Le verre Ⅹ



2017年クリスマス

December 25, 2017

クリスマスの朝の写真。


このところ身体がきつくて、あまり動けてない。
午前中にブルゴーニュ君と一緒に横になってると、天井にガラス窓が映ってるって気がついたの。綺麗。嬉し♪

調子がよくない代わりに与えられるものはいつもあるんだ。


昨日気分が良い隙にブルゴーニュ君と短いお散歩をしたら


近くの広場で白いトナカイが休んでた。

  *トナカイの呟き

とっても可愛いお顔の子。立ち止まってジッと見た。
雨が来る前の空気は温かで、太陽が明るく照ってた。


帰ってまた休まなきゃと、ほどなく広場を後にした。


おうち付近ではお隣さんが乗車されるところだった。すれ違いざまにケニーヒスクローネのアソートをハイってプレゼントしてくださった。左にブルゴーニュ君、右にお菓子で扉を入った。

今年はじっとして過ごすクリスマス。
だけど雨上がりの風が透明に感じられる。
ブルゴーニュ君がお隣で風の匂いを嗅いでる。

  何もキラキラしてない。
  豊かな風と、空の静けさだけ。

  とってもイイナ、こんなクリスマス。



茜屋さんのジャム

December 15, 2017

程よく小さいのに安定感あり。


大好きなエシレバターのココットが今日も食卓に。


使い易いサイズだから幾つかあるととっても便利。
今朝は茜屋さんのジャムが入ってるの。


先月もお茶を飲みにいってた茜屋さんは、軽井沢町旧道のほうでジャムを作られてるのです。

  *ソナタ的お茶の日

その名も '茜屋珈琲店のじゃむ' です。


写真は私個人の好みでは最もオススメのさくらんぼジャム。


濃厚で果肉がいっぱいで、甘いのに果実の爽やかさが後を引く美味しさです。

お店ではチーズケーキに掛けるジャムが選べるようになってて
チーズケーキxさくらんぼジャムのコンビネーションに開眼しましたヨ。



白桃のコンポート

December 10, 2017

大好きな白桃のコンポート♪


樽正さんの大フアンになった商品ヨ。素晴らしく美味です。

国産の桃に国産の甜菜糖など厳選材料にバニラビーンズが効いてます。


たくさん動くのは厳しいから毎日時間を決めて少しずつお掃除。
今朝はお玄関の拭き掃除でした。


ブルゴーニュ君はお掃除用具を持って移動するたびに付いて来ては、すぐ傍に陣取ってる。アンダーコートが増毛中でほわんほわんになってます。



ボトルのフェーブ

November 05, 2017

今日はミントのボトル?


ううん、フェーブです。


ミニミニサイズのボトル型フェーブを


ニッチに飾ってる図。



ベネディクティン酒

November 04, 2017

"夢の波" と "イレーヌのコン" を読み終えて、続け様にもう一冊のアラゴンを開いた。

  *偏好


"アニセまたはパノラマ" って作品。とっても好みです。

《私が、水を、森を、田園を、風景のなかのさまざまな端役的存在を、それらの感性的諸関係から自立したものとして把握すること、遠近法の虚偽から自分を解放して、他人が文字を拾い読みする幼児のように複数の平面上に見ていることを一つの平面上に思い描くこと、時間の幻想に欺かれて世紀と分秒との継起を同時に信奉するという愚を犯さぬことを学んだのは、私の人生のその時においてです。》

             (小島輝正様訳)


パリのベーエヌに通う親友に "夢の波" を手に入れたことをメールで話した数日前のことだった。


アラゴン含むシュレアリスムについてのやり取りの中で、'正しい読み方や捉え方を識らない文学素人の私にとって彼らは、独自の遠近法を見せてくれる作家たちなの' と書き送ったばかりだった。

遠近法を変える・遠近の目眩しを離れる・嘘の遠近法に自らを嵌める・・・などが自分にとっては何をする上でもテーマになってるから当作はとっても楽しい。


ところで前述レゼルヴ室所蔵の未出版作 "夢の波" にベネディクティン酒が登場したので買い求めたくなった。


幾つものリキュールの逸話の例に漏れず名前の通りカトリックはベネディクト会修道院が起源。その地であるノルマンディーの印字を此うして見られるだけで嬉しくなってくる。

日本でもとってもお安く手に入るこのリキュールは同種の甘いお酒と並んで 'ご婦人のリキュール' と古い時代のフランスで呼ばれてた。とはいえ現在のフランスのご婦人方がベネディクティンをよく手にするかといえば決してそうでもなさそうな・・・

コアントローなどと違ってベネディクティンはブランデーベースなのが女性にはネックだったりもするのでしょうか。


元々お薬用に薬草が用いられたリキュール類が大好きです。


お味は大事。でも1等大事なのはボトルやグラスに何が入っているか、かな。

アラゴンのページ内で見つけて求めたボトルには、彼が名を隠した未発表作の文章が見え隠れするのだ。それを舐めるように味わってゆく。アラゴンのパノラマを見て "アニセまたはパノラマ" もボトルに閉じ込める。

何年かのち、そういえば数年もシュレアリスムから離れてるワって気づいたある日たまたまベネディクティンを一口(フランス語的には '一喉' )流し込んだ其の時、アラゴンとそれについて話した親友の顔が浮かぶ。

グラスの中とはそうあらねば。
と、またしても偏好を全開にしてしまった。


*石灰跡



石灰跡

November 02, 2017

お味を舌だけで味わうお人は少ないと思う。


レストランへ向かう道の風景が気に入っていれば着いた先のお皿には幾許かの美味しさが上乗せされるだろうし、街の空気や音だって大きなスパイスだ。


雑踏が織りなすものの感触は街ごとに大きく異なる。


(ほんのお隣の府に行ってさえ国境を超えたかの違いを感じることがある。人々の動き方が違う、地下を動く際のルートの取り方が違う、話し声が違う、特に母音にかける圧が違う。だからこそ其の地での食の味わいも異なるのだ。正確には異なるものと・異なって感じさせるものの2種類が綯い交ぜになるのだろう。)

喧騒が鼓膜を掠め、空気の湿り気を喉が無意識に計り、風に混ざる街の匂いを鼻腔が拾う。それらが一体のリズム譜になる。


そのリズムの中で手に取るパスティスが好きだ。


  *偏好

しかし昨日の私はブルゴーニュ君が寝てる '穴' のソファで、ホンの3,4滴のパスティスを薄くしてグラスを舐めてた。我が家の綺麗に洗ったグラスで石灰の跡はない。

パスティスはあちこちにこびり付く迷惑な石灰カスを残した使い古しの丈夫そうなコップで飲まなければならないと思う。口当たり良い薄いグラスで飲むなどナンセンスだ。リモージュの小さなナッピー皿にタコヤキを飾り入れるようなナンセンスだ。


こうした他人様にとってはどうでもよくて自分にとってだけ重要な偏好について独白を繰り広げていると、パリが遠くて寂しいんだね? と夫が言った。密かに予定してた旅も病気ですっかりだめになってしまったことを私は日に1度ほど悔やむのだ。

夫はパリへ行けたら何がしたい? と尋ねてきた。
雑踏の音が聞きたいと答えた。


■フランス的テーマ関連リンク
*フランス的とは
*村落の花

*ゾラの実
  *ゾラ19世紀の記念碑
  *フランス19世紀の繊細
  *自尊と言語と音楽

*フランスと動物臭


*病理組曲
  *ほくろぶた
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  アルマンド
    *自己紹介のパトロジー
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    *
  ロンドー
    *水色
  ラ・サノミユーズ
    *ラ・サノミユーズ


*音楽のひとこま
*曲決めは楽しい (2009年のお答えを兼ねて)

*フランスとヴォルテール
*オーレリア或いは夢と人生
*仏文学を好きなのはネ・・・

*ランボーと抑圧
  *ランボーの田舎

*パリの不合理
  *ミスタンゲットのパリ
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  *街角が香る
  *街の色
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  *"パリ空の下"

*パリの歩き方
  *フランスのご馳走様
  *フランス菓子をおいしく味わう
  *バカンス風お食事時間

*愛すべきフランス
*怪談の日仏

*重なりの量感
  *FOUJITA展とエネルギー
  *チェックするブログと おしゃべりな家
  *フランス気質と音さがし

*ドイツ民族・フランス音楽
*フランス民族・フランス気質
  *紫陽花の部屋で
  *トイッチュ

*自由

*フランスとルイーズ
*神のないルイーズとフランス


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■フランス音楽関連リンク
*フランス音楽(1)霧の具象
*フランス音楽(2)感情と心象
*フランス音楽(3)失意
*フランス音楽(4)エクリチュール
*フランス音楽(5)さかしま
*フランス音楽(6)トーン変動
*フランス音楽(7)崩壊と慈しみと
  *プーランク "花" 音源up
*フランス音楽(8)感性の求め

*フランスのからくり
  ?僕が見たタニシ
  *くっきーさんとサティ
  ?僕が見てるちゃいちい小鳥

*フランスの特権
*フランス音楽とゲラン
*目眩まし

*尻切れ草履
*沈黙とフランス音楽
*パリとアズナヴール

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■イマージュテーマ関連リンク
*美しい白のイマージュ
*イマージュに血が通う
*本質なきイマージュ
*本質とイマージュ
*イマージュと技巧
*切られたイマージュ
*女の子はファンシー好き(6)ルイ・アラゴン
*イマージュのシルエット
*イマージュ
*フランス音楽とイマージュ考
  ?僕が思うパリの風
*審美とイマージュ
*イマージュと食
  *夫の食とバルザック
*キッチンのイマージュ
*夫のコタツ嫌いとイマージュ
*イマージュと朝顔

*人工の庭
*明るい朝
*人工と自然
*お庭と作業台


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■象徴関連リンク
*象徴(1)月とピエロ
*象徴(2)オコゼ
*象徴(3)花色
*象徴(4)気狂いピエロ
*象徴(5)シニフィエ
*象徴(6) "蝶と花" 落合訳

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■シュレアリスム関連リンク
*フランス、恋の結末、オートマティスム

*海原の娘(1)虚構現実
*海原の娘(2)幻想の意味
*海原の娘(3)普遍性への問い
*謎 -- ラヴェル "永遠の謎"
  ?僕が思うシューレア・クリーム
  ?僕が思う靴下と階段

*ブルトンと散形花

*金魚
  *標題音楽

*パリのプーランク
  *フロランタンと詩と音楽
  *プーランクとシュレアリスム



偏好

October 31, 2017

先日手に入れたアラゴンには、かの"夢の波"が収録されてる。


  *2017年10月のソファーで

非売品として書かれ、パブリックな形で出版されなかった作品。
パリの'ベーエヌ'にだけ原稿が残る未出版稿という意味で(一定の文学者に言わせればその意味でだけかもしれないが)特別な作品です。

お隣のボトルはパスティス。


食物や飲料に何も禁止事項はないし、ドクターも気分良く時々リキュールなど楽しむのはアリってお考えのほう。ほんとに大変だった時は飲みたいなんて到底思えなかったけど、この頃たまに口にする。


でもそれは、その楽しみは、
現在抱える憂鬱を助長させるだけかもしれない。

とても個人的な好みが実行されないことに起因するメランコリー。ただの我儘・ただの偏好だ。

しかし 'ただのなにがし' ほど厄介なものはない。
なにしろ其の嗜好は 'ただの扱いづらい存在' となるからだ。
ここでいう偏好は他のスタイルを受入れようとしないのだ。


ブルゴーニュ君はお散歩中に飼い主のお洋服の先っぽに触れるのが好き。2枚目の写真のように歩いてる最中、時々此んなポーズで甘える。


折角のお散歩なのだからお外を楽しんでと言うことはできない。
もちろん、お洋服で遊ぶならお家に帰りましょうもナシだ。

ブルゴーニュ君は [お散歩中に、まるでお家に居るかのようにショールに吸いつく贅沢] をこよなく愛してるのだから。

ブルゴーニュ君のただの我儘・ただの偏好は叶えられる。
何故ってブルゴーニュ君の飼い主は、ごく個人的な何でもない嗜好が叶えられることこそ此の上なく幸せだと知っているから、この小さな命が求める僅かな望みくらい凡て叶えてやろうと思う。

  ところで飼い主にとっての小さな望みは
  [カフェでパスティスを飲む] だ。

特に選びもしない通りすがりの安カフェで、綺麗でもない古テーブルに座り、何の特別感もなくパスティスを頼み、リカールかペルノーかのノベルティーグラスに入って出てきたのを見れば、石灰を綺麗に落としきれないまま何年も使われた跡があるような場所で

ギャルソンの硬い靴の踵に軋む床の音を聞きながら、リカールよりも特別感のない感じで持っていたアラゴンを開きたいのだ。

  ただの我儘・ただの偏好だ。
  叶うまで求め続ける厄介な欲求。

続きはまた。



鏡に映して

October 23, 2017

続いた雨のあとに上陸した大きな台風・・・怖かったですね。


台風被害が甚大な地域でおうちがないまま暮らしてきたブルゴーニュ君は数ヶ月前を思い出すのかな・・・ お外で物が倒れる大きな音がする度に不安そうにお鼻を鳴らした。


気を紛らわせようといつもより沢山ブラッシングをした。
湿度でブルゴーニュ君のコートもモワモワしてる。


ブラッシング中はカラーを外して、冬毛が深くなってきた首元も重点的に。


お洒落さんできたかな?


鏡の中を覗き込んでます。



つまんないお部屋

October 22, 2017

雨続き。
お天気に合わせてブルゴーニュ君のおリボンも渋い色を選んだ。


古い古い家は震災後の継ぎ目などから雨水が廻り易くメンテナンスが必要になってばかり。その度に身体のことも含めていろんな負担を考えちゃうなあ。

ここは夫のお仕事部屋。
コンソールテーブルのクロスを洗い替えた。

男性のお仕事部屋って此んな感じかしらね~? みたいなノリで、シンプルなお部屋作りをしてきたけど無機的で可愛くないからお掃除のテンションが上がらないの。


グラス類を並べて光を取り入れたり
ファブリックを柄物にしたりしてちょっと工夫。


だけど無難でシンプル過ぎてつまんないよ~。

夫のエリアはネックだわ。
年をかけて改良してゆけるかしら・・・



怒られるわ

October 21, 2017

大きいベッドスペースの真ん中でゆったり寛ぐブルゴーニュ君。


権勢を競う傾向にある子はアルファシンドロームにならないよう同じ位置に上げないのが望ましいけど、控えめさんのブルゴーニュ君は自信をつけることをいっぱいしなきゃね。

しばらく眠りが浅くなっててしんどかったから、昨日は夜にパスティスを飲んでみた。食前酒だけど夜時間に楽しむのも好き。

久々で美味しかった~♪
楽しいお酒を少量飲むのは身体にも何ら問題ないから好きなものを食べたり飲んだりして気分良く過ごしましょうとドクターも仰るのに、調子が悪いとそんな気持ちにもなれなかったのだ。


フランス臭さが溢れてて癖が強いものが好き。
文学も音楽もお酒もネ!


それは大病したって変わりない。
癖のあるアニスの味わいを楽しんだ。

安酒にはゾラが似合う。
ゾラを手に取れば良かったのにこの頃連続で書物を失敗してる。

読み終える前に無くした(病院にしかお出かけしないから無くした場所は限られるが)マルティン・ブーバーは結局出てこなかった。

  *不協和音だらけ

その後もう1冊選び損なってしまった。


良いと思わなかったコンサート・本・シネマは基本的に書かない。


コンサートの場合は不承知だと聞いた事実さえ書かない。恥ずかしいからだ。選んだ自分が悪いのだ。選別する頭が足りない・審美する感覚が備えられてないと発表したくないだけだ。

文学に関しては理解力の無さと視野の狭さが不服に繋がる場合が多数だから一層恥だ。

**


無くしてしまった本の代わりの1冊は "ルネサンスと宗教改革" だった。タイトルに惹かれて手に取った。音楽と当然切り離せない背景と思ったのだが、筆者エルンスト・トレルチをドイツのプロテスタント神学者とは知らなかった。

このタイトルから推測した内容とは違ってたという意味であり史実の書き方に不服があるのではない。
推測したのは [ルネサンス的薫香] だった。私個人は重要に考えている其れをページ間に見つけられるだろうと期待したのだった。

訳者様の日本語遣いも含め、ルネサンスを語るからにはカトリック的な '薫り' が立ち昇るなにがしかを求めていたのだと思う。
しかし訳者様は文学者ではなく社会思想の研究者様なのでそんな期待は的外れなのだ。


  訳者内田芳明様は後書きにて的外れな不満に
  照準をピタリと合わせてお書きくださった。

《とくに鋭く強調したいのは、その'社会学的形成の推進力'(=エートス)がプロテスタンティズムの'禁欲'(=宗教倫理)に根ざしているという一点である。この'禁欲精神'(=古プロテスタンティズムのエートス)こそは本論文においてもトレルチの場合'隅の首石'ともいうべき決定的に重要な地位を閉めているから注意して読んでいただきたい。ルネサンス精神の世界史的意義はまさにこの'禁欲精神'たるところにある。》

  ブラヴォー。
  何一つ文句はない。
  完璧な論理で怒られた感(笑)

まさに私は下線まで引かれた禁欲精神でもってして
パスティス酒の甘ったるい香りが立つグラス片手に
ベッドに寝そべり書物を開き
ブルゴーニュ君をモフりながら
愛しのルネサンスの豊かな薫香を求め
読みたいのはこれじゃないとブータレたのである。

そりゃ怒られるわ。



側面

September 25, 2017

ぷるるん♪
杏仁豆腐を作った。


熱が下がらないまま週が明け、今日からまた通院が始まった。

抵抗力が落ちてるとちょっとした風邪が大きく現れてかなりしんどい。目眩が止まらなくて酔ってしまうのだけど、楽しみなブルゴーニュ君のお散歩だけは行ってたりする。


丸2日間午後一杯を横になって過ごし、19世紀パリの民衆生活を記録した "ル・シュブリム" を読み終えた。


訳者、見富尚人様の解説によるとゾラが著書 "居酒屋" の下敷にしたのですって。知らなかった~。

タイトルの '崇高なる者' とは労働者たちのこと。しかし著者ドゥニ・プロは雇用主として反労働者的立場をとり、'怠惰で無秩序で雇用主に反抗的でアルコールに毒されている' と解説が解くところの彼らの社会的問題を病理学として記した書籍で、当時大変な話題になったのだそう。

汚れたパリも、多面のパリの愛しいひとつの側面。



赤いお酒

September 16, 2017

赤い小物を並べたシェルフはピアノ室近く。


スワンちゃんが携えてきてくれたセント・パトリック大聖堂のカタログも馴染んできた。

色んな場所に赤がある。


ブルゴーニュ君と私が巣にしてる '穴' には
ミニサイズのパニエがあって


マカロンに入ってる栞みたいなタグを入れるの。

写ってるのは先シーズン、エスコヤマさんとピエールエルメさんでベリー&ローズが多く出た時の赤系タグ。

無価値で自己満足のためだけにある、こんな '大切なゴミ屑' が幾つも飾ってある穴です。


楽しい日記帳みたいに
大好きなモノと思い出のモノを記すのだ。


無益で、非実用的で、
しかしとびきり意義深い '大切なゴミ屑' たち。


壁にはフェルト細工のエッフェル塔。

フェルトーってお名前がついてるけど
布製エッフェル塔の名を問うてくれた人は居ない。


こちらは以前にサントリーさんから出されて、今は製造を終えてしまった赤いボトルのマカディアです。


マスカット蒸留酒とローズヒップとマカの優しいお酒。
何故か開けてみたい気分になって初めて一口飲んでみた。
美味し♪

こんなのも口にしてみたくなる気分の良い日だった。少量のアルコールもお薬とぶつかることなく平気だった。
ブルゴーニュ君が来てくれてからの快復は目覚ましいのです。

検査続きのクタクタも雨の週末に身体を休めて
また来週頑張りましょ。



レッスン記録:雪が咲く

August 28, 2017

ガラス玉のついたトリムが縫いつけてあるカーテンは
アトリエの窓にかかってる。


ガラス玉とビーズとトリムテープとカーテン生地・・・彼ら彼女らはどんな関係だろう。意外と1等尊敬を集めてるのは、皆が頼れる糸だったりするのかしら。


'2つの時' を作る課題は単純な形で開始しました。

  *レッスン記録:2つの時
  *レッスン記録:デビューとクワガタ


'クワガタの一生' に至る前は、もっとシンプルに樹を巡る四季を形造って音に絡めていったのでした。


本物のマイクロトマトをもってきて実が生る様子を描いたり
カラーパウダーで秋の葉色に変えたり。

だけれどそれだけかな?

秋に葉の色が変わり冬に落葉して雪が積もる・・・?


  理科のお勉強は確かに其うですよね。でも
  音楽レッスンでは色んなモノが心を持ちます。

画用紙の情景は、'降った雪が枝に積もった' のじゃあないかも?

樹にお花が咲いて実が生るのが羨ましかった雪は、春夏秋が過ぎるのを待ってた。私もあれやってみたい! って楽しみにしてた。樹に雪のお花を咲かせ雪の実を実らせる時を待ってた。

だから真っ直ぐ空から落ちてきたのじゃなくってお目当の樹に飛びついたんです。


枝にしがみついて雪はもう大満足。


お花になりたい、樹に咲きたいと願ったから雪の結晶はお花の形をしてるのです。

もし其うなら此の雪はどんな音がするでしょう?
お花モチーフと雪モチーフを同じ音形で作曲してみたらどうかな?

尽きぬ音楽要素に取り囲まれて生きてるんだって気づける音楽時間を過ごしてもらいたい。

雪の結晶にちょっとだけ似てるガラスのボンボニエールをパチリ。


■お教室関連リンク

曲を感じる
*ある白い花
*ままならぬ恋の花
*2枚目の扉
*白い花の贈り物


初期
*レッスン記録:音符イチゴ
*レッスン前の時間
*レッスン記録:オクターブ
*レッスン記録:メダカのドレミ
*レッスン記録:スタッカート

*レッスン記録:楽譜を作ろう!
*レッスン記録:上の音
*レッスン記録:痩せたメダカ
*レッスン記録:カタツムリ
*レッスンの成り行き
*レッスン記録:イチゴのタイ
*レッスン記録:指番号
*レッスン記録:音の実

*レッスン記録:復習とカメ
*レッスン記録:音ブロックで曲を弾こう
*レッスン記録:好きな曲を作ろう!
  *緊張するレッスン
  *泣いちゃダメ?
  *レッスン記録:下地(1)色
  *レッスン記録:下地(2)味


記号
*レッスン記録:ト音記号
*レッスン記録:臨時記号


音符
*レッスン記録:音符の長さを憶えよう
  *子供の絵、母の悩み
  *レッスンと色

*レッスン記録:十六分音符
*レッスン記録:床の五線
*レッスン記録:紙粘土
  *先生の真似

*付点音符を憶えよう
*レッスン記録:付点音符のサイズ


成長過程
*レッスン記録:記憶の拡張

*7ヶ月でカバレフスキー
*お庭レッスン

*レッスン記録:香りレッスン
*レッスン記録:ハーモニー体験


ヒント
*レッスン記録:お菓子パーティー
*レッスン記録:付箋を使う


リズム
*レッスン記録:リズム解き
*レッスン記録:食べ物カード
*レッスン記録:楽語とリズム


暗譜
*レッスン記録:はじめての暗譜
*レッスン記録:楽譜の道筋
  *1年間のレッスン記録


お指トレーニング
*レッスン記録:音階練習
*レッスン記録:指遣いのカリキュラム
*レッスン記録:音階と和音


幼児期の聴音
*レッスン記録:はじめての聴音
*レッスン記録:寒暖の和音


アウフタクト
*レッスン記録:アウフタクトの導入
*レッスン記録:アウフタクト実践例
  *レッスンこぼれ話:ピンクのうさぎ
*レッスン記録:なめこぐま
*レッスン記録:はじめてのバラード
*レッスン記録:ぬるぬる


お箱遊び
*レッスン記録:雪のパーツ遊び
*レッスン記録:お箱遊び
*レッスン記録:異名同音
*レッスン記録:異名同音 'として'
*レッスン記録:お箱卒業の日


画集遊び
*レッスン記録:画集遊び
*レッスン記録:ポムポム・キュビズム
*レッスン記録:ダリに参加する
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藍色の日

August 08, 2017

暑さの只中でレッドクローバーがすっくと高い身丈で咲いてた。
割合暑さに弱い品種なのにえらいなあ。


どくだみにクローバー、いつ何どきも涼しげな顔をした強い植物が大好き。


台風の雨に降り籠められた月曜は
運良く病院がない日だった。


ひどい湿度も手伝ってか体調が悪くて穴で休んでた。

首を上げるのが酷く重く、その感覚を色で表すと濃い灰色のすじが入った藍色だとか、音で表すとチェロでfa-fa♯を曖昧に行ったり来たりする感じだとか考えた。

加減が悪い日に気持ちの悪さが去るまで、混沌を受け入れる遊び方。体調の波を重ねられる何かを探す。

混沌があって、よじれてて、楽しくて、すこし物哀しくて、不自由な形に折れ曲がったものが自由への舵になる風な作品が好き。


くっきーさんのザ・ワールドチャネリング "ソドム団長とゴモラ人間" も其んな風に楽しいのだ。鈴木清順監督作品を連想したり、コクトーの平調曲を重ねたりした。

以前はあまり理解してなかったコクトーがこの頃すごく好き。コクトー詩って映像的に受け止めると文字の印象と違う面白さがあって良いなぁって比べ楽しんでます。


此んな詩も・・・


  たよりない伴侶(つれあい)、死人のたぐい、
    どこの廊下の
  どこの廊下の扉をあけて
    そなたは眠りに落ちるやら?

  そなたは留守になる、
    厳重に戸締りしたこの顔から抜け出して、
  縮毛(ちぢれげ)の頭一つが
    ここには残る置土産

             (堀口大學様訳)

相手の夢へと入ってゆくシーンを映像で浮かべ味わいながらページを繰った。

詩中のシーツは濃い灰色のすじが入った藍色で、
詩のBGMはfa-fa♯を行ったり来たりするチェロで、
なんて想像はまだ調子が悪い証。


■野爆くっきー様関連記事
*くっきーさんとサティ
?僕が見てるちゃいちい小鳥
?僕が見たボンジュール



ピアノ室の窓

July 24, 2017

出窓に違和感を感じられるでしょう?
カーテンが外側にありますものね。


此の窓は重層になってるの。ピアノ室から音漏れを防ぐのに外側の二重窓だけでは心もとなく、幅のある空気層を確保した内側にもガラスを嵌めてるのでした。

窓ガラス同士の層の間に引いてるカーテンなんです。汚れないし遮音にも多少は役立つよう。


幾十年このお部屋で過ごして、窓に慣れてしまってるけど
お初に入られる方は、ん? ってなってらっしゃるかも。


これはこれで、何となく絵みたいな印象で好きなのです。

2枚目は大きいコンソール代りのテーブルに、レッスンで使うものなんかを並べてるコーナー。


海外からのお手紙や、読みかけの本や、


使ってる物や
使おうと思ってる物や

あまり捉われず身近な好きな物をサクサクッと置いてます。
だからすごくよく変化するコーナーなのです。

生徒ちゃん用のフランスのリズム教材が今日の譜面台のご飯。
譜面台はお皿ですから、楽譜はご飯なんです。


昨日より体調が少し良いみたい。
上がったりドーンと下がったり振り回され気味だから、少しでも体調が良い時間を楽しみます。ピアノを弾こう! 弾こう弾こう♪



グラスのマカロン

July 22, 2017

身体つらいなぁ・・・


今時期は健康体の人でも室内外の温度変化や湿度で体調を崩しがちだから、どこまでが病気のせいでどこからが気候のせいかは何だか不明。気候のせいだけであれば良いのにナ。

エスコヤマさんのお菓子が頻繁に飛び交う時、兵庫県民で良かった~って思う。


昨日ちょっとしたことのお礼に小山ロールとマカロンを頂いた。

どんな盛り方にしようかな?

大きなグラスに入れてみた。
結構可愛いかも・・・


マカロンの色によってはロゴがないほうが似合うかもですね。

お箱もしばらくの間だけ楽しみます♪


湿気を吸いやすい紙箱はあまり置かないほうが良いけれど、一季だけ此うして愛でることにしてる。

ご馳走様でした。



四十九日

July 21, 2017

体調がちょっと良くない数日。昨日からダウンしてました。
週末は病院もないから良かった~


しんちゃんの四十九日の前に届くようお酒を注文してた。
お中元シーズンで混み合うから日に余裕をもたせて選んだ。

フランスで一緒に飲んだのはほぼワインだった。しんちゃんはサンテミリオンを手に取ることが多かった。そして友人たちと一緒に招いてくれるテーブルにあるのはいつもしんちゃんお手製のお料理だった。


だから四十九日の集まりにはサンテミリオンを幾つかお届けしようか迷ったけれど、家族を大事にするしんちゃんが自分のために集まってくれた日本の親族のために選ぶとしたら・・・って想像して、日本酒セットに決めた。


気持ちだけだったのにお返しをいただいて恐縮してしまった。

包みの中に入ってたお手紙はまるで、マメで優しいしんちゃんのお手紙のようで・・・嬉しくて寂しくて泣き笑いした。


*友達
  *気持ちが折れる
  *友達の夢
  *旅立ち
  *哀悼



クレイユのリヴリエ?

June 19, 2017

クレイユのパールレリーフのオクトゴナル。
何度か食卓写真で登場してきた器です。


元はサラディエなのかな? ちょっと判りません。拙宅ではレギュミエになったりパスタが入ったり色々に使ってた。

この頃出番が少なくって可哀想だからピアノ室に連れてきた。


今また嵌ってるレオン・ポール・ファルグなどを入れてます。
その日の本を入れる食器でリヴリエ(livrier)って呼ぶのはどうかしらね・・・?

グラス型のキャラフもピアノ室へ・・・


昨年に頂いてから

  *フランス南部のデキャンタ

主にティールームでヴァーズとして使ってた。

昨日何となくフランスアンティークのカードを入れてみました。


小さい子のレッスンで使う音符カードです。
しばらく此うして楽しんでみましょうか。



アイボリーのリネン

May 15, 2017

大分しんどい日。
元々の症状とお薬の副作用の切り分けが難しい。


悩んでもしょうがないから今日身に起きてることをやり過ごし、通り過ぎたら次の波をやり過ごし、できるだけシンプルに考えてその時その時をクリアしていくしかないなと思う。

横になってるとチャイムが鳴った。透けるようなリネン刺繍のファブリックをいただいた。


アイボリー大好き。何処に敷こうかなって見渡して
お玄関たたきのテーブル布を洗い替えることにした。


沓脱ぎ部分にテーブルがあって、靴を履いたまま手が伸ばせる所に置きたい小物など乗せてるのです。

ガラスや艶のある陶器など光を集めて反射する物も少し。


新しいリネンが1枚加わるだけで空間が爽やかになるものですね。


日々体調が変わる。
1日の中でもコロコロ変わって、ついてゆくのは難しいけど
例えば今日はリネンを綺麗ねって思えた。例えば昨日は力が入らない時にひとりで起き上がれる身体のひねり方を発見した。
そんな単純な事柄にスポットを当てると楽に考えられるようになる。


*微風

*病状経過
  *通院治療前・・・
  *FBのお庭の扉
  *入院前とメッセージ

*ピアノを弾いた日(1)
  *ピアノを弾いた日(2)
  *2017年5月3日

 *出戻りです
  ?僕が聞いたポッキリ

*学生ホール
  *動物広場
  ?僕が聞いた楽しいコト

*回診用メモ
  ?僕が見た回診ごっこ

*降格
  *2度目の冒険

*フラット
  *与えられた中で
  *慣れないこと
  *今の日常
  ?僕が思うヘアケア
  *それぞれの目標

*ベッド周り
  *ピンク・ピンク
  *病室の天井
  *合わせ目

*怪我の功名
  *伸びとビーズバンド

*涙が拭けたら
  ?僕と回復とスカウサギ

*プーランクで麻酔
  ?僕が知ってる麻酔のオチ

*こんなお出かけ
  *ヴルスト先生

*結婚したい
  *ずっとご飯を作りたい
  ?僕が聞いた踵のお話

*幸福 -- 重なり
  *幸福 -- 家庭

*院内生活
  *すみません
  *オペカン
  *"綺麗ですね"

*長いひと月

*病人と香り
  *2人の看護師さん

*アッパーシェルフ
  *動物と人間と不安
  *MRIのイメージング
  *出張

*お食事のこと
  *セルクル・ド・ブフ
  *あり合わせシノワーズとお掃除跡
  *ボルドレーズ
  *ピールサラダ

*コーナーアングル
*居場所

*強弱
  *内視鏡の苦痛と歌
  *意識が戻って

*Macへ行こう(19)未来を買う

*歩く
  *カプチーノ

*アンサンブルをありがとう
  *いったん最後のコンサート

*生きたい理由
  *死にたくない理由
  *今日の続き

*病者の秘跡
  *病者の塗油
  *ブルーシェルフ
  *祈る朝に
  *イースターうさぎ

*諦めずに
  *過去の肺炎

*病気
  *夫が怖かった
  *病気が判った日
  *お祈りを感謝します



クリスマスローズと本

May 12, 2017

クリスマスローズ・リビダスが可憐な首元を見せてる。


病院へ出かける前に、お庭に咲き残ってた大好きなクリスマスローズをたくさん摘んで活けました。

背景に写るのはカトリックのお祈りの書。
神父様にいただいて、丁度な大きさのアンティークカバーをかけたのでした。


お尋ね事にお答えしますね。


認識のお話で引用したのはゲオルグ・ジンメル著 "カントとゲエテ" という本で

  *われらのうちの

額縁についての引用のほうは、同著者による "芸術哲学" って著書でした。

  *合わせ目


題名を書き漏らしててごめんなさい。同じ著者だから混乱しますよネ。


"芸術哲学" はまだ読み切ってません。
今朝も病院で開いてます。



合わせ目

May 07, 2017

3月にスワンちゃんから頂いた可愛~いヌガー
お箱がとっても好みだったから病室から持ち帰りました。


スワンちゃんが選んでくれるベルエポック風のお品、好きだな~

以前、良き時代のフランスの石鹸会社のロゴが入った復刻版らしき小さなカードを、そっとお手紙に入れてくれたのもスワンちゃんでした。


カードに合うからと並べてたミニボトル。去年の写真です。
匂いは苦手なタイプでも姿が愛らしいからと、病気になるまでは一緒においてました。

少しの匂いにつわりのようになる病中は、傍に香水ボトルがあるだけで怖くて無理。その代わり

匂いがなくて視覚を喜ばせてくれるモノで楽しみます。


パティスリーのお菓子箱も駄菓子のお箱も隔てなく、好きなトーンのを並べたりして。繋がった絵のようになると楽しい。

そうそうドイツの哲学者ゲオルグ・ジンメルが額縁について書いてるのを読みました。

《額縁の特性は、こうした絵の内的統一を助けてそれを知覚化するものとしてあらわれる。縁の合わせ目のように、一見偶然的なものからはじまって、視線はこれらの接合線に沿いながら内部へと滑ってゆく、そして眼が、これらの合わせ目を、その観念上の交点に向かって延長してゆくことによって、絵とその中心との関係は、あらゆる側面から強調される。》

             (斎藤栄治様訳)


此んな文のあと、額縁が存在することの均衡や機能が興味深いまとめ方で短く語られるの。


テーブルやシェルフの上など小さいスペースを額縁の中のように見立てて飾るのが大好きな者にとって、額縁と作品との関係を哲学するお書き物は面白かったのでした。
 
私もガラス器のクリスマスローズの合わせ目を鑑賞しながら。

闘病だけのゴールデンウイークが終わろうとしてる。


*微風

*病状経過
  *通院治療前・・・
  *FBのお庭の扉
  *入院前とメッセージ

*ピアノを弾いた日(1)
  *ピアノを弾いた日(2)
  *2017年5月3日

 *出戻りです
  ?僕が聞いたポッキリ

*学生ホール
  *動物広場
  ?僕が聞いた楽しいコト

*回診用メモ
  ?僕が見た回診ごっこ

*降格
  *2度目の冒険

*フラット
  *与えられた中で
  *慣れないこと
  *今の日常
  *僕が思うヘアケア

*ベッド周り
  *ピンク・ピンク
  *病室の天井

*怪我の功名
  *伸びとビーズバンド

*涙が拭けたら
  ?僕と回復とスカウサギ

*プーランクで麻酔
  ?僕が知ってる麻酔のオチ

*こんなお出かけ
  *ヴルスト先生

*結婚したい
  *ずっとご飯を作りたい
  ?僕が聞いた踵のお話

*幸福 -- 重なり
  *幸福 -- 家庭

*院内生活
  *すみません
  *オペカン
  *"綺麗ですね"

*長いひと月

*病人と香り
  *2人の看護師さん

*アッパーシェルフ
  *動物と人間と不安
  *MRIのイメージング
  *出張

*お食事のこと
  *セルクル・ド・ブフ
  *あり合わせシノワーズとお掃除跡
  *ボルドレーズ
  *ピールサラダ

*コーナーアングル
*居場所

*強弱
  *内視鏡の苦痛と歌
  *意識が戻って

*Macへ行こう(19)未来を買う

*歩く
  *カプチーノ

*アンサンブルをありがとう
  *いったん最後のコンサート

*生きたい理由
  *死にたくない理由
  *今日の続き

*病者の秘跡
  *病者の塗油
  *ブルーシェルフ
  *祈る朝に
  *イースターうさぎ

*諦めずに
  *過去の肺炎

*病気
  *夫が怖かった
  *病気が判った日
  *お祈りを感謝します



われらのうちの

May 04, 2017

咲き残ってたクリスマスローズをカットして家内へ取り込んだ。
程よいサイズのヴァーズが足りなくなって古いピシェも動員。


リビングルームの窓を大きく開けて椅子の背に深く凭れ、本を開いた。

以前、音楽の楽しいやり取りをさせて頂いた方が久しぶりにメールをくださって、音楽をちゃんとお勉強したことがないと書かれてた。

ゲオルグ・ジムメル著 "カントとゲエテ" の1節をお返事としたくなってページを繰った。


《ゲエテは主觀と客觀との對立の下に手を延ばし、兩者の認識關係を兩者の本質の等しいことの上にもとづけてゐる。


これはその原始的形式に於いては既にエムペドクレースのなしたところである。エムペドクレースは敎へた、總ての事物の要素がわれら自身のうちにあつてこそわれらは事物を認識することができる、

  水は水によつて、火はわれらのうちの火によつて、
  自然に於ける爭鬪はわれらに於ける爭鬪によつて、
  愛は愛によつて、と。

眼が太陽を形づくりそしてそれゆゑに太陽を認識し得るのではない》

             (谷川徹三様訳)


  音楽を愛する方のうちにある音楽によって
  音楽を認識する豊かな形を、どうぞ誇ってくださいね。



レッスン記録:お水に映る

April 18, 2017

CDケース! すごいすごい!


ダリの画集遊びの最後の日、興奮して叫んでしまいました。

生徒ちゃん自ら初めての発想と試みを見せてくれたから。

  お水に映る家々が絵の中に描かれてる。

  生徒ちゃんはお水の表面にCDケースを置いて、
  丘の家々を映してくれたんです。

先生こうやったらお水みたいに映るよって小さな手で。

家並はお水の中に描かれてるような薄い色で姿を現しました。
手前側の反映がピアノ室の窓なので、下が透けて見えてるのじゃなくてちゃんと映ってるの。素敵な発想・・・


なんてロマンチックなんでしょう。


この男の子が大きくなったら女子をキュンキュンさせちゃう青年になって、さぞかしモテるんじゃないかしらってふと思いました(笑)

先生はもうキュンとさせられましたもの。


■お教室関連リンク

初期
*レッスン記録:音符イチゴ
*レッスン前の時間
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*レッスン記録:感じがする



結婚したい

February 22, 2017

ひと月先のことが決められないって、心理的にも不安定な部分があるものなんですね。


でも健康な人だって明日はわからないのだから、数十日先が見えないくらいで不安になるのは本当はロジックじゃない。

今まで、明日がくるだろうって根拠のない思い込みに頼ってきたのを実感してます。


健康を奪われたのじゃなくて、病気じゃなければ明日があるって思い込みを考え直す機会を与えられたんだと思う。とっても大切な機会だった。

**


  明日が不確かならどうしたい? 何がしたい? って
  考えるともなくイメージしたら
  答はすぐ浮かんだ。"夫と結婚したい" でした。


神様の前で誓って、結びつきに認証がされて、聖歌に洗われて、


交感しながら離れず生きていきたい気持ちをお祈りに託した、
教会でのあの神聖な時が日々に繋がっていくのが結婚だった。


何がしたいか言ってご覧? ってよく聞いてくれる夫にLineした。
"伸也さんと結婚したい。"

一番大事なものとの繋がりを求める想いがこんな言葉になった。

夫は、もうしてるじゃない? ナンテ言わなかった。
'結婚しよう。毎日結婚しようね。' ってお返事がきた。


嬉しかった。


不安定な雲に覆われた見えない明日が、少し姿を現したみたいな気持ちになって涙が出た。

結婚って夫が言う通り、気持ちの上では毎日できるのかも。
今日も愛してるって自分の気持ちを感じて、昨日を今日に、今日を明日に繋いで

婚姻届から年月が経っても今日もやっぱりこの配偶者と結婚したいって思う結婚。毎日結婚しようって言われたら泣いちゃうような嬉しい事。

  できて良かったな。
  今日もしたいな。

ひと月先の予定は決められないけれど、元気で居られたら夫と結婚したいな。



影の像

February 13, 2017

ザクロを絞ってジュースにした。
赤い飲み物は元気が出る感じがする。


シジュウカラちゃんに頂いたグラスは、濃い色のドリンクを注ぐと表面の装飾がテーブルに影をつくる。綺麗だなあと思う。

壁の下の方には、テーブルクロスが影を作ってる。
お部屋の中に綺麗な小さい影を見つけると嬉しくなる。


映し出された影に、実像とは別の物語があるようで
影の語りを聴きたくなる。

フォーレ然りドビュッシー然り、フランス音楽の鏡映は化学や数学の厳密な鏡像と異なってる。映された時から、或いは覗き込んだ時から独自の物語を鏡像が語り出すようで・・・ テーブルや壁を見るだけで鏡映の世界を成す音楽が幾つも頭をよぎる。

弾いてみたい曲がたくさん。



強弱

January 25, 2017

大好きなフランスアンティークの黒いポォ。
自宅で写した最近の写真。


ちょっと風に当たれば発熱し
ちょっと転べば骨折し
本当にどうしようもなかった。

血圧は治療を要し
内臓は虚弱で
大病を重ねた。

骨・関節が脆く
挙句に骨髄の病気にもなった。


頑丈な大男さんからご覧になれば
ふと何かに引っ掛かっただけで靭帯が切れたり
疲労時に小走りになった途端に倒れたりは
どうなってるんだ?って信じられないことなのでしょう。

  みんな上手くできてるのかも・・・って思う。


雄健な身体の男性も


傷つく言葉にへこたれたり
お人の噂を気に病んだり
余命にビクビクしたり
何の神仏に願おうかブレたり
技能が足りない自分に挫けたり
挑戦が怖くて心が萎えたり

ナンテ事はおありかもしれない。

強い体のお人が、弱過ぎる体を不思議に思うのと同じで
私は其んな風に折れ易い心を不思議に思うところがある。

上手くしたものだって思う。
私たちはみんな、身体か気持ちかどちらかが強ければ何とかなるように出来てるのかもしれないですヨ。


血が苦手な人の皮膚は厚くできてたり
病弱な人の心は落胆し難くできてたり


もしかしたら、どちらかは弱くてもいいのじゃあないかな?
両方強くなくてもいいんじゃあない?

**


今朝の投稿はお友達へのメッセージなんです。

お友達が病気に気を遣って、心を推し量って、
頑張ってほしいけど言っちゃいけないかもって自粛して
だけど何か話したくて、どんな言葉も相応しくないと悩んで
最終は何のメッセージかわかんなくなってるのが一杯来るヨ(笑)

それも有り難いし面白いけれど私の場合は気を遣う必要はない。
人の言葉が負担になったり、励ましをしんどいと思ったりなんてある筈ないから、いくらでも頑張れって言ってやって頂戴ナ。


生死に関わるような内容とは違う部分で '頑張らないで' をディスった記事で

  人は伸びることができるけれど
    人生の時間は延ばせないから

  人の可能性には限りがなく
    人の命には限りがあるから

って訴えた。

  *頑張って! と言われることは

まあ毎度いろいろディスり過ぎですね。
でも考えは変わらない。
負担に感じられるかたには言っちゃだめだけど
私は頑張れの言葉、いつでもウエルカムです。



死にたくない理由

January 23, 2017

診察がない週末をおうちで静かに過ごした。
お庭に出て薔薇をちょっと摘んだ。


小さな茎をつまんだまま軽い気配に振り向いた。
2匹の象が肩のすぐ近くでホバリングしてた。

  これがうちに来る象で、
  こちらが家内に住んでるマンモスです。

よく慣れて可愛い仕草でご飯を催促に来てくれる。
象のご飯をテラスに置いてお部屋内に入った。


病気の重さの割に全く騒いでもいないのは
諦めてるからじゃあないんです。


もしまだ私が神様に用いられる働きができる可能性があるなら
生かされるでしょうって、深いところで信じてるからかな。

そして生きたい理由が明確にあって

  *生きたい理由

音楽を誰かに還したい・繋げたい気持ちは
何かの方法で形にさせてもらえる気がするのだ。

病の状態に鑑みれば楽観的過ぎるかもしれない。
今はそれでいい。


生きたい理由ははっきりあるけれど、
死にたくない理由はなかった。


幾十年来、望んできた形でした。

生きたい理由によって生きる人間になりたかった。
死にたくない理由から生きる人間で居たくなかった。

どなたかと議論したり擦り合わせたりするのは無意味な種類のことだから口に出したこともない。ただ自分の中でずっとそう決めてた。


どちらの生のあり方を選んで生きるにしても
大抵は一方の考え方の人生しか体験できなくて・・・


'一方' とは、生きたいから生きるか・死にたくないから生きるかじゃあない。

採択しようとするのか、もとより選分の必要を感じず生きるか、という問そのものとしてだと思う。

  自分の場合は採択を必要と感じ、
  生きる理由を至要と考え、
  死にたくない理由には注視しなかった。

  ところがここにきて1つ変化した。


数年前お師匠様をお見送りして涙が枯れるまで泣いた。


悲しいけれど教えを受けた者が師を送り、教えを繋ぐことを誓うのは自然な形だった。反対に生徒が先に逝くのはいかにも宜しくないだろう。

病気がわかってからイクラ先生はじめ恩師達のお顔がいつも浮かんで、ずっと心に掛かってる。毎日ブログを見てはどれほど気を揉んでくださってるだろうと申し訳なくてたまらない。

教師にとって出来の悪い教え子を受け持つのは少しも不幸じゃあないけれど、教え子を見送るのは間違いなく不幸だ。
恩師より先に死んではいけないと切実に思う気持ちが、死にたくない理由になりました。

42年前に聞いて以来まだ憶えてる今日の日にち・・・イクラ先生のお誕生日に。きっと元気になるねってお約束したいよ。


*病気が判った日
*歩く
*アンサンブルをありがとう
*生きたい理由
*病者の秘跡
*諦めずに
*夫が怖かった
*病気



お友達のお世話になってます(3)

January 12, 2017

い~い香り♪ オーストリアのエルダーフラワーのシロップです。


和名は西洋ニワトコっていうんですネ。このシロップとの出会いはパンダの里ちゃんとハクセキレイ君が買ってくれたところからでした。

3人で・・・じゃなかったかな? 彰タンも居たかも・・・
酔っ払ってた日で誰と一緒だったかあんまり憶えてない(笑)

数人でショートドリンクを飲んでて、とても良い香りがすっかり気に入ったのでした。お会計の時2人のプレゼントとして頂いた。

大好きになって、来る人来る人のお飲み物に入れて勧めてたらすぐ空っぽに。


2本目のシロップを買い足しに行った頃にカケスちゃんも拙宅に寄ってくれてお味見してもらった。一口飲んだカケスちゃんが "これオカメインコちゃんが好きそう! " って言った。

はいはい、じゃあオカメインコちゃんにプレゼントしましょうと3本目はネット注文。頂いて嬉しかった物を私も誰かに上げたくなったのでした。


生徒ちゃんが贈ってくれたエスコヤマさんのチョコレートにもエルダーフラワーとカシスの組み合わせがあって・・・


  *ギフトはストレスフリーで


知人の間でぐるぐる回ったエルダーブーム。
ネズミ講? いえいえエルダー香です。


*お友達のお世話になってます(1)
*お友達のお世話になってます(2)



合わせ前のお稽古

January 08, 2017

暖い日だった。
陽を浴びるテーブルのガラス皿にお庭のマムを取り込んだ。


夜7時頃になるとおうちで合わせをしてた数日間でした。

ロップイヤーうさぎちゃん&ゴシキノジコちゃんと音出しをする日までに、"ラシーヌによる雅歌" の外枠を整えておく必要があるなって思った。

原譜は鍵盤+4声で作られてる。
上4パートを3声に振り分ける作業は12月中に済ませたが
2管+声になるから各パートの音の性質が異なる。そのため音出しをしてみないと判断できないところもある。


2パートが加わる響きをシミュレイションしながらおよその曲の流れを作っておき、4人の合わせをスムーズに運ぶのが私の宿題だと思う。


Pf.&Fg.だけで合わせながら後に加わるパートを頭での中で聞いて何度か通してみた。

ゴシキノジコちゃんは透明度が高い声。ロップイヤーちゃんは重厚感のある音。合わさった具合をイメージするのが楽しい。各楽器の特徴を考えながら宿題に取り組もうと思う。

いつもの如くに楽曲の理想形だけは早々と頭の中ででき上がった。其れにどんな方法で寄せてゆくかが課題。


■パリの風 第21回プログラム

     《第1部》

[愛と死]グラナドス
  *眠る物たち
  *愛と死

[アデュー] メンデルスゾーンOp.85-No.2
  *寝具
  *アデュー

[失われた幻影]メンデルスゾーンOp.67-No.2
  *失われた幻影

[葬送行進曲]メンデルスゾーンOp.62-No.3
  *葬送行進曲

[月の光]ドビュッシー
  *レッスン記録:月の光
  *慈しみの月光
  *レトロなワンピース
    *断捨離中です
    *断捨離後の収納
  *物とお別れ
    *赤い辞書
  *アーチの影
  *ムービーの事故

[西風が見たもの]ドビュッシー
  *古いノート
  *西風の2度
  *西風が見たもの
  *行き止まり

[スケッチ帳より]ドビュッシー
  *手紙
  *くたっとした布たち
  *あの時
  *スカートのレース
  *スケッチ帳の大過去
  *スケッチ帳

[火祭りの踊り]ファリャ
  *火祭り

     《第2部》

[旅への誘い]デュパルク
  *旅への誘い
  *早い朝の呟き
  *歌わない歌

[波と鐘]デュパルク
  *未解決

[ラシーヌによる雅歌]フォーレOp.11
  *フォーレとナポレオン3とラシーヌ
  *"ラシーヌによる雅歌" 落合訳
    ?僕が見た餃子屋さん

[牢獄]フォーレOp.83-1
  *ヴェルレーヌ "牢獄"
  *"牢獄" 落合訳
  *牢獄のポプラ
  *窓とお馬鹿さん記
  *簡素で静かな
  *背信
  *牢獄と鐘の音

  *ロップイヤーうさぎちゃんと入口
  *トリドリさんでデート

[背光の聖女]フォーレOp.61-1
  *優しき歌の難しさ
  *"背光に包まれし聖女" 落合訳
  *聖女と塔
  *式部とヴェルレーヌ
  *少女のチャーム
  *カロリングの名

  *寂しくないのは・・・
  *再び打合わせデート
  *カヴァをはさんで
  *新年、歌の蒸し返しと抱負
  *YouTubeいろいろ  

[古寂びた修道院にて]フォーレOp.2-1
  *僧院の廃墟にて
  *
  *2016年8月のおうち避暑
  *今日会えること
  *"古寂びた修道院にて" 落合訳
    *ユゴーxフォーレ
    *フォーレの改訂や単語など
    *フォーレと翼廊
    *回廊
    *軽やかさ
    *訳のやり直し



YouTubeいろいろ

January 03, 2017

お年賀状をチャッチャと書いちゃう割には、見るのが億劫で30日から2日までおうちのポストを覗いてなかった。


たまに郵便受けをオフライン・アカウントにしちゃうんです。

数日ぶりにポストを開くとオカメインコちゃんが可愛い香りグッズをポスティングしてくれてました。

お便りに '来年も' って書いてある・・・去年入れてくれたのネ!
ごめ~ん今見たヨ。ありがとぉ♪


時々YouTubeを貼ってるのを、1等好きな演奏なの? って聞かれることがあるけれど殆どがそうでもない。


前に貼ったスゼーの場合はピアニストさんがとても素敵だったから。ピアノ弾きの性で折角良い歌を見つけても伴奏がピンとこないのは選ばなかったりする。

録音が聞きづらいと外したり・・・どちらかというと消去法で残ったって場合が多いですよ。

  でもP.ジャルスキーはすごく好きで貼りました。
  此んなインタビュー動画もとっても面白い!





元々は、ベルカントを聴くのを敬遠してカウンターテナーに走ったのが最初でした。

この発声が正しい・この声でなければと限定された結果、ある時から上手ければ上手いほど皆同じような声に聞こえる・・・って感じるようになった。その現象は不健全に思えた。

同じような声が並ぶと声の完成度の優劣ばかりが耳につき、音楽として受け取るのが難しくさえなった。似てるからすぐ倦きもした。

  生きた個性を持つ声を聞きたいと思った。

ベルカントたるもの此うじゃなければなりませんって枷に嵌められてない歌手が、声のためでなく楽曲のために歌う歌を聞きたかった。


女声音域を聞きたい時、発声の縛りがない女性歌手を見つけるよりもカウンターテナーのお気に入りを探すほうが早かったのが入り口でした。





世界中でCDが買えるほどに活躍されてる層は別として、

考えてみればカウンターテナーが少数であっても、発声の縛りに翻弄されたことがない女性歌手さんは同じくらい少数かもしれないとも思う。
翻弄された先に道を見出せる人はいいけれど混迷のまま音楽の標べを失う悲しい例を目にした。その度に歌世界がわからなくなった。

音楽の条件は声の絶対条件だとでもいうのだろうか? が最大の疑問になり、特定の歌世界を倦厭することになってしまった。

お陰で好きな系統の歌声を自覚することもできた。
楽曲がもつテンションとは異質の、競うような感触が入り込まない声が聞きたいと常々思ってる。


*歌わない歌
*カヴァをはさんで
*新年、歌の蒸し返しと抱負




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