La tableW



細胞診と西近代史とグラタン


December 06, 2011

クリスマスコンサートのお申し込みは明日の消印まで。
詳しくは、こちらの記事をご覧下さいませ・・・♪


細胞診のため病院へ行った。苦手な場所では本に没頭。1935年頃のフランス史、労働組合統合前後を読んでた。ロマン・ロランやアンリ・バルビュスなど文化人が大きく貢献した辺り。

明治の日本も思想家や文化人が政治の架け橋になりましたね。

政党上層部以外の人々を含む広い組織で動いたフランスに対してドイツのファッショは対照的。また同時代に絶対主義精度が支配していたスペインの内乱も興味深いの。

ごめんなさい、今日のブログはちっとも面白くないんですヨ。
細胞診の結果が出るまでドキドキだから書物世界へ逃避・・・
昨午前の拙いお勉強を日記代わりにちょこっとまとめましょ。

**


        《スペインの内乱》

第一次大戦後景気悪化 ← 水銀・鉄・亜鉛など資源豊富
              列強国が鉱物に目をつけていたため
              外国資本の勢力が増加
   ↓
労働運動隆盛 ← 農民の地位が農奴の扱いで劣悪
   ↓
1923年プリモ・デ・リベラ将軍の軍事的独裁政府
   ↑
反民主的な反動政治 ← 内政の改善無し
                   ↓
              世界経済恐慌で退却
                   ↓
               共和派の勢力拡大
   ↓
1931年王政倒閣 → 共和制樹立
                 ↓
         農地改革(貴族・教会の土地没収と農民への分配)と
         軍部改造(王党派大数の現状の人員改造)は無し
                 ↓
      貴族と教会が支配的なまま
                 ↓            
1933年右翼勢力勝利   ←  
        ↑   
       貴族支配が背景 
        ↓
1934年 封建制逆行に対抗する労働者蜂起 → 政府と軍隊が鎮圧
                                  ↓
                              人民戦線の結集
                                  ↓
1936年総選挙で人民戦線政府樹立           ←
   ↓
人民戦線の激化 → 右翼派運動の活発化
                ↓
              独・伊の援助を得る
                ↓
1936年スペイン領モロッコで反乱 → 長期内乱へ

          (村瀬興雄様執筆・責任編集 "民主主義の苦悩"
           の文章形式から個人的まとめ)

**


待合室で名前を呼ばれるまでメモを取って時間を忘れた。

終わったらば緊張疲れから酷くお腹が空いて、グラタンセットじゃあ足りなかった。帰宅してもう一度お食事し直してから、カフェオレとカステラも!

検査の結果は2週間後。



クリームシチュー

December 05, 2011

先週末、熱を出してデートをキャンセルしてしまった。


自分がせがんでおいて 自分がキャンセルして、挙げ句会えない事に捻じくれる。熱出したせいで もう1週間もお顔を見てないってお友達に愚痴る。

1週間?! お友達は無論呆れる。其んな馬鹿女の風を言うようになったの? って。うん其う。私は馬鹿な事っきりしてきてないけれど、今ほど酷くお馬鹿だったコトってあったかな・・・

ほうれん草のクリームシチューをぐるぐる掻き回して考えた。
煮え上がる間リルケ "形象集" を読んだ。


《或る四月から》

ふたたび森が薫る
ただよいのぼる雲雀の群は
われわれの肩に重かった空を引きあげ
木の枝を透かしてはまだ虚ろな日が見られたのに-----
永い雨の午後ののち
金色(こんじき)の日に照らされた
新しい時がよみがえる
それを恐れて逃げながら 遠い家々の前面で
すべての傷ついた窓が
小心にその扉をはためかす

それからあたりはひっそりとして
雨さえいっそうかすかに
静かに暮れてゆく岩の光に降りそそぎ
すべての物音は若枝の
かがやく蕾のなかへもぐりこむ

              (富士川英郎様訳)



静かな詩で少ぅし落ちついてみましょうよ・・・
病院浸けが本当に嫌になってきて、サボりたい気持ちになって
変テコな甘え癖が出てるんだわ。かっこ悪〜い。

今週も病院浸け。子宮の術後定期検診も行かなきゃならない。
目の前に積まれた検査、クリスマスまでに終わらせたいナ。

良い結果になりますように。



友の不在

December 02, 2011

今日の朝ごはん。


冬の朝によく作るカリフラワーのスープ。大麦パンと蜂蜜。
ティオレ。柿3個。

ちょっとダルくて気分が上を向かない。
また亡くなった友人の事を考えてしまった。

5月の入院だった。"パリの風" のリサイタルが彼がコンサートへ出向いた最後になった。

入院中もコンサートの度にメールが送られてきた。開始前、前半終了時刻や見計らって激励し、終演時刻にお疲れ様と書いてくれたのを相方さんと一緒に読んだ。

6月のコンサートからお客様にまで時々問われた。いつも来てる人は今日来られないんですか? って。"ええちょっと忙しいみたいで。" "ええちょっと身体の調子を崩したみたいで。"
また来てくれる日がくると信じたかった。

先回にもまた問われた。10年以上毎回毎回聞いてくれてたから常連のお客様は顔を見知ってて、席に居ないのを疑問に思われるようだった。

  私もお客様と同じ風に思った。
  どうして来てないの?
  ご機嫌な笑顔で座ってる筈なのにどうして?

コンサートの都度友人の不在が迫ってくる。
不在感がじわじわと大きくなる。

あんなにコンサートが好きな人に どうしてもう聞いてもらえないんだろう。


*生きててよ
*元気になって
*祈り
*病床の絵
*食べてね
*会いたいよ
*折れた百合
*会えたね
*祈りの花
*月の光と母性
*届きますように・・・
*ピアジュリのお約束?
*お便りいただきました
*生と日々
*ハヤシライス
*「ごめんね」
*ブルターニュの聖画
*軌跡
*再転院
*想い
*2011年8月
*退院と再入院
*本日県美コンサートです
*感謝です
*友人を亡くした週
*天国の友の薔薇

?僕がおうどん屋さんで見たこと
?僕が思う荷台屋さん
?僕が行ったお見舞い



なるほどパートナー楽器

November 07, 2011

ハッシュドビーフは

ちょっと得意料理。


ワインとドゥミグラソース、ブーケガルニでコトコト。最初によくアクを取ってローリエをパラリ。

拙宅でデッドストックになっていた40年前のノリタケ社カトラリーをおろした。

**


LICAちゃまのお話を聞いて、
パートナー楽器選択に面白く納得したの。


LICAちゃまとピアノデュオをしてた時、彼女がセカンドで私がファーストを受け持ってた。

LICAちゃまは他のピアノデュオでもセカンドを取るのですって。そういえば私はファーストしか弾いたことがない・・・

好みの持ち場は、好みのパートナー楽器にも表れるってコト、LICAちゃまのお話で気づいたのヨ。LICAちゃまのベストパートナー楽器はフルートって伺って、なるほどって納得をした。

きっとご自分が低音を受け持って、キラリキラリと華やかなお相手楽器の高音を聴きながら弾くのが好きなのね?

私の場合は正反対。低音楽器に支えられて高音を受持つのが楽しいの。だからファゴットやチェロに目がないのです。

確かに昔デュオの振り分けは、LICAちゃまは迷いなくセカンドを取って、私は迷いなくファーストを確保した・・・

うふふ、懐かしい桐朋レッスン室の青春の思い出。


音と持ち場の好みって
変わらないものなんですネ!

皆様はどんなお好みがおありですか?

**


今日は午後を12月のコンサート用譜読みに・・・
フォーレの愛らしい作品1や、サンサーンス・ソナタなど。
時間は一杯一杯でも豊かな1日にしたいナ。


*涙の朝
*ラヴェル "ラ・ヴァルス"



行かないで

November 01, 2011

昨日は楽しいコンサートでした。


遅くに帰宅してお腹が空いて、ガーリックラスクにフランクフルトにオリーヴにと 真夜中食べ込んでしまったワ。お夜食って冗談のように食べ過ぎませんか? 私、いつもだわ・・・

**


シャンソン特集では "人生は過ぎ行く" など演奏しましたヨ。

場末色たっぷりの曲。
振られそうな女がもはや愛されないと知って追いすがります。

行かないで、行かないで、
男への願い。そして人生への願い。

女の人生は、生活は、今自分を捨てようとしている男そのものだったのでしょう。

行かないで、捨てないで、
哀願し取り縋る。

**


酒焼けしたようなお声の歌い手さんが良いナって思ってた。
傷んだ髪と老いを感じる姿で、場末の女性を演じ歌われる曲ってイメージだった。

捨てられるとわかっていても縋らずに居られない。
孤独な明日を怖れ、しがみつく。

  ところがね、
  深々としたファゴットで歌い奏すると
  イメージが変化し広がりました。

品の良い柔らかな音色に乗せ、運命だと達観したような音楽観は蝶番君特有の世界でしょうか。

ファゴット&ピアノのシャンソンがすっかり気に入っちゃった此の頃です。




夏バテさん

September 11, 2011

散らかしちゃったコンロ周りをパチリ。


ネコヤナギ君から土付きお野菜がまたたくさん届いた。
本を読みながらポテトグラタンの下ごしらえをした。

お鍋でよく火を入れて、味を馴染ませてからグラタン容器に移し替えてオーブンに投入するトロトログラタンが好き。

読んでいたのはスタンダール "赤と黒"。
先日読み終えた歴史本にジュリアン・ソレルの描写があったの。
昔に読んだ赤と黒の主人公・・・名作を再読したくなった。

**


お鍋は良い香りを立て、お味も大切なお客様のお好みに整えた。
ブーケガルニにミュスカード多め。黒胡椒も効かせて・・・
おいしいって言ってもらえるとイイナ♪

  ところがやって来たのは酷い夏バテさん。
  ハードスケジュールですっかり体調を崩してた。
  可哀想、夏の疲れがどっと出たのね。

2日間食べられずに お口に物を入れると戻してしまうってフラフラしてる。え〜、そんなので来ちゃってどうすれば良いの。

吐いてもいいから食べたいかもって・・・
おふざけを言う場合じゃあないんだのにね。

寝込んでたと聞いた前々日も、私幾度かメールを送って普通にお返事貰ってた。寝ながら打ってたって知らなかった。どうして言ってくれないんだろ。甘えんぼをしないの?

まずは刺激が少ない薄〜いキャラメルティーで水分補給。
ドライをかけたお部屋で、耳下リンパに冷たいタオルを当てて寝かせる。

グラタンは打ちやって、代わりに片栗粉を練り始める。
ほんのり薄甘くして火にかけながら ぷるぷる透明なゼリー状の柔らかな片栗食でカロリー補給です。

ゆっくり少ぅしずつお口に入れられるように小さなスプーンをつける。完食。全部受けつけた。意外なヒットだったみたい。

タオルを取替え、おでこを冷やしながら思った。
"赤と黒" のジュリアン・ソレルを甘やかすレナール夫人は此んな気分だったのかしら。

夏バテさんは元気になってくれた。



何故本を読む?

August 24, 2011

お鍋いっぱいの辛い辛いカレー。


くつくつ煮込む間、本を読んだ。

作りながらする洗い物も片付いたあと、辺りの拭き掃除も済んじゃったとき、お鍋にもうちょっと火を入れる間にページを捲る。

1830年代ドイツ自由主義から、同時期に専制的親政を目指したオルレアン朝ルイ・フィリップまでのヨーロッパ史・・・サンサーンスが生まれる頃ネ!

  ポール・ヴァレリーは《歴史は錬金術である》 って
  書いてるのですって。

《どのような希望も満たしてくれるし、どのような逆境もなぐさめてくれる。軍国主義には軍国の歴史を、民主主義には民主政治の歴史をあたえる。》

なるほどと思う。1つの歴史が読み手の視点でカラーを変える。
私たちは何事も自分のフィルターを通してしか見ることはできないけれど・・・ 

だから出来るだけまっさらなフィルターを備えたくて また新しい本を手に取るのカナ。



ずっと弾いていたい

August 20, 2011

今朝は8時ごろの

遅い朝食だった。


ズッキーニとベーコンと茄子のパスタにした。添えたのは砕いたゴルゴンゾーラチーズ。オニオンとニンニクのベースソースに白ワインを加えて延ばした味付けが夏らしくって美味しかった。

お洗濯機を2度回した。タオルケットとシーツを洗った。

昨日たっぷり丸1日中合わせて、気持ち良い充実を得た。
浮き立つようなサティや、しっとりしたモーツアルト2楽章がまだ身体に残ってる。

練習録音してみて、バランスを聴いて、合わせて、タイムを計って、計算して、プログラム前後半のタイム差引きで入れ替えて、また計算して、弾いて・・・

  どんな遊びより楽しい1日。

弾いてるとどうして穏やかで上機嫌なんですかって問われた。
普段の短気がピアノの前では陰を潜め、いつも楽しくやっているから。Mac移行で頭が一杯だったのでご返事も変テコ。

  ピアノを通して感情をどんどんアップロードすると
  中のファイルを削除できて軽くなるから
  うんと機嫌が良くなって、

  弾き終わると、アップされてる沢山のファイルを
  小さいフォルダに一挙ダウンロードしなきゃなんなくて
  負担がかかるから、ずっと弾いてたいんです。

**


ずっとずっと弾いてたい・・・変質者的な答えによく付き合って頂きました。

すべき曲だけでも大量だった上に、今後やりたい曲も少し初見音出しして、休憩にファゴットを吹かせて頂いて・・・変態さん仕様の合わせでした。


   *フォーレをちょこっとお披露目するのは
   9月8日の午前のラジオでネ!



エピクテトス

July 18, 2011

ネコヤナギ君が届けてくれた採れたてタマネギたっぷりで ハッシュドビーフを作った日、エピクテトスについて書かれた文章に出会った。


エピクテトスは大好きなストア派の哲学者です・・・♪

**

《エピクテトスが船客に向かって言っている。

"きみのこの嵐のこわがりようといっては、まるでこの大きな海を全部飲みほさなくてはならないかのようだ。しかし、きみ、きみが溺れるにはほんのわずかな水だけでいいんだよ" と。

かれは、この恐るべき荒波がほんとうの危険をけっしてしめすものではないことを、確信しているのだ。

人はこう言いもし、こう考えもする。
"怒りたけった海だ、奈落からの声だ。荒れ狂った波だ、これは悪い兆候だ、襲撃だ"

これはけっして事実ではない。重力による動揺、潮流、それから風なのだ。悪い運命などではけっしてない。きみを殺すのは、この物音やこの運動のすべてではない。けっして宿命などでもない。難破しても助かることがある。静かな水で溺れることもある。

ほんとうの問題はこうだ。
顔を水の外に出せるかどうか。》

                     (白井健三郎様訳)

**

怪我や病気、物事が上手くゆかないとき、物理的苦痛だけの筈が精神的苦痛に絡まってしまうもの。本末が見えぬ方向へ流れるもの。

  けれど違うのね。

     本当の問題は、顔を水の外に出せるかどうか。
     
  其の考えへと行き着けば とても単純な努力ができる。
  思考活動は単純な努力ができるようになるためにあるのかも・・・って
  思うことがある。



「ごめんね」

July 05, 2011

ごめんねって

友人が言ったのは、


最初の病院に入院して2度目の検査の日だった。1度目の結果は、末期癌が転移して手の施しようがないってことだった。しばらく経って再び検査をした。

治療できる可能性が本当にないか、お医者様と今後を話合って・・・

   いい報告ができなくてごめんね、って。

**


私はその言葉を無視した。"でも大丈夫よ! " って言った。
お話の流れがわかっていない風なお返事をした。

かけがえのない大切な友人に此んな形でごめんねって言われた者は、他にどうお返事できるだろう。大丈夫よ、死なないのよ、ずっとお友達でいるのよ。

ごめんねって何よ、ごめんねなんて言わないで、って思った。

**


食道で大きくなり過ぎた癌が邪魔をして固形物が飲み込めない友人に、食べやすくて栄養価高いものをいつも探す。

頻繁に頂くオートミールを子供のときから4kg缶か、小さくても750g袋で見てた。拙宅でお米を炊くより幾倍か多く食卓にのぼるオートミールを見て、友人が食べられないかしらって思いついた。

お水から弱火でよく煮て、ゼリー状になった部分だけを漉してミルクで伸ばしてみた。うん大丈夫そう。

**


あれから無視をしたままの ごめんねの言葉。
私には其うとしかできなくて・・・


*生きててよ
*元気になって
*祈り
*病床の絵
*食べてね
*会いたいよ
*折れた百合
*会えたね
*祈りの花
*月の光と母性
*届きますように・・・
*ピアジュリのお約束?
*お便りいただきました
*生と日々
*ハヤシライス

?僕がおうどん屋さんで見たこと
?僕が思う荷台屋さん



ハヤシライス

June 30, 2011

大切な友人のことを日に幾度考えるだろう。


今どうしてるだろう、どこが辛いだろう、何か欲しがってないかしら・・・
気になってたまらない。

心優しい友人は私が病気をしたとき、代わってあげたいって言った。
手術で輸血が必要になるかもって言われたとき、僕の血を全部でもあげたいって言った。

友人が漏らした優しい言葉は、何年経っても忘れない。

**


     合わせのあと蝶番君とハヤシライスを食べたの。
     出てきたお皿を見て、またすぐ友人の顔が浮かんだ。

食道で大きくなりすぎた癌が邪魔をして固形物は飲み込めないけれど、ハヤシライスを漉せば全粥にかけて食べられるんじゃあないかしら・・・って。

食後メールを打った。お野菜やお肉の栄養が溶け出したハヤシライス、食べられそうだと思わない? って問うた。お返事が返ってきた。

"うん。前から思ってたよ。でも具は要らないから漉してくれなんて、レストランでも言えないからね。"

     はい?? 読んで唖然とした。
     バッカじゃないかしら・・・。 声に出して呟いた。

食べたいなら、どうして言ってくれなかったの・・・?
信じられない。そんな簡単なもの、いくらでも作るのに。

私ばかりがお世話になりどおしで、友人はどうして こんな時になっても自分がしてほしい事を教えてくれないんだろう。

ハヤシライス、タッパーに詰めて病室に飛んでいった。
慌てたから、まだ中身が熱いまま蓋をしちゃった勢いで。

*生きててよ
*元気になって
*祈り
*病床の絵
*食べてね
*会いたいよ
*折れた百合
*会えたね
*祈りの花
*月の光と母性
*届きますように・・・
*ピアジュリのお約束?
*お便りいただきました
*生と日々

?僕がおうどん屋さんで見たこと
?僕が思う荷台屋さん



食べてね

June 12, 2011

ノベルティ夫妻にお招き頂いた。


        《お献立》

鱧鮨
鱧の煮こごり、オクラのもろ味噌添え、
鮎の蓼焼き、鳴門穴子と長芋梅酢漬け
牡丹鱧の吸い物(筍真丈、蓬麩、柚子)
御寿司(中トロ、牡丹海老、あおり烏賊)
鱧すき
和牛たたき風
鱧ちり(酢どり茗荷、酢味噌)
筍木の芽焼き
鱧茶漬け
果物

帰りの車。ノベルティ夫妻は、ちょっと量が多かったと仰った。
私はぜんぜん足りなくって、倍は食べたいと思った。ちょっぴりずつなんだもの・・・ 帰宅してお夜食に軽くスパゲティを食べた。

馬鹿馬鹿しい食欲。病気の友人に食欲を分けてあげたいと思った。

**


お夜食を食べた上に 夜中にアイスクリームをふたぁつ食べた。
お夜食のあとの軽いオヤツよ・・・って自分に言い訳した。

病室へメールで書き送った。
蒸し蒸しする日だったからアイスクリームが美味しかったヨって。
スッキリして気持ちいいヨ、栄養もカロリーもあるヨ!

アイスクリームを食べてみたとお返事くれた。
翌日はシャーベットも食べて美味しかったって。

嬉しくてちょっと泣いた。


果物のお話をした。生ジュースも美味しいよねって書いてみた。
売店に生ジュースがあるかもしれないから飲んでみると言ってくれた。

口に入れてほしいと思う気持ちを
受取り叶えてくれてありがとう。


焼かずに固めたなめらかなプリン、じゃが芋やニンジンのポタージュ。飲み込めそうな物を選んで話してみる。食べ物のレパートリーが増えたと喜んで、外出ができたらマーケットへ行きたいと言ってくれる。

食べる意欲、生きる意欲を持っててくれてありがとう。


ホタテちゃんが彼を "硝子のハート君" って呼んだ。
私たちが祈る気持ちに硝子のハートで一生懸命答えようとしてくれて ありがとう。

長い年月貴方が支えた人たちは皆、貴方を支えたいと思っています。

*生きててよ
*元気になって
*祈り
*病床の絵



元気になって

June 08, 2011

病気の友人の事が頭から離れない。


テーブルを見て食欲を戻してほしい。
鶏肉の手羽元の赤ワイン煮込みと おじゃがファルスを作った。

@おじゃがを電子レンジで柔らかくして皮付きのまま中を繰り抜く。上手く立つように、縁を残したほうが後で扱い良いかも。

Aベシャメルソースをつくります。おじゃがに合うようバターを少し多め。

B繰り抜いた中身をむらなく伸ばし、ベシャメルソースを混ぜて、プロヴァンスハーブを加えます。

C味付けしたBをおじゃがの殻(?) に戻してパルメザンチーズを振り、頂く直前にトースターで数分。

**


病気の事を知った人はまだごく少ない。
私も入院先も教えてもらえない。
早く会いたいのに教えてくれない。

日に幾度か病室とメールを交わすだけ。
何処に届いてるのか判らない。
電波を追いかけてゆきたい。

お祈りばかりして涙ばかり流れて
どうにかしてよと思う。

6月のライブは入院外出できないかもしれないと言う。
当たり前でしょう! 何言ってるの・・・ってまた涙が溢れる。

珍しいマカロンを見つけてたのに渡せないままになってると言う。
お馬鹿じゃないかしらって また酷く泣かされた。
どうして此んな時にマカロンなの。

だったら元気になって。
元気になってマカロン手渡して。

*生きててよ



PJにて。ファゴットの魅力

May 27, 2011

雨続きの夕刻、

グリーンのお皿を使った。


爽やかな気分になりたくて・・・♪
テーブルへサーブすることが多いから 食器を先に並べちゃうの。

食卓の話題は、6月にピアジュリで演奏させて頂くファゴットについて・・・

**


東京の音楽大学時代はファゴット伴奏をしたことがなかったの。
ファゴットの魅力に惹きつけられたのは フランスのコンセルヴァトワール時代からでした。

一等長くついたお師匠様ジュヌヴィエーヴ・イバネス先生がファゴットやバッソンと頻繁にアンサンブルをしてらして、ファゴットはいいわよ、貴女もおやんなさいよって しきりと仰ったの。

側で見てて羨ましくなった。当時サックスデュオがやけに多くてファゴットとご一緒する時間はとてもなかった。専ら聴かせて頂くばかり・・・
きっとね、だからこそ自分の中にはっきりした求めを持った。

**


自分はファゴットと弾いてもいないくせに、聴き込むうち大変明確に欲しいファゴット像ができてたの・・・

お師匠様が幾度となくパートナーをご紹介下さるごと、おナマを言った。私はあのようなファゴットの音楽とは ご一緒したくないんですって。
お師匠様が呆れるほどに勧めの都度イヤって拒み続けた。

大好きな楽器は尚、大好きな演奏にピアノをつけたい。
私にとっては至極単純な理由でした。

**


1990年代前半シャルル・デュトワが頻繁に来仏した頃、好きなファゴット奏者様がいらした。デュトワ率いるモントリオールで当時主席のファゴットが 求める演奏に近かった。

オケ中でしか拝聴したことがなくって お名は失念した。後にファゴット奏者が替わられてから、オケにも以前ほどの興味はなくした。

どれだけファゴットに拘るの、ってお師匠様は笑った。

**


私が求めた幻のファゴットは、ほの暗く、包み込むような音だったの。

質高い色香と 憂愁に満ちた表情の音・・・


    瑞々しい歌声から 空虚に枯れた吐息へ、
      暮れ落ちるフレーズから 艶やかな浪漫思潮へ・・・ 

  幾つものデリケートな面持ちを備えたファゴット演奏に出逢いたくて
  聴きたくて、一緒に弾いてみたくって。

**


だからお師匠様のご紹介を皆までも ふいにした。音出ししてみた奏者様のことを酷い風に言った。

お師匠様は、いい加減になさいと叱らなかった。
長くついたからお方だから、イヤと言えば説き伏せられない頑固と熟知なさってた。

それでも幾人かの奏者様とは楽しいファゴットアンサンブルの機会も持てました。

其うして今年1月初め、蝶番君と音出しを開始してみて・・・

  *合わせのお客様

数小節で参っちゃった。すぐご一緒に弾きたくなっちゃった。
求めてたままの、しなやかで憂いを帯びたファゴットの語り口。

うんと楽しみなライブは6月24日PJです♪



春から初夏へ

May 24, 2011

肌寒い日に作る

クラムチャウダーが好きになった。


嬉しいコトがあった日に食べたものがまた食べたくなる。思い出ご飯が増えてく。知人が増える。偶然が増える。楽しみが増える。

体調は不全だったけれど良い春を過ごした。

**


4月の異動時期は様々な連絡があった。

部署が変わりメアドが変わる方、職場のお引越しの方。コンサートのお仕事関係は 担当の方の退任や後任のご連絡。

昨年コンサートをさせて頂いた主催様も、音楽イベント担当が変わられた。後任の方からお知らせメールを受けるのはよくあること・・・

"4月から、先年担当者の後任を
させて頂くことになりました --と申します。"


そんなメール・・・
だのに呼びかけが "桜ちゃん" だとしたら?
ものすごく驚いた。コレなぁに?

**


差出人ったら再従兄だった。もっと驚いた。

遠縁の親戚同士って普段にはお仕事内容のお話なんてしないものですよネ。お勤めのコト知らなかったのヨ。

市内施設のコンサート担当になったって・・・
社内からのご挨拶だったから返信も社内へ。

でも書き出しは、"お兄ちゃん! 桜です。"
楽しい偶然。

**


譜読みしたいソロ曲に手をつけはじめた。
カフカの長編を読み終えた。

昨日の合わせは相変わらず とっても気持ち良い時間だった。
長い時間、夜遅くまでかけて一緒にじっくり曲に触った。

お庭に薊が咲いて 苺が生った。
コーヒーゼリーが美味しくできた。

雨を受けたミントが元気に光ってる。
明日は美術館へ行くお約束。



寒い日の暖かいもの

April 20, 2011

4月半ばを過ぎたのに夜冷え込んだ。


挽肉の間に生姜をたっぷり仕込んだシュー・ファルス。ハーブと、強めの黒胡椒と、ネコヤナギ君の玉葱を詰めてコトコト。

身体がよく温まる。トロトロに煮えたシュー。生姜の香り。

ちょっと得意な大きめシュー・ファルス。思いがけず4つも食べて貰えちゃったのが嬉しいお夕食。

明日4月21日はピアジュリ・ソロライブです。どうぞお越しくださいネ・・・♪



ポテトピューレ苦戦

April 17, 2011

ショパンのお国の琺瑯メーカーさんの


emalia OLKUSZは1907年創業の文字にピンと来て求めたもの。ピアノレパートリーの時代真ん中ですもの。お値段もとっても良心的。
此のお鍋で幾度かポテトピューレを作ってみてる。

以前食べたカルトッフェルンピューレの理想を描きながら作る。子供っぽいお味になりがちな一品だから黒胡椒多め、ムスカードを足して、生クリームは少なめを試す・・・。

ちょっと苦戦。じゃが芋のお味がミルクやクリームに負けて、どうしても締まりない感じになる。スパイスが馴染まない。

LICAちゃまが教えてくれた。日本のじゃが芋はヨーロッパのに比べて水分が多いからじゃないかしらって。考え足らずだったワ・・・ じゃが芋探しが先なのね。

お隣のお兄さんがお庭パセリを塀から手渡してくださったから、今日はパセリ入りを試しましょう。

**


ソロ本番前の息抜きにキッチンで色々挑戦中です・・・♪

4月21日はピアジュリ・ソロライブですヨ。
お誘い合わせの上、どうぞお出ましくださいネ・・・♪



お料理の興味

April 09, 2011

2日続きでお医者様の日。


昨日は2箇所の治療予定が、身体のために2本の麻酔を使わないほうがいいって結論になって中途になっちゃった。

骨髄炎、長引きます・・・ でもいつまでかかるの? ってあまり思わない。良くなったり悪くなったりしながら其のうち治るでしょって気楽なの。気楽を重ねるからよく叱られる・・・お医者様にも・・・

それより興味はピアノと読書と美味しいもの。
オープンサンドの具を色々揃えて、セルフで取るお昼にしましたヨ。

具のポテトサラダはドイツのオミヤ、カルトッフレを混ぜ込んだ。卵には黒胡椒をたっぷりと。タンドリーチキンも私が作るとフランス臭い。プロヴァンスハーブ多用です。

もうひとつのトレイにはオリーブとピクルス、それからエマンタルチーズを溶かして練り混ぜたマーガリン、ピーナッツソース。軽く潰したアボカドのレモンソース和え。

あっという間にできちゃうのに不思議に好評なサンドイッチのお昼。

**


今はグラタンを研究中。ベシャメルソースって合わせる具で間が抜けるときがある。お水でのばす代わりに白ワインを使ったり、玉葱で甘くなりすぎないようエシャロットを合わせたり、にんにくを多めにきかせたり。

白いソースだからブラウンマッシュルームが可愛く映える。滑らかなクリームの中で食感がしっかりしたお野菜を試す。まだまだお勉強中の一品。

お料理って音の組み合わせと同じですネ・・・♪



「水に浮かぶ花」落合訳

March 26, 2011

ネコヤナギ君のお野菜を寸胴鍋でくつくつ煮る。


沸き立つ表面が "水に浮かぶ花" の情景みたいって覗き込んだ。
詩っていうよりまるで物語なのね・・・

《水に浮かぶ花》

               マンデス
               落合訳

歪んだ霧に覆われた海の上
美しい人が歩いていた
夜の海の上を!

苛立って薔薇を、
静まらぬ美しい薔薇を唇にくわえて。

残忍な風、
唸るハリケーンが
彼女にくちづけ、奪い取られた花!

黒ずんだ大洋に夜の闇薄れる時刻、
3本マストが沈んだ場所に漂う花・・・
波は暗い畝に花を弄び
花は蝶たちの浮標に変わった

この夜以来
飛沫、うねり
しぶき上げ砕ける轟音も

アルキュオネもツバメも
闇も星も
愛を失った

曙生まれ出で
深く澄んだ水の上・・・
海の全ては一輪の薔薇のために


《La fleur qui va sur l'eau》

             Catulle Mendes

Sur la mer voilée
d’un brouillard amer
la Belle est allée,
la nuit, sur la mer !

Elle avait aux lèvres
d’un air irrité,
la Rose des Fièvres,
la Rose Beauté !

D’un souffle farouche
l’ouragan hurleur
lui baisa la bouche
et lui prit la fleur !

Dans l’océan sombre,
moins sombre déjà,
ou le trois mâts sombre,
la fleur surnagea

L’eau s’en est jouée,
dans ses noirs sillons ;
c’est une bouée
pour les papillons.

Et l’embrun, la houle
depuis cette nuit,
les brisants où croule
un sauvage bruit,

L’alcyon, la voile,
l’hirondelle autour,
et l’ombre et l’étoile
se meurent d’amour,

Et l’aurore éclose
sur le gouffre clair
pour la seule rose
de toute la mer !


(ブログバージョン更新後、新しい版に
アクサンが反映されてないようです。)


**

合わせで音符を追いながら少しだけ視界に入ってきた単語に、とても興味が涌いてた。同じお花を "薔薇" "花" って呼びわけてるところ。

指示的名詞句の書き換えじゃあなくて、薔薇と花が分けて書かれてるように思えた。

女性の唇にあるとき、生の色を持ってるお花の場面は"薔薇" ・・・。風に奪われ海へ落ちると "花" になる。特定のお花の種類がはっきりしない姿にくしゃって形が果ててしまったの?

それとも "薔薇" とは、生気と気高さを保つときにこそ使いたい言葉だったの?

最終行、海に落ちた花へ追悼の呼びかけは "薔薇" (薔薇だったものとして・生前の姿としてでしょうか。)に戻ってる・・・

それが此の詩の最初の興味でした。
薔薇と、楽曲と、物語詩の変容をテーマにしたくなった。

**

訳について。

第一パラグラフamerを直接訳していませんが、voileの "ヴェールに覆われた・もやもやした" を "歪んだ" と表現することでamerを含みました。

シュレアリスムは宣言が出された1924年から大戦終結の1945までがおよその設定でマンデスは半世紀早いのですが、ジュール・シュペルヴィエルのような世界を描くところが面白かった。

*海原の娘(1)虚構現実
*      (2)幻想の意味
*      (3)普遍性への問

第4パラグラフ原詩にsombreが重なります。

Dans l'ocean sombre
moins sombre deja,
ou le trois mats sombre

1つ目のsombreは海の情景を指すため "黒ずんだ大洋" としました。
2つ目はもうそれほどには暗くなくなった夜明け近い時の流れを示すので "夜の闇薄れる時刻" とし、
3つ目は過去の沈没事故を表して、動詞sombrerで "マストが沈んだ" を置きました。

此の部分とっても面白くって・・・フォーレがつけたメロディーも3つとも違ったsombreの扱いなんです。
@黒ずんだ海は下降6度、A闇薄れ朝が近づくと浮かせるような同音3つ打ち、B沈没は下降。

こんな風に楽しみながら訳しました。

物語の最後に夜明けの頃が描かれます。
"深く澄んだ水の上" は原詩にない "・・・" を挿入して時間をとりました。
何故ってラストが2分の4拍子に設定されているから・・・

追記はまた今度ネ!

*"墓地にて" 落合訳
*神戸外国人墓地

*"クリメーヌに" 落合訳
*アヴェ・マリス・ステラ

*"ロマンス" 落合訳

*"水のほとりに" 落合訳
*サンピエトロ、体と遺骨

*"リディア" 落合訳
*"この世にて" 落合訳
*"ゆりかご" 落合訳
*"漁夫の悲歌" 落合訳
*"森の鳩" 落合訳



ミネストローネ・レシピ

March 02, 2011

ひと雨ごとに空気が和らいで、春の気配が感じられますね。


ダンテ "神曲" を読み終えました。

おじいちゃまが勧めるようにイタリア語で読むことなんてとてもできないって思ったワ。日本語で読んだって大変だったもの。

  *本がある風景

長大な精神史詩って呼べるのかしら・・・ ブルックナーシンフォニーを全曲も聴くような重量感。

寿岳文章様訳を選んだのは、堀田善衛様が解説をお書きだったから。書物の読み方の深みと鋭利さが際立ったお方・・・大ファンなのです。堀田様は此様にハッとする事をお書きでした・・・


《神聖喜劇のこの天頂から見降されるものとしては、
ゲーテの "ファウスト" を経て、バルザックの "人間喜劇" へと、
人間の視線が次第に、天頂からは降下し、地獄からは上昇して、
真直ぐに人間が人間の眼を直視するに到ることも
納得されるのである》

《人間の視線が、天国と地獄を注視することをやめて、
地上をのみ水平に見るに到ったことが、
人間にとって果たして幸福なことであったかどうかをも、
この "神曲" なる神聖喜劇は、読者諸氏をして
再考せしめる筈である。》


**


最後をキッチンで読んでた。お鍋をかけて隙間読書ネ。

今の季節によく作るミネストローネ、お友達にレシピを問われたの。相変わらずいい加減な目分量人間で放り込むだけだから、ご参考にもならないメモしか・・・

オリーヴオイルでニンニクとエシャロットの香りを立ててから材料を炒めます。写真はネコヤナギ君の土つきニンジン、キャベツ、お大根。お肉には炒めるとき臭み消しにタイムを少々。

スペイン風にお豆類多めにするのが好きだから、大豆とレンズ豆を。別煮したお豆類を一度洗ってから胡椒など絡めて炒めると、あとでお鍋の中がお豆くさくならない気がするのヨ。真偽は知らないワ・・・そんな気がするだけかしらね?

火が通り難い順に少な目のお湯をかけたお鍋へ放り込む。この時は少量のお塩で煮てローリエを加え、柔らかくなってきたらブイヨンとたっぷりのトマトを投入し、ワインを入れてコトコト煮込みます。

プロヴァンスハーブ、香り胡椒、パプリカパウダーなどで整え、ブラック・オリーヴをゴロゴロ入れる。もしあれば仕上げにパセリと粗く削ったパルメザン。

そんな感じ・・・至極適当。間違った作り方かもしれないワ。


**


午前のうちにマクダウェルの暗譜を上げてしまいたいのです。
頑張りましょ。



ミネストローネとお友達

February 26, 2011

日々とお友達、

いろいろ、いろいろ。


神戸の百人色紙展に出品用の一式が 神戸芸術文化会議から到着した。今年は詩とコラージュに決めた。パラフィン紙を皺にせず貼る方法がわかんなかった。

美大出のカモノハシちゃんが教えてくれた。"澱粉糊を水で溶いて筆で塗ってみ。アラビア糊はゴムの木だから。" 言われた通りやってみた。あとはオークションで手にされた方へのご説明や出展票を書くの。

入院されたお友達にお見舞いを発送した。退院どきにプレゼントがおうちで待ってるように。

蝶番君が17世紀フランス・バロック譜の指示用語を問うてきた。ラテン語でもフランス語でもない単語。わかんないから言語学のアサリ君に質問した。アサリ君すぐ丁寧に教えてくれた。ラテン語語源を誤って考えられてた単語で古い言い回しと教わった。

ご近所さんのニャンコが脱走したってチャイムが鳴った。お外に出たことない子だのに、お医者様を嫌がってゲージから飛び出したって泣きそうなお顔。迷子ニャンコ探しのビラを預かった。

レッスンは受験生ちゃんが旅立って一段落。
自分のソロは暗譜の渦に窒息中。

デュオの音バランスを試したくって天井高がある場所を求めた。画廊のお友達にふと問うと、候補場所のオーナーにいつでも繋げてあげようと快いお返事いただいた。

ゲンゴロウ先生と沢山おしゃべりして楽しかった。

レモンカナリアちゃんをしばらく見てない。タマゴカナリアちゃんの受験の様子が気になってて、前を通るごとお庭を覗き込む怪しい人になる。

おじいちゃまが脚の手術をした。メールが滞るけれど心配しないでって、お嬢様から連絡が来た。苦手な英語のご返事は辞書がなきゃ書けなくて、ちょっと凹んだ。

ネコヤナギ君から届いたお野菜と お隣さんが下さったお大根でミネストローネを普段より少し丁寧にたくさん作った。来る人ごとに振舞った。

其んな日々。
体調はなかなか戻らない。動きすぎてるカナ・・・熱も上がっちゃった。



シャッフルCD

February 16, 2011

ギリシャから2度目のオミヤ。

ゴゾ島の酢漬けと山羊のチーズ。


お食事仕度をしながら曲候補に頂いたCD聞いてビックリしたのよ・・・

デュティユ、ケックラン、マルセル・ビッチ、タンスマン、ボザなどフランス近現代のマニアックなラインのCDだった。ビックリしたのはね・・・

ソフトの不具合で 焼増した曲たちがシャッフルされてしまってたコト。ある作曲家の組曲2曲目の次に 別の作曲家のソナチネ3楽章がきて、また別のピース最終曲が続く風。クチャクチャなの。

どの曲も知らないワ。そしてねロマン派ならばともかくも、フランス近現代でシャッフルされれば幾種類かのパズルを一どきにぶちまけたみたいな様子なのヨ・・・


**


それでも曲ってわかるものなんですね・・・
知らない曲ばかりでも、楽曲にはちゃんと各人生の香りがあるって痛感したの。

フォーレに師事したケックラン。私も通ったラ・スコラ・カントリュムの教授も勤め、プーランクをお弟子に持った彼からは中央の香りがした。

音楽の中で存在が強いの・・・ 対位法や理論で名声を得てフランス音楽盛んな時期にパリの中央に据えられた作曲家らしく、シャッフルされた欠片も非常にアカデミックで安定してた。

片やフランス6人組と並んで活躍しフランスで家庭を構えたタンスマン。ナチス時代に亡命を余儀なくされたユダヤ系の彼は、シャッフルされた欠片にもジプシー精神や悲哀の色が濃い。

音楽って此んなにもはっきりと 作曲家人生と土地の香りを漂わせるのね・・・


**


曲目予測に間違いないワって自信があった。


"香りがしたから、きっと当たってると思う。" って言った。
念のため全て楽譜で確認・・・ ホラ全問正解・・・♪


**


これはね、きっと少しも特別な事じゃないんだワ。
物事は 其の物事の香りを纏うだけのことね。

ダンテも "神曲" で書いてたもの・・・


《人間の技は、弟子のその師におけるがごと、
能うかぎり自然に従うことわりを。》
                        (寿岳文章様訳)


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哲学は詩

January 30, 2011

サッカー・アジアカップ優勝〜!

延長試合は手に汗を握りました。


試合開始の0時前に目覚ましかけて午前2時半まで・・・ ふらふらになったワ(笑) 良い試合を観せていただきました。起きてた甲斐ある試合で本当に嬉しい・・・♪

毎試合思うけれど長友選手の運動量と体力、すごいわねぇ。キャプテン長谷部選手は大好きなのです。バランスが取れてて安定してて。頭のいい方ねぇ・・・って感心しながら観戦しました。


**


ダチョウ君とご飯を食べて興味深い言回しを聞いた。
"哲学は詩と同じだ。" って・・・

意味するところは、哲学と詩って書かれた言語ならばすんなり心に入り、書かれた言葉で読まなければ意味感覚が違ってしまうってコトだった。

私にとってカントはとっても難しいナ。訳文を読んで展開に戸惑う。どうしてそうなるの? ってキーは原文でのロジックに相応して展開されてるのだもの。

原文が読めないから仕方なく与えられた訳を与えられたままに開く。語られる言葉をまるで哲学用語のように考える間違いを起こす。

音楽用語と同じに、ほんとうは何れも一般語句が基だのにネ。哲学史上で用いられ方が変化したもの以外、所謂哲学用語って存在していないのに・・・

用語として探った末に道筋が複雑化して意味がわかんなくなっちゃう。

そりゃそうさ、ってダチョウ君が言った。"ドイツ哲学をわかりたければ哲学の勉強より先にドイツ語をわかるようになるべきだよ。"


**


尤もだワって思う。翻訳とは言語に限らぬ観念そのものの訳でもあるのですものね。ドイツ哲学もちょっとずつでもわかりたいナ。ドイツ語のさわり、学んじゃおうカナ・・・

近頃ヘッセにトーマス・マンにとドイツ系が続いてるのはね、ドイツもの楽曲にもとっくり取組みたくなってるからなの。欲張りんぼの欲望は尽きないのです・・・

*エートル



NHKフランス語講座

January 24, 2011

ピンクの百合を活ける。お花の香りが漂うコーナーは幸福な気分になりますネ。


ヴィッラヴィーニャマッジオのオリーヴオイルを頂いた。毎年のごと頂戴して幾度かご紹介しましたネ。モナリザのモデル、リザ・ゲラルディーニのおうちがある村のオイルなのですって。

削りチーズとバルサミコ酢を混ぜ入れてパンにつけると止まらないくらい美味しいの・・・♪ 毎朝の楽しみなのヨ。


**


ダチョウ君は朝の楽しみな決まりはバロック音楽って言った。聞いてる音楽や読んでる本をなんとなく報告し合う習慣ができてる。今どんな本読んでる? っておしゃべりは楽しいわネ。

ハイって手渡されたバシュラールの試論。其のあとちょっとだけもじもじしてNHK講座のテキストを差出したのよ。

"まいにちフランス語" って簡単な初歩テキスト・・・?

"NHKラジオ講座の応用編って僕が講師に出てるんだ。其処に載ってる僕のインタビューや対談記事をできたらチラッと・・・もし良かったらパッと見るだけでも・・・ いや、見なくても全然いいんだけどさ、全然。"

照れたせいでモゴモゴと、ちっともフランス語教材にならない風な表現をしたのが可笑しかった。先生なのにネッ。

フランス語をお習いのかた、ダチョウ君のラジオ講座も聞いてあげてくださいネ。


**


今日は5月28日の兵庫県コンサート打ち合わせへお出掛けです。動くと炎症また酷くなっちゃうカナ・・・



栄養と贈物

January 22, 2011

ネコヤナギ君の土つき野菜がたっぷり届きました・・・♪


洗えばニンジンがワッと強く香る。水菜は洗い水がグリーンに染まる。栄養満点のお野菜をほくほくに煮よう!
おいしいものと音楽はとっても大事な栄養源。

フォーレ "月の光" をとてもとても弾きたいって話した。

  *フォーレ"月の光"

すると蝶番君がすぐに此の曲と対になっている "贈物" の譜を調べてくれてセットで出そうかって。フォーレのセットね! 譜面上の詩を見れば、以前ブログにも書いたヴィリエ・ド・リラダン作・・・♪

  *仏文学を好きなのはネ・・・
  *レースを入れるガラス器

読み溜めた本と音楽がまた繋がった・・・♪ 好きな作家さんの知らない詩に触れさせてもらったり、次々新しい曲に出会えたり、そして弾きたいナァって思った曲がもう鍵盤から流れてたりする喜びは栄養!

今日はソロの暗譜を進めましょう。
ショパンの左手でしょう、迷子になりそうなドビュッシーでしょう、転調が憶えきれないプロコフィエフのチャンバラでしょう・・・ 頑張んなきゃ。



スペイン料理とディドロ

January 18, 2011

"僕の写真を載せてくれない。" ってスネてた人。


ハイ載せましたよ。カメラを取りだすごと、お洋服を正すおじいちゃま・・・ だのにお料理やブルゴーニュ君だけ撮ってカメラを仕舞うと凹むんだわ。"期待して服を正した僕は恥をかいてしまった" って。

-- はいはい撮りますよ。
"笑ってるのと笑いなしと どっちがいい? "
-- どっちでも良いワ。笑ったら?
"僕は笑ってない写真のほうが好きなんだ。"

もぉ。じゃあどうして聞くの(笑)
意外に写真好きなおじいちゃまは86歳におなりかしら・・・ 一緒に小さなスペイン料理店へ参りました。


**


ドゥニ・ディドロ研究書がとっても面白かったってお話した。"ディドロ フランス啓蒙思想への一研究" にサロン絵画をめぐる様子が出てくるの。

  *挫折と本

ディドロ記事の翌日に偶然書いたワトー絵画のことが載っていたのヨ!

  *ドビュッシー小組曲「小舟にて」


《ディドロがその溌剌たる批評眼を以ってサロンの中に足を踏み入れた頃、
フランスの畫壇の状態はどんなものであつたであらうか。
フランスは十七世紀に於いて、二人の不朽の天才、プッサンとクロード・ローランを生み出した。》

《然し十八世紀初頭に才名をはせたワットオは、未だ完全に貴族の趣向に合つたものではなかつた。
その華麗な色彩にも拘らず、ワットオの画く人物には一脈のセンチメンタリズムがたゞよつてゐる。
宮廷貴族はプーシェに於て始めて、ワットオに見られぬ肉慾的、淫蕩的要素の△現を樂しむことができたのである。》


ところがディドロは1765年からブーシェを激しく非難します。


《何よりも先づブーシェの趣味の堕落が彼の技術をも低下させたことを看破したのである。
"私は此の人に就て何と云つていゝか分からない。
趣味、色彩、構圖、品性、表現、デッサンの堕落は一歩一歩、道徳の堕落の後を追った。
貴方は此の畫家が畫布の上に何を投じられることを望みますか。"
"友よ。ブーシェは王室畫家に任命されたその時に藝術家たることを止めたのです。" 》


彼のブーシェ批判は激情的になり、親友シャルダンが案じて もう少し優しく批評しようねって忠告したのですって。そう、あのシャルダンね!

  *ブキニストで紙もの(1)シャルダンの絵画

それでもディドロはブーシェへの攻撃を辞めず激昂してゆきます。


《"私の趣味が私の内でかう叫ぶのが聞こえます。'サロンから出て行け、サロンから出て行け' と。" 》

                                           (カッコ内全文鳥井博郎様著。△は脱字)


**


ディドロの狂ったような憤激状態だけを道徳的観点で見ようとすれば きっと根本からのテーマ違い。

田園を描くのは


《田園特有の生活感情を體得し、額に汗して働く農民の生活をつぶさに観察したもののみが爲し得ることである。》 


って考えを大切にしてたのネ。

トルストイが文学なき文学に激怒して攻撃したと同じ・・・
ディドロの怒りは、芸術に向かう根本姿勢が成されない悪への憤怒だったのです。心から共感した。



音楽が好き。豊富2011

January 07, 2011

年末年始に続いた合わせ他の外出でまだ体調が戻んない。


動くと強くなる炎症に消炎剤を飲んだ。明日のライブを終えたらば寝込んで平気! って唱えながら後1日もたせるよう努力中。

お夜食にチーズをつまんで、夜ぐだぐだ本を読んだ。"プルーストの見出されたパリ" タピオカちゃんから年末に届いたお荷物の1つ・・・ プルースト・ホリックの友人のために探してくれたプルーストシリーズ。

お陰でお初に知ったモダニズム小説ポール・モランのポートレートもホラ・・・♪ プルーストのお友達として登場してましたよ。

作曲家ビゼー家との交流、アルフォンス・ドーデと寛ぐ姿、フォーレへの言葉・・・ 登場人物が豪華すぎてクラクラしちゃいます。


**


私なんかが背伸びをしても届かない素晴らしすぎる世界。此の時代に憧れて此の時代の音楽が大好きだから、日々の1つ1つが音楽のほうへ向くよう過ごすのが2011年の抱負カナ。

音楽は舞台裏の有りようをあまりにも生々しく現す。
食べるもの、読むもの、暮らしへの目の置き方、血肉になってる様々なものを隠せるほど人間は器用じゃない。

クラシックコンサートのお客様は、演奏者が送る日々を抽象的にしかしとても敏感に感じ取られるものですネ。奏者が如何なる範囲を咀嚼して楽曲に向かってるか、お客様が一等正確に感じ取ってらっしゃる。

おしゃべりしなくても表情や仕草のふとした事でお人の性質やルーツが見える風に・・・音楽は其れよりダイレクトにお客様に伝えてしまう。
今演奏してる奏者にとって音楽が何であるかを。

まだまだ行き着かないけれど、憧れの音楽世界に少しでも近づきたい。血管に音楽が流れるような奏者になりたい。




フェルマータ

January 06, 2011

採れたてお野菜でポトフを仕込む。


紫ブロッコリーは ネコヤナギ君がお初に試みたお作。お野菜の間にちょっこり乗ってるのはアメリカのシフターですよ。錆びたブロカントにドライを挿して・・・♪

ズワイガニ姫より頂いた大好きな鴨のレモンハーブの紅の肌。ん〜食欲をそそる色・・・♪ 鴨のお味と香りが生きるようぶ厚くカット。


**


ズワイガニ姫と合わせながら、作曲者のテンポ指示の言葉やフェルマータのことを考えてた。

生まれてお初にフェルマータを素敵って感じたのは 7つのあの日・・・

*木馬の序--廻る歌

ピアノレッスンでフェルマータを習った。音を長く延ばす記号って。題名も知らないクマの歌 (上記リンク) を聞いたとき、レッスンで教わったフェルマータの意味は殆ど間違いだって思った。

幼かったあの時に少しの語彙があれば、フェルマータの時間に起こるドラマは、"延ばす" だとか長短だとかで示せないほど大きくふくよかなものだったのね、って言えたのにナ。

あの日からしばしば考えるようになったナ。休符、フェルマータ、間隔をとるためのあらゆる表示記号や指示言語は ドラマだったりト書きだったり・・・それから鼓動だったりするってコト。

ドビュッシー、フォーレを弾くようになったのちは 日本の "間・間合い" の美意識とは似て非なる意識に出会ったと思う。継いで現れる音を生かす働きがある "間" と異なる感覚は・・・

フランス音楽のespaceの主張。espace自身が意志をもって鼓動すること。無(音)の場面に音が "無い" のと根本的に違ってて。虚無が有り 絶無が有り、其れらが密度高く渦巻くこと。


Quoi! nulle trahison?
Ce deuil est sans raison
裏切りもなきにあらずや?
この喪そのゆえの知られず。
                     (堀口大學様訳)


妻を持ちながらの同性愛、男色のお相手は10も年下。入れあげてロンドン逃避行、放蕩・・・の末の此の詩に、作曲家指示は濃密な音空間を求めてて・・・

濃厚な "無(音)の存在" が弾きたいワ・・・って思いながら、脂がのった鴨をギュウッと噛み締めた。



カウントダウンの朝

December 31, 2010

美味し〜い蟹鍋会から

深夜をまわって帰宅した。


毎年遅くまで盛り上がっちゃうのネ。音楽と美味しいものの会はいつだって楽しい。

タラバとズワイたっぷりお鍋に雑炊、珍しい珍味の味噌漬け銀杏やサラダなどを シャンパン、トラピスト修道院のビール、白ワインで頂いて、お部屋を移ってパンに生ハム、チーズに果物をボジョレーで。ココアとシュトーレンと和菓子と・・・どれくらい食べたか もうわかんない。

帰れば、留守中届いたパケがお部屋にあったワ。灯りを点けるとフランス郵政省マークの箱が目に入り飛びついた! 差出人はタピオカちゃん。

プルーストが前解説を添えたポール・モランのお作が入ってた。プルーストとお友達で川端康成に大きな影響を与えたのですって。

ホームページの本リストを翻訳ページで確かめて、いつも持ってないのを送ってくれる。タピオカちゃん感謝デス。


**


今夜はピアジュリ・カウントダウン・ライブですよ。私もノベルティ君の伴奏などちょこっと参加させて頂きます。

夜7時半〜年明けまで、フリーフード・フリードリンクで5000円と破格です。演奏する人もしない人も同一料金。プロ・アマ問わず皆様ご一緒に楽しむ2010年最後の夜。

お問い合わせはピアジュリアン Tel 078-391-8081 へどうぞ



紅色のスープ

December 26, 2010

朝ごはんを運ぶ。
うんと大きな古い木製トレイはキッチンのドアー幅をぎりぎり通る。


綺麗な色のスープを摂りたくなった。お外は枯れ色で寒いから・・・

紅のビーツの紅のスープ。見るだけで身体が温まる・・・♪
朝ごはんたっぷり。話題もたっぷり。

読み進んでいる "パイドーン" の事、早い朝からおしゃべりです。プラトーンのイデア論やギリシャの啓蒙思想に嵌っちゃってるの。

治療で痛いコトになりながら、痛くない状態を望んだ。どこも痛くないのが快楽と思えた。其んなときに思い出す文章。


**


《ある快楽を熱望し、それを奪われるのを恐れて、つまりある快楽に支配されて、別の快楽を節している。
快楽に支配されることを、彼らは放縦とよんではいるが、
実際は、彼らがある快楽を支配しているのは、別の快楽に支配されてのことなのだ。》

《すなわち彼らはある意味で放縦のゆえに節度があるということ》

                                     (田中美知太郎様・池田美恵様訳)


様々な自覚を促してくれる書物は楽しいワ。温かいスープほどのご馳走デス。


**


あまりゆっくりしてられない。今日はカウントダウン・ライブの合わせにノヴェルティ君がやってくる・・・!

此れから大急ぎで譜読みをしましょ。
12月31日、プロアマ問わずたくさん参加される大晦日ライブですヨ。
お問合わせ・ご予約はピアジュリアン Tel 078-391-8081 へどうぞ。




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