笑える動画も載せたくなってしまった。




お休みの24時間

January 02, 2016

夫の髪を切ることから始まった、お休みの1日だった。


忙しかった年末にヘアサロンへ行きそびれた夫は、くしゃくしゃの癖毛が大変なことになっちゃってた。陽当たり良い朝に、南のお庭でパチンパチン。

其れから夫の眉を整えた。
結婚以来いつもしてる慣れた主婦仕事の1つです。


ちょっとだけお庭で初春の準備も♪


大きな株になった小手毬を鉢上げしてくれたり薔薇のウッドプランターを運んでくれたり、てきぱき動いてくれて大助かり。

新しいお揃いのスコップも使い勝手良くて嬉しい。先日、傷んで折れてしまったスコップに替えて2人でお庭用具を買い出してきてたのです。楽しい楽しい土いじりのあとは・・・


お昼ご飯を済ませてハイ練習。
一緒にみっちり日暮れまで合わせでした。


ベランダの草花が音楽的だったり、音楽の中に一緒に触れた自然が生きてたり、音楽と生活がずっと繋がってることが幸せで、

それさえあれば生きてゆけるなって改めて思った。


夜。


少しだけ事務作業があるのよとMacを置いてるプライベートルームへ行こうとすると、一緒に居てもいい? って夫がついてきた。

ずっと側で過ごした、のどかな24時間だった。



ケーキとマメマメ

December 06, 2015

ア・ラ・カンパーニュさんのタルト・テ・エ・ポンムが食べたいなぁって呟いた。ほわほわのクリームと層のコンビネーションが好きなのです。


数日して・・・
本番が終わった夫からお電話がかかった。

-- 今お店に来たよ。ケーキ買って帰るからね。幾つ食べたい?


嬉し~・・・


1つ。
って答えたのは単なる遠慮。

本当は幾つでも食べられるけれど、重い楽器ケースを持って疲れたお仕事帰りにわざわざお店を回ってくれただけで有難く、お荷物が加わるのが申し訳なかったのです。


1ヶ入りの小さいケーキ箱を持って帰ってきた夫は
続けてもう1つ取り出した。


今時期気に入ってるトゥーストゥースさんのタルト・ペカンでした。

タルト・テ・エ・ポンム1つだけって答えたせいで、わざわざお店をはしごして好きな他のケーキを買ってきてくれてしまった。1つじゃ寂しいでしょ? って。


なんてマメな・・・


ごめんね、返って面倒かけちゃったのね。
同じお店で適当に他のをもう1つ買おうって思わなかったの?

  夫はふんわり笑った。

-- だって桜ちゃんが一番好きな組み合わせは此れでしょ?


いつも細やかに優しくしてくれる夫にどうやったら気持ちを返してゆけるのかな。


*道順とマメマメ
*ゴメンね。とマメマメ
*薔薇とマメマメ
*噛みしめて。お年賀状とマメマメ
*ダブル合わせとマメマメ
*黄色いハンカチーフとマメマメ
*10.13写真とマメマメ
*音楽解説書とマメマメ
*カタツムリ石鹸とマメマメ



オタクと息抜き

November 30, 2015

井上究一郎様の御著書を購入。


プルースト "失われた時を求めて" 全訳という敬服する偉業をなさったお方のネルヴァル訳やマラルメ訳に興味があって求めた。

パティスリー・モンプリュさんのシトロンのギモーヴを頂いて書物の中に身を沈めながら、近頃頭を過る何でもない事について考えた。


昔、遊びに出かけるのが苦痛でたまらなかった。


勿論、誘ってくれるお友達が嫌いなのじゃあなかった。
出掛けた先での漫然とした時間が苦痛なのだった。


それは例えば1番綺麗だと考える形の音楽から引き離される時間であり、音楽に繋がる様々な文物の中に帰りたくてたまらなくなる時間だと感じてた。


学生のときは桐朋でもコンセルヴァトワールでもほぼ学校で暮らしてるくらい長い時間を学内で過ごした。学内でお友達と触れ合い、授業の合間や合わせの中で遊び、それらは音楽を彩るものだった。

馬鹿な学生だったから奏者のモノマネ弾きをしたり、棒振りをデフォルメしたり、くだらない事をたくさんした。そんなことだって思い出深い音楽時間だった。


其うした好きな世界から出る理由は見出せず、学業を終えたあとも変わらない嗜好でやはり所謂遊びに出るってことが苦手だった。


  だからずっと出掛けるのが嫌いなのカナって思ってた。
  パリで暮らして毎日のように外に出はじめて、
  外出嫌いって思い込んでたのは間違いって気がついた。

よく山手線の内側と同じって言われるくらい小さな面積だし主要な中心地はもっと小さい。だからとっても手軽に出掛けられた。


  外出目的はオタクの欲を満たす事ばかりだった。

文豪が住んだアパルトマンの前に行ってニヤニヤしたり
  作曲家がオルガニストを務めた教会のミサに与ったり
    文筆家の実家家業の会社の品を手に喜んだり
      絵画が描かれた場所の風景を見に行ったり

本当に楽しかった。


今は1番見たいものからは遠く離れて暮らしていても、無為と感じない大好きなお出掛けだって勿論ある。


修道院のお勉強会は何処で暮らした頃もいそいそと出向いていたし、其処でお友達と一緒になるのはとっても楽しい。


  つまるところ此れ等ぜんぶが自分の '遊び' なのだ。

だから自分の遊びを取り止めて、誘いに従い '遊び' という名の修練に出掛けるのが厭でよくぐずる。息抜きにどうですか? って誘ってもらって、ぐずりながら年3回ほどお勉強だとお腹を括って修行錬磨に出る。

苦痛を励まそうと、移動中すぐに好きな世界の中へ戻るための訳詩集 "シテールへの旅" を買った。

オタクの遊びに息抜きは要らないんだ、これ自体息抜きなんだからと思う。


(ぐずり過ぎて病んでる今日は此んな感じ。)



フォーレ "聴きいれ" 落合訳

November 20, 2015

あまり大きくはない食器棚に少しだけのカップたち。


食器棚の上のバスケットもお掃除ついでにパチリと写して
"聴きいれ" の訳を纏めます。

  *閉ざされた庭
  *聴きいれ
  *貴女の祈り


お祈りは、祈る者の心にもそれを目にする者の心にも平静な豊かさを与えてくれるなって噛みしめながら。



《聴きいれ》

             レルベルグ
              落合訳

貴女がその輝く両の手に
疲れた額を乗せるとき
私の愛が貴女の祈りの内に
聞き届けられますように

まだ震えている貴女の唇から
祈りの言葉が絶え、
金色の光を浴びた薔薇の
微笑となって和らぐ時

静かに黙する貴女の魂が
閉ざされた庭に眠る精の
柔らかさにつつまれて
悦びと安らぎを見出せますように



Alors qu'en tes mains de lumière
Tu poses ton front défaillant,
Que mon amour en ta prière
Vienne comme un exaucement.

Alors que ta parole expire
Sur ta lèvre qui tremble encor,
Et s'adoucit en un sourire
De roses en des rayons d'or;

Que ton âme calme et muette,
Fée endormie au jardin clos,
En sa douce volonté faite
Trouve la joie et le repos.


■パリの風 第20回リンク

*見る音楽
*パリの風の歩み
*パリの風の形態

*憧れの窓
*ボルドゥーとゴイェスカス
*グラナドス "窓辺の語らい" +Faure

  *"クリメーヌに" 落合訳
  *アヴェ・マリス・ステラ
  *フォーレ "クリメーヌに"

*マクダウェル "牧歌" +Dukas

*マクダウェル "ピューリタンの時代から" +Faure

  *閉ざされた庭
  *聴きいれ
  *貴女の祈り

*マクダウェル "ミッドサマー" +Faure

  *フォーレ "九月の森の中で" 落合訳
  *人生の秋
  *乾きと樅
  *森の安堵
  *深い森の中
  *失望の葉のひとひら

*ドビュッシー "マズルカ"



パリのタピオカちゃん

November 19, 2015

トゥーストゥースさんのタルトペカン。


大好物だった秋冬限定タルトが今年は再販売されたのネ! 親戚にお見舞いを送りに立寄ったデパ地下で発見しました。

どっしりしたナッツ菓子は大きなフォークで。先が独特の形をしてるのはノリタケカンパニーのVerticalシリーズ。とても古くってもう傷だらけです。

  今朝はお友達の話題。


パリに住む親友タピオカちゃんとは始終お話する。
私はタピオカちゃんが大好きで沢山のことに共感してる。


手術直後はいつものように、彼女の趣味の音楽のお話を書いてきた。

  *2015年11月の友人たち

もしもタピオカちゃんが傷の経過や愚痴や病院の瑣末事を報告してきても勿論耳を傾けたでしょう。でも彼女は其うはせず、普段から大事にしてるものの事を書いてきた。

事が起きても日常と変わらずに芸術への愛を示そうとする彼女の大きな主張でもあった。


入院中のメールには、彼女が書いた見えない文字がたくさんあった。


"メスを入れれば痛いに決まってる。入院が快適なばかりじゃないのは判り切ってる。貴女が心配してるのも私だって不安なのも確かで、だからって気掛かりをなぞる会話なんてナンセンス。それよりもっと素敵なもののお話がしたいの。"

そんな風に欄外に書かれてるようだった。
頑なにプーランクのことしか書いてこないメールに、タピオカちゃんらしい生きる上での美意識が見えて嬉しかった。


11月13日パリの多発テロは彼女のアパルトマンの目と鼻の先で起きた。


ショックを受けながらも受話器の向こうで、陰惨な事件を目の当たりにしたからこそ心から消したくない美しいもののお話をしたがってた。

彼女のこと、大好きだナ。



風邪の日はお掃除

November 14, 2015

クレイユエモントロー "フレーズ"。
お菓子がとっても似合うお皿です。


一昨日集中が続かなくて・・・どうしてかな? ってがっかりしてたら昨日から一気に噴出した熱風邪でした。ここしばらく気温変化が大き過ぎますものね。


悪寒がするし気持ち悪いしぐずぐずで、
ぼーっとなりながら拭き掃除。


クレミエに好きな陶器スプーンを立ててみたり
後ろの古いディゴワンのピシェを洗ったり。

しなきゃならない事に集中できない後ろめたさを払拭しようと
お掃除で誤摩化すのです。


風邪だからと非生産的な時間を過ごしてしまうと尚気分が塞ぐから


淡々と手だけでも動かして、起きてる時間を無為に使わないようちょっとでもできる事を見つけ出したがる。物事が進まない日の自分への言い訳のお掃除だなぁ。

でも隅々まで綺麗になると気分もスッキリしました。




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