Le verre T



サンルームのガラス

September 09, 2009

お医者様はちょっぴり途方に暮れたお顔でした。私ね、普通に歩きたいって申したんだわ。


今では右脚を出せば右に、左脚を出せば左に、頭まで痛みの振動がくるのよ。2歩進めばもう両側が痛み出す計算だもの。

そんなお話の間にも、頷けば頭が振れて痛み始める。毎日の痛み止め、24時間有効なお薬だのに効いていない。そしてね、鎮痛治療の専科を指示されることになったんだワ(涙) 痛みのストレスが大きいと身体も治り難いから今以上我慢するのは良くないって。

次に強く痛みだしたらば、首から直接鎮痛の注射をするよう踏み切りましょうって。
やぁね、怖いったら。

考えても無意味だからあとは楽しいお話ね。
8畳ほどのキッチンからツノが延びる格好で、小さなサンルームに抜けます。写真は出窓部分。此処で干しものを作るの。

ドライフルーツや冬の貯蔵用ハーブなど。お庭で摘んだ植物を洗って此処で籠に広げておくだけ。あとは太陽のお仕事ネ。ドライになったのをガラスに移して保存してます。

薄く儚いガラスは憧れだけど、つい古ぼけたダサ可愛いガラスのほうに愛着を持ってしまうんです。
ここに居るのは働くガラスたち。



チャイのムース

September 07, 2009

秋めいた風が吹く朝。痛みで目が覚めた。え〜ん。


治療を焦っちゃいけないと知りながら ちょっぴり憂鬱な日。何故って今朝これからお医者様でお尋ねしなきゃならないんです。痛みが広がっていて、これも骨髄のせいなの? また治療が長引くの? って伺わなきゃあならないの。

"違いますよ、ただの筋肉痛です。" なんて仰ってくだされば良いのにネ。そんなはずないわねえ・・・

テーブル写真をパチリして、気分を切り替えましょ。
現行品のジャンクなパフェグラス。カジュアルな設えでネ! チャイの冷たいムースを盛って 夏の名残のお花を器に投げ入れる。スパイシーなクズミ・ティも。

よく顎が使えない。柔らかいものばかりに飽きちゃうから、せめてムースは豊かな香りに。

噛めなくたって大丈夫なチーズもたくさん食べていますよ。厚いガラスのブロカント皿を使ってみました。木箱がかわゆいサン・トバンと灰で染まったロッシュバロン。

古いカトラリーはね、日本製LuckyWoodの。明治元年から矢立てなど作っていた金属工房で、日本でお初にファミリー用カトラリーを生産したのですって。

その頃需要も少なかったことでしょうね。写っているのは、同社が昭和に旧金属洋食器工場を起こして間もない頃の品。

さあさ、お医者様の準備をしましょ。



ヴィンテージ・デュラレックス

September 02, 2009

顎が使えなくなって、噛まずに飲み込めるものを工夫してます。

お腹が空いてかなわない。だってお腹はなんともないんですものね。


そんな時カモノハシちゃんがスペインの美味しいガスパッチョを届けてくれました。レタスとエダマメのガスパッチョって初めて・・・♪

スモーキーなペールグリーンのスープは古いデュラレックスで。
1960年代日本に輸入されていた口径9cmタイプのヴィンテージ。母がリアルタイムにダースで求めたものです。

何故ってね、先で生まれる子供たちのために。乳児が引っくり返しても割れないような丈夫なガラス器で離乳食をって。お初の食器は丈夫で安価なフランス業務用デュラレックスでした。

阪神淡路大震災で他の食器は随分失われましたが、割れずに残ってくれた品。12セットが揃っています。



モナンのミント

August 30, 2009

腫れはだいぶ良い感じ。

でも骨の痛みで顎が動かせないのよ。流動食に逆戻り・・・。


お肉が溶けるまで煮たスープ、紅茶に浸したビスケット、チョコレートドリンク、プリン。そのまま飲み込めるものをたくさん食べる。

ポテトたっぷりのスペインオムレツも舌で潰せる柔らかさ。
夏の定番モナンのミント水も飲んで行こっと。涼しいグリーンと氷が気持ちいい・・・♪

子供のときは、モナンシロップをとても上等なものって信じてたのよ。アイスクリームにちょこっとかけてもらったりするの、物凄く贅沢に思ってた。でもね、実はカルピスよりコストパフォーマンスが良いのネ!

フランス・モナン社創業はラヴェル "高雅で感傷的なワルツ" の作曲年、1912年です。ラヴェル氏もこのボトルを目にしたのかしら・・・

今日ソロ会の打ち上げも 飲み込める柔らかいモノって特別注文してあるの。行って参りますネ。



曇りガラスの世界

August 26, 2009

頓服を服用すれば殆ど痛まなかった日曜日。

治りかけた? と期待すれば炎症が再発して1日中苦しんだ月曜日。


変動するから明日の調子がちっともわかんない。お医者様は、良くなったり戻ったりすると初めから仰ってたワ・・・1日1日こんなに差がでるって想像しなかった。

冴えないわって処方箋を持って薬剤窓口へゆく。随分長く色々な抗生剤を飲み続けてらっしゃいますけど如何ですか・・・って問われちゃう。こんなにも長く抗生物質を服用する病気は少ないからしっかり憶えられちゃってるのね。

痛み止めを飲まずに済む日が来なくっちゃね。腐ってないでおさらい前に電灯をぱちり。


**


波に洗われ、まあるく削られたガラスの破片。子供のころ拾って遊ばなかった?
水に濡れると透明で、乾くと薄曇りになるガラスのかけら。不思議で面白くってたくさん集めた。

技法として表面におうとつを取った曇りガラスは、濡らすと乱反射せずに光が通るから透明なふうに見えるだけと教わった。

嘘、って思った。
お水をかけると、ああ良い気持ちって透明に変わるんだわって。

お花のプレスの電気シェード。濡れ布巾でお掃除すると、濡れたところが透ける。綺麗になって嬉しいって透明に光ってみせてくれてるのよ。乾くまでの少しの間だけ、ありがとってサインをくれる。



磨りガラスの灯り

August 22, 2009

ルネ・ラリックのこと好きになったのは大学生のとき。

東京に住まっているうちにと訪れた旧朝香邸がきっかけでした。


後にフランスで旧工房を訪ねるほどに惚れこんでしまったの。
ルネ・ラリックの影響で不透明ガラスを大好きになりはじめた頃、こんな灯りを求めました。


**


1908年ルネ・ラリックは香水ラベルと瓶のデザインをはじめます。入れ物としてじゃなく香水のイメージに合わせてボトルを作るのは、当時新しい試みでした。
なんて美しい発想でしょう。今なら当たり前になっていること、彼のお陰ネ!

香水瓶は入れ物じゃあなくて香りを表す物・・・そんな思いは日用品を工芸品に高めてゆきました。もうせん書いた記事、ゲランの調香師さん方の美意識とも符号するものですね。ラリックも "bouquet de faunes (牧神達の花束) " はじめゲラン社のためにも香水瓶をデザインしましたネ。

ルネ・ラリックに捉われてアールヌーヴォー工芸にとっぷりと浸ってゆくことになったの・・・。学校ではフォーレを弾いて、行き帰りにはプルースト。
ヌーヴォーの時代にドキドキしてた・・・今もずっと。



2灯のブラケット

August 20, 2009

空間の気配は住まいかたで変わる。

不思議ね。


幸福なご一家も荒れた暮らしも、ドアのお外まで雰囲気が伝わったりする。お人が住まっていないおうちは新しくても物悲しく映ったりして・・・。目に見えない空気って感じられるものですね。

アンティークは何体もあると、場所の空気が濃くなるように感じます。物が自分たちの歴史を空間に溶かし込むからかしら・・・。物の歴史は一体ずつちがってて、だから漂ってる物語は多様なのね。

その点でセルフ・アンティークって面白いの。物がたくさん歴史を語り作るアンティーク・・・でもセルフなら幾体あっても語る内容はみな同じでしょう? 同じ空間で同じ人と共に過ごしてきたのだもの・・・。

するとどうでしょう。空間に柔らかな空気が漂うの。
2灯の双子ブラケットも声を揃える。

古い古い型押しガラス。生まれたときから見てた品。



シャンデリアパーツ

August 16, 2009

伴奏あわせへお出掛け前にダイニングルームをパチリ。


このごろインテリアブログなど拝見するの。シャンデリアパーツが広く知られて手にされる方が多くなったこと何だか嬉しい。

照明灯は電気製品だから、全部をアンティークってわけにはゆきませんね。写真のも現行品。それでも古いシャンデリアパーツを使えばアンティークの雰囲気が楽しめますね!

拙宅でも電灯が壊れたらシャンデリアパーツを外して取り置いたり 傘を飾ったりしてきましたよ。古い灯りの記念に、いつまでも残せるから。

おはじきで遊ぶ年ごろに 私は持ってなかったの。代わりに使ったのは小さいシャンデリアパーツでした。

今も大事にしてますヨ。おはじきをして遊んだものだから角が小さく欠けてたりしてて・・・。古いトレイの中 積年のくすみが出た姿で休んでいます。
この灯りもいつか壊れたら やっぱりパーツを記念に取っておくかもしれないワ。



ガラスのお星様

August 11, 2009

1960年代のカットガラス。

5面ガラスのキューブ照明が作る影は不思議。


複雑な光の濃淡が壁に映る。とんがったお星様の形に床の影が切り取られる。入り乱れる光の線。

おうちが建ったときからガラスのお星様は 吹き抜け階段のてっぺんで光っていました。長い時間を人と共にあったものの誇らしげな表情・・・。

はずして洗って元の位置。壊さないように丁寧に。慈しめば愛情をエネルギーに再び光り出す古い灯り。



オールド・パイレックス

July 24, 2009

エンボス付きロゴが入った古いパイレックス。祖母がリアルタイムで使ったものですよ。


昔々出回りはじめの電子レンジがやってきて、魔法みたいな機械に驚き喜んだ祖母。恐る恐るお初にレンジを試した日もパイレックスを使ってた。

物は変わらない。変心するのは私たち。
好みに合わない気分になったり、合わないと思った物も数年たつとまた側に置きたくなったりと。

物に心変わりしない昔風の祖母のスタイルが格好良いと思うから、譲ってもらった物を同じ風に使い続ける。

グリーンのガラス鉢はトロンとした形が優しくて好き。2才頃からあった憶えが・・・。頻繁に使われて、ずっと愛されているガラスは良い表情。

今日はお医者様へ朝夕2度参ります(涙)



紅の元気

July 09, 2009


《百日紅》
                      八木重吉

さるすべりをみたらば
たくさんに
いい花がさきみだれていた
紅くて
そっとわたしの肩をたたくようなきがした


**


紅い食物が喉を通ると身体に元気が甦る。不思議ね、紅の元気。
ジンライム君のお見舞いゼリーは ダークチェリーの濃い紅がお気に入りになりました。

ガラスの器はね、1960年ごろの品。相も変わらずセルフ・ブロカントを使い続けてる。このころのガラスって安心感を呼ぶような独特の雰囲気ネ。丈夫で欠けもせず綺麗なままで日々の使用に耐えていますよ。

ガラスジャグは朝の定番です。中学時代に表参道で求めた分厚いジャグ、シリアル用のミルクジャグ、共に毎日使ってる。

中の紅色は山桃ジュースね! この季節決まってネコヤナギ君が届けてくれるお山の恵み。


**


骨髄炎は難治癒の病気ですってお医者様。少し良くなりかけてもまた元の木阿弥になることもあるから よく診察しながら治療を続けましょうと・・・

発熱があんまり長いものだから さすがに疲れてきちゃったワ。紅で元気をつけましょう。



緋桜

March 14, 2009

真っ赤な柘榴を絞って 飲んだ。
ベネツィア風グラスの中。
赤いジュース、血の管を巡る。


ハードな今週、週末まで体力持ちますようにと ゴクゴクゴク・・・

与謝野晶子様のお歌に また赤色が。


緋桜
        与謝野晶子

赤くぼかした八重ざくら、
その陰ゆかば、ほんのりと、
歌舞伎芝居に見るやうな
江戸の明りが顔にさし、
ひと枝折れば、むすめ気の、
おもはゆながら、紘(いと)につれ、
何か一(ひと)さし舞ひたけれ。



ランディ・デジール

February 13, 2009

赤いお洋服を着た素敵なスタイルの女性。
ランディのコニャックで、ボトルデザインの通り名前はDesir
先の伴奏楽譜のオマケに届いたお酒です。


ボトルの女性を見ながら考えてた。写真モデルは設定を作り込むより、ピアノと一緒が良いのじゃあないかしらって。私にはこれしかないのだし、一等自然に振舞えるのはピアノの前だわって。

考えのヒントを頂けたのは、油絵モデルをご依頼くださった方とのお話の中でした。ピアノを弾く姿をと指定して頂いたとき、ピアノの前に座ることをとても楽しみに感じた・・・。作品の雰囲気がすんなりイメージできた。

やっぱりピアノと一緒がイイナって、写真の打ち合わせで希望を申してみた。私にとって Desir はピアノなのだもの・・・。
23日撮影です。チョコレートを食べ過ぎた吹き出物を治さなきゃ(涙)

次回はピラルクー君のお話でも致しましょうか。



瓶の中

January 10, 2009

硝子瓶が大好き。

アルコールにオイルに調味料・・・豊かな食材を詰めた硝子瓶。


瓶の中に入っているのは食材のほか、植物が育った土地の息吹や太陽の香り、畑の側を流れる水も吹き渡る風も・・・♪

ボジョレー解禁日にお届けがあったpretty-bacchus様からのChateau de Pizay。ふくよかな香り立ちが特徴的でした。しっかりした青みのあるお味は うんとフレッシュなうちに楽しむと良いですネ。


間もなくお年始に届いたのは、もう一本の硝子瓶。


キャンティ地区のエキストラ・ヴァージンオイルでした。

トスカーナ中心部ヴィッラ・ヴィーニャマッジオは、説明書によると160ヘクタールのうち40hがD.O.C.G.ワインの葡萄畑、25hがオリーヴ樹林なのですって。キャンティ・クラシコの葡萄のお隣さんで育ったオイルなのね。

ヨーロッパの自然が育んだ恵みがたっぷり詰まった2本のボトルでした。pretty-bacchus様、ご馳走様でございました。



ヴーヴ・クリコ(ローズラベル)

January 04, 2009

ライブからおうちへ帰れたのは午前1時になっていました。


ブルゴーニュ君が嬉しそうに飛んできた。荷物を置いた時、重い包みが届いているのを見つけたの。


仲良しのナイチンゲールちゃんからでした。2009年元日の初プレゼントね。中身はヴーヴ・クリコのシャンパン・・・♪

華やいだサーモンピンクで揃った紙袋に包み紙にお箱。洒落ていて うんとかわゆい包装のデザインは、フローランス・デガ & オリヴィエ・クンゼル。お二人は、小物デザインから映画のタイトルバックまで大活躍のフランスのデュオ・アーチストさんだって最近に知りました。

ロゼの香りに包まれて贅沢な新年を迎えましたヨ。ナイチンゲールちゃん、ありまとう。



アンリ・グトルブ

December 09, 2008

ギャザーを寄せたような花びらが愛らしいキャンディ・ジュリアンが咲いています。


右はパトゥさんで頂いたアンリ・グトルブのシャンパンラベル。
左上に見える "Debussy a 5ans" の文字がお気にかかる方が多分いらっしゃいますね・・・。
これはね、5歳のドビュッシーの姿が写されたポストカードの裏なのですよ。取っておきたいシャンパンのラベルは、こうしてカードに貼って保管をしているの。
薄いラベルが傷み難いし、保存用カードも一緒に楽しめるから。

グトルブのシャンパンはお初に口にしたのです。アイ村のお品が出てくると聞いていたから当然のようにピノノワール種と思いきや、ブラン・ド・ブラン・・・。
え? ってシニアソムリエさんに聞き返してしまいました。
アイでシャルドネ100%なんて、どんなのかしら? 想像も付かなくて。

コルクを持ってきて下さった時、またしても "え? これはなんですか?" って。
だってほら、留め金がグリーン?
伺うと、シニアソムリエさんも こんなの見たことありませんよ! って笑ってらした。

恐る恐るグラスを傾けると、お味は本当に綺麗! 芳しくて透明感が高くって、何か幸せそうなお味なの。
そして、グラスを重ねてもお料理が進んでも 香りや口当たりが変化しない。お味は優しいけれど 特質の意味では素晴らしく強い。
大好きだわ!

午前11時に モーツアルトの室内楽を聞きながら頂くのも良いわね・・・
晴れた日の午後に 薄切りのパンを使ったシンプルな胡瓜のサンドイッチと芝生の上で頂くのも良いわね・・・

そんな風な、明るいお味がしたの。
うんと柔らかで厭くことを知らない陽光のお味。

アイ村の 南を向いた畑が届けてくれた幸福でしょうか。



ボトル・ジャケット

November 04, 2008

お鍋奉行さんをお見かけする季節。


お鍋は食べたいものを食べたい順に頂くのが一番って思うほうだけれど、お鍋奉行さんにとっては一大事ですものね。

同じふうな感じで、フランス人には時々シャンパン奉行さんがいらっしゃる。
テーブルにつく者にとっては、厳しいお鍋奉行さんと食卓を共にするように落ち着かないことこの上ないのです・・・(笑)

テーブルの上でシャンパンの温度が決して変わらないようにと それはそれは熱心に仰って、ボトルのオマケにヴーヴクリコのアイスジャケットを下さいました。
可愛いオレンヂ色をパチリ。

セージをたっぷり仕込んだハーブパンを焼いた朝。
お台所がとっても良い香りです・・・。



Vacqueyras

October 03, 2008

もうじき運動やアルコールが解禁です・・・☆

解禁になったらまた飲みたいナって思っているのはVacqueyras。


コート・デュ・ローヌ南部はお楽しみが多くって好きなのです。
ヴァケイラスの生産者はChateauneuf-du-Papeほどに多くありませんが、畑による違いは大きいので慎重に・・・

写真は98年のChateau des Roquesです。一口目の甘味を感じる香りと 丸み・重さが落ち着きのあるバランスで好きだワ。ラ・トゥール・ダルジャンのセレクションです。


ワインの箱や袋はソーイングルームに置いて 出番を待っている布類を入れていますよ。
こちらもまたいつかお目にかけましょうね・・・



働き者のウサギ

June 10, 2008

左のお花は兎草、右はワインボトルの上に棲息する 働き者のウサギ君です。
アメリカ、メトロケイン社のワインオープナー「ラビット・コルクスクリュー」を頂きましたよ。


ウサギの耳を1度上下にピョコンと動かすだけで 力を込めずにワインコルクが抜けちゃう大変な優れものです。こんなの初めて見たワ・・・♪
金属製の古いワインオープナーが壊れちゃったところでした。ボトルに宛がう部分が 壊れて外れてしまったの。苦労して手で押さえながら使っていたのよ。


可愛くてとってもお利巧なウサギが 助っ人に来てくれて嬉しいナ。



M.A.シャルパンティエと

April 22, 2008

お庭で摘んだテーブル花を眺めて、お花のような甘いスパークリングを飲みたくなった夜。


よく冷えたデジカート・グランクレーム・スプマンテ・ドルチェの発泡が 甘やかな香りを立ち上げます。

グラスの中の淡い黄金の色。
同じ黄金色の箱のチョコレートと一緒にネ。ライブの差し入れに頂いたゴールド・コレクションです。

ソファーに長々と身体を伸ばしたブルゴーニュ君を傍らに、B.G.M.は大好きなフランス・バロック。


M.A.シャルパンティエの牧歌劇「花咲ける芸術」で17世紀に心を投じました。



染め物用

October 15, 2007

ワイン棚の中で一番美味しくないワインを探しました。何故って飲まずに染料に使うから。間違えないようにしなくっちゃ。いいワインを染め物に使っちゃったら大変です。


迷わず選んだのはランドック・ルーション地方のシャントメーヌ2002。染め桶に入れる前にほんの一口だけ 恐る恐るお味見です。
まぁスゴイ・・・。でも懐かしい学食の味がしました。学食のワインはこんな感じだったわ。フランが弱かった時代でもあって、一瓶200円くらいの学食ワインをごった煮のお皿と一緒に口にしていたものです。
一瞬で甦る学食の風景。ざわついた活気、入り混じる人種と体臭、お水の石灰のこびりつきが白く残ったコップ。大盛りを注文する声。残ったパンをポケットに捻じ込む学生・・・私もしっかりやっていましたわ。

なんとも言えないお味のワインだけれど、思い出を運んできてくれました。染める物に嵩があるから もう一本使わなくちゃ。
2本目に選んだのは同じくランドックのルスィヨン地方のフランシーヌ2002。
やっぱり一口。不味いと分かっているのに どうしてもお味見したいのだわ。
シャントメーヌほどスゴイ味ではないけれど、相当に粗くって。これで思い出したのは 学食の焦げたブロシェット。焼き過ぎのお肉が縮んで串にくっついてしまっているから、串を外す時に渾身の力を込めなければならなかったわ・・・と 再び思い出を辿りました。

何を染めたかのお話は次回に。今日のお花はバーベナ。これから歯医者さんへ 3ヶ月に一度の定期健診に行って参ります。



お気に入りのバー

September 29, 2007

朝夕はすっかり秋の気配。朝起きるとお花の鉢が少し湿っているようになりました。水の吸い上げが少なくなってくるので これからの季節徐々にお水を減らして葉も小さく剪定まいります。みんな秋の準備に入りました。ブルゴーニュ君はアンダーコートが生え変わり、私は伴奏譜が届いて譜読み中。


写真は時々お邪魔する静かなバー。お名前はね、なんとなく秘密・・・。写真でお分かりになった方もどうぞ仰らないでネ。
大正11年に創業以来 谷崎潤一郎氏や佐藤春夫氏の通った老舗バーです。

一枚板を使ったカウンターでは よくジン・トニックを頂きます。いつまでも今のまま 静かな居心地のいい場所であってほしいお店です。



菊姫 加陽菊酒

August 09, 2007

CDの製作方面のことは一区切り。長かったぁ・・・。2日ほど身体を休めたら今度はCD内容方面の事務作業に取り掛かります。
ほっと一息ついた今日、ブルゴーニュ君はお庭で植木屋さんと戯れていました。先日やり残した作業で虎杖(イタドリ)の枝を切って頂いたんです。立秋を過ぎると有難くない毛虫が付いてしまうので その前にカット。
大きく葉を広げて木陰を作ってくれる虎杖はブルゴーニュ君のお気に入り。茎を食べることができると知っているのか、大きな石のお立ち台に登って 上の方の新鮮な枝を時々つまみ食いします。
私のつまみ食いは、夕食後に先輩と頂いた水茄子です。水気をたっぷり含んだ肉厚の茄子を冷酒と共に。ラヴェルの話題を楽しんだおしゃべりの時間でした。

グラスの中は石川県の菊姫「加陽菊酒」という吟醸酒。
白山連峰のお酒を昔から菊酒と呼んでいますね。こちらの菊姫「加陽」は、灘以外では非常に数少ない山田錦を使っていると聞きました。
とってもふくよかな味と香りです。
今日の植物はお部屋の観葉植物グズマニア。アメリカの熱帯雨林原産で、茎の筒状の根元から水を吸収する、ちょっと変わった植物です。



ポメリー(NVブリュット・ロワイヤル)

July 26, 2007

悲しくて悔しくて・・・声を上げて泣いていたから、ブルゴーニュ君がこんなに心配そうなお顔・・・
昨夜のサウジ戦、準決勝敗退でした。アジアカップを押さえておかないとFIFAランキングへの影響が・・・。ワールドカップの予選シード権決定の時、また昨夜の後悔を新たにすることになるんだわ・・・


今日はデュティユのソナタのお話をするつもりでしたけれど すっかり落ち込んでいるので、ノンヴィンテージのポメリーで哀惜の念を晴らすことに致します。

縦にボールが通らず シュートよりも切り替えしの目立った昨夜の試合、特に後半戦25分以降を見ていて日本の文化は引きの文化だとお習いしたことを思い出しました。

例えば「鋸を引く」。結果日本鋸は引く方向に刃が付いていますね。
また日本の弓は射るでなく、「弓を引く」。
頭より高い所に上げる時も「引き上げる」の言い方ですね。

新渡戸稲造の書「黙思」によると、引けば相手の隙が見え、自分の状態が判る。結果正しい判断ができるとのこと。新渡戸先生のお言葉が昨日の試合に現れてこなかったことが残念でなりません。
今夜のポメリーは苦いのです。



ポメリー(ブリュット・ロワイヤル)

July 25, 2007

暑い日が続きますね。落ち着きを取り戻してレッスンと練習の一日が過ごせました。お出掛けのない一日って幸せ・・・。騒がしい街が大の苦手なので、日本では必要最低限しか外出しないんです。そういうと皆さんにとても驚かれてしまう。社交が苦手なんじゃなくて外出が苦手なだけのご隠居さんです。


隠居地での今日のお楽しみはポメリー・ブリュット・ロワイヤル。外箱のロイヤルブルーとロゴの色合いが良いわ。
よく冷えたボトルを開けると本当に良い香り。気泡が丸い粒のまま食道を通っていくような錯覚を覚えました。


シャンパンのお供は、頂き物のアンリ・シャルパンティエさんのフルーツケーキ。一つ目はスロトベリームースが層になって 中にストロベリーペーストが入り、縁にホワイトチョコレートのようなお味の粘りのあるクリームソースが少し掛かっていました。


二つ目はグレ−プフルーツとピンクグレープフルーツがスッキリ夏らしいお味だったわ。
シャンパンとケーキの組み合わせ、昔からのお気に入りです。

アジア・カップ準決勝・・・ドキドキします。



ポール・ボキューズ(ブリュット)

July 05, 2007

シェフのイラストモチーフがトレードマークのシャンパン、ポール・ボキューズ。ピノ・ノワール種がベースです。
巨匠ポール・ボキューズ氏が選んだシャンパン・ブリュットは、黄味のある色のせいかまったりしたお味を想像しますが、とっても爽やかな飲み心地。


シャンパンの泡はスタッカートに似ているわ。香りを強調するテヌートスタッカートの泡があったり、味のメロディーを引き締めるアクセント的スタッカートの泡があったり。曲によってスタッカートの意味が変わってくるところも同じですね。
このボトルのスタッカート泡はクリアでリズミカルでした。

シャンパンだけを召し上がる方も多いですが、これは食前かお食事をしながら頂くシャンパンのように思います。私はクラシックな重たいお料理が欲しくなりました。特別な消化剤のように、お皿をどんどん空にしちゃう飲み物・・・危険だわ・・・。



ヴーヴクリコ(ロゼ・リザーヴ)1998

June 21, 2007

先日のヴィンテージ・ロゼ1999よりもボディのしっかりとしたシャンパンでした。モンターニュ・ド・ランス地区ブージー村の赤葡萄酒が加えられて作られます。


グラスを共にしたのはイギリスのお友達。ボトルが半分ほどになった頃 急に見えました。。開けて時間の経ったシャンパンで気が抜けかけていてごめんなさいねとお出しすると、英国流のフォロー。
「品質の良いブラン・ド・ブランは泡が弱くなっても美味しい白ワインになるように、これはローズ・ド・ローズなので美味しいロゼになるから大丈夫。」


ブラン・ド・ブランとは白葡萄(近年ではシャルドネのみ)だけで作られた、白の中の白という意味。
勿論ローズ・ド・ローズの方は実在しません。
ジョークの素敵なフォローでした。これからは明るい色の美味しいロゼをローズ・ド・ローズと呼んでみたくなりました。



ヴーヴクリコ(ヴィンテージ・ロゼ)1999

June 16, 2007


合わせの後 ほっとする一杯・・・。大好きなシャンパンの一つ、ヴーヴ・クリコ=ロゼ。1772年創業、1775年にはシャンパーニュ・ロゼを最初に輸出販売した先駆者ですから クリコのメゾンではやはりロゼが一等気に入っています。


褐色のかかった深い透明なピンク・・・なんて綺麗な色かしら。この明るい色もヴーヴ・クリコ・ポンサルダン社の特徴ですね。
もう一つ特徴的なのは一口目に来るほんのり香る甘味じゃあないかしら。
スミレのアロマも謳われています。スミレの香りは 飲んだ時よりも口を付ける前のグラスからより感じる気がします。
優しい当たり、そして後口はきりっとしています。
2000年はもっとふんわりした後口なんですよ。

毎年美しく変化するクリコ=ロゼ。良いワ・・・私も年ごとに変わってゆきたい。



ルイ・ジャド(白)2001

June 06, 2007


ブルゴーニュの大ドメーヌ、ルイ・ジャド2001年の白が当たりでした・・・♪Couvent des Jacobins。蜜色の掛かったような黄白色で、香よりもお味がリッチなのが特徴に思えました。最初にくる酸味が広がらないまま消えていきます。お好み次第ですが私はあまり冷やさず頂きたいワインです。


このワインはクリーム色の木香薔薇を思いおこさせてくれました。香りは薄くて 花弁が小振りなのに八重咲き・・・。

MLF(マロラクティック発酵。リンゴ酸が乳酸に転換する反応です)が少ないと聞くワインです。短い醗酵なのでリンゴ酸の香りが程よく残り、今の季節とても爽やかな感覚に導いてくれます。
それにお手頃価格なんですよ。



シャルドネ&メルロ

May 29, 2007


ジュナール・シャルドネとジュナール・メルロ。普段はVin de Pays d'Ocを口にすることは少ないんです。変化に富んで面白い分 当たり外れが激しいので固焼きのケーキと一緒におやつの時間に楽しむくらい。
でもこのボトルはロートレックの「Le Divan Japonais」と「JANE Aviril」の2枚の絵があんまり可愛くて、つい手にしてしまいました。


このワインの産地ラングドックは昨年お仕事で行った場所。真夏の太陽と青い青い海を思い出しながら頂きました。
古代から続くラングドックの葡萄畑。ワインは葡萄を育てた土地の香りに溢れていますね。音楽もそうありたい。聞いてくれた人の目に作曲家の見た情景が浮かぶように。



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